リリカル龍騎ライダーズinミッドチルダ   作:ロンギヌス

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ビルドも最終回を迎えてしまいましたね。取り敢えず、戦兎が1人ぼっちにならずに済んでホッとしました。

お疲れ様ビルド……そして次回からよろしくジオウ!





あ、ついでにこのエピソード・ファムも今回で終わりです←

それではどうぞ。












EDテーマ:Alive a Life -Advent Mix-








エピソード・ファム 10

「何だ……くっ!?」

 

エクソダイバーの背中に乗り、ミラーワールド内のクラナガンを飛び回っていたライアサバイブ。彼が振り向いた先では、ミラーワールド全体が震撼するほどの大爆発が起こっていた。その爆発の余波で危うくエクソダイバーの背中から落ちそうになるも、彼は何とかバランスを取って持ち堪える。

 

「ッ……今の爆発……まさか、あの2人が……!?」

 

もしそうなら、夏希はあの満身創痍の状態で、リュウガに戦いを挑んでいる事になる。最悪の事態を想定し、ライアサバイブはエクソダイバーに飛行速度を上げさせ、爆発の起きた場所まで一気に飛んで行く。

 

「!! 夏希……ッ」

 

爆発が起きた大きな広場。その燃え盛る爆炎の中、そこに立ち尽くしているファムサバイブの後ろ姿を発見し、ライアサバイブはエクソダイバーから飛び降りて彼女の下へ駆け出す。

 

「夏希!! 無事だったか……ッ!?」

 

しかし、ライアサバイブは途中で立ち止まる。彼が声をかけようとしたファムサバイブの前方から、爆炎を掻き分けるように姿を現す漆黒の戦士―――リュウガを見てしまったからだ。複眼を赤く光らせたまま、リュウガは2人のいる方へと歩みを進めていく。

 

「アイツは……!!」

 

「待って、海之」

 

ライアサバイブが即座に身構えるも、それをファムサバイブが手で制する。何故彼女が止めるのか。その理由もすぐに判明した。

 

「……もう長くない」

 

「……ヌ、グゥッ!?」

 

彼女がそう口にした直後。突然リュウガが胸を押さえながら呻き、その場に膝を突いた。それと共に、彼のベルトに装填されていたカードデッキは更に罅割れが大きくなり……

 

 

 

 

ガシャンッバキバキバキィンッ!!

 

 

 

 

そして遂に、カードデッキが粉々に砕け散った。破片が地面に落ちていく中、リュウガの全身もまた鏡のように砕け散り、その姿は城戸真司の物となる。

 

「終わりだよ、アンタはもう」

 

「ッ……終わらせ、ない……」

 

ファムサバイブに向かって伸びる真司の右手が、少しずつ粒子化し始める。その粒子化は徐々に右手から右腕にかけて広がり、そこから今度は全身に広がっていく中、真司の目は変わらずファムサバイブを睨みつけていた。

 

「俺は、勝つ……最強、の……ライダー、として……彼女(・・)、を……救う為、に……」

 

「もう良い」

 

そんな彼の右手に、ファムサバイブが両手で優しく触れる。その声色は、先程まで彼と戦っていた戦士とはとても思えないような……温かく、そして優しい物だった。

 

「もう良いんだ、真司。あの戦いは終わった……アンタも、休んで良いんだ」

 

「ッ……俺、は……」

 

「お疲れ様」

 

そんな労いの言葉が、引き鉄となったのだろうか。先程まで彼女を睨みつけていた真司の目は、少しずつ力を失っていった。そして彼女の前で膝を突いたまま、その全身が粒子となって空に舞い上がっていき……その姿は、跡形もなく完全に消え去った。

 

「お休み……もう1人の真司」

 

消えるその瞬間まで、彼の手を握る感覚はあった。ファムサバイブは彼が消えていった空を見上げながら、握っていた感覚が未だ残っている両手で拳を作り、強く握り締める。忘れる訳にはいかなかったのだ。神崎士郎の手駒として生み出され、それ以外の役目を持つ事ができなかった……哀れな戦士の事を。

 

「……夏希」

 

