リリカル龍騎ライダーズinミッドチルダ   作:ロンギヌス

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エピソード・ディエンド、やっと書けました。

ちなみに今日の仮面ライダージオウ第4話の感想ですが……あれ、キャプテンゴーストにそんなギミックあったっけ!?←

そんな気持ちでいっぱいでした。

それでは本編をどうぞ。












BGM:ディエンド









エピソード・ディエンド 5

あれから時間が経過し、アルファード家の屋敷では……

 

 

 

 

 

 

 

「こちらです。どうぞお入り下さい」

 

食事を終えた手塚達は現在、ロザリーとスーマンに案内される形でとある部屋を訪れていた。部屋に入った手塚達が一番最初に視界に捉えたのは、部屋の壁にかけられた大きな絵画に描かれている、紺碧の鎧を纏った王女らしき金髪の女性。その容姿はロザリーに似ていた。

 

「うわぁ、すっごいカッコ良い絵……ねぇ、これってロザリーが言ってた大昔の王女様?」

 

「はい。かつて古代ベルカにて“氷壁”の二つ名で恐れられていたノア王国の王女……アルファード王女です」

 

「アルファード王女……この人が……」

 

「皆さんにお見せしたい物は、こちらにございます」

 

夏希とギンガがアルファード王女の絵画を眺めている中、スーマンは部屋の棚を開けて1つの箱を取り出し、それを受け取ったロザリーが箱の蓋を開け、その中身を手塚達に見せる。箱に入っていたのは、雪の結晶の意匠が存分に組み込まれ、小さな青色の宝石が無数の散りばめられた銀色のティアラだった。

 

「「綺麗……!」」

 

「これが、ロザリーの言っていた……」

 

「我がアルファード家で代々受け継がれている家宝……『ノアの結晶』です」

 

『ノアの結晶』と呼ばれるティアラの煌きを前に、夏希とギンガは思わず見惚れてしまっていた。その横で、ティアラの状態を一目見て確認した手塚は、ある1つの確信を得ていた。

 

「これが、この屋敷で一番価値のある“宝物”と見て良いんだな?」

 

「左様でございます。この『ノアの結晶』はかつて、アルファード王女が実際に付けていたとされている物を、その子孫が可能な限り綺麗な状態で保存し、このアルファード家にて代々受け継がれて来ました。それ故、歴史的価値が非常に高い代物となっております」

 

「へぇ~。そんなに大事な物なんだねぇ、これ」

 

「さりげなく触ろうとするな」

 

「あいたっ!? もぉ、叩く事ないじゃん……」

 

気軽そうな態度で『ノアの結晶』に触れようとした夏希の手を手塚が叩き、手を叩かれた夏希は横目で手塚を睨みつける。しかし手塚はそんな彼女の視線を華麗にスルーし、真剣そうな表情を浮かべる。

 

「手塚様、まさかとは思いますが……」

 

「あぁ……()が言っていた“お宝”とは、これの事を指している可能性が高いかもしれない」

 

海東大樹―――仮面ライダーディエンドは既に、このミッドチルダで数件もの盗難事件を起こしている。もし彼がお宝を求めてロザリーに目を付けているのだとすれば、恐らくはこの『ノアの結晶』に狙いを定めている可能性が非常に高い。手塚はそう推測していた。

 

「要するに、アタシ達はこの家宝を守りつつ、その泥棒野郎をとっ捕まえりゃ良いって事でしょ? シンプルでわかりやすいじゃん!」

 

「当面のやる事はそうなるだろう……だが、それでも気になる事はある」

 

続いて手塚が頭に思い浮かべたのは、仮面ライダーベルグの存在。奴は怪しげな武器を使って何体もの怪物達を呼び出し、その怪物達はロザリー達を狙っていた。偶然の可能性もあるが、奴等はロザリー達が逃げようとした先でも出現している。

 

仮にロザリー達を狙っていたとして、その狙っていた理由とは一体何なのか?

