リリカル龍騎ライダーズinミッドチルダ   作:ロンギヌス

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これで17話目の更新になりますね。今回は今までに比べると少し短め……でもないな、割と普通の文章量だった。

今回のラスト、やっと美穂や手塚と因縁深い“奴”が登場します。

それではどうぞ。



第17話 不死鳥、降臨

「金色の、仮面ライダー……!?」

 

ミラーワールド、海岸エリア。4人のライダーの前に突如姿を現した金色の戦士―――“仮面ライダーオーディン”の存在にライアとファムは仮面の下で驚愕していた。一方、アビスとインペラーは特に驚くような反応を見せておらず、アビスはアビスセイバーで肩を叩きながらダルそうに問いかける。

 

「オーディン、何しに来た」

 

「オーディン……?」

 

『お前達の戦いを止めに来たのだ。手塚海之……霧島美穂……お前達にはまだ、このような所で倒れられる訳にはいかないからな』

 

「あぁ!? おいおい、何言ってやがる!! こんな奴等を生かしたところで何になるってんだ!! さっさとここで潰し―――」

 

「お前少し黙ってろ」

 

「あだっ!?」

 

インペラーがアビスに尻を蹴られている中、ライアとファムはオーディンに対して警戒心を強め、それぞれ構えていた武器をオーディンに向けていた。

 

「オーディンと言ったか。そこの2人を裏で従えていたのはお前だな……何者だ?」

 

『何者、か……今のところは何者でもない。強いて言うなら、かつては神崎士郎の操り人形だった存在、とでも言うべきか……』

 

「神崎士郎の、操り人形……!?」

 

神崎士郎。かつて自分達がいた世界で、自分達にカードデッキを渡し、ライダー同士の戦い仕掛けた張本人。その操り人形と呼べる存在が、現在自分達の目の前に現れている。ライアはオーディンがわざわざ姿を見せた意図が掴めなかった。

 

「神崎士郎がここにいるの!?」

 

『いや……この世界にあの男はいない。私は今、私の都合で動いている』

 

「お前の都合だと……? 何が目的だ」

 

『それを今、お前達に話す必要はない……』

 

「ふざけるな!!」

 

ファムがブランバイザーをオーディン目掛けて突き立てた……その瞬間、金色の羽根と共にオーディンの姿がその場から消えた。

 

「!? 消え―――」

 

『こっちだ』

 

「うあぁっ!?」

 

「美穂!!」

 

姿を消したオーディンは、一瞬でファムの真後ろに転移。振り向いたファムの顔面に裏拳を炸裂させてファムを薙ぎ払い、そこにライアがエビルウィップを振るう……が、オーディンがすぐに転移し、エビルウィップの攻撃は空振りに終わる。

 

『安心しろ。お前達と戦いに来た訳ではない』

 

「!? ぐぁあっ!!」

 

声のする方にライアが振り返った瞬間、ライアの顔面にもオーディンの裏拳と平手打ちが炸裂する。殴り飛ばされたライアがファムの隣まで地面を転がされる中、オーディンは再び腕を組んでライアとファムを見据える。

 

『お前達に倒れられると困るのは事実だ。これから先、我々が果たすべき目的の為にな……』

 

「何……ッ!!」

 

「アンタ……何を企んでるんだ!!」

 

『知る必要はないと言っただろう』

 

「ふっ!!」

 

「きゃあ!?」

 

「おらぁっ!!」

 

「ぐ……!?」

 

起き上がって再びオーディンに挑みかかろうとしたファムをアビスが斬りつけ、立ち上がろうとしたライアをインペラーが容赦なく地面に蹴り倒す。そしてオーディンが右手をかざした瞬間、ライアとファムの周囲に無数の金色の羽根が舞い降り……

 

『ハァッ!!』

 

「ッ……ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

接触した金色の羽根が次々と破裂し、ライアとファムに多大なダメージを与えた。地面に倒れ伏すライアとファムの2人を、オーディン・アビス・インペラーの3人が見下ろす。

 

