第12話始まります。
今は潰れ廃墟となった水族館そこにバルバは手にはめている指輪を眺めていたそこに1人の男が現れ
「バルバつぎは・・・オレの、ばん、だな?」
「あぁ」
バルバは椅子から立ち
「お前のゲゲルは3日で90人だビラン」
「タヤスイ」
バルバはビランという男の腹部のベルトに指輪に着いている爪を挿し込み
「行け」
そう言ってビランは颯爽と飛び出して行った。
「随分減ったな''メ''も」
そう言ってバルバはヒールをカツンカツンと鳴らし暗闇へと消えた。
ー音乃木坂学院ー
「ねぇ見た前の新聞銭湯の女子風呂に4号が現れたって載ってたよね」
「そうそう怖いよね~」
「っと噂されてますよ4号さん?」
机に頭を乗せ耳を塞ぐ雄介。
「まぁ事実ですよねしっかり覗いてたんですから」
「んもう!海未ちゃんまでお説教は勘弁してよ~この事で一条さんには叱られるわ梓には殺されかけるわ」
「自業自得です!」
「て言うかあそこに未確認が現れたのは事実だからね!」
「それはそれこれはこれです」
「おーい海未ちゃーんゆーすけー」
すると穂乃果が雄介達の前に現れ
「どうしたのですか穂乃果?」
「これ見てよ」
「ん?何々ラブライブ予選の会場案内?」
「うん!今運営から連絡が来たんだ~」
「へぇ~ってここ秋葉のど真ん中じゃん!」
「そうなんだよね~まさかここで踊れるなんて思わなかったよ」
「う、嘘でしょこんな所で踊るなんて一杯注目をあびてしまいます」
「それがいいんじゃん!」
「て言うかなぜ私達は一回予選で落ちたのにこんな大舞台な所に?」
「それは、わからないけど・・・でも!にこちゃんも前言ってたようにこんなチャンス2度とないと思うから私はここでやりたい!」
「それは・・・そうですが」
「いいんじゃんやってみようよ」
「雄介!?」
「ここに立って踊れるならμ'sの注目も一杯集まっていいと思うしそれにラブライブを目指すならここを通らないとどの道先には進めない」
雄介は穂乃果を見て
「それにもうみんな了承済みでしょ?」
「うん!もっちろん!」
穂乃果はブイっとピースを向ける。
「だってさ海未ちゃん」
「もう、わかりましたよ雄介の言うとおりここを通らなきゃラブライブもまた夢のまた夢だったら私も精一杯頑張ります!」
「よし!オーケー!」
そう言ってたら学校のチャイムが鳴り
「って次移動教室じゃないですか!」
「うわわっ急がないと!」
3人は準備し授業へと向かう。
ー翌日ー
「ワン!ツー!ワン!ツー!」
今日は休日で学校の屋上で練習中。
「うぉーいお昼持ってきたよー」
雄介が9人+自分の弁当を部室から持ってきて
「はーいじゃあお昼にしますか」
ランチタイムが始まる。
「大分形になってきたわね~」
「そうだね予選には間に合いそうだね!」
皆が弁当を食べながら話合っていると
「あっ真姫ちゃんその肉美味しそう」
「ん!なに希欲しいの?」
はいっと希の弁当箱に乗せる。
「えっ?いいの?」
「いいわよ」
「ありがとぉ真姫ちゃん」
その様子を見ていた雄介は
「真姫ちゅあ~ん俺も欲しいなぁ~」
「何よ気持ち悪いわねまぁ別にいいけど」
真姫は雄介の弁当箱に乗せようとするが
「ノンノンあーんして食べさせて欲しいなぁ~」
「はぁ!?何言ってのよイミワカンナイ!」
雄介の顔をぐいぐいと押し退ける真姫。