 

ベルグに関しては、その目的がイマイチわからないのが現状だった。これ以上はどれだけ推測しても、それらしい答えは何も思いつきそうにない。

 

「……何にせよだ。事態が解決するまでは、しばらくこの屋敷で警戒を強めた方が良いのは間違いないだろう」

 

「えぇ、承知の上ですわ。アルファード家に代々伝わりし『ノアの結晶』が盗まれるなど、絶対にあってはならない事態です……手塚さん、夏希さん、ギンガさん。既に二度も助けられている身でこのような事を頼んで図々しいかもしれませんが、どうか屋敷の警備をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

「……わかりました。ロザリーさん達も、『ノアの結晶』も、私達が守り抜いてみせます!」

 

「OK、アタシ達に任せてよ! ご飯もご馳走になっちゃったしね!」

 

ロザリーからの頼み事に対し、ギンガと夏希は快く了承する。傷の手当てをして貰った恩もある為、本当なら手塚も2人に続く形で了承するつもりだった……のだが。

 

「俺から提案しておいて言うのも何だが……今の俺では、何の役にも立てそうにないな」

 

「うっ! そういえばそうだった……」

 

「えっと……確か、契約のカードが奪われてしまったんですよね?」

 

「あぁ。今の俺は、敵が襲って来ても応戦できる状態じゃない……役に立てなくてすまない」

 

「い、いえ! 手塚さん達が事情を話してくれただけでも私は嬉しいですわ」

 

残念ながら、エビルダイバーとの契約が切れている手塚はとても役に立てそうにない。その事について手塚が頭を下げて謝罪すると、ロザリーは慌てて頭を上げさせる。

 

「いやぁ、本当に優しいなぁロザリーちゃんは。ちょっとした事で手を叩いて来るどっかの誰かさんと違って」

 

「……それは俺の事を言っているのか?」

 

「さぁ? 何の事だか」

 

「全く……ん?」

 

夏希の皮肉の込められた一言に手塚が溜め息をついた時だった。たまたま部屋の棚に視線を向けた時、手塚はある物を発見した。それは棚の上に置かれている、小さな額に収められた1枚の写真。そこには2人の人物が写り込んでいた。

 

「ロザリー、この写真は?」

 

「! それは……」

 

「幼き頃のお嬢様と、お父上様ですな」

 

「え、これロザリーなの!? うわぁ~可愛い~♡」

 

「これがロザリーさんのお父さん……とても優しそうな人ですね」

 

写真に写っている親子、それは幼い頃のロザリーと、その父親である髭を生やした男性だった。父親に頭を撫でられて笑顔を浮かべている幼いロザリーの姿に、可愛い子供が大好きな夏希はメロメロな様子である。一方で、ギンガはロザリーの父親の方に興味が向いていたのだが……

 

「ロザリーさんのお父さんは、今どちらに?」

 

「お父様は……」

 

ギンガが父親の居場所を聞いた途端、ロザリーの表情が暗くなる。その後ろではスーマンも同じように表情が暗い物になっており、手塚とギンガだけでなく、流石の夏希も様子がおかしい事に気付いた。

 

「え、な、何……どうしたの?」

 

「……ご主人様は……お嬢様のお父上様は、数年前にお亡くなりになられました」

 

「ッ……ご、ごめんなさい! 私ったら……!」

 

「いえ、気にしないで下さい。もう過去の話ですから……それに」

 

慌てて謝罪するギンガに対しても、ロザリーは笑顔を崩さない。しかしロザリーは、夏希達に聞こえない程度の小さな声でボソリと呟く。

 

「私にはもう……関係のない事ですから」

 

(……?)

 

彼女がボソリと呟いた一言。その一言を僅かにでも聞き取る事ができたのは、たまたまロザリーと距離の近い場所に立っていた手塚の1人だけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅん、なるほどね……」

 

そんな手塚達の会話を、密かに盗み聞きしている人物がいた。庭師の恰好に変装した海東大樹である。彼は天井裏に潜んだ状態で聞き耳を立て、『ノアの結晶』についての情報をキッチリ獲得していた。

 

(古代ベルカから現代にかけて受け継がれて来た『ノアの結晶』……僕が手に入れるに相応しいお宝だ……!)

