リリカル龍騎ライダーズinミッドチルダ   作:ロンギヌス

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どうも、ロンギヌスです。

本当なら今年は見送りにするはずだったハロウィンネタですが、ついさっき何故か突然ネタが脳内に思い浮かび、「これはもう書くっきゃない!」と短時間で一気に書き上げてしまいました。

という訳で、本来なら書く予定じゃなかったハロウィンネタをどうぞ。

ちなみに時系列はVivid編くらいの頃ですが、新キャラは一切出ませんのでご安心を。



番外編⑤ ハロウィン

10月31日。

 

それは地球で言うならハロウィンの日。

 

カボチャを彫ってジャック・オ・ランタンを作り、魔女やお化けなどといった様々な姿に仮装した子供達が「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)!」と告げて各家にお菓子を貰って回る、ちょっとしたイベント。

 

もちろん、子供だけでなく大人も仮装してハロウィン・パーティーを行える非常に楽しい1日だ。

 

本来、ミッドチルダにはこのハロウィンの風習は存在していなかった……はずなのだが、実は大昔、地球出身のとある次元漂流者がミッド全体にハロウィンの風習を広めた事で、今ではミッドチルダでも10月31日はハロウィンのイベントが行われるようになっていた。

 

では、ミッドチルダの住人達はどのようにしてハロウィンを楽しんでいるのか?

 

その一部を、ダイジェストでお送りしてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①手塚達の場合

 

 

 

 

 

 

「トリック・オア・トリート!」

 

「お菓子をくれなきゃ……」

 

「悪戯しちゃうぞ~!」

 

高町家。そこではお化けの仮装に身を包んだヴィヴィオと、その友達である少女―――“リオ・ウェズリー”と“コロナ・ティミル”の3人が、お菓子を求めて高町家の大人達に突撃していた。もちろん、既にお菓子の準備を完了している手塚・なのは・フェイトの3人はヴィヴィオ達を歓迎する。

 

「来たかヴィヴィオ。それにリオちゃんにコロナちゃんも」

 

「うわぁ、3人共可愛い~♡」

 

「似合ってる、凄く似合ってるよ~!」

 

「「「えへへ~♡」」」

 

ヴィヴィオは背中に蝙蝠のような羽根を生やした悪魔、リオは茶色の毛皮に身を包んだ狼男、コロナは黒い三角帽とマントを纏った魔女の姿をしている。もちろん、本当に伝承と同じ怖そうな外見をしている訳ではなく、むしろ子供達が着ている事でより可愛らしい姿になっており、なのはとフェイトはそんなヴィヴィオ達の姿にメロメロな様子だ。

 

「悪戯をされると大変だ。悪戯をされないよう、お菓子を渡すとしよう」

 

「「「やったー♪」」」

 

手塚は予め用意しておいたお菓子入りの袋を1人ずつ渡していき、それを受け取ったヴィヴィオ達は嬉しそうな様子で大はしゃぎしている。その様子を手塚達は微笑ましい目で見守っていた。

 

「良かった。ヴィヴィオ達も嬉しそうで」

 

「昨日の内に、お菓子を買いに行って正解だったな。うっかりお菓子を買い忘れて、本当に悪戯をされる事になっては敵わん」

 

「まぁ、ヴィヴィオ達も流石にその辺りは弁えてると思いますよ。ねぇフェイトちゃん……フェイトちゃん?」

 

なのはが呼びかけても、何故かフェイトからの返事がない。おかしいと思ったなのはが横を向いてみると、フェイトは何故かボーっとした様子で虚空を見つめていた。

 

「フェ、フェイトちゃん?」

 

(悪戯……お菓子をくれなきゃ、悪戯……)

 

そんなフェイトの脳裏では……こんな妄想が繰り広げられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ト、トリック・オア・トリート! お、お菓子をくれなきゃ、悪戯しちゃうぞ~! 食べちゃうぞガオ~!』

 

『そうか、それは大変だな……ならば悪戯される前に、こちらから先に悪戯するとしようか』

 

『へ? え、あの、手塚さ……きゃっ!?』

 

『いっぱい悪戯してやる……文句はないな、ハラオウン?』

 

『あ、そんな……! だ、駄目です手塚さん、こんな所で……あぁっ♡』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(―――って、な、なんて事を妄想しちゃってるの自分!?  だ、駄目駄目!! 手塚さんはそんなハレンチな事をするような人じゃないから!!)