「ッ……何て、力だ……!!」

 

『あの機動六課という部隊との関わりを持とうが持つまいが、それはお前達の勝手だ……だが、我々は管理局の手を借りるつもりはない』

 

「!? どうして六課の事まで……」

 

『我々が、何も知らない状態で動いていると思ったか? お前達が六課と馴れ合っている間に、我々はこのミッドチルダにおける様々な情報を入手した。その入手した情報から考慮した結果……時空管理局は、信用するに値しない組織であると判断した』

 

「どういう事だ……!!」

 

『お前達もいずれ知る事になる。そして……』

 

オーディンは両手を大きく開き、そしてライアとファムを指差す。

 

『お前達にもいずれ、大きな試練が訪れる事だろう……今は他人の事よりも、自分達の心配をした方が良い』

 

「ッ……余計なお世話だよ……アンタに言われなくたって、アタシ達はモンスターを倒し続ける……!!」

 

『それで良い。それが今、お前達のやるべき事だ』

 

オーディンは再び腕を組み、その場でクルリと振り返る。

 

『今日はこれで、お開きとさせて貰うとしよう……』

 

「はぁ!? おいおい、マジで帰るってのか!? こんな不完全燃焼で終われるかよ!!」

 

『ほぉ……この私に逆らうつもりか?』

 

「ッ……くそ!!」

 

「……ふん」

 

インペラーがオーディンに抗議するも、オーディンの威圧感ある一言がインペラーを黙らせ、アビスは特に何も言わずにアビスセイバーで肩を叩きながらオーディンの傍まで歩み寄る。

 

『では、さらばだ。お前達の成長を見届けているぞ……』

 

「待て!!」

 

ライアの制止も無視し、オーディンはアビスやインペラーと共に一瞬で転移し、その場には複数の金色の羽根だけが舞い落ちるように残される。その金色の羽根もすぐに粒子化し、跡形もなく消滅していく。

 

「ッ……何だったんだよ、あのオーディンって奴……」

 

「わからない……とにかく、一度ここを出るぞ。そろそろ時間切れだ」

 

ライアとファムの右手が少しずつ粒子化し始めていた。ライアはファムに自身の肩を貸しながら、六課の面々がいる現実世界へと帰還するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――だぁもう畜生がっ!!」

 

一方、ミラーワールドから帰還した湯村と二宮の方でも、手塚と美穂に追い詰められた時の苛立ちが募り、湯村が近くのドラム缶やアルミ缶を八つ当たり気味に蹴り倒していた。それを後ろから見ていた二宮は呆れた様子で溜め息をつく。

 

「いい加減にしろ湯村。あの2人の存在も今後の為に必須なんだ、これ以上アイツ等に自分からちょっかいをかけに行くのはやめろ」

 

「冗談じゃねぇ!! あんなケツの青い甘ちゃん共を誰が認めるかよ!! アイツ等はいずれ俺の手で捻り潰してやるよ……!!」

 

「あんだけ追い詰められておきながら、まだそんな事を口にする気か? 単細胞が」

 

「……おい、今何て言ったよテメェ!!」

 

湯村は振り向き様に拳を振り上げ、二宮の顔面を殴ろうとした……が、二宮の右手で軽く受け止められ、そのまま捻るように湯村の腕を封じる。

 

「ぐぁ……!?」

 

「俺の死角から狙おうとしてんのがバレバレだ。自分で単細胞だと言ってるようなもんだな」

 

「く、くそ、離せ……!!」

 

「自分の思い通りにならなきゃ気が済まない短気な性格……飛んできた時間は違えど、高見沢さんの下にいた頃からお前は何も変わっちゃいない」

 

「うぉわ!?」

 

そのまま足を引っかけられた湯村が地面に薙ぎ倒され、仰向けになった湯村の腹部を二宮が右足で踏みつける。

 

