リリカル龍騎ライダーズinミッドチルダ   作:ロンギヌス

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お待たせしました。カリムの予言書を考え続けた結果、投稿するのに無駄に時間がかかってしまいました。

ちなみに今更になりますが、活動報告で行ったオリジナルライダー募集では、レイブラストさんの【仮面ライダーエクシス】を採用させて頂きました。
採用に至った切っ掛けは、今後本編で起こりうる展開に挟み込むのに、このエクシスの設定が一番ベストマッチしたのが主な理由です。どんな展開かと言うと、今回の話の中でそのヒントが出て来ます。
しかし今回の話を書き上げた結果、カリムの予言から今後の展開を先読みされてしまいそうな気がして内心凄くドキドキしております。

それではどうぞ。

あ、今回は戦闘シーンはありませんので悪しからず。



第26話 新たな予言

「新しい仮面ライダーだと……!?」

 

フェイトがヴィヴィオの説得に成功してからしばらく経った後。なのは、フェイト、はやて、手塚、夏希の5人は聖王本部協会まで向かうべく、フェイトが運転する車で移動中だった。その道中、夏希から新たに遭遇した謎の仮面ライダー―――エクシスの存在を聞いた手塚達は驚愕する。

 

「夏希さん、そのライダーは今どこに?」

 

「アタシにもわからない。モンスターを倒した後、アタシの事も無視してすぐどこかに行っちゃったから……見た感じだと、狐のようなモンスターと契約してたのは間違いないよ。おまけに2体も連れてたし」

 

「狐のモンスターが2体……元いた世界で、俺達が出会った事のないライダーかもしれん。問題は、そのライダーが俺達にとって敵なのか味方なのか……」

 

「王蛇……浅倉威のように、既にスカリエッティと接触している可能性も0%じゃないやろうしなぁ。できれば味方になって欲しいところや」

 

「……狐のライダーか」

 

手塚の脳裏に思い浮かぶのは、占いで見えた未知の仮面ライダーの後ろ姿。最初は夏希の言う狐のライダーと同一の存在かと彼は考えたが……

 

(いや、恐らく違うな。アレとは姿形の特徴が一致していない)

 

その可能性は、手塚自身によって即座に否定された。

 

(ならば、あの時見えたライダーは何者なのか……駄目だ。見えたのが後ろ姿だけでは何とも言えん……)

 

まだ見ぬ仮面ライダーの正体について、頭の中で思考を張り巡らせる手塚だったが、彼がそうしていられる時間はほとんどなかった。何故な考え事をしている内に、気付けば聖王協会本部まで到着していたからだ。

 

「ここが聖王協会なの?」

 

「その通りや。それじゃ向かうとしよか。騎士カリムがお待ちや」

 

(……取り敢えず、その事は一旦後で考えるとするか)

 

まずは目の前の用事を済ませるのが先決だ。そう考えた手塚はシートベルトを外し、はやて達に続いて車から降りる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして。聖王協会騎士のカリム・グラシアです」

 

「失礼いたします。高町なのは一等空尉であります」

 

「フェイト・T・ハラオウン執務官です」

 

聖王協会本部にやって来た5人を迎えたのは、聖王協会騎士として所属している金髪の女性―――“カリム・グラシア”だった。まず最初になのはとフェイトが敬礼しながら自己紹介した後、続いてカリムの視線が手塚と夏希の方に向いた為、手塚と夏希も続けて名乗る事にした。

 

「初めまして。民間協力者の手塚海之です」

 

「あ、えっと……白鳥夏希、です。よろしく……」

 

手塚が敬語で自己紹介した為、あまりそういう事に慣れていない夏希は緊張した様子で名乗る。それを見たカリムは微笑みながら2人に歩み寄った。

 

「そんなに畏まらなくても大丈夫ですよ。ここは公式の場ではありませんし」

 

「あ、そうなの? じゃあ、夏希でよろしく」

 

「それは失礼にも程があるぞ」

 