リュウガの完全な消滅を目の当たりにした事で、ライアサバイブはサバイブ形態を解除して通常の姿に戻る。それと同じくファムサバイブもサバイブ形態を解除して通常の姿に戻った後、拳を強く握り締めていた両手を降ろしてからライアの方へと振り返る。

 

「ごめん、海之。心配かけ、ちゃっ……て……」

 

「!? 夏希!!」

 

戦いは終わった。そう感じた直後から、再びファムの体中に痛みが襲い掛かり、完全に力尽きた彼女はその場に倒れ伏す。彼女が倒れるところを見たライアが慌てて駆け寄っていく中……その様子をビルの物陰から密かに覗き見ていたアビスは小さく鼻を鳴らし、ビルの窓を介して現実世界に帰還。そこにドゥーエが歩み寄る。

 

「あら、終わったの?」

 

「リュウガの消滅を確認した……仕事は終わりだ、さっさと帰るぞ」

 

「はいは~い」

 

リュウガの消滅が確認された以上、もうここにいる理由はない。アビスの変身を解除した二宮はビルに背を向けて歩き出し、ドゥーエも彼の後に続くように立ち去って行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡像の城戸真司/仮面ライダーリュウガ……消滅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからという物、帰還した夏希には色々な物が待ち構えていた。

 

1つ目は、無事に戦いから戻って来た彼女に対する労いの言葉……ではなく、勝手に病院を抜け出していなくなった事に対する、はやて達からのお仕置きが待っていた。

 

「勝手に抜け出して病院関係者に迷惑かけた挙句、ボロボロな状態で戦いに行くなんて自殺行為をやらかしたのは一体誰なんかいなぁ~? こいつか? この悪い子ちゃんやなぁ~? ん~?」

 

「痛だだだだだだだ!? は、はやて、傷に響く!? 傷口が開くぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

 

「そんな傷口開くようなアホな真似した、夏希ちゃんが言えた義理かい!! 皆にいらん心配かけた事、ちったぁこの場で反省しぃや!!」

 

「みぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

「……あの、手塚さん。良いんですか? あれ」

 

「放っておけ。八神の言う通り、夏希の自業自得だ」

 

「全くだ。あのパンチ地味に痛かったんだぞ」

 

「「あ、あははははは……」」

 

とある病室。包帯でグルグル巻きになった右腕をはやてに力強く引っ張られ、壮絶な悲鳴を上げている夏希の姿がそこにはあった。その様子を近くで見ていたティアナは「止めなくて良いのか」と手塚に問いかけ、手塚は本を読みながら目の前の光景を放置し、ヴァイスは夏希に殴られた腹部を手で押さえながらリンゴに齧りつき、なのはとフェイトは苦笑いを浮かべる事しかできない。傍から見ればあまりにカオス過ぎる光景だった。

 

「全く、いくら私達でも理解できへんわ。そんな傷だらけの状態で、何で自分から戦いを挑みに行ったんや」

 

「ぜぇ、ぜぇ、はぁ、はぁ……そ、それは……」

 

「それは俺が当ててやろう」

 

本を閉じ、コインを弾いてキャッチした手塚が言い放つ。

 

「お前はあの黒い龍騎と戦った事がある。奴の危険性を知っているからこそ、何が何でも自分が止めなくちゃいけない……とでも思ったのだろう? それでお前が死んでしまっては元も子もない」

 

「うぐっ」

 

「ただでさえ、あの成瀬が率いていた不良達のせいで重傷を負っているんだ。そんな状態で無理に挑んで、自分が死ぬ事になったらどうする。また彼女に、あの時と同じような想いをさせるつもりか?」

 

「え? それって……あ」

 

手塚が横目で見た先には、病室の扉からこっそり覗き見ていたラグナの姿。彼女の目尻には涙の粒ができており、その表情は怒っているかのように頬を膨らませていた。彼女は病室を開けてすぐ、夏希の下へ駆け寄り彼女に抱き着いた。

 

「お前が病室を抜け出してから、彼女はずっとお前の帰りを待ち続けていた。あの時(・・・)と同じ不安を、彼女はずっと抱えながら待っていた……それがどういう事か、お前もわからん訳じゃあるまい」