「ゆーくん」
そんなやり取りを見ていたことりが来て
「ん?どったのことりちゃん?」
ことりは自分の弁当箱からお肉を1つ箸で摘まみ
「私のならいいよ?食べる?」
「えっいいの?あっもちろんアーンで」
「うん!」
するとことりは雄介の口に運ぶ
「どう、かな?」
「うん、ことりちゃんの味がする」
そんなやり取りを見ていた真姫が
「あんた達ほーんと夫婦みたいね」
「えっ!そうかな?」
「うーんことりちゃんが嫁なら毎日美味しいご飯食べれるし毎日楽しいだろうな~それに奥さんならどんな事しても許されるもんね~」
そう言って手をわきわきする雄介に
「もうっゆーくんのえっち」
「よーしことりちゃん結婚しよう!」
「えっ!えっ!わ、私でよk」
「ちょっと待つにゃー!」
すると凛が雄介とことりの間に入ってくる。
「凛ちゃん!?どったの?」
「ゆーすけ!凛の弁当も食べるにゃ!」
凛は弁当に入っているウインナーを1つ取り雄介の口に入れる。
「むぐっ」
「どう?美味しい?ゆーすけ」
「お、美味しいです」
「良かったぁ~これね今日お弁当お母さんと一緒に作ったんだぁ~」
「へ~凛ちゃん料理出来るんだ凄いね」
「うん!だから今度1人で作ってみるからゆーすけ食べてくれる?」
「えっいいの?」
「うん!いいよ!」
「ありがとぉ~楽しみだなぁ」
「ちょっと待って!それなら私も今度ゆーくんにお弁当作ってあげる!」
「うぇ!?あははっありがとそれならことりちゃんのもたのもうかな」
「じゃあ凛とことりちゃんのお弁当どっちが美味しいかゆーすけに判定してもらおうよ」
「うんいいよ!凛ちゃん勝負だね!」
バチバチと火花を鳴らすことりと凛に
「えっ同時に食べるの?」
「「もちろん!!」」
そんなこんなでことりと凛の料理対決が決まった。
「なんか凄い事になったわね」
「そうやね~それにしても凛ちゃん1人で料理作るなんて女子力上げたなぁ」
「まっこれも雄介のお陰かもね」
すると雄介の携帯が鳴り出し。
「ん?一条さんからだ」
雄介は携帯を耳にかざし
「はいもしもし?」
『中野今大丈夫か!?』
「はい、もしかして未確認ですか!?」
『あぁ今船の中で被害があると通報があった!行けるか!?』
「はい!場所は!?」
一条は雄介に場所を指示し即座にバイクに乗って現場へと向かった。
「一時の平和もほんと残酷やね現実は」
「それも未確認がいなくなるまで続くでしょうね正直
・・・きついわね」
「それでも今は雄介を信じて待つしかないよね」
「うん、ゆーくん気をつけて」
雄介が一条に連絡を受ける20分前
「旅行楽しみだね!お父さん」
「あぁコヨミも晴人もきっと喜ぶぞぉ」
「お父さんあっちに着いたらいっぱい写真撮ろうね」
「あぁ」
「ふふっこの子達ったらこんなにはしゃいじゃって」
「それもそうさなんてたって初めての家族旅行なんだから」
旅行に来ていた四人の家族楽しみにしている家族旅行だがこの数分後この船は絶望の恐怖へと変わる。
ガコンっと船が何かに当たる音が聞こえ
「おい何かに当たったか?」
「そうですねぇ僕ちょっと見てきます」
船の操縦士が物音に気付き1人の助手が外の様子を見に行き
「ん~何もないなぁ」
助手は船から海の中に何かあったか見渡す
「大丈夫かぁ」
助手が操縦席へと戻ろうとした瞬間
バッシャーン!!!