 

「「?」」

 

何故か顔を赤らめ、慌てた様子で首をブンブン振り始めるフェイト。そんな彼女のよくわからない行動に、なのはと手塚は不思議そうに首を傾げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②夏希達の場合

 

 

 

 

 

 

「「「「トリック・オア・トリート!!」」」」

 

「うわビックリしたぁ!?」

 

「「ト、トリック・オア・トリート……!」」

 

八神家の自宅。そこでは仮装した夏希・スバル・ティアナ・リイン・アギト・ギンガの6人が勢い良く扉を開けて突撃し、部屋にいたはやてを驚かせているところだった。メデューサの恰好をした夏希、フランケンシュタインの恰好をしたスバル、白い布のお化けの恰好をしたリイン、ジャック・オ・ランタンを被ったアギトがノリノリな様子で堂々と乗り込んで来る中、ゾンビの恰好をしたティアナ、吸血鬼の恰好をしたギンガの2人は恥ずかしそうな表情をしている。

 

「ヤッホーはやて、お菓子ちょうだーい!」

 

「もしくれなかったら……」

 

「悪戯するでーす!」

 

「しちゃうぞコラー!」

 

「お、おぉ……これまた、随分気合いの入った衣装で来おったで……!」

 

「それにしても意外だな。白鳥やスバル達はともかく、ティアナとギンガまで一緒に来るとは……」

 

「あ、あははは……たまたま仕事が休みだった分、スバル達にせがまれちゃいまして」

 

「うぅ……わ、私だって、本当はこんな事するつもりはなかったんですよ……なのに夏希さんと馬鹿スバルに無理やり着替えさせられて……!」

 

「……すまない、聞いた私が悪かった」

 

本来なら、こんな風にして乗り込むつもりは毛頭なかったティアナ。しかしハロウィンのイベントに対して物凄く気合いの入っている夏希とスバルによって、無理やり着替えさせられたのである。しかも、その着替えさせられたゾンビの衣装がよりによって布面積の少ない物であり、両肩と太ももは大きく露出し、ヘソに至っては丸出しという非常に恥ずかしい恰好だ。そんな露出度の高い恰好をさせられる羽目になったティアナに、流石のシグナムも同情せざるを得なかった。

 

「それで? お菓子はちゃんとあるよね?」

 

「い、いや、確かにヴィヴィオちゃん達の事も考えて用意はしとるけど……ちなみに、もしお菓子がなかったらどんな悪戯をするつもりだったん?」

 

「え? そりゃもう単純さ。はやてが遊んでるゲームを遊んで勝手にレベル上げしたり、シグナムが読んでいた本の栞を抜き取ったり、ヴィータが楽しみにしているアイスをこっそり食べたり、シャマルが必死に読んでいる料理本をどっかに隠したりその他諸々……」

 

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

「な、何ちゅう恐ろしい悪戯やぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

「いや待て、どれもスケールが小さ過ぎるだろう」

 

「つーか白鳥、アタシのアイス勝手に食ったらハッ倒すからな」

 

夏希が挙げた悪戯の内容はどれもスケールは小さいものの、されたら地味にキツい物ばかり。ザフィーラの冷静な突っ込みは華麗にスルーされ、ヴィータに関しては自分用に取ってあるアイスを死守する事に必死である。

 

「全く仕方のない娘達やなぁ……はい、お菓子ならここにあるで」

 

「いよ、待ってましたぁ!」

 

「お菓子ですぅ~♪」

 

「ヒャッホーイ!」

 

そういう訳で、はやてお手製のお菓子が夏希達に1人ずつ配られていく事になり、夏希やリイン、アギトは満足そうな様子で受け取る事になった。ちなみに……

 

「「……もうちょっと欲しかったなぁ」」

 

「「「「「どんだけ食べる気!?」」」」」

 

普段から大食いであるスバルとギンガのちょっとした呟きに、それ以外の面々が一斉に突っ込みを入れる事になったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③二宮達の場合

 

 

 

 

 

 

「鋭介~♪ トリック・オア・トリー……ふげっ!?」

 

「騒ぐなやかましい」

 

某ホテルのとある一室。ライアーズ・マスクの能力を利用し、ミイラのような白い包帯を体に巻いたセクシーな格好に着替え終えたドゥーエは、二宮がいる寝室のドアを開けて堂々と乗り込み……二宮が投げつけてきた枕を、その顔面に炸裂させられる羽目になっていた。

 

「ぷはっ……もう、酷いじゃない鋭介! ハロウィンくらい付き合ってくれても良いでしょう!?」

 

「何がハロウィンだよ……そんな物に興味はない。菓子が食いたいのなら、お前1人で勝手に食ってれば良い話だろ。俺まで巻き込むんじゃない」

 

「もぉ、ノリが悪いわね……!」

 

この男―――二宮鋭介には、ハロウィンに対する興味など微塵も存在してはいなかった。これほどまでに付き合いの悪い彼の態度に、ドゥーエは子供みたいに頬を膨らませつつも、すぐに悪い事を思いついたかのような笑みを浮かべ始める。

 

「でも鋭介~♡ 本当に良いのかしらぁ、そんな態度取っちゃって~? もしお菓子をくれなかったら、本当に悪戯しちゃうわよ~?」

 