カリムから「敬語でなくても大丈夫」だと言われた途端、即座に敬語をなくした夏希が気軽に名乗り、手塚はそれに呆れた様子で突っ込みを入れる(カリムは特に気にしてはいないようなので問題はないようだが)。そして一同が部屋の中の席にそれぞれ座ると、そこには既に先客で座っている黒髪の青年がおり、フェイトがその青年にも頭を下げる。

 

「お久しぶりです、クロノ提督」

 

「あぁ、ハラオウン執務官」

 

「あら2人共。先程も言いましたが、そんなに畏まらなくて大丈夫ですよ?」

 

「そういう訳やから、いつも通りで構わんのよ?」

 

「……じゃあ、久しぶり。お兄ちゃん」

 

「そ、その呼び方はよせ」

 

カリムとはやてからそう言われ、フェイトも黒髪の青年―――“クロノ・ハラオウン”に笑顔で呼びかける。クロノは「お兄ちゃん」と呼ばれて照れ臭そうな表情で視線を逸らし、その会話を聞いていた手塚と夏希は2人の関係に気付いた。

 

「ハラオウンの兄か?」

 

「はい。クロノ・ハラオウン提督、私の兄です」

 

「へぇ~、フェイトにもお兄ちゃんがいたんだ。かなりイケメンだねぇ♪」

 

「ゴホン! ……とにかく。君達仮面ライダーの事は、騎士カリムと同じくはやてから詳しく聞いているよ。今このミッドで起きている、連続失踪事件の真相についてもね」

 

わざと咳き込んで強制的に話題を切り替えたクロノは、真剣な表情になって手塚と夏希を見据える。その目付きに思わず警戒する手塚と夏希だったが、クロノはすぐにフォローを入れる。

 

「安心してくれ。事情が事情である以上、君達の事はまだ上層部にも報告はしていない。それに、話したところで信用して貰えるかどうかも怪しい部分があるからね」

 

「……信用するというのか? 俺達を」

 

「フェイトからも聞いているよ。手塚海之……で合ってるかな? フェイトが鏡の世界のモンスターとやらに襲われかけた時、君が助けてくれたそうじゃないか。その事で、いつか君には礼を言おうと思っていたんだ……妹を助けてくれて感謝する。ありがとう」

 

「!」

 

初めて出会った頃のシグナムやヴィータみたいに警戒されているのと思いきや、クロノの口から出た言葉は心からの感謝だった。その事で手塚は少しばかり目を見開く。

 

「……礼を言われるような事でもない。守れる命は守り通す、それだけの事だ」

 

「守れる命は守り通す、か……なるほど。話に聞いていた通り、誠実な人間のようだな。君の事を話す時、フェイトが笑顔だったのもわかる気がするよ」

 

「ちょ、お兄ちゃん!?」

 

「「ほほぉ~?」」

 

「あ、あははははは……」

 

「「?」」

 

(……なるほど、気付いて貰えていないのか)

 

クロノの発言でフェイトが顔を赤らめて焦り、それを見たはやてと夏希は面白そうにニヤニヤ笑い、なのはは苦笑いを浮かべ、事情を知らないカリムと何も気付いていない手塚は首を傾げる。それらを一通り見据えたクロノは何となく察する事ができた。

 

「……頑張れフェイト、応援はするぞ」

 

「いやだからそういう関係じゃなくて!?」

 

「まぁまぁ、取り敢えずその話は後にして……ちゃんと話しとこっか。機動六課設立の本当の理由」

 

そう告げるはやての表情は、先程までニヤけていた物ではなく真剣な物だった。それを見た他の6人もすぐに表情が切り替わり、部屋のカーテンが全て閉められてから改めて席につく。

 

「六課設立の表向きの理由はロストロギア……レリックの捜索と、独立性のある少数部隊の実験例が主になる。はやて達は知っての通り、六課の後見人は僕とカリム、そして僕とフェイトの母親であるリンディ・ハラオウンだ」

 

「え、お母さんも関わってるの?」

 