「な、なんだ!?」
操縦士は海に何か落ちた音が聞こえ船を止め外へと出る
「な、なんだこれは!?」
海の1面が赤くなっており
「一体何が?」
「ツギハオマエダ」
その声に操縦士が後ろを振り向いた瞬間目の前には怪物がいた。
「なぁなんか船止まってないか?」
「そうねなんかあったのかしら?」
数分後船が止まり観客の全員が不思議に思っていると扉がゆっくり開けられ
「ひっひぃいい!!」
「な、なんだあいつは!?」
そこに操縦士の顔を持ったビランが観客全員の前に立つ。
「ツギハオマエラダ」
ビランは操縦士の顔を丸呑みし観客に襲いかかった。
「いやぁあ!」
「ああああぁぁ!」
次々と観客を殺しそして殺したものは食べていった。
「お、お父さん!」
「コヨミと晴人は外へ!母さんも早く!」
「え、えぇ!」
その一家と共に次々と人が船の外へと逃げるが場所は船の上逃げる場所など何処にもなかった。
「ニゲラレルトオモウナヨ」
中にいた全員を殺し上に上がってきたビランその口にはクチャクチャと音を鳴らし中の人間を食べたのであろう口の周りには血でいっぱいだった。
「た、たすけっ!」
1人の男が捕まり襟元を捕まれそのまま首を噛みちぎる
その後にも次々と襲われ
「お父さん!お母さん!このままじゃ!」
「・・・いいか合図をしたらお前達は海に飛び込め」
「ちょっとなに言ってるのあなた!」
「それしか方法がない!このままじゃ全員あいつに殺されるんだぞ!」
「でもそれじゃあお父さんが!」
「・・・家族を守るのがお父さんの役目だいいか俺にとってお前達は希望なんだ!だから生きてくれ!」
「お父さん」
「後は頼んだぞ」
父親は母親にそう言いビランに飛びかかって行った。
「逃げろぉ!」
父親がビランにしがみつき家族を逃がそうとするが
「ジャマダ」
ビランは父親を持ち上げ腕についているするどい刃で父親の体を半分に引き裂いた。
「「お父さん!!」」
「あなたぁ!!」
ビランは父親の上半身を投げ捨てその家族に向かってくる。
「・・・いいコヨミ晴人お父さんが言ってたようにあなた達は生きなさい」
「お母さん!」
「ごめんね」
母親は父親同様ビランに飛びかかって行っただが
「ああああぁぁ」
ビランは母親の体を心臓ごと貫きそのまま倒れ息を引き取った。
「お母さん!」
「いやぁ!いやぁあ!」
晴人とコヨミは抱き合いただ殺されるのを待つしかないのかとただ絶望していた。
雄介が一条に聞いた海岸辺りまで走っていたら船が海の真ん中に停まっていて
「まさかあれか?」
海の1面は赤く染まっておりそれを物語っていた。
「くそっマジかよ!」
バイクから降りアマダムを出現させ
「''変身''!!」
雄介の姿から青いクウガの姿に代わり船の上へ目掛けジャンプし向かって行く。
コヨミと晴人が抱き合いながら後ずさる中ビランは徐々に近づいていき
「シネ」
ビランの腕が上げられ振り下ろされた瞬間コヨミ達は顔を伏せたその瞬間
「おりぃやぁ!」
「ガッ!?」
ドタンっと音がし徐々に顔を上げるとそこには未確認生命体4号がいた。
「クウガ!」
「ふっ」
ビランは立ち上がりクウガを切り裂こうとしたがクウガは屈みビランの腹部にパンチを喰らわす。
「グッ」
その隙にクウガはビランの腕を抑え
「君達は中へ!」
「えっ?」
「早く!」
クウガにそう言われコヨミが頷き
「晴人立って!」
「でもお姉ちゃん」
「いいから早く!」
「う、うん」
コヨミと晴人は船の中へと走っていき避難するクウガは抑えていた腕をほどき回し蹴りを喰らわす。
「っクウガ」
「はっ!」
クウガは青い姿から赤い姿に変えビランに立ち向かう。
「ふっ」
クウガはパンチを繰り出すがビランはそれを受け流し腕の刃でクウガを切り裂く。
「ぐっ」
「ガァ!」
ビランは腕を上げそのまま振り下ろそうとするがクウガは両腕でガードしビランにドロップキックを喰らわす。
「グァッ!」
「おりぃやぁ!」
クウガ立て続けビランの顔にパンチしビランは吹き飛び地面に転がる。
「す、すごいあれが4号ニュースでしか見たことないけど本当に私達を助けてくれるなんて」
「・・・」
船の中の窓ガラスからクウガとビランの戦いを見ていたコヨミと晴人
クウガはマイティキックの構えを取る
「ク、クウガキサマハカナラズコロシテヤル!」
ビランはそう言い海に飛び逃げてしまった。
「なっ!?くそっ!」
