今回は紅魔館と霧の湖に住んでるチルノや⑨インテットメンバーの相棒であるミラーモンスター達の日常です
ちなみにミラーモンスター達は全員過去の記憶というか龍騎本編やそれの劇場版などのパラレルワールドでの記憶を受け継いでおりますから自分達の契約者だった者達のことも知っています
ちなみにパチュリーと小悪魔は唯一紅魔館でミラーモンスターと契約していないので出番はありません
パチュリー、小悪魔「「!?」」
それでは本編です、どうぞ!
吸血鬼であるレミリアが主の紅魔館、そこの従者である十六夜 咲夜の朝は早い
AM 5:00に起床しいつものメイド服に着替え身嗜みを一瞬で整える
そして隣の部屋でまだグースカと寝ている茶髪のボサボサ髪にしているイケメン、彼女の相棒であるサイコローグことサイを叩き起こすのが彼女の朝の日課となっている
「ほらいつまで寝てるのよ。とっとと起きなさい」
「ふげっ!?」
咲夜はノックもせずにサイの部屋に入るとサイを蹴り飛ばしサイはベッドから落ちて顔から床にダイブしてしまう
「いつつ…相変わらず荒っぽいなあ、もうちょい優しく起こせねえのかよ」
「ちゃんと決められた時刻通りに起きないあんたが悪いのよ。こんな風に起こされたくなければちゃんと時刻通りに起きなさい」
「へいへい、わかりましたよ。それじゃあ着替えるから部屋から出てってくれよ」
「もし二度寝してたら…わかってるわね?」
「怖え怖え、大丈夫だしねーよ。数十秒で済ませる」
そう言われて咲夜は部屋の外で待っていると40秒ほどで着崩した執事服に着替えたサイが出てくる
「準備できたわね?それじゃさっさと行くわよ」
「へいへい、了解ですよ」
2人は掃除道具を片手に廊下や内装を約2時間ほど掃除すると次は妖精メイド達がきちんと朝食の支度をしているか確認しに行く、まあ今まで一度もきちんと支度がされていたことは無いので実質咲夜が朝食の準備に取りかかるのと変わらないが
「はあ、わかってはいるけど頭が痛くなるわね。毎日のこの光景は」
案の定支度はまったく出来ておらず妖精メイド達はつまみ食いやおしゃべりをしていてその光景に咲夜はもはや1日に必ず一回は吐いてるであろうため息を吐く
「俺以上に学習しないよなぁ、この館の妖精達って…」
「これはもう朝の掃除をこの子達にやらせて最初から私が朝食の準備をすればいいのかしらね」
「いや、それはそれで面倒を起こしそうだからやめた方がいいと思うぜ」
俺は面倒ごとは嫌だぜ、とサイは言うと妖精メイド達を注意し場所をあけさせる
「それもそうね。それにドジをして周りを汚してないだけマシだと考えた方がいいわね」
「そういうこった、何事もポジティブに考えた方がいいぜー」
2人はそう言葉を交わしながら食事を作っていきその様子を妖精メイド達は再びおしゃべりを始める
「やっぱりあの2人ってなんだかんだで仲良いよね」
「そーそー、なんてゆうか委員長とちょっと態度の悪い幼馴染って感じ?」
「あ、なんかわかる気がするー」
「「お前ら(あなた達)馬鹿なこと言ってないで仕事しろ(しなさい)!!」」
所変わって紅魔館 門前
ここではいつものごとく居眠りをしている美鈴とそれを呆れた目で見ている紅い長髪のつり目のイケメン、ドラグレッダーの擬人体であるレッダーが門番をしていた
「zzz…」
「……俺の主になる奴はどうしてこう抜けてるところがある奴ばっかなんだ」
1人ため息を吐く彼も中々主に苦労する運命にいるようだ
そして紅魔館の近く、霧の湖周辺
そろそろ昼近くなる時刻、霧の湖の岸辺ではチルノ、大妖精、ルーミア、リグル、ミスティアの5人が仲良く遊びそれをチルノと大妖精の相棒である銀色の短髪で目つきが鋭い男、デストワイルダーことデストと金髪ロングの優しそうな顔立ちの女性、ゴルトフェニックスことフェニとゼクター達が微笑ましそうに見ている
「やっぱりこういうのどかな日もいいものですね」
「ああ、昔はずっと殺るか殺られるかで休める時などほぼ無かったからな」
「そうですよね、しかも私なんて主をコロコロ変えられてその全員が操り人形でしたし」
「俺も昔の主は自分の大切な奴から殺していったヤンデレだったからな、いつ俺まで殺られるか気が気じゃなかったぜ…。まあ、戦いとは関係ないところでコロっと逝っちまったがよ」
