[先天]あなたは問題児だ。   作:赤坂 通

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第三話『捧げ物はこまめに。でないとイザという時、神は神頼みすらさせてくれない』

 ガルドとのギフトゲームについてはこれ以上考えても仕方がないと、黒ウサギは溜息をつきながら諦めてひとまず次の予定を済ませに行くことにした。

 

 本来考えていたもてなしの席は十六夜の独断行動やガルドに喧嘩を売ったりなど色々あって流れてしまったがそれはひとまず置いておくことにする。

 まずはこの箱庭に来たばかりの四人のギフトの鑑定が必要だろう。明日に控えたガルドとの戦いの前にせめてギフトに付いてだけでも把握しておくに越した事は無いしなにより、四人を呼び出すのに手伝ってもらった彼女に報告しつつ挨拶もしてもらうべきだろう。

 などなど色々考えつつジンには帰ってもらうように伝えて移動し始めようとし、黒ウサギは手の中に抱えた水樹の苗……ガルド云々の先程のいざこざの前に十六夜が紆余曲折あって手に入れた……を抱え直したところで動こうとしないヴェルニスに気が付いた。

 

「……あの、あの聞いていますでしょうかヴェルニス様」

「───……あー、その。なんだったかしらぁ?」

「ですから、ギフトの鑑定に向かうのですが……」

「鑑定ぃ? 鑑定なら出来るわよぉ。ほら、鑑定してほしい物をだしてみなさぁい鑑定するわぁ」

「お、おそらくヴェルニス様の考えているような鑑定ではないかと思うので……とりあえず付いて来て頂けますでしょうか」

 

 少し首を傾げたものの、特にそれ以上反論するわけでもなく大人しく歩き出すヴェルニスをみてひとまず黒ウサギはほっとした。

 

 十六夜はどちらかというと楽しそうなことに対して直進していくタイプだろう。まだ理解がしやすい。

 飛鳥と耀の女性陣二人もそこそこ自由人ではあるがまだ話は通じるしわかりやすい。

 

 だがこのヴェルニスという人物がよくわからない。人の話を聞いていそうで聞いていなかったり、反発せずに従ってくれるかと思えば反論をしてくることもある。

 自由かと思えば素直だったり。素直かと思えば先程の様に反論してくる。そもそもに彼女の意識はここにあるのだろうかと疑問に思う程度には常に湛えた笑顔の所為で表情からは何も感じられない。

 常に湛える優しい笑顔の裏に本当に笑顔があるのかどうか怪しい。何を考えているのかよくわからない。底が見えない感じと言えばいいのだろうか。

 

 前途多難な雰囲気をひしひしと感じ、ウサ耳をへにょりと垂らしながら改めて歩き出した。

 とはいえ、言動はなんとなく大人びているし慣れればきっと他の三人よりは話が通じるだろう。

 

 

 

 

 

     *

 

 

 

 

 

 そんな前言を全力で撤回しながら黒ウサギは冷や汗を流していた。

 日も暮れ始めていた為に少し不安ながらも大手コミュニティである<サウザンドアイズ>の支店に着いたまではよかったのだ。

 しかしながら営業時間ギリギリ。滑り込めば平気だと考えていたのが甘かった。

 目の前で店員によって無情にも降ろされる暖簾を前に、何も気にせずに店に入ろうとして店員に止められて喧嘩を始めたのだ。

 

「いいじゃなぁい。店主が寝てるわけでもなしにぃ」

「ですから、営業時間外です! というよりなんですかその謎の理由は! もう閉めると何度も言っているでしょう!」

 

 ヴェルニスが店員を押しのけて店に入ろうとし、店員が懐に手を入れた瞬間に両者の動きが止まった。

 黒ウサギ側からはヴェルニスの表情は見えないが、どうなっているのだろうか。

 一切、全く。店員もヴェルニスも微動だにしていない。この勝負、先に動いた方が勝つだろう。

 黒ウサギはマズい事になったと思いつつ、下手に手を出すこともできない状況を見守る事しかできない。

 

