さて、今回はルーキさんが考案したキャラクターである成瀬章/仮面ライダーアスターについてのキャラ設定と、キャラ造形に関する簡単な解説を載せてみました。
案の定ネタバレだらけなので、先に『エピソード・ファム』を最後まで一通り読み終わってからご覧下さいませ。
詳細:仮面ライダーアスターの変身者。17歳。元々は気弱で虐められっ子だった高校生。ある日、不良の良いようにされてばかりな自分の無力さを嘆いていたところで神崎士郎と出会い、彼からカードデッキを渡された事で仮面ライダーアスターとなる。今までの復讐として自分を虐めた不良達をスコングナックラーに捕食させるも、それを皮切りに暴走し、他の不良達もライダーの力で脅して無理やり支配下に収め、従わない者はスコングナックラーに餌として捕食させるなど、性格が歪みに歪んでしまった。
しかしライダーとしての実力はあまり高くなく、北岡秀一/仮面ライダーゾルダには敗北寸前まで追い込まれた事がある。その一件から直接対決では他のライダーに敵わないと判断し、従えた不良達に変身する前のライダーを襲わせる事でカードデッキを強奪・破壊する作戦を決行、それにより1人のライダーを殺害する事に成功した。しかし同じ作戦を繰り返した結果、浅倉威/仮面ライダー王蛇に狙いを定めてしまった事で従えていた不良達が全員殺害された挙句、自身も浅倉との一騎打ちに敗北し死亡する結果となってしまった。
その後はミッドチルダに転生するが、転生後も生前と同じようにライダーの力で脅迫した不良達を配下として無理やり従え、それにより結成された不良集団を率いて活動していた。生前にライダーによって殺された事から「自分以外のライダーがいては安心して過ごせない」と思っており、その不安を解消する為に自分以外のライダーを1人残らず排除しようと行動を開始する。
一度は偶然遭遇した夏希の命を狙うも、手塚の妨害が入った事で失敗に終わる。その後は夏希と手塚を誘き寄せる為にラグナを人質として誘拐し、彼女を助けに来た夏希の捕縛に成功。従えていた不良達、夏希が行ったスリの被害者達と共に夏希を拷問で痛めつけるが、そこへ現れた鏡像の城戸真司/仮面ライダーリュウガの襲撃を受け、従えていた不良達を全員殺害されてしまう。その場は止むを得ず逃走するが、後を追いかけて来たリュウガとの戦いで一方的に追い詰められ、最期はドラゴンライダーキックを喰らい呆気なく爆死した。
生前は
仮面ライダーアスター
詳細:成瀬章が変身する仮面ライダー。イメージカラーは灰色。スコングナックラーと契約しており、上半身の頑強な装甲と下半身の前垂れが特徴。スコンググローブを用いた肉弾戦、スコングランチャーを用いた砲撃戦の両方を得意としているが、成瀬自身の技量が劣っている為、他のライダーとの戦いでは圧倒される事が多かった。その為、基本的にライダーの力は手下の不良達を脅迫する時などに活用している。
詳細:カードホルダー型の召喚機。ベルトの左腰に取り付けられており、開いた装填口にアドベントカードを装填する。
スコングナックラー
詳細:成瀬章と契約しているゴリラ型ミラーモンスター。ゴリラの全身を機械化させたような姿で、ボディは全体的に灰色のカラーリングをしている。戦闘時はドラミングで相手を威嚇する特徴がある。
腕力が強く、戦闘時は強力なパンチを繰り出す事が可能な他、体内のエネルギーから生成したココナッツ状の爆弾を投げつける攻撃も披露する(この爆弾は足の裏からも発射可能だが、劇中では未使用)。反面、見た目に反して防御力が低いのが弱点である。
成瀬の命令を受け、彼に従おうとしない不良を何人も捕食していた。成瀬がリュウガに殺害された後は野生に帰り、偶然遭遇した手塚に襲い掛かったが、彼が変身したライアサバイブには敵わず、最後はエクスティンガーブレイクを喰らい爆散した。
4000AP。
ストライクベント
詳細:スコングナックラーの両腕を模した手甲『スコンググローブ』を召喚する。両腕に装備し、相手の攻撃を防ぐ為の盾としても使用可能。2000AP。
シュートベント
詳細:スコングナックラーの両足を模した大砲『スコングランチャー』を召喚する。両肩に装備し、ココナッツ状の爆弾を放つ。2000AP。
ファイナルベント
詳細:スコングナックラーがアッパーで敵を空中に打ち上げ、アスターが両腕のスコンググローブをロケットパンチのように発射して空中の敵を粉砕する『ファイティングボンバー』を発動する。5000AP。
さて、ここからは成瀬のキャラ造形についての簡単な解説です。
Q.成瀬を登場させようと思った切っ掛けは?
A.彼も鈴木健吾/仮面ライダーエクシスと同様、読者考案キャラの1人です。今回は【ルーキさん】のアイデアを採用させて頂きました。
採用に至った理由は何より、最初に頂いた設定を一目見た瞬間に「よし、じゃあコイツをリュウガの噛ませ犬にしてやろう」と、アイデアが即座に思い浮かんだ事が全ての始まりです←
Q.成瀬のキャラを作り上げた経緯は?
