からかわれ上手の西片くん 作:Iceblade
・一部ネタバレがあります。
・原作との齟齬があるかもしれません。
・登場人物の気持ち、考え方などは想像で書いています。
・語彙力皆無な部分があると思いますがそこは、温かい目で見てください。
それではお楽しみください。
Iceblade
朝、起きると今まで経験したことのない寒さだった。窓を開け外を見ると、一面真っ白の雪景色だった。まだ雪は降っており、まだまだ積もりそうだ。
テレビをつけ、天気予報の画面にいくと赤字で【大雪警報】と出ていた。ということは学校が休みになる。
「えっ!?これじゃ西片からかえないじゃん」
と思わず口に出してしまったため、母親に変な目で見られた。
朝食を済ませたあと、自室に戻り、ベットに寝転がった。宿題は昨日のうちに終わらせていたからやることがない。
「あ、そうだ!」
最近、西片はスマホを手に入れていたので、電話することにした。
しばらくコール音が続いた後、向こうからの音声が聞こえてきた。
『もしもし?』
と、聞き慣れた声が聞こえてくる。
「西片?起きてる?寝ぼけてない?」
『寝ぼけてないよ。ところで高木さん、警報、出てた?』
と聞いてきた。どうやらテレビを見ていないようだ。
「出てたよ」
と言うと向こうからよしっ、という声が聞こえてきた。
「そんなに嬉しいの?」
「当たり前じゃないか高木さん!」
と興奮したように言ってくる。そりゃそうか、たいていの人はそうだよね。
「ふ~ん、私は西片に会えないからいやかな~」
そう言うと、急に向こうから音が聞こえなくなった。おっ、これは効いたようだ。
「どうしたの、急に黙り込んじゃって」
「い、いや、別に・・・」
と小声で返ってきた。この様子だと相当考え込んでいるようだ。よし、じゃあそろそろ話の内容を変えよう。
「ところで西片。休みだったら何するの?」
「え、え~と・・・勉強・・・かな?」
ふふ、西片ってほんと嘘つくの下手だね。そんなんじゃすぐに嘘だって分かっちゃうよ。
「ふ~ん。『100%片思い』見ないの?」
「なっ!?」
図星のようだ。向こうから何やらもごもご聞こえる。
「何?聞こえないな~」
「べ、別に見ないよ」
「ほんとに?」
「ほ、ほんとに」
「ほんとにほんと?」
「見ないって!」
「ふ~ん、そっか~」
と返事をした時、下から母親の呼ぶ声が聞こえた。どうやら学校から連絡がきたらしい。内容は、警報が解除されたから9時から登校しろというものだった。ということは、学校で西片をからかえる。私は自然とガッツポーズをしていた。時計は7時40分を表示していた。行くまでまだ時間がある。すると母親が「暇なら雪かきしろ」と言われたので、仕方がなくすることにした。時間はあっという間に過ぎ、気がつけば8時20分になっていた。急いで準備をし、学校へ出発した。空はすっかり晴れ、積もった雪がきらきら輝いている。
しばらく歩いていると、見慣れた後ろ姿が見えた。小走りで近づき、肩を叩いた。
「西片」
「た、高木さん!」
突然肩を叩かれて驚いたようだったが、直ぐにいつもの西片に戻った。
「ところで西片、今日は休みじゃなくて残念だったね~」
「べ、別に、残念なんかじゃないし」
「ほんとかな~?」
「ほんとだって!」
「西片、わかりやすすぎ~」
あはは、と私は笑った。やっぱり西片をからかうのは楽しい。そして今日もあの言葉を西片に告げた。
「ねえ西片、勝負しない?」
遅くなってすみません。今回は私が住んでる街に「大雪警報」が出ていたので書きました。やっぱりからかいを考えるのは難しいですね(笑)
次回は原作にあるストーリーを高木さん目線で書こうと思います!楽しみにしていてください!