「二人とも止まったわね。どうしたのかしら?」

「さぁな。とはいえ、状況的にはヴェルニスが悪いのは確かだ」

「押し入ろうとするのは流石にダメだと思う」

 

 西部劇なるものでは、銃の早撃ち勝負で静かなせめぎ合いがあると聞いたことがあるが、二人とも出方を窺がっているのだろう。

 何かが起こりそうで特に何も起こらない。時間にしては数秒足らずの沈黙。

 しびれを切らしたようにヴェルニスが再び一歩を踏み出そうとした

 そんな状況で黒ウサギが一人だけ手に汗を握っていると、

 

「いぃぃぃぃぃぃやっほおおおぉぉぉぉぉぉぉ! 久しぶりだ黒ウサギィィィィィィィィィ!」

 

 店の入り口で立ち塞がる二人の隙間を縫うように着物風の服を着た真っ白い髪の少女が飛び出して黒ウサギに突撃していった。

 虚を突かれた黒ウサギは少女と共にクルクルクルクルクと空中四回転半ひねりして街道の向こうにある浅い水路まで吹き飛んだ。

 店員はとても痛そうな頭を抱え、ヴェルニスはわずかに笑顔を崩して驚いたような表情でその光景を見つめていた。

 

「このお店にはドッキリサービスなんてのがあるのねぇ」

「ありません」

「有料でもいいなら俺も別バージョンで是非」

「やりません」 

 

 十六夜が真剣な表情で店員に聞いていたが、店員も真剣な表情でキッパリと返していた。二人共マジである。

 

「し、白夜叉様が何故こんな下層に!?」

「そろそろ黒ウサギが来る予感がして負ったからに決まっておるだろうに! と、言いたいところだがの。ちと問題があったというのも……フフ、フホホフホホ! そんなことどうでもいいくらい触り心地がいいのう! ほれ、ここが良いかここが良いか!」

 

 白夜叉、と呼ばれた少女が黒ウサギの体を卑猥な手付きで撫で回す光景を横にヴェルニスがつまらなそうに小さくため息をついていた。

 ひとしきり遊び終えたのか、水路から黒ウサギが濡れた服を絞りながら上がってきた。

「うう……まさか私まで濡れる事になるなんて思わなかったのデスヨ……」

「いやぁ、ひとしきり揉んだの! ひとまず、話があるなら店内で聞こう。それと、身元は私が保証するし、ボスに睨まれたとしても責任は私が取るでな。気にせず閉店作業を続けてくれ」

 反対に濡れてもまったく気にしていない白夜叉は笑いながら不服な顔をした店員を下がらせて皆を店内へと招き入れた。

 

 暖簾をくぐった先には店の外観からは考えられない程に不自然に広い中庭に出た。

 正面玄関を見れば、ショーウィンドに展示された様々な珍品名品が並んでいる。

 

「生憎と店は閉めてしまったのでな。私室で勘弁してくれ」

 

 和風の中庭を抜け、縁側で足を止める。

 障子を開けて招かれた所は香の様な物が焚かれており、風と共に皆の鼻をくすぐり……そこまでしてからヴェルニスが黒ウサギに尋ねた。

 

 

 

「……お風呂はどこかしらぁ?」

 

 

 

 

 

     *

 

 

 

 

 

「いえ、私が悪かったわぁ。聞き落としてたんだものぉ」

「こちらこそ申し訳ございません……確かにそうですよね。川に落ちてからというもの体を温めたりなどはしていませんでしたし、こちらの不手際です……」

 

 黒ウサギが戦々恐々としながらヴェルニスの勘違いを正し、自己紹介を終えた所で十六夜や白夜叉が笑いながら話し始めた。

 

「いやぁ、まさか銭湯と間違えられているとは思わなんだ! 箱庭に来たばかりというのもあるだろうがの」

「ここに来る前に黒ウサギが思いっきり鑑定って言ってたと思うんだがな」

 