 

「あっ……ごめん」

 

手塚にそう言われ、自分に抱き着きながら泣いているラグナを見て、夏希はハッと気付いた。自分がどれだけ無謀な戦いに挑んでいたのかという事を。自分はまた、彼女に消えないトラウマを抱えさせていたかもしれないという事を。それらの事に気付いた以上、夏希はただ素直に謝る事しかできなかった。

 

「夏希。人を守る為にライダーとして戦いたいというお前の気持ちもわからなくはない……だが、お前はもっと自分の命の価値を知った方が良い。そう簡単に投げ捨てられて良いほど、お前の命は決して軽くはない」

 

「自分の命の、価値……?」

 

「お前の為に怒ってくれる人がいる……お前の為に泣いてくれる人がいる……これだけでもわかるだろう? 自分の命の価値が、どれほどの物なのか」

 

無茶な行動に出た自分を本気で怒ってくれているはやて。

 

無茶な行動に出た自分の為に泣いてくれているラグナ。

 

彼女が無事に戻って来た事で安心してくれているなのは達。

 

彼女達のそれぞれの顔を見て、夏希は改めて認識させられた。自分の命の重さを。それを理解すると同時に、夏希の目からも涙の粒が零れ落ちる。

 

「しっかり頭に入れておくと良い。自分が如何に大切に思われているのかを」

 

「うん……ごめんなさい……心配かけて、ごめんなさい……ッ!!」

 

抱き着いて来たラグナに抱き返しながら、夏希も同じように泣き出した。何度も謝りながら、子供のように泣きじゃくった。そんな彼女の泣いている姿を、手塚達は静かに見守り続ける。今この場に、空気を読まずに余計な口を挟む者は1人もいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「落ち着いたか?」

 

「うん……あの、心配かけちゃって、本当にごめんなさい」

 

その後、泣き止んだ夏希はしっかり一同に謝罪し、反省の意を示した。もう二度とこんな無茶はしないと。自分がどれだけ周りを心配させたのか、それを理解した上での謝罪である事は手塚達にもわかっていた。

 

「わかったのなら充分だ。八神達も良いな?」

 

「はぁ、もうしゃあないなぁ」

 

「まぁ、この空気で怒るほど俺だって薄情じゃねぇよ」

 

「……夏希さん」

 

はやてやヴァイス達も、これ以上は怒らないで素直に許してくれるようだ。そんな中、ラグナは未だに怒った表情で右手の小指を突き出した。

 

「もう二度と、こんな無茶はしないと約束して下さい。破ったら一生許しませんから」

 

「……うん、わかった。約束する」

 

フンスと鼻息を鳴らすラグナの顔に、夏希は思わず噴き出しそうになってから、笑顔で自身も右手の小指を突き出して指切りげんまんを行う。これで今回は終わりかと思われたが……もちろん、これだけで終わる事はない。

 

「さて、説教はこれで終わりだ。後の事は全て、シャマル先生にお任せするとしよう」

 

「……へ?」

 

手塚がそう告げた途端、病室の扉を開けてシャマルと2人の看護師が入って来た。看護師達が押して来たカートの上には、大量の治療器具が置かれていた。

 

「黒い龍騎と戦って、命を落とさなかっただけでも奇跡のような物だ。当分の間は激しい痛みの伴う治療になるだろうから、覚悟を決める事だな」

 

「それじゃあ夏希ちゃん、治療を始めましょうか~♪ あぁ、大丈夫よ? 戦いから無事に生きて帰れるくらいタフな夏希ちゃんなら、問題なく耐えられる程度の痛みだから♪」

 

「あっ……」

 

それを聞いた夏希は、表情が一気に青ざめ始めた。そう、説教は確かにこれで終わった。しかし、説教と治療はまた別の話である。それを理解した途端、夏希はシャマルの浮かべている笑顔がまるで悪魔の微笑みのようにも見え始めた。

 

(そ、そうだ、ライダーの戦いに支障が出ない程度に留めて貰えば多少は―――)

 

「安心しろ夏希。お前が動けない間、ブランウイングには俺が倒したモンスターの魂を餌として分けてやる」

 