「ほぉ。例えば、どんな悪戯をする気だ?」

 

「それはもちろん、鋭介の×××を○○○したり、△△△を☆☆☆したりと、内容は様々よ?」

 

「OKわかった。アビスラッシャー、アビスハンマー、レッツゴー」

 

「あ、ごめん冗談、冗談だから、だからその2体を差し向けるのだけはお願い本当にやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」

 

哀れ、ドゥーエ。

 

どこまでも冷徹なこの男に対して、楽しいハロウィンを期待する方が間違いなのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④雄一達の場合

 

 

 

 

 

 

「トリック・オア・トリート!」

 

「ト、トリック・オア・トリート……!」

 

「あ、ルーちゃん。それにディエチちゃんもいらっしゃい」

 

場所は変わり、次元世界カルナージのアルピーノ家。こちらでもハロウィンを存分に楽しんでいるらしく、ルーテシアは髑髏の被り物をした死神の恰好を、ディエチは猫耳や長い尻尾が特徴的な黒猫の恰好をして雄一の前に姿を現し、既にハロウィンの準備を完了していた雄一はお手製のお菓子を取り出し始める。

 

「はい、2人共。この日の為に作っておいたよ」

 

「うっ……対応が手慣れ過ぎてる……!」

 

「お兄ちゃんったら、ちょっとくらい反応してくれても良いじゃん! 私達の恰好を見て何か思わないの?」

 

せっかく仮装した2人からすれば、雄一が特に反応を示さないのはどこか不満があるようだ。しかし、次に雄一はいつも通りの笑顔でこう言ってのけた。

 

「うん、もちろん2人共可愛いよ。ルーちゃんは頭に被ってる髑髏が可愛らしく見えるし、ディエチちゃんは猫耳や尻尾が本物みたいで凄く良いと思う」

 

「「……あ、ありがとう」」

 

「どういたしまして」

 

まさかこうもストレートに褒めて貰えるとは思っていなかったのか、ルーテシアとディエチは顔を赤くしたまま小さな声でお礼を述べる。そんな2人に雄一はそれぞれお菓子を手渡していく。

 

「! このクッキー、美味しそう……」

 

「うん。ジャック・オ・ランタンをイメージして作ってみたんだ。ちなみに目と口の部分はチョコレートだよ」

 

料理上手なこの男は、どうやらお菓子作りにおいてもかなりの腕前らしい。ジャック・オ・ランタンを模した形のクッキーは、誰から見ても本当に美味しそうである。

 

「本当、お兄ちゃんはこういうのも天才だよねぇ……それじゃあ遠慮なく、頂きま~す!」

 

「い、頂きます……!」

 

お菓子袋からクッキーを取り出し、まずは一口食べ始めるルーテシアとディエチ。その表情はすぐに歓喜の物へと変わる。

 

「「美味しい!」」

 

「そっか。良かった、2人の口に合って」

 

2人を喜ばせる事ができたと知り、嬉しそうな笑顔を浮かべる雄一。その爽やかな笑顔を見て、ルーテシアとディエチは再びドキッとさせられ、頬を赤く染めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、この3人の場合はこれだけでは終わらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ……お、兄ちゃ、ん……♡」

 

「んぅ……雄一、さぁん……♡」

 

「え、あれ? ちょ、2人共、どうしたの!? 凄く熱そうだよ!?」

 

クッキーを食べ始めてから数分後。先程までは美味しそうにクッキーを食べていたルーテシアとディエチが、突然頬を赤く染めたまま、暑そうに汗を掻き始めた。それを見て2人が熱でもあるのかと勘違いする雄一だったが……どうやら違うようだ。

 

「体が……体が凄く、熱くなってきたの……♡」

 

「それに……何だか、体が凄く疼いてきて……止まらないんだ……♡」

 

「ちょ、2人共!? 本当にどうし……うわぁ!?」

 

2人の目にハートが浮かんでいるのを見て、何か身の危険を感じた雄一は後ろに下がろうとする……が、その直後に雄一の体がバインドで縛られ、動けなくなった彼を2人がベッドに押し倒す。

 

「あ、あれ、ルーちゃん? ディエチちゃん? 何で服に手をかけてるの? 何で服を脱ごうとしてるの!?」

 

ヤバい。明らかに捕食者の目をしている。嫌な予感が的中した雄一は必死にバインドから抜け出そうとするが、そんな彼を逃がすまいとルーテシアとディエチが雄一の体の上に乗りかかり、2人は着ていた衣装を脱ぎ捨て始めた。

 

そして2人は、雄一に再び問いかける。

 

「お兄ちゃん……」

 

「雄一さん……」

 

 

 

 

 

 

「「トリック・オア・トリート?♡」」

 