 

『ノアの結晶』に狙いを定めた海東は指鉄砲で撃つポーズを取った後、すぐにその場から移動して離れた位置の天井ボードを取り外し、別の部屋に着地する。そして彼が部屋の窓から外に出ようとしたその時……

 

「待ちなさい」

 

「……!」

 

そんな彼を、後ろから呼び止める者がいた。海東が庭師に変装する際にその様子を覗き見ていた、眼鏡をかけた赤髪の女性使用人だ。

 

「あなた、この屋敷の人間ではないわね。何が目的でこの屋敷に忍び込んだのかしら? 盗人さん」

 

「……そういう君こそ、何が目的で(・・・・・)こんな所にいるのかな? お嬢さん」

 

その一言に、赤髪の女性使用人はピクリと眉を反応させる。振り返った海東はニヤリと笑みを浮かべており、赤髪の女性使用人はそんな彼を強く睨みつける。

 

「何の事かしら? 私は長年この屋敷に仕えてきた使用人の―――」

 

「それなら、その手に隠している物は一体何かな?」

 

 

 

 

ジャキィンッ!!

 

 

 

 

それは一瞬の出来事だった。

 

「ほらやっぱり」

 

「……ッ!!」

 

海東がディエンドライバーを向けた瞬間、赤髪の女性使用人はすかさず右手を突き出し、その指先の鋭く長い鉤爪(・・・・・・)を海東の首元に向けて伸ばしていた。一方でディエンドライバーの銃口も赤髪の女性使用人の額に押しつけられており、お互いに命を掴み合っている状態だった。

 

「ただの使用人にしては、妙に鋭い殺気を向けているね。もうちょっと上手く隠した方が良いんじゃないかい?」

 

「……あなた、一体何者? 何故私の事がわかったの?」

 

赤髪の女性使用人は右手の鉤爪を海東の首元に向けたまま、その長い赤髪が一瞬で金髪に変化。身に纏っていたメイド服もボディスーツに切り替わり、その首元には認識阻害機能の付いたマントが出現する。

 

「僕も潜入工作は得意だからね。雰囲気だけで何となくわかるものさ」

 

「……それで、どうするつもりかしら。この私を殺す気なら、それなりの抵抗はさせて貰うわよ」

 

「安心したまえ。僕は君の命になど興味はない……けど、利用する事ならできるかな」

 

「何ですって?」

 

鉤爪を向けられていてもなお、海東は余裕の態度を貫いている。そんな彼の態度が気に入らないのか、ドゥーエは忌々しげに表情を歪める。

 

「君がどこの誰かは知らないが、僕としてはちょうど良い。僕と取引でもしないかい?」

 

「話が読めないわね。私があなたと組んだとして、私に一体何のメリットがあるというのかしら」

 

「君も知りたいんだろう? 怪人達を従えている存在について」

 

「!!」

 

ドゥーエの表情が一変する。それを見た海東は「ほらやっぱり」と言いたそうな表情を浮かべた。

 

「僕は君の力を借りて、あのお宝を手に入れる。君は僕の協力を得る事で、あの怪人達を従えている存在の正体を知る事ができる。どうかな? そんなに悪い話じゃないと思うけど」

 

「……あなた、どこまで知ってるというの?」

 

「あの怪人達の正体については、僕も何となく心当たりがあってね……それで、どうするんだい? この僕と手を組むか、手を組まないか」

 

「……」

 

盗人の言葉など信用できない。目の前の青年に対してそんな気持ちを抱くドゥーエだったが、同時に彼女は直感で見抜いていた。彼の持っている情報量は、そうそう計り知れる物ではないという事を。そんな彼女の心の内を読んでいるのか否か、海東は終始笑みを浮かべているままだった。

 

(ッ……ムカつく顔してるわね、コイツ……!!)

 

自身が果たすべき目的の為に、彼の取引に素直に応じるべきか。

 

取引を蹴って、目の前の彼をこの場で始末するべきか。

 

少しだけ時間が経過した後、ドゥーエはその提案に対する答えを海東に告げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――そういう訳だ。すまないが、俺も今は帰れそうにない」

 

『そうですか……わかりました。そういう事でしたら』

 

その日の夜。エビルダイバーとの契約が切れている以上、手塚は下手に単独行動を取る訳にはいかず、現時点でまともにモンスターと戦える夏希と行動を共にする事となった。その結果、彼は高町家に帰宅する事が不可能となってしまい、その事について通信端末でなのはに連絡しているところだった。

 

『こっちこそごめんなさい。手塚さんがそんな大変な状況なのに、私達は碌に手伝う事もできなくて……』

 