「逃げ道も塞がれた!?」

 

夏希の考えていた事は既に読まれていたようで、手塚によってその逃げ道も完全に塞がれた。おまけに夏希が気付いた時には、既になのは達も次々と病室から出て行こうとしている。

 

「それじゃ夏希ちゃん。明日もお見舞いに来るからね~」

 

「治療が終わった後もちゃんと安静にして下さいよ?」

 

「ほんなら、後の事は頼んだでシャマル~」

 

「うし、俺達も帰るか」

 

「そうしましょうか」

 

「それじゃ夏希さん、また明日!」

 

(待ってぇぇぇぇぇぇぇっ!!! 皆してアタシを見捨てないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?)

 

全員で夏希を見捨てる事にした一同は、なのは、フェイト、はやて、ヴァイス、ティアナ、ラグナの順に病室から出て行く。そして一番最後に出て行こうとした手塚は、病室の扉を閉める前にこう呟いた。

 

「……安心しろ、骨なら拾ってやる」

 

「何の慰めにもなってないからねそれ!?」

 

夏希の突っ込みも虚しく、遂に手塚も病室から出て行ってしまった。それを確認したシャマルと看護師達は一斉に治療器具を構え始めた。

 

「それじゃ夏希ちゃん、始めましょうか。痛かったらいつでも言ってね♪ 大丈夫、どれだけ悲鳴を上げても良いように防音対策はバッチリだから♪」

 

「……優しくして下さい」

 

「ラジャー♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その数秒後、病室内で夏希の甲高い断末魔が響き渡った事を、病室から出て行った手塚達は知らない。

 

 

 

 

 

まぁハッキリ言ってしまえば、全て夏希の自業自得である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――あぁ~酷い目に遭った」

 

「何度も言いますけど、夏希さんの自業自得ですからね?」

 

それから数ヵ月後。シャマル率いる医療班の手厚い治療(?)により、どうにか退院する事ができた夏希。現在はお迎えに来たティアナと共に帰宅している最中である。

 

「これに懲りたら、もう二度とあんな無茶はしないで下さい。あの時、ラグナちゃん以外にも心配する人達はたくさんいたんですから」

 

「うっ……ごめんなさい」

 

「……全く」

 

ティアナから厳しく言われた夏希がショボンと凹む中、その様子を見たティアナは小さく溜め息をつき、その手に持っていた買い物袋を夏希に手渡す。

 

「夏希さん、これ持って下さい」

 

「うわっと……これって?」

 

「今日の夕食の材料です。これから家に帰った後、夏希さんの退院祝いで料理をいっぱい作りますから。帰ったら手伝って下さい」

 

「! ティアナ……」

 

「それから、今日はヴァイスさんとラグナちゃんも家に来る事になってますから、2人が来るまでに自分の部屋を綺麗に掃除しておく事! それさえクリアすれば、今回の件は許してあげます」

 

ティアナはそう言って歩みを再開する。夏希は買い物袋を抱えたままポカンとしていたが、数秒ほど経過した後に満面の笑みを浮かべてみせた。

 

「……うん、了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この事件を経て、夏希は自分の命の重さを知った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後はもう二度と、同じような無茶を繰り返す事はないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モンスターから人を守る仮面ライダーとして、彼女はまた1歩前に進んでみせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼女がこれから先、どのような道を辿って行くのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは仲間と共にその道を進もうとしている、彼女にすらわからない事だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

END……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『―――なるほど、リュウガは消滅したか』

 

「あぁ。これでようやく、厄介事が1つ減った訳なんだが」

 

場所は変わり、ホテル・アグスタ屋上。リュウガ消滅の報を受けたオーディンが感慨深そうに告げ、二宮はベンチに座ったまま自身のカードデッキを指先でクルクル回転させていた。

 

「それで? 他に余計な面倒事はないだろうな」

 

『安心しろ。今のところ、他に重要となる案件はない……と言いたいところだが、まだ1つある』

 

「何? 今度は何だ」

 

『……コアミラーの存在だ』

 

あの時、オーディンがミラーワールドで見つけたコアミラー。リュウガが消滅した今、オーディンにとってはそれの存在が何よりも気がかりだった。

 