A.大まかな設定については、ルーキさんから頂いた物とあまり違いはありません。その上で今回は【気弱な虐められっ子が超人的な力を手に入れたらどうなるか?】という疑問に対する【間違った道を歩んでしまった】パターンとして書いてみました。
高校生となると、平成ライダーでは上城睦月/仮面ライダーレンゲル、如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ、呉島光実/仮面ライダー龍玄などがいます。今回は【進むべき道を間違えた】パターンとして描きたかった為、真っ当なヒーローをやれていた弦太朗のルートではなく、力を得たが為に闇堕ちしてしまった睦月や光実と同じようなルートを歩ませてみました。
人間、誰もが弦太朗みたいに前向きにヒーローをやれる訳ではありません。闇堕ち時代の睦月や光実のように、次第に性格が歪んでいってしまう可能性も決して0%ではないでしょう。成瀬はまさにそんなパターンです(尤も、前者の2人は最終的に改心できたのに対し、成瀬は最後まで歪んだままでしたが)。
Q.変身ポーズはどのようにして決まったの?
A.たまたま鎧武本編を見ていた時、第7話での凰蓮・ピエール・アルフォンゾ/仮面ライダーブラーボの変身ポーズを見て閃きました。成瀬の【右手拳を下から振り上げる】ポーズも、凰蓮さんの変身ポーズを脳内でイメージするとわかりやすいと思います。
Q.他のライダーとはどんな関わり方をしていたの?
A.実を言うと、彼が生前に出会ったライダーの人数はかなり少ないです。出会ったのはゾルダ、王蛇、それから彼が殺害した素性不明のライダーのみです。
出会ったライダーの内2人がよりによって強敵中の強敵だった事が、成瀬にとって最大の不幸でした。
Q.何故ミッドでは学生服で活動していたの?
A.元いた世界で浅倉に殺される前、たまたま学生服の恰好で活動していたからです。これは彼に限らず、他のライダー達も転生後は生前に着ていた服がそのままで、生前ボロボロだった服も転生後は綺麗な状態です。
ただし、成瀬が被っていた帽子だけは、脅した不良から気に入った物を適当に拝借しています。
Q.ミッドに転生した後、彼はどんな風に過ごしていたの?
A.基本的には不良やチンピラ達の根城を拠点にしていました。資金についても、脅した不良達から適度にカツアゲしていました。
Q.夏希とラグナを捕まえた際、彼女達を×××しようとは考えなかったの?
A.これについては『エピソード・ファム 6』で詳しく語っています。取り敢えず言えるのは、彼は常に手下達の動きを制御していないと気が済まないという事くらいですね。
Q.一度死んで転生した後、改心しようとは思わなかったの?
A.性格が歪んだ状態のまま転生してしまった事、生前に真司や手塚のような善人ライダーと出会わなかった事などもあって、そもそも改心できるルートが何1つ用意されていませんでした。もし生前に真司達と出会っていたとしても、復讐目的で不良達を殺害してしまっている時点で彼の死亡ルートは免れません。
Q.元いた世界では、他の時間軸だとどんなルートを辿ってる?
A.他の時間軸では、二宮の罠に嵌められて死ぬパターンだったり、長く生き残れたとしても東條に不意打ちで殺されてるパターンだったり、やっぱり浅倉に殺されるパターンだったりと、彼が最後まで生き残れるルートは基本的に用意されていません。悪人に慈悲はないのです←
Q.ミッドで彼をリュウガに殺させた理由は?
A.理由は至ってシンプル。かつて
「一度死んでも反省しようとしなかったら、生前よりもっと酷い目に遭うよ!」という、ほんのちょっとした教訓みたいなものです←
Q.彼の主な役割って何?
A.↑でも述べた通り、リュウガの噛ませ犬として登場させたのが主な理由ですが、今回はそれ以外にも別の目的がありました。
それは【何らかの形で夏希に重傷を負わせる】という目的です。成瀬はライダーとしての実力は低い為、変身後ではなく変身前を襲う事でライダーを排除する作戦を実行していました。その作戦内容が、劇中で夏希を痛めつけるのにはピッタリだった訳で、手下の不良達やスリの被害者達と一緒に彼女をボッコボコにして貰いました。彼は戦闘ではなく、戦闘以外の要素で厄介な事態を引き起こしてくれた訳です。
尤も、この拷問で彼女に重傷を負わせた結果、それを切っ掛けに夏希が「仮面ライダー」としてまた1つ精神的な成長を遂げる事になろうとは、彼も想定していなかった事でしょう。そういう意味でも、彼は夏希が成長を遂げる為の「土台」としての役目を担ってしまっていたと思われます。
また、彼共々クラナガンの不良達が一通りリュウガに殺されてしまった事で、クラナガンの治安がちょっとだけ改善される結果となったのも皮肉な展開かもしれません(二宮的には少々都合が悪い状況ではありますが)。
Q.このキャラを考案して下さったルーキさんに一言どうぞ。
A.レイブラストさんの時と同様、簡潔に述べましょう……こんな素晴らしいキャラクターの設定を送って頂き、本当にありがとうございました!
現在、EXTRAストーリーを展開中である『リリカル龍騎StrikerS 運命を変えた戦士』を、今後ともよろしくお願いします!
ひとまず、今回のキャラ設定&キャラ解説はこんなところで終わりたいと思います。
それではまた。
次回は『エピソード・ディエンド』の1話目を投稿予定です。
それでは、次回の更新までしばしお待ちを。