最近、なんかもう「1週間に1回更新できれば良いかなぁ」なんて思い始めちゃってる自分がいたり。
今回は戦闘挿入歌もセットでどうぞ。
戦闘挿入歌:Ride the Wind
「いやぁ、悪いねぇ手塚君。手伝って貰っちゃって」
「この屋敷に滞在させて貰っている以上、何もしないまま過ごす訳にはいかないからな。俺に手伝える事であれば何でも言ってくれ。ナッシュさん」
深夜、アルファード家の屋敷。その厨房にて、手塚はこの屋敷に料理人として仕えている赤髪の男性―――“ナッシュ”と共に、明日の朝食を作る為に購入した食材を片付けているところだった。手塚は客人としてこの屋敷に招かれている身だが、傷の手当てだけでなく食事も提供して貰った身として、その恩を返す為に自分も屋敷で様々な手伝いをさせて貰っているようだ。
「あの料理はナッシュさん達が考えたメニューだったか。見事な腕前だったよ」
「はっはっは、そう言って貰えると頑張って作った甲斐があるねぇ♪ あ、でも張り切って作り過ぎちゃったようにも感じるんだよねぇ。そこんとこ大丈夫だったの?」
「問題ない。余った料理は全て、ギンガ・ナカジマ三佐が食べてしまったからな」
「あぁ、あの青髪の……え、あの量を食べ切ったの!? あの娘が全部!?」
「……信じられないかもしれないが、それが真実だ」
ちなみに手塚達が食べた料理の数々だが、余った料理は全てギンガが1つも残さず綺麗に食べてしまった。その時の彼女の食べっぷりには手塚と夏希も思わず唖然とさせられ、スーマンは苦笑いを浮かべる中、ロザリーだけは楽しそうに微笑んでいたのはここだけの話である。
「へぇ、まさか1人でほとんど食べちゃうとは……世の中ってのは広いもんだねぇ」
「彼女からの言伝だ。料理、ご馳走様でしたとな」
「はっは、そりゃどういたしましてだな。うちの作るメニューは主人からも美味いって直々に褒められた事があるけど、客人のアンタ達からもそう言って貰えるんなら、ますます腕に自信が湧いて来るな」
「……その主人の事なんだが」
食材を冷凍庫に収めながら、手塚はナッシュにある事を聞いてみる事にした。それは手塚達が『ノアの結晶』を見せて貰った時、会話の途中でロザリーが浮かべていた表情について。
「この屋敷の主人……ロザリーの父親の事で聞きたい事がある。彼女の父親が話題に出た途端、ロザリーの表情から笑顔が消えていた。その理由について、ナッシュさんは何か知らないか?」
「あぁ~……まぁ、お嬢様がそうなるのも無理ないかもなぁ」
「どういう事だ?」
「……あんまり言いふらさないようにな」
ナッシュは手塚の隣に並び立ち、彼の耳元で語り始めた。
「ロザリーお嬢様、お父上様の事はあんまり好きじゃないみたいなんだよねぇ……」
「好きじゃない? 何故だ?」
「いや、昔は普通に仲の良い親子だったんだよ? でもある日を境に、お父上様がお嬢様に対して急に冷たい態度を取るようになっちゃってねぇ。たぶんその日からかもなぁ。お父上様の話題が出た途端、お嬢様が暗い表情を見せるようになったのって」
「……ふむ」
ナッシュの話で、手塚はロザリーが暗い表情を見せていた理由を知り、1つの疑問が解決に至った。
『えぇ、承知の上ですわ。アルファード家に代々伝わりし『ノアの結晶』が盗まれるなど、絶対にあってはならない事態です』
(……あの時、彼女の目から本気を感じ取れなかったのはそういう事なのか……?)
アルファード家の人間からすれば、家宝である『ノアの結晶』は何としてでも守らなければならないはず。それなのにロザリーがその台詞を告げた際、彼女の表情はイマイチ本気であるように感じられなかった。そして自分の父親が話題に出た途端にロザリーが見せた暗い表情……手塚は1つの仮説が思い浮かんだ。
「……直接聞いてみるしかなさそうか」
「ん? どした?」
手塚の呟きに、ナッシュが首を傾げた時だった。
ガシャァァァァァァァァァンッ!!!