 

 

 

 

 

「……トリートでお願いし、ちょ、2人共ストップ!? それ以上は待っ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

そんな雄一の返答も虚しく。

 

衣装どころか下着まで脱ぎ捨てた2人は同時に雄一へと襲い掛かり、部屋から雄一の悲鳴が響き渡る事になってしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、作戦成功ね♪」

 

「……」

 

ちなみにルーテシアとディエチが急におかしくなり始めたのは、雄一が作っている最中だったクッキーにメガーヌが密かに媚薬を仕込んでいたからだったりする。

 

悪戯が成功して楽しそうなメガーヌに対し、もちろんガリューは無反応である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤グランセニック家の場合(※もし健吾が生きていたら)

 

 

 

 

 

 

「健吾さん、お兄ちゃん、トリック・オア・トリート♪ お菓子をくれなきゃ、悪戯しちゃうガオ~♪」

 

「……ぶはっ!?」

 

「ちょ、ラグナァ!?」

 

グランセニック家の自宅では、狼男の衣装を着込んだラグナが狼のポーズを取っていた。しかし、その衣装はお腹や太ももの露出度が高く、それを見た健吾が鼻血を噴き出し、ヴァイスは慌てた様子でラグナに問い詰めた。

 

「うぉい、何だよそのハレンチな恰好は!! はしたな過ぎるぞ!!」

 

「え? だって、この方が男子は喜ぶからって夏希さんが言ってたよ?」

 

「何を教えてくれちゃってんだ姐さぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 

(……ナ、ナイスハレンチ……ッ!!)

 

なお、この衣装を着るようラグナに告げたのは夏希らしい。自分の妹に何を教えてるんだとヴァイスが叫ぶ一方、ラグナの扇情的な格好を見た健吾は鼻血の止まらない鼻を手で押さえながら、この場にいない夏希に対して小さく感謝の意を述べたという。

 

仮面ライダーとして戦っている彼もまた、やはり男であるという事なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑥アルファード家の場合(※もし海東が再びミッドにやって来たら)

 

 

 

 

 

 

「ふふふ……海東さん、トリック・オア・トリート♪」

 

「……久々にお宝を求めてやって来てみれば、随分な歓迎だね」

 

屋敷の一室にて、魔女の恰好をしたロザリーが手に持った箒を掲げながらそう言い放ち、『ノアの結晶』を頂く為に屋根裏から侵入して来た海東は思わずそう呟いてしまった。ちなみに残念ながら、この時の海東に「お前は一体どこから入って来てるんだ」という突っ込みをしてくれる者は誰もいない。

 

「急にどうしたんだい? というか、仮装する側って普通は自分から他の家に出向くんじゃないのかい?」

 

「あ、えっと……駄目、でしょうか? 私、こういったイベントは初めてでして……」

 

「それは別にどうでも良いけど、何故よりによって僕なんだい? 他にも相手はいるだろうに」

 

海東からすれば、泥棒として入って来た自分をロザリーがわざわざ歓迎してくれる理由がわからない。そんな彼の疑問に答えるように、ロザリーは顔を赤くしながらモジモジし始める。

 

「そ、それは……あの事件の後、ずっとお礼を言えずじまいでしたから……少しでも、海東さんを楽しませる事ができたら良いなと思いまして……!」

 

「……なるほど」

 

海東は少しだけ考える仕草をした後、自らロザリーの方へと歩み寄り、彼女を近くのベッドに押し倒す。突然押し倒されたロザリーが小さく「きゃっ」と声を出す一方、海東はそんな彼女が逃げられないように上から取り押さえる。

 

「残念ながら、今の僕はお菓子を持っていない。でも、だからって悪戯をされるのは気に入らないね」

 

「え、あ、あの、海東さん……!?」

 

「だから、僕が君に悪戯をする事にする……ぜひとも、この素晴らしい“お宝”を頂くとしよう」

 

「あっ……!」

 

まさかこんな事態になるとは思っていなかったのか、顔を赤くしたまま動揺を隠せないロザリー。海東は悪戯っ子のような笑みを浮かべながら、彼女の着ている衣装に手をかけ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――あ、そんな……駄目です……海東さぁん……むにゃむにゃ……♡」

 

「あ、あのぉ、お嬢様~? もう朝ですよ~。お嬢様~?」

 

―――そんな夢を見ながら、幸せそうな寝言が出ているロザリー。それから数分後、使用人の女性に起こされた彼女は今までの光景が夢だと悟り、恥ずかしそうに悶え続ける羽目になったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

END……?

 




皆それぞれ楽しそうなハロウィンの1日を過ごしているようで何より。
なんか数名ほどおかしな事になっているけど気にするな!←

次回は今度こそエピソード・ナンバーズの続きを更新予定。

もうしばしお待ち下さい。
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