クウガは海1面を見るがビランの姿はもう何処にもいなかった。
「逃げたのか」
クウガは雄介の姿に戻る。
それを見ていたコヨミと晴人が驚き
「に、人間?人なの?」
「お姉ちゃん」
雄介はコヨミと晴人の元へとやって来て
「大丈夫?二人とも怪我ない?」
「は、はい私達は大丈夫です」
「そっかそれは良かった」
雄介は携帯を取りだし一条に連絡を取り現状の事を話した。
その後警察が集まりコヨミと晴人は保護され雄介も一条と話していた。
「惨劇で生き残ったのはあの姉弟2人だけか」
「そうですね俺が来たときにはもう・・・」
「わかった後は俺があの2人に事情聴衆してみる君は後休んでてくれ」
「はい・・・」
雄介はちらっと2人の様子を遠目で見るとその弟がずっと下を向いたままで雄介は気になっていた。
事件から2日後雄介は梓と一緒に昼食を食べていたら家のインターホンが鳴り
「はーい」
梓は玄関のドアを開けると
「あっ一条さん」
「ご無沙汰してます中野君は?」
「お兄ちゃんなら中に、今日は?」
「えぇ以前中野君に助けられた2人がどうしても中野君に会いたいとそれで」
一条の後ろからコヨミと晴人が出て来てお辞儀をする。
「そうだったんですか、どうぞ上がって下さい」
一条達を家に招き入れ梓が案内する。
「あれっ?一条さんそれにこの子達は」
「中野この子達がどうしても君と話がしたいと言ってな」
「そうだったんですか」
コヨミはお辞儀し晴人は顔を伏せたままだった。
「あの、中野さんあの時助けていただいて本当にありがとうございました」
「いや、君達が無事でよかったよ」
「ほら、晴人もお礼言って」
コヨミが晴人を前に差し出すが以前顔は伏せたまま
「晴人君だっけ?本当に無事でよかったよ」
雄介がしゃがみ話掛けた時晴人は雄介を睨み
「どうして」ボゾッ
「えっ?」
「どうして!お父さんとお母さんを助けてくれなかったの!」
「っ」
「晴人!?」
晴人は雄介の胸ぐらを掴み
「4号ならどうしてお父さんとお母さんを!」
「晴人止めなさい!」
「お姉ちゃんは黙ってて!」
「未確認生命体を倒せるんでしょ?ならなんで早く来てくれなかったの?そうしたらお父さんとお母さんも助かったのに!」
晴人は涙を流し雄介にそう訴えた。
「・・・ごめんな」
「っ」
「君の言うとおりだもう少し早く来ていたなら君のお父さんとお母さんも助けられたかもしれない」
雄介は晴人の肩を掴み
「でも助けられなかったそれだけはどうしようもない事実だ」
「~~~っこの!」
晴人は拳を握り雄介を殴る。
「晴人!」
「お兄ちゃん!?」
コヨミは晴人を抑え梓は雄介に駆け寄る。
「・・・満足したか?」
「・・・えっ?」
「俺を殴って満足したか?」
雄介の口が少し切れ血が滲む。
「殴って満足したならそれでいい・・・だが、俺を殴ってどんな気持ちだ?」
「~~~っうるさい!お前のせいだ!お前のせいでお父さんとお母さんは死んだんだ!」
「晴人!いい加減にしなさい!」
コヨミは晴人の頬を叩く。
「中野さんのせいにして八つ当たりしてもお父さんとお母さんはもう帰って来ないの!どんなに辛くても悲しくてもお父さんとお母さんはもう・・・」
「っうるさい!俺は許せないんだお父さんとお母さんを殺した未確認が!それにそれを逃がした4号が!」
「っ晴人」
「俺がその未確認を殺してやるお父さんとお母さんの仇を打つんだ!」
晴人はそう言い家を飛び出して行った。
「晴人!」
「追いかけようまだ遠くへ行ってないはずだ」
「中野さん」
雄介はコヨミに向けサムズアップをする。
「大丈夫今混乱してるだけだと思うからそれに分かるんだ晴人君の気持ち」
「えっ?」
「とにかく探そう」
「お兄ちゃん私も」
皆が探しに行く中一条は雄介を止める。
「中野すまないまさかこんなことに」
「一条さん・・・大丈夫です誰だって晴人君の気持ちにもなりますよ」
「中野・・・」
「だからこそ誰かが支えてあげなきゃそうしないと晴人君ずっと笑顔を取り戻せない」
「・・・あぁ!行こう!」
雄介達も晴人を探しに家を出た。
「はぁ!はぁ!はぁ!くそっ!何なんだよ!何でなんだよ!」
晴人は足を止め手に膝をつき肩で息をする。
「お姉ちゃんは何であいつの味方なんか!4号はお父さんとお母さんを助けてくれなかったじゃないか!」
晴人はまたがむしゃらに走り出す目を瞑り前に人がいる事が気付かず
ドンッ!