「お互い今はちゃんとした主でよかったですね」
「ああ、本当にな」
2人は再びチルノ達に目を向ける、純真な彼女達は今まで闇ばかり見ていた2人には眩しく見えていた
PM 5:00、レミリアやフランが活動し始める時刻である
レミリアの部屋では黒い長髪の切れ長の目をした女性が咲夜や妖精メイド達とは違う黒いメイド服姿でレミリアの身の回りの世話をしていた
「おはようございます、レミリア様。こちらが本日のお召し物です」
「おはよう、ウィン。今日は予定は特に無い筈よね?」
彼女はレミリアの相棒であるダークウイングことウィン、今はレミリアのお付きのみを仕事にしているがこの役職を手に入れる為に咲夜ととんでもないキャット、いやタイガーファイトをしていたのだ。ちなみにその時咲夜が血涙を流していたのは言うまでもない
「ええ、本日のご予定は特にはありません。あと2時間程で夕食が出来ますのでそれまでどうなさいますか?」
「そうね、パチェのところで本でも読もうかしら。ところで最近妙な視線を感じる機会が増えた気がするのだけれど何か知らない?」
「…いえ特には」
(あの変態女まだやってたのね、これはまたHANASIAIが必要なようね…)
ウィンは目を細め咲夜への怒りを密かに燃え上がらせるがすぐに沈下させレミリアへ返答する
(レミリア様に心配をかけさせない為にもあの変態女ともレミリア様の前では争わないと決めたんだから!ここでボロを出したら絶対あの女ネチネチ言ってくるし。冷静、冷静になるのよ。以前みたいに主を亡くすのはもうたくさん、そのためにもレミリア様へ迷惑をかけたくない。昔の私はあの主に何度も迷惑をかけていたんだから…)
「どうしたのウィン?急に黙りこんで」
「あ、いえすみません。少し考え事を…」
考えにふけっていたウィンをレミリアは不思議そうに声をかけウィンは慌てて返事を返す
「そう、悩みがあるならいつでも言ってね。あなたもこの紅魔館の一員なんだから」
「はい、レミリア様」
メイドは1人思いを潜める、自分の主の幸せのため
PM8:00、夕食を食べ終え各々が自由に過ごす時間
フランは地下にある自分の部屋に繋がる遊び場という名の闘技場で自分のパートナーである3人と共にいた
ここは元はフランが閉じ込められていた時に拉致してきた人間を痛ぶっていた場所だが今では毎日のようにフランとパートナーである3人が模擬戦をしており、たまに他の紅魔館メンバーも混ざって一緒に訓練をするのだ
「それじゃあ今日は誰からやる?」
「俺は昨日最初だった」
フランの言葉に最初に答えたのは灰色のショートヘアの人懐っこそうな顔の青年、メタルゲラスことゲラス
「一昨日は私だったから今日はベノの番ね」
次に答えたのはピンクに近い赤色の髪をポニーテールにしている妖艶な雰囲気を醸し出す女性、エビルダイバーこと
エバー
「だな。お嬢、今日も手加減はしませんぜ?」
最後に答えたのは紫色のオールバックにした頬に十字の傷がある強面の男、ベノスネーカーことベノ
「もちろん!むしろ手加減なんてしたら楽しくないから怒るよ?」
「ふっ、さすがお嬢。それじゃあ始めましょうか」
「うん!変身!」
「来いや!ベノサーベル!」
フランはベノの言葉に頷くと王蛇に変身しベノは自分の尾を模した剣であるベノサーベルを出現させる
ちなみにここのミラーモンスター達は擬人体ならソードベントやガードベントなど装備系の物なら出現させて装備できるのである
『SWORD VENT』
「いくよ、ベノ」
「負けませんぜ、お嬢」
フランもベノサーベルを召喚し2人のベノサーベルが激突する
これが今の紅魔館とチルノ達の日常である、さて、次はどこを見ようか
おまけ
ミラーモンスター達に聞く今の生活での不満は?
サイ「あー、あんまねーけど強いて言うなら休みが欲しいってくらいかな」
レッダー「主の居眠り癖はどうにかならないのか…」
デスト「チルノの無計画さはどうもな…」
フェニ「もう少し私としては主に自己主張をして欲しいですね」
ウィン「あの変態女の変態行為をどうにかできないかしら」
ベノ「俺はお嬢についていけりゃあそれでいい」
エバー「私も今が楽しいから特に無いわね」
ゲラス「フランと一緒の生活は楽しーぞー」
こんな感じでこれから他のところも書いていきたいと思います
それでは次回もお楽しみに!