「構わない、そっちにはそっちの都合もあるからな。こっちは夏希やギンガ達もいる上に、後でランスターも合流する事になっている。今のところ俺の方は何とかなるだろう……ただ」

 

『ただ?』

 

「……ハラオウンとの約束を守れそうにないのが、申し訳なく感じてな」

 

せっかくフェイトの為に手料理を作って迎えてあげようと考えていた手塚だったが、諸事情でこの日は高町家に帰れなくなってしまった為、彼女との約束を守れない事を申し訳なく感じていた。そんな彼の事情を知ったなのはは苦笑いを浮かべる。

 

『あぁ~……その事でしたら、たぶん心配はいらないかと』

 

「? どういう事だ」

 

『実は手塚さんが連絡して来る少し前に、フェイトちゃんからも連絡があったんです執務部での仕事が今日中には片付きそうにないから、今日は帰れそうにないって』

 

「……そうか」

 

どうやらこの日、高町家に帰れなくなったのはフェイトも同じだったようだ。しかし昼間に海東や怪物達の件で連絡した際、仕事に追われていたフェイトがとてつもないレベルで疲労しているように感じていた手塚は、その点についてなのはに問いかけてみる事にした。

 

「大丈夫なのか? 彼女も随分と疲れている様子だったが……」

 

『はい、それは私も話していて薄々感じました。けどフェイトちゃん、自分は大丈夫だからって、それ以上何も言わずにひたすら仕事に集中してるみたいなんです……通信が切れるまでの間、何故か通信先からフェイトちゃんの低い笑い声が数分間に渡って続いていました』

 

「……それはもう帰らせた方が良いんじゃないのか?」

 

もはや重症なんてレベルじゃない領域に至っている気がしてならない。というかそろそろ倒れてもおかしくない状態なのではないか。フェイトの胃の調子が本気で心配になってきた手塚は口元を引き攣らせつつも、この事件を解決させた後、今度こそ彼女の為に暖かい手料理を用意してあげる事、それから彼女のメンタルケアも行ってあげなければならない事を、改めて心に誓う事にした。

 

『と、とにかく、フェイトちゃんの方には私からも声はかけてみますので! こっちの方は心配しなくても大丈夫です!』

 

「今の話を聞いて心配にならない方がおかしいとは思うが……今の俺ではどうしようもないのも事実か。すまない高町、ハラオウンの方は任せても良いか?」

 

『はい、任せて下さい!』

 

「頼んだ……それから、ヴィヴィオの面倒もよろしく頼む」

 

『ヴィヴィオならきっと大丈夫ですよ。ひとまず「手塚さんが管理局の手伝いをしていて帰れない」と言ったら素直に受け入れてくれましたし、今はもう明日に備えて寝ています』

 

「……そう聞くと、また罪悪感に襲われるな」

 

管理局の仕事を手伝っているのは本当だ。しかしヴィヴィオにはまだ、自分が契約のカードを奪われて命の危機に瀕している事は伝えていない。その点については、なのはに頼んで上手く誤魔化して貰ったようだ。

 

「ヴィヴィオやハラオウンの為にも……この事件、何としてでも解決しなければな」

 

ヴィヴィオを安心させる為にも。フェイトの胃の調子を助ける為にも。何としてでもベルグから契約のカードを取り戻し、急いでこの事件を解決しなければならない。いつエビルダイバーに襲われるかわからないこの状況下であるにも関わらず、手塚の表情には恐怖の感情が一切浮き上がってはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、時間帯は深夜1時……

 

 

 

 

 

 

 

「―――さて」

 

アルフォード家の屋敷内で、海東は素早い動きで行動していた。音を立てないよう静かに天井ボードを取り外した彼は床に降り立った後、アルフォード王女の絵画の下に設置されている棚から箱を取り出した。

 

(よし、見つけたぞ……『ノアの結晶』……!)

 

海東は開いた箱の中に入っていた『ノアの結晶』を見てガッツポーズを取った後、『ノアの結晶』を取り出す為に箱の中に右手を突っ込んだ……しかし。

 

(!? 触れない……?)

