東方masquerade   作:リョウタロス

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新しく使えるようになったアイテム
ディケイド クウガ系、キバ系のカード
ダブル ファングメモリー
オーズ カマキリ、ライオン、サイのメダル


第七幕 紅魔館

翌日

永遠亭は死屍累々だった

無事なのは永琳、輝夜、てゐの3人だけ他は全員いつの間にか紛れ混んでいた萃香に酒を飲まされ酔い潰れた

 

「まったく鬼にも困ったもんね」

「ほら、二日酔いの薬よ」

「あ、ありがとう」

 

俺は永琳から白い錠剤と水をもらい飲む

さすが月の頭脳が作った薬、少ししたら二日酔いの頭痛や気持ち悪さが完全に消えた

 

「紀斗、今日はまだ仕事は始めないんでしょう?」

「ああ、マッサージ屋は明日から始めるつもりだけど」

「ならお使いを頼まれてくれないかしら?」

「お使いってどこまで?」

 

「紅魔館よ」

 

俺は永琳にお使いを頼まれ紅魔館に薬を届けに行くことになった

 

幸い昨日のうちにてゐが地図を描いておいてくれたので竹林は難なく抜けられた

 

「ここからはこれで行くか」

俺はカブトのカブトエクステンダーをだし薬を荷物入れに入れて紅魔館に向けて走りだした。

 

霧の湖

 

「ここが霧の湖か」

俺は目をこらしながらバイクを走らせていると

 

「やっと見つけたぞ。貴様!いm「はい、邪魔~」ヴァッ!?」

何か変な二足歩行の狼がいたので轢いてみたが今度はあまりスピードも出してなかったせいで少ししか吹っ飛ばなかった

 

「貴様~!絶対にy「お、なんだあれ!カッケー!」

「お前、話しn「駄目だよ、チルノちゃん。勝手にいじくっちゃ。」

 

「被せてk「そーなのかー。」

狼、涙目ww

さっきから声のしている方向を見ると水色の髪に背中に3対の小さな氷の羽根をはやしたチルノ、緑色の髪をサイドポニーにして背中に2対の薄い羽根をはやした大妖精、ルーミアが俺のバイクを見ていた

 

「よう、ルーミア元気にしてたか?」

「うん!」

 

「ルーミアちゃんの知り合い?」

「うん、この前助けてもらった」

「へー。でもあたいがさいきょーだからあたいのほうが助けられるけどね」

 

「~~ッ貴様ら!俺を無視するんじゃない!!」

「あ、いたの」

 

「馬鹿にしやがって!さっき手に入れたこのスイッチで全員殺してやる!!」

『ラスト ワン』

「!?」

狼はスイッチを取り出した瞬間スイッチは禍々しい声をだし形を変えた

 

カチッ

そして狼はハウンド・ゾディアーツになり狼本体は繭のようなものに包まれて地面に倒れた

「まずは妖精から殺してやる!!」

ハウンド・ゾディアーツはチルノに向かって鉤爪が付いた鎖を飛ばした

ガキンッ

俺はそれをエンジンブレードで防ぎ振り払う

「イライラするよ、お前」

俺はエンジンブレードを消し代わりにベルトと紫色のカードデッキを出した

「変身」

俺はカードデッキをベルトに挿入しコブラを模した仮面ライダー、仮面ライダー王蛇に変身した

 

「何先に俺じゃなくて女を狙ってんだよ」

俺はカードデッキからカードを取り出すと王蛇専用の召喚機ベノバイザーに装填した

『SWORD VENT』

俺は王蛇の契約モンスターであるベノスネーカーの尾を模した刺突剣ベノサーベルを装備した

 

「お前らはどっか行ってろ」

「やだ!あたいも戦う!」

「チルノちゃん、あの人の言う通り逃げようよ」

「それにあいつ弾幕も効かないし齧っても硬くて無理だったから居ても邪魔になるだけだよ」

 

(なるほど、ルーミアがあの時逃げまわっていたのは弾幕が効かなかったからか)

 

「むー!」

「しょうがねえな」

俺はチルノの首根っこを掴むとハウンド・ゾディアーツとは逆方向に振りかぶって…投げた!