「わっ!?」
「うわっ!」
晴人が尻餅をつき相手の方も尻餅をつく。
「ごめんなさい!前見てなくて」
「ううんこっちこそごめんね私もぼーっとしちゃって」
そこには買い物の帰りだろうか袋を持った穂乃果がいた。
「ほんとごめんね」
穂乃果は手を差し出し晴人を立たせる。
「ほんとごめんなさいお姉さん」
「私は大丈夫・・・でもどうしたの?泣いてるみたいだけど」
「あのっこれは」
晴人は腕でぐしぐしと涙を拭く。
「ねっ私の家この近くなんだちょっと寄ってかない?」
「えっ?」
穂乃果はにこにことそう晴人を誘う。
「で、でも」
「私の家和菓子屋でね新しいお饅頭が出来てね君に少し試食してほしいんだ」
「えっお饅頭さんなんですか?」
「うん」
穂乃果はそれにと言葉を続け
「君何か悲しい事があったみたいだから放っておけなくて」
「そ、それは」
穂乃果は手を差し出し
「私、高坂穂乃果君は?」
「俺は晴人・・・操真晴人」
「晴人君かぁじゃあ行こっか」
「あの、本当に良いんですか?」
「いいのいいのじゃあレッツゴー!」
穂乃果は晴人の手を握り穂むらへと向かった。
晴人は穂むらに着き穂乃果の部屋へと案内され少し待つよう言われ晴人は座って待ってる事にした。
「(初めて女の人の部屋に来たけどコヨミお姉ちゃんとは全然ちがうんだなぁ)」
晴人はそう思っていると穂乃果が部屋に戻って来た。
「お待たせー穂乃果特性お饅頭だよ食べてみて」
穂乃果はテーブルに置きそれを差し出す。
「あの、それじゃあいただきます」
「うん!召し上がれ」
1つ饅頭を摘まみそれを食べる。
「どうかな?」
「・・・美味しいです」
「よかったぁこれならお店に出しても大丈夫だね」
晴人が少しずつ饅頭を食べていると穂乃果が晴人の顔を見て
「ねっ何があったか教えてくれないかな?本当に話たくないならいいけど晴人君すごく悲しい顔してたからさ」
「それは」
晴人は饅頭を食べ穂乃果の顔を見る。
「・・・穂乃果さんは未確認生命体って知ってます?」
「えっ?それはまぁ」
「じゃあ見たことあります?近くで」
「・・・あるよ」
「!本当ですか!?」
「うん見たことあるし襲われたこともあるそれで今通ってる学校が襲われて沢山の人が亡くなった」
「襲われた?じゃあ穂乃果さんは何で?」
「無事かって?それは助けてもらったんだ晴人君もわかると思うけど未確認生命体4号に」
「やっぱり4号に」
「やっぱりって?」
「俺も襲われたんです未確認にそれで4号に助けられた」
「晴人君も!?」
「でも4号はお父さんとお母さんを助けてくれなかった
俺とお姉ちゃんを助けてお父さんとお母さんはっ!」
「えっちょちょっと待って!お父さんとお母さんはたすけなかったってどういう事!?」
「4号はお父さんとお母さんが未確認に殺された後やっと来たんだもう少し早ければお父さんとお母さんも生きてたのに!」
「そ、そういう事だったの」
穂乃果は晴人の手を握り
「ねぇ晴人君4号の事どう思う?」
「最低な奴だよ!」
「そうかなぁ私はそうは思わないなぁ」
「どうして!?」
「ねぇ晴人君4号は未確認生命体と戦ってくれるけど何もかも救ってくれる神様でもなんでもないんだよ」
「えっ?」
「4号だって必死に頑張ってるみんなの命を守る為そしてみんなの笑顔を守るために」
「みんなの笑顔を?」
「うん、私の知ってる友達はそんな人だよ自分の体が人じゃなくなってるのにもかかわらず1つでも多くの命を守るために頑張る私の尊敬できる人」
「穂乃果さん中野雄介を知ってるんですか?」
「うん、言ったでしょ友達だって」
「・・・そっか穂乃果さんは友達だからそんな事が言えるんだ」
「えっ?」
「でも俺は違う!穂乃果さんがあいつをどう思をと俺はあいつを絶対許さない!」
晴人は穂乃果の手を払い部屋を出ていく。
「晴人君!?」
晴人は走るただ雄介に対する怒りをぶつけ
「みんな!みんな!4号の中野雄介の味方なんだ!でも俺はっ!」
「晴人君待って!」