「はい」

 

「そして非公式ではあるが、かの三提督も設立を認め、協力を約束してくれている」

 

「「えっ!?」」

 

流石にあの伝説の三提督まで裏で協力してくれていた事までは知らなかったのか、なのはとフェイトが驚きの声を上げた。

 

「三提督……というと、あの伝説の三提督か?」

 

「あぁ。あの方達に協力して貰ったのには……」

 

「私の能力が関係しています」

 

カリムが両手をかざすと、7人が座っているテーブルの上に札のような物が複数出現し、宙に浮いたままテーブルの上を回るように動き始めた。それを見た手塚と夏希は驚いた。

 

「え、何これ!?」

 

「これは……」

 

予言者の著書(プロフェーティン・シュリフテン)……これは最短で半年、最長で数年先の未来を、詩文形式の予言書として作成する事が可能な私のレアスキルです」

 

「予言書……って事は未来予知!? 海之以外にもできる人がいたんだ……」

 

「夏希、俺のはあくまで占いであって未来予知ではないぞ」

 

((((未来予知じゃなかったら何!?))))

 

手塚のその発言になのは・フェイト・はやて・夏希が思わず心の中で突っ込んだ。そんな4人の心情を知らないカリムが話を続ける。

 

「と言っても、私の場合も年に一度しか発動できません。それも古代ベルカ語による複雑な文章で……」

 

予言書の一部がなのはとフェイト、手塚と夏希の目の前に移動する。

 

「古代ベルカ語……名称からして、かなり大昔の時代の言語という事か」

 

「うっへぇ……ミッド語ですら難しいのに、古代文字なんて全然わからないよぉ」

 

「御覧の通り、あまり万能とは言えない能力です。しかし今から数年ほど前、ある事件が予言書として書き出されました。それがこれです」

 

そう言って、カリムは予言書に書かれている内容を読み始めた。

 

 

 

 

【旧い結晶と無限の欲望が交わる地】

 

 

 

 

【死せる王の下、聖地より彼の翼が蘇る】

 

 

 

 

【死者達は躍り、かつ大地の法の塔は虚しく焼け落ち】

 

 

 

 

【それを先駆けに数多の海よりの法の船も砕け散る】

 

 

 

 

「「「!!」」」

 

カリムが読み上げた内容に、なのはとフェイトが戦慄した。加えて手塚もまた、ある程度だがその内容の意味を理解していた。

 

「これってまさか……時空管理局本局の、壊滅と崩壊……!?」

 

「え!? 管理局が壊滅って……何でそんな事に!?」

 

なのはの言葉を聞いて、夏希もようやく理解できたのか、同じように驚きの表情を浮かべる。それに対し、手塚は他の面々と違い、いくらか冷静に文章の内容を訳そうとしていた。

 

「旧い結晶というのは、古代遺物(ロストロギア)……つまりレリックの事か。だとすると無限の欲望は……」

 

「恐らくだが、ジェイル・スカリエッティだろう。この事件はスカリエッティによって引き起こされる可能性が高いという事だな。問題なのは……」

 

「【聖地より彼の翼が蘇る】……これが何を指しとるのかがわからんのよなぁ」

 

「……実を言いますと」

 

ここでカリムが再び口を開く。

 

「この事は、はやてにもまだ話していなかったんですが……つい最近、この予言書に関連する新しい文章が書き上げられたんです」

 

「えっ!?」

 

この場で初めてそれを知らされたのか、はやても驚きの声を上げる。

 

「その文章が書き上げられたのは、今からおよそ1年前の事です」

 

「1年前……ッ!? それって……!!」

 

「あぁ……連続失踪事件が発生し始めた辺りの頃だ」

 

「「!?」」

 

連続失踪事件が起こり始めた1年前に、予言書に新たな文章が追加された。それはつまり、このミッドチルダにミラーワールド、そしてモンスターが発生し始めた辺りの時期だ。クロノの発言を聞いた手塚と夏希は驚きの表情を隠せず、明らかに自分達にも関係のある事だと認識させられていた。