「「ッ!?」」
どこからか聞こえて来た、ガラスが盛大に割れる音。それを聞いたナッシュが驚き、手塚はすぐにそちらへと意識を切り替える。
「な、何だ今の音は!?」
「始まったか……ナッシュさんはここにいてくれ。絶対に厨房からは出るな」
「へ? あ、ちょ、手塚君!?」
ナッシュが呼び止める前に、手塚は厨房を飛び出してどこかに走り去って行ってしまった。何が何だかわからない様子のナッシュは指で頬を掻く事しかできない。
「あぁ、行っちゃったよ……不思議な奴だねぇ、本当に」
そんな時だった。
キィィィィィン……キィィィィィン……
『ショアァァァァァ……!!』
ナッシュが立っている真後ろの窓。そこには一瞬だけ、どこかへ飛び去ろうとしているラプターウイングの姿が映り込んでいた。
ガシャァァァァァァァァァンッ!!!
「―――っと、危ない危ない」
屋敷の窓ガラスをぶち破り、ディエンドは屋敷の中庭まで移動していた。その後を追いかけるようにファム・ギンガ・ティアナの3人も移動し、3人はディエンドを逃がさないよう彼の周囲を取り囲む。
「やれやれ。僕1人を捕まえる為だけに、随分と乱暴な事をするねぇ」
「ガラス代はこちらで弁償するので問題ありません……とにかく、あなたはここで捕まえさせて貰います」
「あぁ~怖い怖い……つまりこれも、僕を誘き寄せる為の罠だったって訳だ」
ディエンドは今もなお余裕の態度を見せつつ、その手に持っていた箱を足元に放り捨てる。放り捨てられた箱の中に入っていた『ノアの結晶』は塵のように霧散し、跡形もなく消滅してしまった。
「この僕が引っ掛けられるとはね……これも君達の魔法って奴かい?」
「答える義理はありません」
ティアナはそう言っているが、この消えた『ノアの結晶』は彼女が発動した
「残念だったねぇ、泥棒さん。ここに『ノアの結晶』はないよ」
「そのようだね……けど、収穫は1つあった」
「?」
ディエンドが左手の指先で挟んでいる物、それは1枚の紙切れだった。それが何を示しているのかはわからない3人だったが、それを気にする余裕は今の彼女達にはない。
「ところで、僕ばかり警戒してて良いのかい?」
「「ハァッ!!」」
「「「!?」」」
直後、ディエンドの頭上を飛び越えるようにルパンと西鬼が飛来し、地面に着地すると同時に駆け出しファム達に攻撃を仕掛けて来た。ファム達がすぐさま散開する中、ディエンドは隙を突いて逃げ出そうとしたが、そんな彼の足元にブランバイザーが突き刺さる。
「逃がすかよ泥棒!!」
「全く、めんどくさい人達だ……っと!!」
ディエンドは面倒臭そうに愚痴を零しつつ、ディエンドライバーを向けて即座に発砲。ファムはそれを転がり込む事で回避し、地面に刺さっているブランバイザーを引き抜いた勢いでディエンドに斬りかかり、そのまま1対1の戦いに持ち込んでいく。
≪GUN!≫
「フンッ!!」
「ブリッツキャリバー!!」
≪All right≫
ルパンはその手に持った拳銃型の武器―――“ルパンガンナー”を構え、ギンガ目掛けて銃弾を連射。ギンガはブリッツキャリバーのローラースケートをフル回転させて素早く周囲を動き回り、銃弾を回避しながら確実にルパンとの距離を詰めて行く。
「でやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
≪BREAK!≫
「ハァ!!」
ギンガが間近まで迫って来たのを見て、ルパンガンナーの銃口部分を掌で押し込んだルパンは銃撃戦から接近戦に切り替え、ルパンガンバーをメリケンサックのように構え出す。そしてギンガが振り下ろして来たリボルバーナックルをルパンガンナーで受け止め、そのまま2人は拳を連続で打ち込み始める。