『私がコアミラーを見つけたあの時……リュウガは確かに、あのコアミラーの中から(・・・・・・・・・)姿を現した』

 

「!? どういう事だそりゃ?」

 

『コアミラーはモンスターを生み出す事ができる……恐らくリュウガは、この世界にやって来た後、コアミラーの性質を利用し、その内部で長期間に渡って傷を癒していたのかもしれん』

 

「……で、そのコアミラーは今どこにある?」

 

『それは私にもわからない』

 

「わかっとけよそこは」

 

二宮の冷静な突っ込みが入るが、オーディンは微塵も気に留めていない様子だ。

 

『正確に言うと、わかり様がないのだ。コアミラーは常に場所を移動しているからな』

 

「チッ……んで、今度はそれを探し出せとか言うんじゃないだろうな?」

 

『それは状況によるだろう……む?』

 

その時、オーディンは何かを察知し、ある方角へと視線を向ける。

 

「おい、どうした?」

 

『……妙な力を感じる。これは……我々の知らない(・・・・・・・)力か』

 

「何……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街の外れに存在する、とある森の中……

 

 

 

 

 

 

 

「―――ふぅん、ここが例のミッドチルダって世界かぁ」

 

銀色のオーロラのような物が出現し、その中から1人の青年が姿を現した。彼は遠くに見えるミッドチルダの街を眺めながら、指先で銃を構えたようなポーズを取る。

 

「さて。この世界では一体、どんな“お宝”が僕を待っているのかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異世界の存在が、ミッドの地に足を踏み入れようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued……

 




さて、今回でエピソード・ファムも完結しました。

散々無理をして来た夏希ですが、これで今後はもう二度と同じような無理を繰り返す事はないでしょう。
たとえ人を守る為に戦いたいという気持ちがあったとしても、それで自分が死んでしまっては守れる物も守れなくなりますから。
誰かを助けたいのなら、まず自分が死なない事。ドクターである伊達さんや永夢も同じような事を言っています(というかドクターの彼等が言うと言葉の重みが違いますね)。

リュウガも今回で消滅。
感想欄で「リュウガの目的は本物を取り込んで完全な存在になる事で、優衣を蘇生させる事は建前だったのでは?」という意見もありましたが、恐らくこれも1つの説としてはありだと思います。リュウガは設定に不明な点が多過ぎるのもあって、どれが真実なのかイマイチわかりにくいですね。
ただ、優衣の蘇生が二の次という設定だと、リュウガを生み出した存在である神崎士郎の意志に反する事になると思い、今作では「優衣を蘇生させる為」という目的で一貫させました。ライダー同士の戦いが終わり、ミッドチルダにやって来た後も、彼はこの目的を果たそうと行動を続けていたのです。
その役目も、夏希に敗れた事でようやく終わりを迎えました。彼が満足して逝けたかどうか、その判断は読者の皆様にお任せしましょう。

さて、ラストシーンに登場した謎の登場人物ですが……ここで作者から一言。

アンケートで確かに“通りすがり”とは書きました、でも“破壊者”が出るとは一言も言ってません(屁理屈)

それでは皆さん、次の番外編でお会いしましょう。























手塚「盗難事件が多発している?」




その男は、異なる世界からやって来た。




ティアナ「逃がさないわよコソ泥!!」




???「コソ泥とは心外だなぁ。僕の邪魔をしないでくれたまえ」




ある“お宝”を巡って、彼等は対立する。




???「お父様は、私を愛してはくれませんでした……」




手塚「ッ……危ない!!」




夏希「な、何だコイツ等、モンスターとは違う……!?」




彼等に襲い掛かる、異世界の異形達……




???「その“お宝”は、決して失われてはならない」




≪KAMEN RIDE……≫




手塚「お前は、一体……?」




掛け替えのない“お宝”を守る為……その男は、己の命すらも懸ける。




???「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておきたまえ」




≪DI・END!≫
















リリカル龍騎StrikerS☆EXTRAストーリー ~エピソード・ディエンド~
















???「この世界の“お宝”も、僕が手に入れる……!」
















戦わなければ生き残れない!
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