 

「その文章が、こちらになります」

 

新たな予言書がそれぞれの前に配置され、カリムは再び読み上げ始めた。

 

 

 

 

【鏡像の世界より現れし、命なき無数の異形達】

 

 

 

 

【無限の欲望は偽りの騎士となり、異形を象りし軍勢は真実の世に迫る】

 

 

 

 

【戦いに飢えし蛇の毒に蝕まれ、白き翼の騎士は地に倒れ】

 

 

 

 

【盾の騎士は打ち破れ、剣の騎士より灼熱の刃は振るわれん】

 

 

 

 

【聖王の翼が大地より蘇りし時】

 

 

 

 

【赤と青に煌めく金色の翼が、全ての運命を覆さん】

 

 

 

 

「―――以上が、新たに追加された文章の内容です」

 

カリムが文章を読み終えた後、部屋には静寂の時間が訪れる。それから少しだけ経過した後、ようやく手塚と夏希が口を開いた。

 

「【鏡像の世界】と【命なき無数の異形達】……これはミラーワールドとモンスターで間違いないだろうな」

 

「【戦いに飢えし蛇】……これは流石のアタシでもわかったよ。たぶん、浅倉の事だと思う」

 

まず、【鏡像の世界】はそのままミラーワールド、【命なき無数の異形】はモンスターの事を指しているのはすぐにわかった。【戦いに飢えし蛇】も、あの王蛇の姿を思い浮かべれば確定は容易。そして【白き翼の騎士】についても、夏希が変身するファムの事を指している事は想像に難しくなかった……しかし。

 

「いくつか気になるのもあるな……まず【偽りの騎士】だが、これは俺にもよくわからない」

 

「アタシも……というか【異形を象りし軍勢】って、これモンスターの事かな?」

 

「あ、それはたぶんガジェットの事じゃないでしょうか。ここ最近、モンスターみたいな姿に変形するガジェットが紛れるようになりましたし」

 

「それ以外だと……【盾の騎士】と、【剣の騎士】……?」

 

「【盾の騎士】はたぶん、手塚さんの事では? ほら、変身した後は盾を装備してますし」

 

「だとすれば……この【剣の騎士】は一体……」

 

「その【剣の騎士】って、アタシがさっき出くわした狐のライダーの事なんじゃ?」

 

「……いや、その可能性は低いな。俺の占いで見えた光景だと、そのライダーには夏希の遭遇したライダーと特徴が一致していなかった。恐らく他にも何人かライダーがいるのかもしれん」

 

手塚や夏希の知識があっても、この予言書にはよくわからない部分が多い。7人は「う~ん」と悩みに悩むばかりである。そんな中、手塚は他の単語にも目を向けてみる事にした。

 

(【赤と青に煌めく金色の翼】……そのままの意味という訳ではないはずだ……ミラーワールドやモンスター、仮面ライダーを指している言葉が多いとなると、これも恐らくそれらに関係してくる内容のはず……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『浅倉威をライダーに選んだのは、お前の為でもある』

 

 

 

 

 

 

『戦え。ライダーの宿命に逆らうな。戦わなければ、次に脱落するのはお前になる』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――!!」

 

その時、手塚は思い出した。その【赤と青に煌く金色の翼】は、彼にとっても過去に見覚えのある物であった事を。

 

「……神崎士郎から」

 

「「「「「?」」」」」

 

「……元いた世界で、神崎士郎から戦いを促された事があった」

 

「神崎士郎? 確か、君達ライダーが戦うよう仕組んだ張本人だったか……?」

 

「あぁ……ライダー同士で戦おうとしなかった俺を戦わせる為に、奴は浅倉威をライダーに選んだ。そして俺に対しては、ある1枚のカードを渡してきた。そのカードの絵柄には……青い背景の中に金色の翼が描かれていた」

 

「! じゃあ、海之が貰ったそのカードが、この【赤と青に煌めく金色の翼】の内の片方って事?」

 