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」
互いに一歩も譲らぬパンチとパンチの攻防は数秒間に渡って続いたが、途中からルパンの方が僅かにギンガを押し始める。そしてギンガのリボルバーナックルが弾かれた一瞬の隙を突き、ルパンガンナーの一撃がギンガの腹部に命中した。
「テヤァッ!!」
「あぐ!?」
押し負けたギンガが地面を転がり、その間にルパンは後部に短い刃の付いたミニカー型のデバイス―――“ルパンブレードバイラルコア”をルパンガンナーの装填口に差し込み、後部の刃が起き上がりルパンガンナーを短剣状のブレードモードに変形させた。
≪TUNE……LUPIN BLADE!≫
「ハァッ!!」
「短剣!? くっ……!!」
ルパンガンナー・ブレードモードで斬りかかって来るルパンの攻撃を的確にいなすも、なかなか反撃の隙を見出せないギンガ。そこから少し離れた場所では、クロスミラージュを構えたティアナが目の前の敵―――西鬼を狙い撃とうとしていた。
「シュートバレット!!」
「ヌッ……デイヤァァァァァァァァ!!」
ティアナがクロスミラージュで連射する弾丸を、西鬼は両手で構えた三節棍型の武器―――“
(? コイツ、何を……)
西鬼は何をやろうとしているのか。どのような攻撃が来ても良いように身構えるティアナだったが……次に飛んで来た攻撃は思わぬ物だった。
「
「ッ!?」
赤い鬼の顔が彫られた小道具―――“
「偉羅射威!! 偉羅射威!!」
「ぐ、くぅ……何なの、この音……ッ!!」
「うわ、何これうるさっ!?」
「おやおや、少々うるさ過ぎたかな?」
何故かディエンドだけはピンピンしている中、目の前で音を聞かされているティアナ、そしてギンガとファムがあまりにうるさい音に耐えかねて両手で耳を塞ごうとする。しかしその隙を突いたルパンは距離を離した後、ルパンガンナーの銃口部分を掌で押し込み、ルパンガンナーの刃にエネルギーを収束させ始めた。
≪ULTIMATE LUPIN STLASH!≫
「デヤァッ!!!」
「なっ……うわあぁ!!?」
「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」」
宝石のような輝きを持った斬撃がルパンガンナー・ブレードモードから放たれ、ファム達の足元に命中。その衝撃で3人は纏めて吹き飛ばされ、地面を転がされる事になってしまった。
「コイツ等……強い……!!」
「これでわかっただろう? 君達じゃ僕には勝てない」
「ッ……だったら!!」
起き上がったファムはカードデッキからサバイブ・烈火のカードを引き抜き、左手で逆手に持ち替えたブランバイザーを正面に突き出す。するとブランバイザーの形状が変化してブランバイザーツバイとなり、同時に彼女の周囲を灼熱の炎が覆い、ディエンド達を怯ませた。
「!? 何……!!」
「「グッ!?」」
「悪いけど、ここからは手段を選ばないよ……!!」
≪SURVIVE≫
ブランバイザーツバイにサバイブ・烈火のカードを装填し、炎に全身を包まれたファムは強化変身を遂げてファムサバイブの姿に変化する。彼女は続けて1枚のカードをブランバイザーツバイに差し込み、装填口を閉じてベントインを行う。
≪SHOOT VENT≫
「はっ!!」
「「グワァッ!?」」
「くっ……!!」
≪ATTACK RIDE……BLUST!≫