「わああぁぁぁぁぁ!!」

「チルノちゃーん!?」

「投げられたのかー」

 

「お前ら、あの⑨には悪かったと伝えといてくれ」

「わ、わかりました!」

「気を付けてねー!」

 

ルーミアと大妖精はチルノの飛んでいった方向に飛んでいき俺はハウンドゾディアーツに向き直る

 

「さてやるか、犬っころ」

俺は殺気を出しながら言うと

「ひっ!」

ハウンド・ゾディアーツはその殺気に怯え少し後ずさりした

「逃げんじゃねーぞ!犬っころ!!」

俺はそう言いながらハウンド・ゾディアーツに斬りかかった

 

ゴッ!ガッ!バキッ!

「グッ!ウォッ!ガハッ!」

俺は何度もベノサーベルでハウンド・ゾディアーツを殴った

 

「おいおい、こんなもんか?もっと楽しませろよ」

「クソッ!くらいやがれ!」

ハウンド・ゾディアーツは鎖を何本も投げつけてきたが俺は簡単に弾いてしまった

「つまらねーな、終わりにしてやる」

俺はカードデッキからまたカードをベノバイザーに装填した

『FAINAL VENT』

その声と共に王蛇の契約モンスター、ベノスネーカーが現れ、俺は飛び上がりベノスネーカーの毒液の勢いに乗り連続蹴りを放つ『ベノクラッシュ』を繰り出した

 

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ドオォォォン!

ハウンド・ゾディアーツは爆発し、ゾディアーツスイッチが地面に落ちた

 

俺はスイッチを押すとスイッチは消滅し、繭に包まれた狼が目を覚ました

「うっ」

 

「おい」

「ひぃっ!」

俺はまだ倒れている狼の目の前でしゃがみ込み狼に話しかけた

 

「お前、あのスイッチ一体どこで手に入れた?」

 

「も、森でお前を探している時に変な白服の集団から「更なる力が欲しくないか?」って言われてそのスイッチをもらったんだ」

 

(メモリーやスイッチを持っていた白衣の集団、まず間違いなく財団Xだろうな。ゆかりんはこのことに気づいてるのか?)

「お、おいもう話したんだから行っていいだろう?」

 

「ああ、もう行っていいぞ」

俺は狼が去ったのを確認すると変身を解いた

 

「さて最初の課題をやりますか」

俺は放置していたカブトエクステンダーに乗り紅魔館に向かった、狼の言っていた白衣の男達に見られていたとも知らずに

 

?「行くぞ、被検体Bを回収する」

「「「ハッ」」」

その日、1匹の妖怪が幻想郷から姿を消した

 

 

「ここが紅魔館か。本当に目が痛くなりそうな建物だな」

俺は外装が全て赤い西洋風の館、紅魔館に着いた

 

俺はカブトエクステンダーから降りると荷物入れから薬を取り出し、カブトエクステンダーを消した

「さて、まずは門を開けてもらわないとな」

そう言って紅魔館の門番紅 美鈴を見てみると

「zzz」

 

やはり寝ていた

俺は仕方ないのでソフトーニャを出しソフトーニャの冷風を美鈴に浴びせた

「わっ!?冷たい!なんですか!?⑨の襲撃!?」

「お、起きた起きた」

「今のをやったのはあなたですか!いきなり何をするんです」

 

「いやー、門を開けてもらおうと思ったんだけど気持ち良さそうに眠ってたからさ。つい♪」

「あ、そうだったんですか。珍しいですね。ちゃんとことわりを入れてくれる人は。で、要件とお名前はなんですか?要件は聞かないとお通し出来ないので」

 

「俺は永遠亭の使いで薬を届けに来た海堂 紀斗だ。よろしく。紅 美鈴」

「!わ、私の本名!やっと呼んでくれる人がいた。」( ; ω ; )

「え」

なんか本名を言ってやったら美鈴が泣いてしまった、そんな長い期間本名呼ばれてなかったのか

 

 

「グスッ、えーと薬を届けに来てくれたんですよね。だったら私が渡しておくので大丈夫ですよ」

「マジか。なら頼むよ」

?「その必要はないわ」

 

「あ、咲夜さん」

「そこのあなた、確か海堂だったわね。お嬢様にあなたを連れてこいと言われているの。薬は私が持っていくから着いてきなさい」

「は、はい」

「それと中国あんたは後でお仕置き部屋よ」

「そんな~」orz

 