「ぐぶぇ……!?」

 

「お前のフォローなんぞの為に、俺が一体どれだけ苦労させられていると思ってるんだ……わかったらこれ以上、俺の手を煩わせるんじゃねぇ」

 

「わ、わがっだ……わがっだがら、もう、やめ……ッ……!!」

 

「……わかれば良い」

 

「ッ……げほ、ごほ!! く、そぉ……ッ……!!」

 

二宮に踏みつけられた腹部を手で押さえつつ、湯村はフラフラと壁伝いにその場を歩き去って行く。そんな湯村の後ろ姿を見ていた二宮に、近くの窓ガラスに潜んでいたオーディンが語りかける。

 

『本気か? 二宮』

 

「なぁオーディン。お前の考える計画とやらを遂行する為にも、俺の存在は管理局にもスカリエッティの連中にも知られない方が都合が良いんだ……それから俺はこう考え始めているよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ目障りだな……あの単細胞馬鹿は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立ち去る湯村の後ろ姿を、二宮は睨みつけながら言い放つ。まるで獲物に狙いを定めた獰猛な鮫のように、その右目は鋭い目付きになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、六課隊舎のロビーでは……

 

 

 

 

 

「もぉ、駄目だよシャーリー。人の過去を勝手にバラしちゃ」

 

「す、すみません。でも、何か色々と見てられなくて……」

 

手塚と美穂がミラーワールドから帰還した後、少し遅れてなのは達も帰還してきた。自分が出動している間に自分の過去がフォワードメンバー達に勝手にバラされていたと知り、なのははシャーリーに注意している。

 

「それで、ティアナは今どこに?」

 

「はい、確か演習場の方に……」

 

シャーリーからティアナの居場所を聞いたなのはは、すぐさまティアナの下へと走って行く。その様子を見ていた美穂はコッソリなのはの後を追いかけようと動き始めていた……が。

 

「どこに行くつもりだ?」

 

「うっ」

 

その姿は、シグナムによってバッチリ見られていた。美穂はバツが悪そうな様子でシグナムの方に振り返る。

 

「えっと、その……アタシも、なのは達にちゃんと謝ろうと思ってさ。ティアナとスバルが夜遅くまでキツい練習してるのを見ていて止めなかった、アタシにも責任があるから……」

 

「……そうか」

 

その言葉にシグナムは小さく溜め息をつく。しかしその表情は、先程までのティアナを咎めた時のようなキツい物ではなかった。

 

「ならばさっさと行って来い。どうせナカジマ達も、コッソリ様子を見に行ってるだろうからな」

 

「……うん。ありがとう、シグナム」

 

美穂はシグナムに礼を言ってから、なのはの後を追いかけるように演習場へと向かっていく。そんなシグナムの後ろから、手塚がコインを指で弾きながら声をかける。

 

「意外だな。そんなアッサリ許可を出すとは」

 

「……ハラオウンも様子を見に行っているからな。高町とハラオウンの2人がいれば監視は問題ない」

 

「随分と監視が緩いように思えるのは、何か理由があるのか?」

 

「主はやてからもしつこく言われたからな。いつまでもお前達を疑ったところで仕方ないと……それに」

 

シグナムは演習場に向かって行く美穂の後ろ姿を眺める。

 

「監視する中で、霧島の目から何か悲哀を感じ取れた気がしてな。アレは少なくとも、悪意を持った人間がするような目ではなかった」

 

「……なるほどな」

 

「言っておくがお前もだぞ」

 

「ん?」

 

シグナムは手塚の方に振り返る。

 

「お前の目は、覚悟を決めた人間のそれと同じだ。それも何か、とてつもなく重い物を抱えている……お前と霧島は一体、その背中に何を背負い込んでいる?」

 

「……」

 

手塚は宙に飛んだコインをキャッチし、指で弾くのをやめる。そしてシグナムに振り返らずに告げる。

 

