と、いうのは冗談で今回は書き忘れていたバイオグリーザの話を書きました。いやほんとごめんバイオグリーザ君
バイオ「とりあえずファイナルベント決めさせろ、話はそれからだ」
いや、ちょっと待て話し合おう。ごめん土下座でも何でもするから許し「駄目だね、許さん」はっ!?ぐぼぁっ!?
バイオ「これで少しはすっきりしたよ」
そ、それでは本編です…どう…ぞ…(ガク
迷いの竹林で永遠亭とは少し離れたところにひっそりと佇む小さな一軒家、ここでは今泉 影狼とその相棒であるバイオグリーザことバイオが自給自足の生活をしている
「おーい、バイオー、獲物がそっち行ったよー」
「りょーかいっと!」
そこから約500m程離れた場所で2人は本日の狩りの獲物の牡鹿を追っていた
「キャアァァ」
「そうら!」
「キャッ!?」
肩まで伸ばした黄緑色の髪のラスと同じくらいの姿の少年、バイオが自分の目を模したヨーヨー、バイオワインダーを牡鹿の首に巻きつけ絞め殺した
「いっちょあがりっと」
「これで数日は持ちそうだね。私がこいつの血抜きとかしとくからバイオは先に家で調理の準備しといてくれない?」
「えー、別にいいけどなんか注文ある?」
「んー、じゃあ洋食で!」
影狼はそう言うと牡鹿の体を担ぎ少し離れた場所にある血抜き専用の場所に行ってしまう。血抜きを家の近くでやると血の匂いに誘われた妖怪や獣が家を襲う可能性があるからだ
「しょーがない、やっとかないと後が怖いしとっととやっとくかな」
そう呟いたバイオは竹林内を歩いていき本日の献立を考えながら自宅への帰路を歩くのだった
4時間後
野菜やソースなどの添えつけ用以外の料理の準備を大体終えたバイオは1人、影狼の帰りを待ちながら椅子に座って数日前に人里の本屋で買った本を読んでいた
(ふーん、こういうトラップの仕掛け方もあるのか。これを応用すれば捕獲用の罠に出来るな。今度早速試してみようかな)
彼が読んでいるのは推理物だ、犯人が被害者を殺した仕掛けやからくり、それらを知り応用すればよりトリッキーに獲物を罠にはめることが出来る。それは狩猟、もとい生活の為でもあるが彼の元々の性格がいたずら好きなのも影響している。
彼は暇な時はよくてゐと新作の罠をはりその罠にかけるのが彼の趣味であり楽しみなのだ。因みに一番よく引っかかるのは鈴仙でその次に妹紅、たまに動物や野良妖怪も引っかかる。紀斗や永琳だと発動した瞬間に避けられたり壊されたり防がれたりと一度も罠にかかってはくれない(永琳の場合は発動した瞬間に紀斗が全て防いでいる)
「ただいまー、準備はできて…るみたいだね。それじゃメインディッシュは任せな!すぐ作るよ!」
本を読みながら次にはる罠を考えていると影狼が肩に解体した鹿肉を入れた袋を担いで帰ってきてすぐにキッチンで肉塊を2人分に切り残った分を袋に戻す
「それじゃこれは貯蔵庫の方に入れておくよ」
「ああ、よろしく!」
バイオは読んでいた本に栞を挟み閉じると肉の入った袋を担ぎ地下にある冷蔵庫の役目をしている貯蔵庫へ運んでいく
15分後
食欲を刺激する香ばしい匂いをさせるステーキがテーブルに置かれ先に作られていた野菜が皿を彩り更にそのステーキと野菜の上にバイオ特製の和風タレが豪快にかけられ更に香ばしい匂いがその強さを増す
2人はそのステーキを見ながら舌舐めずりをすると席について手を合わせる
「「いただきます」」
2人はそう言った瞬間肉にかぶりつき幸せそうな声をあげる
「ん〜❤︎やっぱり鹿肉のステーキは絶品だねー、バイオの特製タレで味も更に引き立ってるしもうサイコー❤︎」
「お褒めの言葉ありがとう、でもまだまだ紀斗さんには届いてないんだから素直に喜べないんだよな〜…」
「ま、あいつはガキの頃から料理してたみたいだしこればっかりは年季の差だね」
「はぁ、まだまだ追いつけそうにないなあ」
(戦闘も料理も…恋した女性の扱いも…)
バイオはため息を吐きながら切り分けた肉を食べるのだった
バイオグリーザは持ってるカード的にいたずら好きな子供というイメージでこうしました(ホールドベント=ヨーヨー、クリアーベント=かくれんぼ、コピーベント=真似っこ、ファイナルベント=プロレスというかキン肉マン?)
ミラーモンスター達に聞く今の生活に対する不満は?
バイオ「中々紀斗さんに色んな物で勝てないんだよ。一つくらいは勝ちたいんだけどなあ…」
書き直しももう終わったので今度こそ1.5部を書き始められます!
次回作もお楽しみに!