 ヴェルニスが二人に顔を向けて「えー」とでも言いたげな露骨に怒ったような気配を発している。気がする。笑顔の所為でその場の誰も本当に怒っているのか理解できていないが。

 

「さて、改めて自己紹介しておこう。私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えている<サウザンドアイズ>幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやっている器の大きな美少女と認識しておいてくれ」

「その外門、って何?」

 

 耀が小首をかしげて問う。

 

「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ。数字が若いほど都市の中心部に近く、強大な力を持つ者達が住んでいるのです」

 

 外壁から数えて七桁の外門、六桁の外門、と内側に行くほど数字は若くなり、同時に強大な力を持つ。箱庭で四桁の外門ともなれば、名のある修羅神仏が割拠する完全な人外魔境だ。

 黒ウサギが描く上空から見た箱庭の図は、外門によって幾重もの階層に分かれている。

 その図を見て口を揃え、

 

「……超巨大タマネギ?」

「いえ、超巨大バームクーヘンではないかしら?」

「そうだな。どちらかといえばバームクーヘンだ」

「ばーむくーへん、ってなにかしらぁ?」

 

 うん、と頷き合う三人。一人は理解できていないようだが、身も蓋もない感想にガクリと黒ウサギは肩を落とす。

 白夜叉は呵々と哄笑を上げて二度三度と頷いた。

 

「要するに層状になっているということなのだが、その例えなら今いる七桁の外門はバームクーヘンの一番薄い皮、外側の部分に当たる。更に説明するなら、東西南北の四つの区切りの東側に当たり、世界の果てと向かい合う場所になる。あそこにはコミュニティに所属していないものの、強力なギフトを持つもの達が住んでいるぞ。───その水樹の持ち主などな」

 

「ばーむくーへん……皮……外側……? 食べ物かしらぁ」

 

 ヴェルニスがブツブツと首を傾げながら悩むのを横に、白夜叉は薄く笑って黒ウサギの持つ水樹に視線を向けた。

 

「十六夜さんがここに来る前に素手で叩きのめしまして。この水樹は蛇神様から戴いただいたのですよ」

 

 自慢げに黒ウサギが言うと白夜叉は声を上げて驚いた。

 

「なんと!? 試練ではなく拳で倒したとな!? ではその童は神格持ちの神童か?」

「いえ、黒ウサギはそう思えません。神格なら一目見ればわかるはずですし」

 

 神格とは生来の神様そのものではなく、種の最高ランクに体を変幻させるギフトを指す。

 

 ───蛇に神格を与えれば巨躯の蛇神に。

 

 ───人に神格を与えれば現人神や神童に。

 

 ───鬼に神格を与えれば天地を揺るがす鬼神と化す。

 

 更に他のギフトも強化されるため、箱庭にあるコミュニティの多くは各々の目的のため神格を手に入れることを第一目標とし、彼らは上層を目指して力を付けているのだ。

 

「ふむ、しかし神格を倒すには同じように神格を持つか、互いの種族によほど崩れたパワーバランスがない限り不可能なはず」

「白夜叉様はあの蛇神様とお知り合いだったのですか?」

「んむ? 知り合いも何も、あれに神格を与えたのはこの私だぞ。もう何百年も前の話だがの」

 

 その言葉に十六夜は物騒に瞳を光らせて問いただす。

 

「へえ? じゃあオマエはあのヘビより強いのか?」

「ふふん、当然だ。私は東側の<階層支配者フロアマスター>だぞ。この東側にあるコミュニティでは並ぶ者が居ない、最強の主催者なのだからの」

 

<最強の主催者>───その言葉に十六夜・飛鳥・耀の三人は一斉に瞳を輝かせる。ヴェルニスも心なしか嬉しそうな笑顔に変わった。

 

「最強、最強ねぇ……いつだって最強の称号は良い物よぉ」

「そう……ふふ。ではつまり、貴女のゲームをクリア出来れば、私たちのコミュニティは東側で最強のコミュニティという事になるのかしら?」

「無論、そうなるの」

「そりゃ景気のいい話だ。探す手間が省けた」

 

