移動はまたもやサイドバッシャーを使ったが特に何も起こらなかったので省略
「ここが香霖堂か。お邪魔しまーす」
俺が特に何も考えないでドアを開けると
「あ!どくんだぜ!紀斗!」
「へ?」
ボン!
「ひでぶっ!?」
いきなり魔理沙の弾幕を食らい倒れそうになる
「いってぇな!何で室内で弾幕放ってんだよ!」
「いやー、悪い悪いちょっとイライラしてたから香霖堂のドアでも吹き飛ばそうかと思ってたんだが「ちょうど俺が入ってきて当たってしまったと」
魔理沙が少しだけ申し訳なさそうに 謝罪をしてきたので
「わかった、別に良いよ。もう済んだことだし」
「だけどこーりんはナズェ ミティルンディス!」
何故かこーりんは俺が魔理沙と話してる間じゅうずっと部屋の奥からこちらをずっと見ているのだ
「あはは、何故隠れているかは僕が魔理沙を怒らしてしまったし、君からも怒られそうだからって理由かな」
「まったく何やって魔理沙を怒らせたんだ?」
「実は…さっき魔理沙が来るまで僕は普通に店番をしていたんだ。そしたら魔理沙は来たとたんいきなりこのキノコを食えって明らかに怪しいキノコを差し出してきてきっぱり断ったんだけどしつこくてついキノコを払いのけたらああなってしまったんだよ」
「あー、ようするにこういうことか」
魔理沙キノコ持ってくる
↓
こーりんいらなくて払いのける
↓
魔理沙怒る
「まぁ、どっちもどっちだがそのキノコてのはどれだ?」
「これだぜ」
俺は絶句した
何故なら魔理沙の出したキノコは明らかに以前[ト○コ]に出てきた人面茸だったのだから
(いやいやいや、明らかにおかしいだろ!何でこんな物が実在してるんだ!しかもなんか少し笑ってるし!?怖すぎるわ!)
「いや、確かにこれはやめた方がいいと思うぞ」
「そうかー、しょうがねえこいつは霊夢にでもくれてくるぜ」
(霊夢、あれを食えるのか?)
「それじゃな!」
そう言って魔理沙は去っていった…キノコと共に
「そういえば、まだ自己紹介してなかったね。僕の名前は森近 霖之助。この香霖堂の店主さ」
「俺は海堂 紀斗、今朝の新聞を読んでれば大体わかるぜ」
「ああ、確か仮面ライダー?だったかい」
「ああ、それと今日は外界の金と換金してもらいに来たんだが」
「いいよ、幾らぐらいだい?」
「200万」
ぶー!!
こーりんが飲んでいたお茶を勢いよく吹き出した
「あっつ!?熱いじゃねーか!こーりん!こーりん?」
霖之助は金魚の様に口をパクパクさせ呆然としていた
「おーい。大丈夫かー?」
「ハッ!」
「そ、そそそその金額本当かい?だとしたら結構時間はかかるけど」
「あ、ああ別に構わないが」
「じゃあ暇潰しに店の商品でも見ててくれ。今準備してくる」
香霖堂の商品は結構適当に並べられているものが多かった
そしてその中にはピンク玉のエイリアンが乗っていた星だとか食えば能力を得るがカナヅチになる実だとか色々な物が無造作に置かれていた
「へー、色んなもんがあるなー」
(そういえば200万って結局どの位に換金出来んだろ?確かここの通貨は昔の日本の銭や貫のはず)
少年計算中…
(にっ、2百かんー!?やべえこれかなりの額だぞ、苦労してバイトや親に大学費懇願した甲斐があった。)
「用意出来たよー」
「ああ、はい200万」
「うん、確かに。はいじゃあこれ2百貫。袋も付けとくよ」
「お、ありがとな。あ、あとこーりん今度こんなカードがあったら俺に売ってくれないか?」
そう言いながら俺はガンバライドカードを見せた
「うん、これは確か何度か無縁塚で見かけたし今度仕入れたら売ってあげるよ」
「ありがとう。それじゃ、またな」
「ああ、また」
そして俺は香霖堂を後にし、人里で宿をとってその日を終えた
某県某市とあるビル
「ドーパントの実験はうまくいったか?」
「はい、実験は成功でした」
「なら次はこの2つだな」
そう言い男が見た先にはスイッチとメダルが大切に保管されていた。
「この計画が成功し、幻想郷が私の物となったら私はこの財団Xの幹部いや、それ以上になれる!そう考えただけで笑いが止まらないよ!」
そんな言葉を言いながら男は狂った様に笑い続けていた