「あくまで推測に過ぎないが……その可能性もあるかもしれない」

 

「手塚さん、そのカードを使った事が……?」

 

「いや。神崎士郎の挑発に乗る訳にはいかなかったからな。そのカードは仮面ライダーナイト……秋山蓮に手渡してからそれっきりだ。アレがどんな力を秘めているのかは俺にもわからない」

 

「なるほど……そのカードの事が、この予言書に書かれたのだとしたら……」

 

「それが、この事件を解決に導く為の重要な鍵になる……という事ですね」

 

「【赤と青に煌めく金色の翼】……ってあるから、海之が貰ったっていう青いカードだけじゃなくて、赤い方も存在するって事なのかも」

 

「……俺の占いの中では、俺と夏希が戦いに敗れている姿が浮かび上がった」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

6人の視線が手塚に集中する。

 

「現時点で言える事は1つ。【赤と青に煌めく金色の翼】……これを手にしない限り、俺達はこの事件を解決する事ができず、敗北を喫する事になるという事だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、スカリエッティの研究所(ラボ)では……

 

 

 

 

 

「フ、フフフフフフ……つ、遂に……遂に完成したぞぉ!!」

 

研究室に籠ったまま、ある物の開発に取り組んでいたスカリエッティ。彼は今日この日、遂に完成させる事ができた“それ”を手に取って掲げ、我慢できずに高笑いし始めた。そんな彼の後ろにはウーノが佇んでいる。

 

「私の技術力を以てしても、これを一から開発するのに1年近くも手間取る事になろうとは……いやはや、こんな物を一から作り上げた開発者は私をも上回る天才かもしれない……!! 開発者とはぜひ、一度でも良いから話をしてみたいものだね……!!」

 

「では、チンクを呼び戻すべきでしょうか?」

 

「そうだねウーノ。今からチンクに伝えてくれ……【基となるデッキが完成した。例のモンスターをこちらまで上手く引き付けてくれ】……とね。あぁ、今から楽しみだよ……浅倉達が持つ仮面ライダーを、疑似的に(・・・・)とはいえ手にする事ができるのだからねぇ……ククククク、ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

 

スカリエッティが完成させた物、それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手塚達が使用している物とは形状が異なる、黒いカードデッキだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッドチルダ、とある森林の湖付近……

 

 

 

 

 

「―――了解した。すぐに研究所(ラボ)まで帰還する」

 

湖の前には、小柄な体格と長い白髪、右目に着けた黒い眼帯が特徴的な少女が立っていた。彼女はウーノとの映像通信を切った後、小さくフゥと息を吐いた。

 

「やれやれ。これでようやくこの任務も終わりという訳だな……全く、お前(・・)との命がけの鬼ごっこは本当に大変だったぞ」

 

黒い眼帯の少女―――“チンク”は湖の水面を覗き込む。その水面に映っていたのは……1体のモンスターだった。

 

 

 

 

 

 

キィィィィィン……キィィィィィン……

 

 

 

 

 

 

『グォォォォォォォォ……!!』

 

 

 

 

 

 

黒いボディに銀色の装甲。

 

 

 

 

 

 

頭部から背中まで伸びている複数のパイプ。

 

 

 

 

 

 

複数の黒い目が存在する顔。

 

 

 

 

 

 

全体的にロボットのようなイメージを醸し出している姿。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コオロギとロボットが合わさった異形の怪物もまた、獰猛な唸り声を上げてチンクを睨みつけていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued……

 




リリカル龍騎StrikerS!


ヴィヴィオ「パパ、行っちゃやだ……!」

フォワード一同「「「「手塚さんがパパ!?」」」」

手塚「俺がパパだと……」

ウィスクラーケン『グジュルルルルッ!!』

オーディン『やはりこうなってしまったか……』

???「お前だけは絶対に許さない!!」

夏希「何これ、どういう状況……?」


戦わなければ生き残れない!
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