約千年にもおよぶ人類と害虫との戦い。戦いは苛烈さをきわめ、双方ともに多大な被害をうみだしていた。
しかしその情勢も、徐々にだが花騎士の方へと傾きだす。世界樹に愛された乙女たちの活躍により、害虫は少しずつ姿を消していった。
そして戦いは、最終決戦に向かおうとしていた。
ウインターローズ 封印大氷壁
巨大な雪山に取り囲まれ、絶え間なく吹雪いてる。この地は人間はおろか、害虫も近寄らない。そんな過酷な土地に二つの人影が現れる。
「こんな寄り道はさせたくなかった」
「えっ....」
「君には冒険だけしていてほしかった」
「............」
「ここまで団長を付き合わせてしまって.....」
ブロッサムヒル所属の花騎士ウメは後悔まじりにそうつぶやいた。
「ありがとうございました」
団長はウメを真っ直ぐに捉え、感謝の言葉を述べた。
ウメが不思議そうな顔をしていると
「俺...良かったと思ってます。だって、ウメと会えたから。」
「団長....」
団長はいつものようにサムズアップをしてきた。その姿にウメもサムズアップで答える。こんな時でも団長はいつもどうりの姿で、なぜだか可笑しくもあり、悲しくもなった。
「じゃあ、見てて下さい。俺の変身。」
「なぁにこれぇ?」
「見ての通り、ドラマの脚本だよ。わざわざ大先生に書いてもらった世界にたった一つのものだよ!!」
ロータスレイクの憲兵隊長ハバネロは興奮気味に教えてくれた。
「でぇ、感想はどうかな団長さん」
ハバネロは目をキラキラさせながら、団長に感想を求める。
「感想もなにも、これって仮面ライダーク........]
「それ以上いけない」
「あ....はい。」
その後、この脚本は表舞台にでることはなかった。でたら、いろいろな意味で困る。いや、まじで。
害虫との戦いは日に日に増す一方である。しかし光と影があるように、戦いの裏に平穏あり。
これはそんなとある騎士団長と花騎士たちとの物語である。
後日
「団長さん、この前のがだめだったから新しいのを書いてもらったよ。確認してみてよ!」
団長はまたかと頭を抱えたが、せっかく持ってきたのだ。とりあえず見るだけ見てみるかと紙を受け取った。
どうやらまた特撮物らしい。嫌な予感がしつつも目を通す。
「ゴル○ム、ゆ”る”さ”ん”!!」
「ハバネロさんや.....]
「なんだい団長さん」
「アウトです」
「もう明らか様に確信犯でしょ!少しは反省しなさい」
「これもだめとは..... まさかこれもゴル○ムの仕業!?」
終わり
最後の方は完全に蛇足です。申し訳ありません。1話にして48話とは驚きです。(笑) 一条さんの代わりがウメですが、特に意味はありません。すいません。仮面ライダーが好きな人なら分かると思いますが、名シーンです。フラワーナイトガールの世界にももしかしたら、古代の戦士と似たような者がいたかもしれないと妄想するととても楽しいです。誰かコラボSSとして書いてくれませんかね~。クウガはクワガタをモチーフにしてあるから、お花世界と相性バツグンだと思います。ゲーム本編ラストでは、団長がラスボスと雪山で殴り合いをしてくれると信じています。拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。