からかわれ上手の西片くん 作:Iceblade
・原作との齟齬があるかもしれません。
・登場人物の気持ち、考え方などは想像で書いています。
・語彙力皆無な部分があると思いますがそこは、温かい目で見てください。
それではお楽しみください。
Iceblade
今日は月曜日。土日は学校がなく、西片をからかえなかったので、存分にからかおうと心を弾ませながら登校した。
教室に入り、西片の机を見る。しかし、そこに西片はいなかった。時計を見ると、針は7時45分を指している。まだ来ていなくてもおかしくない時間だ。私はとりあえず、自分の席に座ることにした。5分、10分と時間が経過していく。遅刻かな?と思いながらぼんやりしていると、教室のドアが開く音がした。入ってきたのは――担任の田辺先生だった。
「皆座れー。出欠をとるぞー」
そう言ってクラスメートの名前を一人一人の名前を呼び始めた。それでも、西片は来なかった。これってまさか――
「――――高木」
「あ、はい」
そんなことを考えていたため、呼ばれたこと一瞬気付かなかった。
「――――西片、は今日は風邪で欠席だ」
やっぱりね。予想どうりでため息がでた。あいつ、昨日の夜何かしていたな、と思っていると先生が再び口を開いた。
「欠席連絡は・・・そうだな、高木、頼めるか?」
「はーい」
と棒読みの返事をしたが、内心とても嬉しかった。
放課後、帰る支度を素早く済ませ、早速西片の家に向かった。
玄関の前に立ち、インターホンを押した。「ピンポーン」という音だけが響いたが、反応は返って来なかった。今度は直接玄関の扉を開け、「こんにちはー!」と叫ぶ。すると足音と共に人影が現れた。それは、パジャマ姿でマスクをつけた西片だった。
「・・・だがぎざん!?」
「鼻声じゃない。大丈夫?」
「あまり・・・大丈夫じゃ、ないかも・・・」
そう言うとゲホゲホと咳をした。顔は火照っていて、まだ熱もあるようだ。「はい、これプリント」と言ってプリントの束を差し出す。
「あ、ありがとう」
受け取った西片を見ると、さっきより顔が赤くなっているように見える。
「どうしたの?もしかして、照れてる?」
「ち、違う。熱があ、あるから・・・」
明らかに動揺している。ふふ、やっぱり照れてる。
「・・・ねえ、上がっていい?」
「ダ、ダメだよ!風邪がうつっちゃうから」
「冗談だよ。ていうか、西片慌てすぎ」
あははは、と私は笑う。ほんと、涙が出ちゃう。そして私は「からかわれて、元気出た?」と聞くと、西片は
「・・・高木さんが来てくれたから、少し、元気になったかも」
と呟いた。すると西片は、自分が何を言ったか気づき、何やら慌てて言い始める。
「いやっ、さっきのは、えっと・・・か、風邪がうつっちゃうから、バ、バイバイ!」
と言って、扉を閉めてしまった。
ふぅ~、と口からため息が漏れる。
「今のは、反則だよ~」
と呟きながら、日が傾き始めた帰り道を歩き始めた。
読んでいただき、ありがとうございました。
からかいがなかなか思いつかない・・・。山本崇一朗先生、どうやったらあんなからかい思いつくんだろ。
次回も楽しみにしていてください!