ファムサバイブは変形したブランシューターから複数の矢を連射し、ルパンと西鬼を圧倒する。一方でディエンドはディエンドライバーに装填したカードの効果で“ディエンドブラスト”を発動し、銃弾を連射して飛んで来る矢を相殺していくが、その内の1発は防ぎ切れずディエンドの胸部装甲に命中する。
「ぐっ!? ……なるほど、これは確かに手強いね」
「覚悟しなよ、泥棒野郎……!!」
ブランバイザーツバイからブランセイバーを引き抜くファムサバイブと、攻撃を受けた胸部装甲を見てもなお余裕そうな態度を崩さないディエンド。その間にギンガとティアナが体勢を立て直し、ルパンと西鬼もそれぞれの武器を構え直す。このまま激しい戦いが再開されると思われた……その時。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
「「「「―――ッ!?」」」」
屋敷の方から聞こえて来た大きな悲鳴。それはギンガも聞いた事のある悲鳴だった。
「今の悲鳴……ロザリーさん!?」
「!? まさか、彼女の方に……くそ!!」
「あ、こら!? 待ちなさい!!」
ティアナの銃撃を回避し、ディエンドはロザリーの悲鳴が聞こえて来た方向へと素早く走り去ってしまう。それを追いかけようとするファムサバイブをルパンと西鬼の2人が妨害しようとするも、そこへ素早く割って入ったギンガとティアナが力ずくで抑え込む。
「この場は引き受けます!!」
「夏希さん、行って下さい!!」
「ッ……ごめん2人共、任せた!!」
ギンガとティアナがルパンと西鬼を足止めする中、ファムサバイブは走り去って行ったディエンドを追いかけるように悲鳴の聞こえた方角へと走り出す。
悲鳴が上がる数分前……
「ッ……何だったんだ、さっきの音は……?」
窓ガラスの割れる音を聞きつけた手塚は、先程まで海東達がいた部屋に辿り着いていた。部屋に着くまでの間、手塚もうるさそうな表情で耳を塞ぎながら移動していた事から、どうやら西鬼の音撃は屋敷の内部にまで聞こえて来ていたようだ。
「! 奴は……」
そして割れた窓ガラスの先で、ファム達がディエンド達と戦っているところを目撃した手塚。何が起きているのか確かめるべく、少しだけ割れている窓から身を乗り出すように眺めていたその時……
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
「ッ!?」
ロザリーの大きな悲鳴が、手塚の耳にもハッキリと聞こえて来た。手塚はすぐに部屋から飛び出し、悲鳴の聞こえて来た方向へ大急ぎで走り出す。
「今のは……寝室の方か!!」
ロザリーがいる寝室の前まで辿り着き、ドアノブを捻る余裕もないと判断した手塚はタックルする事で扉を強引に抉じ開ける。開いた扉の先では、ベッドの上で震えているロザリーに向かって、ラプトバイザーを突き付けているベルグの姿があった。
「ロザリー!!」
「!! て、手塚さん……!!」
【!? 貴様……!!】
手塚の存在に気付いたベルグがラプトバイザーを振るうも、手塚はその一撃をかわしてベルグの懐に入り込み、彼の腹部を蹴りつけてからロザリーの前の立つ。腹部を蹴られたベルグは少しだけ後退した後、苛立った様子で舌打ちする。
「彼女に手を出すな……!!」
【チッ……どこまでも私の邪魔をするかぁ!!】
「きゃあ!?」
「……ッ!!」
ベルグがラプトバイザーを大きく振り上げるのを見て、手塚は怯えて動けないロザリーを抱き締める事で彼女を守ろうとする。そしてラプトバイザーが振り下ろされたその瞬間……
ズバアァンッ!!