「……自分が信じ続けてきた物。今はそれがとてつもなく重いと感じている」

 

「? それは一体……」

 

「知らない方が良い」

 

手塚はハッキリ断言した。

 

「知らない方が良い……普通の人間は、知らない方が幸せだろう」

 

それだけ告げてから、手塚も同じように演習場へと向かって行く。そんな彼をシグナムは止めず、ただ無言で彼が立ち去って行くのを見つめる事しかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――で、何をしてるんだお前達は」

 

「「「「「うわひゃあっ!?」」」」」

 

その後、演習場に向かった手塚は……茂みの中に隠れてなのはとティアナの様子を眺めていたフェイト・スバル・エリオ・キャロ・美穂の5人に対し、わざと驚かせるように声をかけた。5人は驚いて茂みの中から出てしまい、それに気付いたなのはとティアナが一同の方に気付いた。

 

「ふぇ!? み、皆見てたの!?」

 

「あ、あはははは……ごめんなのは」

 

「スバル、エリオ、キャロ、それに美穂さんまで……」

 

「ご、ごめんティア~」

 

「も、もぉ……!」

 

先程まで泣いていたのか、ティアナは目元の涙を拭ってからスバル達を睨み付ける。スバルが申し訳なさそうに謝る一方で、手塚は美穂の背中を押していた。

 

「やれやれ……美穂、お前は何か言う事があるんじゃないのか?」

 

「……うん」

 

「え、美穂さん……?」

 

「あの……ごめんなさい!!」

 

「「「!?」」」

 

美穂はなのはとティアナ、それからスバルに対して頭を下げた。突然の謝罪になのは達3人は驚いた。

 

「ティアナ達が練習で無理してるのを見ていたのに、アタシはそれを止めようともしなかった……そのせいであんな事になっちゃって……アタシにも責任があると思ったから……!」

 

「そ、そんな!? アレは無茶ばかりしてた私達がいけないんであって、美穂さんは何も悪くないですよ!」

 

「そ、そうだよ美穂さん! ほらほら、顔を上げて!」

 

「で、でも……」

 

「ほ、ほら、私もティアナも仲直りしましたから! その気持ちだけでも充分ですよ! むしろちゃんと説明しなかった私にも非がありますから!」

 

「……何やら謝罪合戦が始まってしまったな」

 

「で、ですね……」

 

「キュクル~」

 

なのは達と美穂がお互いに謝り合っているのを、手塚とフェイトは離れた位置で見ていた。手塚の頭の上には暇そうにしているフリードリヒが止まり、小さく欠伸をしている。

 

「さて、このままでは謝罪合戦が長引きそうだ」

 

「そろそろ止めましょうか……皆、その辺で一旦ストップしようねぇ~」

 

フェイトがなのは達の謝罪合戦を止めに行った後、手塚は指で軽くコインを弾き始める。

 

(……それにしても)

 

シャーリーがなのはの過去を語る際に見せてくれた過去の映像。その映像の中にあった、幼いなのはと戦いを繰り広げていた金髪の少女の姿。

 

(あの少女、まさか……)

 

手塚はなのは達を止めに入っているフェイトの姿を見つめる。映像の件について、一応は確認したかった手塚ではあったが……

 

(……聞くのは野暮という物か)

 

楽しそうにしているなのはやフェイト、フォワードメンバーや美穂達の様子を見て、手塚は聞くのはやめにした。彼はコインを高く弾き上げ、それをキャッチしようとしたが……

 

「キュク」

 

「む」

 

そのコインは手塚ではなく、手塚の頭の上にいたフリードリヒが口でキャッチしてしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で、六課の司令室。

 

 

 

 

「……これは」

 

はやては今、なのは達が戦ったという謎のガジェットの映像を見ていた。トンボのような姿に変形した青色のガジェット。彼女はこのガジェットの存在を非常に重く見ていた。

 

(この姿、この動き……まるで、手塚さん達が戦ってるモンスターやないか……だとしたら……)