俺は咲夜さんに着いていき紅魔館の中に入った

「やっぱり内装も赤いのか」

周りを見ると床も壁も天井も全て赤かった

少し歩くと大きいドアの前に着いた

「この中にお嬢様はいるわ。くれぐれも粗相のないようにしなさい」

「分かりました」

コン、コン、コン

「お嬢様、海堂 紀斗をお連れいたしました」

「入りなさい」

「失礼します」

入った瞬間凄まじい殺気を放たれた

「ッッ!」

意識が飛びそうになるが俺は自分からも殺気を出しなんとか1歩前に進んだ

その瞬間で殺気は収まり俺は前を見るとそこには紅い玉座のような椅子に座った10歳くらいの背に背中には蝙蝠のような羽をはやしたレミリア・スカーレットが座っていた

 

「へー、この殺気に耐えるだけじゃなく進んでくるなんてね。いいわ、合格よ」

「合格?何の話だ」

「あなた、うちの執事になりなさい」

 

「は?おいおい、いきなり何の冗談だよ」

「冗談じゃないわ。理由はそうね…。あなたを新聞を読んで気になったからかしら」

 

「悪いが、俺は永遠亭を離れるつもりは無いし、執事なんてのは柄じゃないからな」

「そう、なら力ずくで執事にしてあげるわ!」

そう言うとレミリアは俺に無数の弾幕を放ってきた

 

「くっ!しょうがねえ、爆走符【ライダーズラン】!一号!二号!V3!ライダーマン!X!」

スペカを発動させると5人のライダーが影からバイクに乗ったシルエットで飛び出し迫っていた弾幕を消し去った

「あら、このスペカ、避けるのは楽ね。」

「そうゆう仕様だ!変身!」

俺はベルトとラウズカードを出しトランプのスペードとカブト虫を模した仮面ライダー、仮面ライダー剣に変身した

 

『TURN UP』

 

「お嬢様!助太刀します!」

そう叫びながら咲夜さんは俺にナイフを何本も投げてきた

「アマゾン!ストロンガー!スカイライダー!スーパー1!ZX!」

俺はこちらからも弾幕を出しながら新たに5人のライダーを出し咲夜さんに突っ込ませた

ライダー達はナイフを弾きながら進んだ

「はっ!」

咲夜さんは上に跳ぶと目の前には俺の弾幕があった

「二段仕掛けだぜ!」

「甘いわね」

そう言うと咲夜さん以外の全てが止まった

そして咲夜さんは地面に降りるとナイフを数十本も投げてきた

「そして時は動きだす」

 

「!?能力か!BLACK!BLACK RX!シン!ZO!J!」

俺はとっさにライダー達を出すとライダー達の後ろで体制を低くしながらナイフを避けて走った

「私がいるのを忘れては困るわよ!紅符【不夜城レッド】!」

後ろからレミリアの十字型の弾幕が放たれた

 

「忘れちゃいねーよ!行くぜ!」

俺はラウズカードを一枚引きブレイラウザーに読み込ませる

 

『MACH』

 

「!」

スペードの9、マッハを使った俺はまず【不夜城レッド】を避け、レミリアに殴りかかった

「はあぁぁぁぁ!!」ドッ!ゴッ!ガッ!

俺はレミリアの腹を何度も殴り気絶させようとした

「グハッ!?」ザシュッ

しかし気づいたら後ろに咲夜さんがいて俺はナイフで背中を斬られていた

(また能力か!?くそ!先に咲夜さんを倒さないと駄目か!)

ドゴォーン!!

マッハが解けた瞬間レミリアは吹っ飛び壁を破壊した、そして俺は二枚のスペカを取り出した

「やれやれ、使ったことがないからあまり使いたくなかったんだがな。いくぞ!大集合【オールライダーズ】アンド進化【ライダーエボリューション】!」

そして俺たちが今いる部屋とレミリアが吹っ飛ばされた部屋に主役・サブを含めた全てのライダーの最強フォームが現れさらに俺は13枚のラウズカードと融合したブレイドキングフォームになっていた

 

「なんて数の分身体!?」

咲夜さんはナイフでライダー達を倒し始めた

「咲夜さん、あなたでももう俺には追いつけない」

(何かする気!?でもその前に能力を使って倒す!!)