 四人は剥き出しの闘争心を視線に込めて白夜叉を見る。白夜叉はその視線に高らかと笑い声をあげた。

 

「抜け目のない童達だ。依頼しておきながら、私にギフトゲームで挑むと?」

「え? ちょ、ちょっと御四人様!?」

 

 突然の展開に慌てる黒ウサギを右手で制す白夜叉。

 

「よいよ黒ウサギ。私も遊び相手には常に飢えている」

「ノリがいいわね。そういうの好きよ」

「ふふ、そうか。───しかし、ゲーム前に一つ確認しておくことがある」

 

 白夜叉は着物の裾から<サウザンドアイズ>の旗印───向かい合う双女神の紋が入ったカードを取り出し一言、

 

 

「おんしらが望むのは<挑戦>か───もしくは<決闘>か?」

 

 

 

 ───刹那、四人の視界に爆発的な変化が起きた。

 視界は意味を無くし、様々な情景が脳裏で回転し始める。

 脳裏を掠めるのは、黄金色の穂波が揺れる草原。白い地平線を覗く丘。雪原に佇む墓と館。緑色の髪の少女が妖艶に微笑み……、

 

「なんじゃ!? なにか変なものが紛れておるぞ!?」

 

 白夜叉が叫んでいる気がしたが、その瞬間には白い雪原と凍る湖畔、水平に太陽が廻る世界に全員が投げ出されていた。

 

「ムーンゲートというよりは懐かしいルーンかしらぁ……?」

「あら、ヴェルニスさんは何か思い当たる節が?」

「あるといえば、あるのだけどぉ……それより、白夜叉と早く戦いたいわぁ」

 

 そう言ってヴェルニスは腰の剣に手を添えて白夜叉に向き直った。

 

「うぅむ……まぁよいかの。今一度名乗り直し、問おう。私は≪白き夜の魔王≫太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むのは、試練への挑戦か? それとも対等な決闘か?」

 

 逡巡する様子が見えたがそれでも威厳と絶対の自信の下に名乗りをあげる。少女の笑みとは思えない凄味があった。

 十六夜は背中に心地いい冷や汗を感じ取りながら、白夜叉を睨んで笑った。

 

「水平に廻る太陽と……そうか、白夜と夜叉。この土地は、オマエを表現してるって事か」

「如何にも。この白夜の湖畔と雪原。永遠に世界を薄明に照らす太陽こそ、私が持つゲーム盤の一つだ。して、おんしらの返答は? 挑戦であるならば手慰み程度に遊んでやろう。だが、決闘を望むなら───」

 

 

 

 

「何をいってるのぉ? 決闘なんて面倒な事せずに仲良く殺しあうのが一番じゃなぁい?」

 

 

 

 十六夜も、飛鳥も耀も。勝ち目が無い事が一目瞭然だからこそ即答できずに返事を躊躇っていた。

 だが、状況を理解できていないのかそれとも勝ち目があるからなのか。ヴェルニスだけは即答した。

 気が付けば、ヴェルニスの服装が先程とは一変し、腰に下げた剣が一本増えている。

 

「……やはりというか、おぬしはそう言うか」

「あらぁ? 予想通りだったかしらぁ。まぁいいわぁ」

 

 ヴェルニスが笑いながら剣を抜いた。

 次の瞬間、誰もが自身の首元に死神の鎌をかけられたのを幻視した。

 

 

 どれだけの命を啜り屠ったのか。刀身の輝きも見えぬ程に赤黒く染まった剣が二本。不気味な笑い声に似た金属音を響かせながら鞘から解き放たれた。

 箱庭に呼び出される名だたる剣豪や魔王も似たような魔剣や妖刀を持っている。

 時代の趨勢に現れ、数多の人々の命を喰らい血を啜る。白夜叉も幾本か見た事がある。

 だが、これは違う。今抜かれた剣は喰らってきた命が、啜ってきた血の量が。

 その何もかもの桁が違う。

 名だたる剣豪や、戦士といえど一人の人間が殺せる命には限りがある。それでも300か500か。それだけの数斬って、殺せば魔剣や妖刀と呼ばれる程の一振りになる。

 