走って行く晴人を追いかける穂乃果
「はぁっ!はぁっ!くそっ!」
どれだけの距離を走ったかわからない晴人走り疲れ橋の上を歩いていると
「ぎゃあ!」
小さなボートから声が聞こえそこを見ると2人の釣り人が晴人達を襲った未確認に襲われていた。
「あ、あれは!」
晴人はその一部始終を見ていてふと思った。
「(俺があの未確認を殺せばお姉ちゃんも喜んでくれるかな・・・死んだお父さんやお母さんも)」
晴人はその場所へとどんどん近づき
「お姉ちゃんに仇はとるって言ったんだだから俺があいつを!」
晴人は落ちていた木の棒を取り落ちている石をその未確認に目掛け投げる。
「ッ!」
襲った釣り人を食べているとビランの頭に石が当たる。
「マダエモノガイタカ」
ビランは川に飛び込み一気に晴人の前へと飛び出して来た。
「うわっ!?」
突然現れた未確認に尻餅を着き後ずさる。
「っこ、来い!俺がお前を殺してやる!」
晴人は震えながらも立ち木の棒を構える。
「お父さんとお母さんの仇だぁっー!」
晴人はビランに目掛け棒を振り下ろすが無惨に棒は折れビランに払いのけられる。
「あうっ!」
晴人は弾き飛ばされ横転する。
「イセイノイイリントダ」
「あ、あぁぁ」
近づいてくるビランに恐怖する晴人
「(殺される!嫌だ死にたくない!)」
晴人は逃げようとするが足がすくんで立てないでいた。
「嫌だ、誰か助けて!」
ビランが腕についている刃を晴人に目掛け振り下ろそうとした瞬間
「晴人君!」
ビランの刃が当たる寸前に穂乃果が晴人を抱きしめ勢いよく地面に転がる。
「ほのか・・・さん?」
何が起こったかわからない晴人穂乃果は顔を上げ
「だい、じょ・・・ぶ?」
穂乃果は苦し紛れに晴人に言う。
「穂乃果さんあのっ」
「と、とにかく今は逃げるよ!」
穂乃果は晴人を起こしそのまま走って行く。
「ニゲラレルトオモウナヨリントドモ」
ビランは刃に付いた血を舐めとり穂乃果達を追いかける。
「はっ!はっ!はっ!」
「穂乃果さん・・・」
「だいじょうぶだからね」
穂乃果は微笑みポケットから携帯を取りだし雄介に電話を掛ける。
『もしもし穂乃果ちゃんどうした?』
「雄介ごめん・・・未確認に追われててさ・・・っぅ!
来てくれないかな?」
『未確認!?今どこにいる?』
「場所は・・・」
穂乃果は雄介に場所を伝える。
『わかったすぐに向かうからどこかに隠れてて』
「あり、がとう・・・ね」
『穂乃果ちゃん何か変じゃないか?どうした?』
「なんでもないから・・・じゃあおねがい」
穂乃果は通信を切り橋の下にある壁にもたれかかる。
「あんまり遠くへ逃げられなかったね、ごめんね晴人君」
「あ、ほ、穂乃果さん俺」
「だい、じょうぶだから」
「大丈夫じゃないですよ!穂乃果さんすごい血が出てるじゃないですか!」
穂乃果はずずすっともたれかかった背中を段々下げていきその壁に血がべっとりと付いていた。
「はぁっはぁっ大丈夫だから」
穂乃果は意識が朦朧としながらもただただ大丈夫と言うだけだった。
「穂乃果さんっ」
晴人が自分のせいだとそして何も出来ない自分にただ立っているしか出来なかった。
「ミツケタゾリントドモ」
その声に晴人は瞬時に振り向くとビランが数メートル先に晴人達を見据えていた。
「あ、あぁぁ」
晴人は腰を抜かし穂乃果はもう動けないでいた。
「シネェ!」
ビランは一直線に向かってくる。
「うわあぁぁぁーーー!!!」
もう終わりだと思った刹那ドンッという銃声が聞こえ目を開けるとビランの動きが止まっていた。
「ナンダコレハ!?」
ビランの体からは煙が吹き出し苦しんでいた。
「無事か!」
涙で霞むが一条と雄介が走ってくるのが晴人には見えた。
「一条さん2人を!」
「わかった!」
一条は穂乃果を抱え込み晴人と一緒に避難する。
「キサマラァ!」
ビランは苦しみから解放し雄介を睨む。
「ふっ!」
雄介は体からアマダムを出現させ変身の構えを取る。
「''変身''!」