俺はラウズカードをキングラウザーに読み込ませる

 

『TIME』

 

「時よ、止まれ!」

そして俺と咲夜さん以外全てが止まった

「な!?何故あなたがこの中で動けるの!!」

「俺もあまり長くは止められない、さっさとけりをつける!」

「舐められたものね!喰らいなさい!幻符【殺人ドール】!」

俺はキングラウザーにスペードの2,3,4,5,6のカードを読み込ませ、持っていたブレイラウザーとキングラウザーを構える

 

『STRAIGHT FLUSH』

 

「喰らえ!」

ブレイラウザーとキングラウザーに五枚のカードのエネルギーが集まり咲夜さんにむかって二刀をクロスして斬りかかる、咲夜さんはナイフを投げてくるがナイフは全て弾き飛ばされ咲夜さんにストレートフラッシュが当たる

そしてラウズカードの効果が切れ他の全てが動き出した

「咲夜!?」

レミリアが戻ってきたどうやら向こうの部屋のライダー達はやられてしまったらしい

 

「早いな、さすがは吸血鬼というところか」

「まさか咲夜がやられるなんてね。それにこのスペカ、私はあなたをみくびっていたわ」

 

「だからここからは本気でいくと言いたいところだけど、これ以上、屋敷を荒らしたくないし一発で決めさせてもらうわよ」

「そりゃあこちらとしてもありがたいよ。俺も早く帰りたいんでね」

「いくわよ。神槍【スピア・ザ・グングニル】」

 

『SPADE 10』

『SPADE JACK』

『SPADE QUEEN』

『SPADE KING』

『SPADE ACE』

 

『ROYAL STRAIGHT FLUSH』

「俺は運命と戦う!そして勝ってみせる!」

 

レミリアは紅い槍を投合し、俺はキングラウザーからエネルギー波を放ち目の前に現れた五枚のカードを突き抜けレミリアの槍と拮抗する

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

(このままじゃ押し負ける!なら一か八かで!)

俺は自分の周りに弾幕を出し、ロイヤルストレートフラッシュの周りに沿わせ弾幕をロイヤルストレートフラッシュに融合させた

「いけぇぇぇぇぇぇ!!」

弾幕で赤くなったロイヤルストレートフラッシュが【スピア・ザ・グングニル】を呑み込んでいき、そのままレミリアも呑み込んでいった

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ドドドドォォォン!

 

「やばい!?」

ロイヤルストレートフラッシュが紅魔館の壁を破壊し続け外に出てしまいレミリアも勢いのまま外に吹き飛びそうになっていた

俺はスペードの9、MACHの能力を引き出し高速移動できるようにする

「持ってくれよ!」

 

『MACH』

 

俺だけがかなりのスピードで動けるようになり俺は自分の体に鞭打って走ってレミリアのもとにつき紅魔館の元の部屋に戻った

 

「はぁ、はぁ、良かった間に合った」

その瞬間キングフォームが解け元のフォームになってしまった

「5分たっちまったか。回復【メディカル オン】」

俺は【オールライダーズ】を消し【メディカル オン】を発動させ自分と咲夜さん、レミリアに使った

「ふぅ」

?「終わったようね」

「なんだ、ただのパチュリーか」

 

そこへドアを開けて現れたのは紫色の髪と服を着た女性、パチュリー・ノーレッジ

「失礼な言い方ね。せっかくあなた達に回復魔法をかけに来てあげたのに」

「ははは、ありがとう。だけど俺は大体回復してるからいいよ。そろそろ帰らないと永琳が心配するしな」

「ならほんの少しだけかけてあげるわ。あまり時間もかからないし、それならいいでしょ?」パァァァ

「言ってる間にかけてる癖に」

 

数十分後

 

「いやー、おかげで体のだるさが消えたよ。ありがとうな」

「別にいいわよ。私が勝手にやったことだし」

「派手にやられてしまったわね」

「レミリア、起きて大丈夫なのか?」

「ええ、あなたのおかげで日光にも当たっていないしね。あと私も負けてしまったから執事の件は諦めるわ。でも永遠亭をクビになったら何時でもきなさい。その時は、執事で雇ってあげるわ」

「そりゃ、どーも。じゃ今度俺が休みの日にはここ直すの手伝いに来ますよ」

「そしたら、ビシビシこき使ってあげるわ」

「起きてたの?咲夜さん」

 

「ええ、あなたが刺してくれた注射のおかげで体力も戻ってきてるしね」

「そりゃよかった。それじゃ、俺はこの辺で」

 

(おつかいだけのつもりがゾディアーツやレミリアや咲夜さんとの勝負になるとはな…。まったくとんだ日だ)

 

俺はそんなことを考えながら疲れた体でバイクを走らせ紅魔館を後にした

 

 


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