 

 鑑定眼があるわけではない。専門の知識が備わっているわけでもない。だがこの剣は、間違いなく幾千・幾万、あるいは億にすら届くほどの血と命を啜ったのであろう。

 

 

「そうじゃな。……せめて、せめて終わり方を決めようではないか」

「終わり方ぁ? 死んだら負けでいいじゃなぁい」

「それでもいいのだがの。始めるのは簡単だが終わらせるのには苦労を伴う。おぬしを見るにおぬしは決闘というよりは挑戦といった気分にも見えるしの。違うか?」

「よくわからないわぁ。決めるならご自由にどうぞぉ」

「……まぁよい。望むのであれば武装を解除し、諸手をあげて降参と言ったら少なくとも私からの攻撃は中止して終わらせようではないか」

「し、白夜叉様……その……」

 

 顔から笑みを消して離す白夜叉に対して黒ウサギが不安そうに声をかける。

 

「心配せんでもよい。挑戦とも、決闘とも決めぬ、ほとんどゲームですらない戦いで命までは取らん」

 

 黒ウサギにそう返しながら白夜叉は手元に現れた輝く二枚の羊皮紙の片方をヴェルニスへと投げて渡した。

 受け取らず、地面に落ちた羊皮紙をヴェルニスは読むことも無く拾い、そのままポケットへと仕舞う。

 

 

 

「……皆、下がっておれ」

 

 

 

 恍惚な表情を浮かべてゆらゆらと体を揺らし始めたヴェルニスを睨みながら白夜叉は黒ウサギたちに下がる様に伝える。

 

「あぁ……あぁいいわねぇ……久しぶりよぉこの感じぃ。気持ちがいいわぁ」

 

 ヴェルニスが薄く口を開き、一層大きな笑顔を、湛えた笑顔とは違う感激ともいうべき笑顔を浮かべると地平の彼方から遠く、鐘の音が響いた。

 

 

 それが開戦の合図だった。聞こえた瞬間に白夜叉の姿が掻き消え───……。

 

 

 

 

 

 

「───あぁ、女神様。今一度、愚かな此の私に貴女の恩恵を」

 

 

 

 

 

 もう一つの太陽が生まれたのかと錯覚するほどに眩い光が世界を包み、即座に光が収まった。

 ヴェルニスが両手から剣を落として膝から崩れ落ち、白夜叉が片手をヴェルニスの腹に叩き込んでいる姿があった。

 

「わかったわぁ女神様ぁ……降参よぉ。ごめんなさいねぇ白夜叉。本当にごめんなさぁい……知らなかったのよぉ」

「え、いやいやいや……え、いや誰じゃおぬし!? 女神……ではなかろう? いやだがこの気配……?」

 

 ひたすらに申し訳なさそうに白夜叉に縋りながら謝るヴェルニスに、降参宣言を受けるわけでもなく、片耳に手を当てながら誰かに話しかけるように空を見始める白夜叉。

 光の中で一体何があったのか。離れた所で見ていた黒ウサギ達には何もわからない。

 困惑したように状況に置き去りにされた四人がが小さく声を漏らした。

 

 

 

 

「何が起きてるのかしら?」

「さぁ……? 白夜叉様も誰と話してるのでしょうか?」

「……とりあえず、決着?」

「なのかね? ヴェルニスが降参してるしな」

 

 




どうも赤坂です。

新元号の発表の日の前に投稿しようと思ったら30分間に合わなかったので諦めて普通に投稿です

またしても遅くなりました
白天使が現れると筆が乗るんですが、白天使がいないと筆が乗らないんですよね最近
白天使が出せるようになる所まで早く進めたい(希望的観測)

ではでは。

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