 

確かに箱の中に入っているはずなのに。どれだけ触れようとしても、海東の右手は『ノアの結晶』をすり抜けるばかりである。そんな時、たまたま箱の底に触れた海東は謎の感触に気付いた。

 

「? これは―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこまでです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ッ!!」

 

直後、部屋の電気が点いて明るくなると同時に、足元に出現した魔法陣から伸びて来たチェーンバインドが海東の両腕と胴体に巻きつき、彼の動きを無理やり封じ込んだ。そこへバリアジャケットを纏ったギンガとティアナの2人が姿を現す。

 

「ま~た君達か。本当にしつこいなぁ」

 

「言ったはずよ。犯罪者の邪魔をするのが私達の仕事だって」

 

「海東大樹、と言いましたね……あなたを窃盗の現行犯で逮捕します。武器を捨てて投降して下さい」

 

「やれやれ……これで僕を捕まえた気かい?」

 

「「ッ!?」」

 

鬱陶しそうな表情でそう告げた直後、チェーンバインドで縛られながらも強引にディエンドライバーを構えた海東は躊躇なく銃弾を発砲。それをギンガとティアナがそれぞれのデバイスで防いだ隙に、海東は自身を縛りつけていたチェーンバインドを素早く正確に撃ち抜き、いとも簡単に脱出してみせた。

 

「!? そんな、こうもアッサリ……」

 

「残念だけど、君達じゃ僕を捕まえる事はできない」

 

 

 

 

 

 

「じゃあアタシを含めた場合はどうなのさ?」

 

 

 

 

 

 

「ッ……!?」

 

その時、部屋の窓から飛び出して来たファムがブランバイザーを突き立て、海東は瞬時に身を屈める事でその一撃をギリギリ回避。床に着地したファムは白いマントを華麗に翻し、ブランバイザーを海東に向けて構える。

 

「悪いけど、今回はアタシもいるから。そう簡単に逃げられると思わない方が良いよ」

 

「仮面ライダーファム……あんまりしつこいと嫌われるよ?」

 

≪KAMEN RIDE……≫

 

「変身!」

 

≪DI・END!≫

 

「ッ……うわ!?」

 

「「くっ……!?」」

 

カードをディエンドライバーに装填させ、その銃口をファムに向けた海東はトリガーを引いて複数の青いプレートを同時に発射。複数の青いプレートで無理やり押し退けられたファム達が後退する中、スーツとアーマーを形成したディエンドの頭部の仮面に複数の青いプレートが装着され、変身が完了する。

 

「君達は彼等の相手でもしていたまえ」

 

≪KAMEN RIDE……LUPIN!≫

 

≪KAMEN RIDE……NISHIKI!≫

 

ディエンドは2枚のカードをディエンドライバーに装填し、トリガーを引いて複数の影を射出。複数の影は周囲を激しく動き回った後、それらが重なって2人の仮面ライダーを実体化させた。

 

「フッ……」

 

「ヘッヘッヘ……!」

 

シルクハットやマント、カイゼル髭の意匠などが特徴的な怪盗戦士―――“仮面ライダールパン”。

 

黄色と黒の体色を持った、虎の意匠が特徴的な鬼の戦士―――“仮面ライダー西鬼”。

 

「それじゃ、楽しんでくれたまえ」

 

「「「ッ……!!」」」

 

ディエンドが召喚した2人の仮面ライダーを前に、ファム・ギンガ・ティアナの3人は一斉に構え出す。その瞬間、激しい戦いが屋敷の中で開始されるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【相変わらず忌々しい連中だ……だが、これはこれでちょうど良い】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディエンドや管理局の存在を疎ましく思っていた仮面ライダーベルグもまた、ある目的の為に密かに動き出そうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued……

 




海東の狙いは、アルファード家の屋敷に伝わる家宝のティアラ。何の捻りもありませんが、ぶっちゃけ作者の頭ではこれが限界でした←

さて、今回ディエンドが召喚したのは『仮面ライダードライブ』から仮面ライダールパン、そして『仮面ライダー響鬼』から仮面ライダー西鬼の2体。
レーザーとイドゥンのペアに比べれば、その繋がりはわかりやすいと思います。

そして何やら、海東と密かに接触し取引を持ち掛けられていたドゥーエ。

彼女がアルファード家の屋敷に潜入していた理由は?

密かに暗躍しているベルグの目的とは?

フェイトの胃の調子はいつまで保てるのか?←

次回の更新を待てぇい!!
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