その掛け声と共に雄介の体が変化し赤いクウガへと変身を遂げる。
「クウガァ!」
ビランは刃をクウガに目掛け振り下ろされるがクウガはビランの肘を抑えビランの腹部にパンチする。
「グォッ!」
「おりぃやぁ!」
クウガはそのままビランを蹴り上げ吹き飛ばす。
「グックソガァ!」
「うおぉぉぉっ!」
クウガは落ちている木の棒を取り青いクウガに変わりビランの頭に打ち付ける。
「ギャッ!」
「だぁっ!」
ロッドを体に打ち付けビランは吹き飛び川に落ちる。
「グックソ」
クウガはロッドを振り回し構えジャンプする。
「ふっ・・・うぉりいゃあー!」
ビランはまずいと思い川に潜りクウガの攻撃をかわした。
「なっ!?」
クウガは辺りを見渡すがビランはいなく逃がしてしまった。
「また逃げたのか・・・くそっ」
クウガはすぐさまバイクのある所へ戻りそのまま走って行く。
ー関東医大病院ー
穂乃果が運ばれすぐさま集中治療室のランプが付く。
「今彼女のご家族に連絡がついてすぐ向かうそうです」
一条がそう言いコヨミと梓が頭を下げる。
「まさかこんな事になるなんて穂乃果ちゃん大丈夫かな?」
「本当に申し訳ありません弟のせいで」
コヨミはただ頭を下げる事しか出来なかった。
「そんな」
「一条さん!」
廊下から声が聞こえこちらに向かってくる雄介。
「中野、未確認生命体は?」
「すいませんまた逃がしてしまいました」
「・・・そうか」
「穂乃果ちゃんの様子は?」
「あぁ今集中治療室に運ばれてなまだ何とも言えない」
「そうですか・・・穂乃果ちゃんの家族には?」
「もう連絡がついたすぐここに向かうらしい」
「そうですかありがとうございます」
「あのっ中野さん!」
コヨミが雄介の前に立ち
「弟が本当にご迷惑をお掛けしました!本当にすみません!」
謝りただ涙を流すコヨミに雄介は肩に手を置き。
「コヨミちゃん大丈夫」
雄介はコヨミにサムズアップをし
「今ここで君が泣いてたら亡くなったお父さんもお母さんも悲しむそれに晴人君だって」
「でも!今回の事は晴人が!」
「晴人君だってこうなる事を望んでなかっただから今あの子は苦しんでるお父さんとお母さんが亡くなってそれに穂乃果ちゃんが傷ついて」
「中野さん」
「だから晴人君の事は任して貰えないかな?俺が何とかやってみるよ」
「中野さん」
「ねっ!」
雄介はもう一度コヨミにサムズアップをする。
「・・・はい、よろしくお願いします」
「うんじゃあ行ってくる」
雄介が歩いて行こうとした瞬間
「あっ中野さん晴人の居場所!」
「あっそうだった」
コヨミから晴人の居場所を聞き雄介はそこに向かう。
「はぁ」
晴人は体育座りをし外を眺めていた。
「俺のせいで穂乃果さんが」
そう言っているとドアが開く音が聞こえ
「よっ晴人君」
「中野・・・さん」
「隣いいかな?」
「・・・」
雄介は晴人の隣に座り込む。
「コヨミちゃんから場所聞いたんだ屋上にいるってそれと君が色々やってしまった事も一条さんから」
「・・・怒らないんですか?俺がした事」
「・・・あぁ怒らない」
「どうして!?中野さんの友達を穂乃果さんを俺のせいで死ぬかもしれないんですよ!?」
「・・・確かに君がやった事は間違ってる復讐の為に未確認に近づきそれで穂乃果ちゃんを危険に晒した事も・・・でも俺は君を怒らない」
「どうして?」
「俺も同じような事があったから」
「えっ?」
「前にね未確認が憎くてどうしようもなくて周りが見えなくてそれで俺の大切な人達を傷つけた事があるんだ」
「中野さんが?」
「うんその時かな力でねじ伏せ未確認を倒した後みんなの大切な場所をボロボロにしちゃったんだ俺」
「大切な場所?」
「うん穂乃果ちゃん達は今スクールアイドルをやっていてねそのステージを俺が戦いで壊しちゃたんだ」
「スクールアイドル聞いた事がある」
「それで皆の所から一度去ってそれでも未確認と戦ってボロボロになって倒れた時助けられたんだあの子達に」
「中野さん」