「……?」
何かを斬りつけた音が鳴り響いた。それから数秒ほど経過するが、いつまで経っても痛みを感じなかった。不思議に思った手塚が振り向いた先では……
「が、ぁ……」
「「!?」」
手塚とロザリーを守るように、両腕を広げて立っているディエンドの後ろ姿があった。ディエンドの胸部から腹部にかけて斬りつけられた箇所から煙が上がり、ディエンドは苦しそうに呻きながらその場に膝を突く。
「あ、あなたは……」
「お前、何で……!?」
【!? 貴様、何のつもりだ……!!】
手塚とロザリーだけでなく、ベルグもディエンドの行動に驚いている様子だった。膝を突いたまま今にも倒れそうなディエンドだったが、左手拳を床に突く事で何とか体を支え、フッと笑みを浮かべながら頭を上げる。
「勘違いしないでくれたまえ……僕はただ、
≪ATTACK RIDE……BARRIER!≫
【何を言って……グォッ!?】
ディエンドライバーの銃口から発射されたエネルギー弾が肥大化し、巨大なバリアとなってベルグを強引に弾き飛ばした。弾かれたベルグが壁に叩きつけられる中、ディエンドはすぐに次のカードを装填する。
≪ATTACK RIDE……INVISIBLE!≫
【!? 待て、貴様!!】
ベルグがラプトバイザーを突き立てる直前で、ディエンドは手塚やロザリーと共にその場から一瞬で姿を消し、突き立てたラプトバイザーは壁を突き刺すだけで終わってしまった。ラプトバイザーを引き抜いたベルグは苛立った様子で地団駄を踏む。
【くそ!! 奴等、どこへ逃げた……!!】
「そこにいたか!!」
【!?】
直後、部屋に飛び込んで来たファムサバイブがブランセイバーを振るい、ベルグの背中を斬りつけた。振り返ったベルグはラプトバイザーで応戦するも、ファムサバイブのスペックを前に難なく弾かれ、連続で斬りつけられてしまう。
【ぐっ……今は貴様の相手をしてる場合ではない!!】
「あ、おい待てコラァ!?」
ベルグは部屋の窓ガラスを介してミラーワールドに逃げ込み、ファムサバイブも後を追いかけるように窓ガラスからミラーワールドへ突入していく。その一方、屋敷の中庭で戦闘中だったギンガとティアナはと言うと、彼女達と対峙していたルパンと西鬼が突如その動きを停止し、粒子化して跡形もなく消滅してしまった。
「! 消えた……?」
「一体、何だったのかしら……?」
先程までルパンと西鬼が立っていた地面を足で確認するギンガとティアナ。その様子を、使用人に化けたドゥーエは屋敷の物陰から密かに覗き見ていた。
(あ~あ、初っ端からいきなり計画が狂っちゃったじゃない。あんな奴と手を組んだのは失敗だったかしら……?)
場所は変わり、とある廃屋……
「―――くっ!?」
「―――あぅ!?」
屋敷から離れた山の奥に存在するこの廃屋に、インビジブルの能力で瞬間移動したディエンド・手塚・ロザリーの3人は転がり込んでいた。突然の瞬間移動に驚いた手塚とロザリーが尻餅を突く中、胸部を押さえて苦しそうに呻くディエンドは変身を解除し、海東の姿に戻ってしまった。
「ッ……はぁ、はぁ……!」
「!? あなた、血が……!」
海東が着ているシャツの胸元は斜めに切れ目が入っており、そこから僅かに赤い血が流れ出ていく。それが自分達を庇って受けた傷だとわかり、手塚とロザリーはすぐさま彼の傍まで駆け寄る。
「無茶な事を……!」
「言った、はずだよ……
「!? おい!!」
「あ、あの!? しっかり!!」
海東は頬から汗を流しながらもそう告げた後、力尽きたかのようにその場に倒れ伏す。手塚とロザリーの呼びかける声が聞こえる中、海東の意識は少しずつ薄れていき、闇の中に誘われてしまうのだった……
To be continued……
今回はディケイドが登場してないのに何で『Ride the Wind』を流したのかって?
ディエンドがいないシーンで『Treasure Sniper』が流れた事もあるからまだセーフ←
前回から引き続きの登場であるルパンと西鬼。その繋がりは以下の通り。
・劇場版限定ライダー
・海東と同じ泥棒ライダー
・名前に東西南北の文字が存在する(海「東」、ゾルーク「東」条、「西」鬼)
・どちらも演者が芸人役者(西鬼は「元」だが)
・どちらも人間から人外になった(西鬼は人から鬼に、ルパンは人からロイミュードに)
・海東と同じく、ベルトを使わずに変身する
・海東と同じく、専用武器を敵に悪用された経験あり(西鬼は烈節を歌舞鬼に冤罪目的で利用され、ルパンは死神ロイミュードにルパンガンナーを奪われた)
前回のレーザー&イドゥンのペアに比べると、今回は比較的わかりやすい繋がりだと思います。海東と言いルパンと言い西鬼と言い、泥棒ライダーは専用武器を敵に悪用されるジンクスでもあるのだろうか……?
そして今回、何故かロザリーと手塚を庇って負傷してしまった海東。
彼が2人を助けた理由とは?
その理由はまた次回にて。