 

 

 

 

 

 

はやては薄々予感していた。

 

 

 

 

 

 

ジェイル・スカリエッティは既に、仮面ライダーの存在を知っている事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのスカリエッティの研究所では……

 

 

 

 

 

「フ、フフ、フフフフフ……!!」

 

この日もまた、スカリエッティは自分が開発している真っ最中の“ある物”に対して興奮を抑えられずにいた。そんな彼の下にウーノがやってきた。

 

「ドクター。現在、ガジェットM型の量産は順調に進んでいます。今後の作戦でも存分に活用できるかと」

 

「ふむ、そうか。いつもすまないねウーノ」

 

「ドクターのご命令とあらば……しかし、よろしいのでしょうか? せっかく開発したM型を使い捨てにしてしまうのは……」

 

「その辺は問題ないよ。アレ等は全て、現在開発中の“コレ”に比べればガラクタ同然だからね。今はこちらの方に気が向いてしまっているよ」

 

「は、はぁ……」

 

「ところでだ。ウーノ、彼のコンディションは万全かね?」

 

「はい。現在、トーレがM型を差し向けて実戦データを採取しています……最も、差し向けたガジェットは全て破壊されてしまったようですが」

 

「フハハハハ!! なるほど、流石だねぇ彼も」

 

「それから、騎士ゼストと共にいる“彼”も、順調に力を付けていっているようです。これなら例の計画の始動に間に合うかと」

 

「そうか。フフフフフ……いや本当、面白い物がこの世界に流れ込んできたものだよ。我々が戦力として保有しているライダーも、片や戦いに貪欲、片や戦いに消極的……ものの見事に対極だ。これは果たして偶然なのか、それとも何か運命の力が働いてこうなったのか……楽しい“祭り”になりそうだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その研究所の地下、トレーニングルームと思われる部屋。

 

 

 

 

 

「―――うらぁっ!!」

 

ガシャアンッ!!

 

『ブ、ブブ……ッ……』

 

トンボの特徴を持った青色のガジェットが、とあるライダーの攻撃で呆気なく破壊された。そのライダーはその手に持っていたドリルのような形状をした金色のサーベルを乱暴に振り回し、周囲にいた青色のガジェット達を連続で破壊していく。

 

「……凄まじいものだな」

 

その様子を、青色のボディスーツに身を包んだ紫髪の女性―――“トーレ”は、腕を組んで壁に背を付けながら見届けていた。

 

「生身ですら手を焼いたというのに、変身するとここまでの力を発揮するのか……あの“腑抜け”に比べれば、戦力面ではこちらの方がまだ期待できそうか」

 

「アァ~……!」

 

破壊したガジェットを足で踏み潰したそのライダーは、首をゴキゴキ鳴らしながらトーレを睨み付ける。

 

「足りない……足りないんだよ……もっと俺を楽しませられないのかぁ!!」

 

「いずれ、お前も戦場に出られるようになるだろう。それまでの間、ガジェット相手で我慢しろ」

 

「全く……お前も、あの眼鏡女も、あの白衣の野郎も、どいつもこいつもイラつかせるな……!!」

 

「私からすれば、お前のその暴走ぶりにイライラさせられたがな。つまりこれはお互い様という物だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう思わないか? 浅倉威」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イライラするぜ……アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

浅倉威(あさくらたけし)……またの名を、“仮面ライダー王蛇”。

 

 

 

 

 

 

最凶最悪の仮面ライダーが求める“祭り”は、もうじき開催されようとしていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued……

 




リリカル龍騎StrikerS!


なのは「今日1日、訓練はお休みだよ!」

手塚「暴行事件……まさかとは思うが……」

女性局員「い、いや、誰か助けて!!」

二宮「アイツ、まさかスカリエッティの所にいたとはな……」

浅倉「精々醜く、抗え……!」


戦わなければ生き残れない!
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