「傷つけた俺をそれでも一緒にいたいと言われた時は本当に嬉しかったなぁだから今の俺がある」
雄介は晴人にサムズアップをし
「晴人君確かに今悲しいかもしれないでも君にはいるんじゃないか?君の側にいて一緒に居てくれている人が」
「・・・お姉ちゃん」
「晴人君お姉ちゃんも今晴人君と同じ気持ちだと思うんだ・・・だからさ晴人君が側にいてあげないと」
「・・・中野さん俺」
晴人が立ち上がると雄介の携帯がなり
『中野!未確認生命体が目撃され今警官達が応戦している君も現場へ急げるか!?』
「わかりました!俺もすぐに向かいます!」
雄介は通信を切り
「晴人君」
「中野さん行ってください俺大丈夫ですから」
晴人は雄介にサムズアップをし
「行って皆を救ってあげてください俺も頑張りますから」
「・・・わかった!」
雄介はそう言い走って行った。
晴人はコヨミ達のいる所に戻り
「お姉ちゃん!」
「晴人!?」
「穂乃果さんは?」
「今手術を受けている所よ傷が深かったみたいですぐにオペが必要だって」
「!?そんな」
晴人は顔を伏せる。
「(俺のせいで穂乃果さんが!?でもっ!)」
晴人は顔を上げ
「俺は・・・穂乃果さんが帰ってくる事を信じる」
「晴人?」
「穂乃果さんは俺を救ってくれたその穂乃果さんにまだ何も言えてないだから俺は穂乃果さんが帰ってくる事を信じる!だから絶対に希望は捨てない!」
晴人の言葉に梓とコヨミは驚くこの数十分で何が彼をここまで変えたのかわからないが
「そうだね晴人君私も希望は捨てないだから信じよ穂乃果ちゃんが戻ってくる事を」
「はいっ!」
「晴人(中野さん一体何をしてここまで晴人を変えたのかわからないけどでも貴方のお陰なんですよね?ありがとうございます中野さん)」
「こちら一条!状況は!」
『未確認生命体が暴れもう被害が拡大していく一方です!早く応援を!』
「くそっ!間に合ってくれ!」
一条はパトカーを飛ばし現場へと急行する。
「ぎゃあ!」
「うわぁ!」
警察官達はビランと応戦するがまるで歯が立たず次々とビランの餌食となっていく。
「サァツギハドイツダ?」
「ひぃ!」
すると1台のパトカーが到着し一条はライフルを構えビランに発砲する。
「っ」
前回同様ビランの体から煙が出ているが物ともせず歩いている。
「ソンナモノモウキクカ」
「っもう耐性が出来たのか!?」
一条は続けて発砲するがビランには効かずビランはそのまま一条の方へと飛びライフルを蹴り上げる。
「くっ!」
着地したビランは一条を蹴り一条はそのまま横転する。
「ぐっあっ!」
「おわりだ」
ビランは人間の言葉でそう言い手に着いている刃を一条へと向けた瞬間勢いよく突っ込んできたバイクにビランは跳ねられ吹き飛ぶ。
「一条さん!」
「っう中野」
「大丈夫ですか!?」
バイクから降り一条の元へと駆け寄る。
「俺の事はいい来るぞ!」
一条の言葉に雄介は振り返るとビランは口から血を吐きながらも雄介達を睨む。
「後は俺が」
雄介はアマダムを出現させ変身の構えを取る。
「''変身''!!」
雄介の掛け声と共に赤いクウガへと変身を遂げる。
「ガアァァァァ!」
「うおぉぉぉぉ!」
クウガとビランが雄叫びを上げ2人の戦いが始まる。
一方関東医大病院では穂乃果の手術中で無事を祈る3人すると穂乃果の家族そして他にも8人の少女達が歩いてくるのがわかる。
「雪穂!それにμ'sの皆さんも!」
「梓!お姉ちゃんは?」
「まだわからないよあれから30分くらい経つけど」
「お姉ちゃん・・・」
「あの・・・穂乃果さんのご家族の方達ですか」
コヨミと晴人が穂乃果の家族に近づき
「本当に申し訳ありません!穂乃果さんを危険な目に遭わせてしまい!」
「穂乃果さんは俺を守ろうとして怪我をしたんですだから本当にごめんなさい!」
コヨミと晴人が深々と謝り穂乃果の母が2人の肩に手を置き
「2人共顔を上げて大丈夫よ穂乃果は絶対」
「どうして・・・」
「母ですもの娘の事ぐらいなんでもわかるわよねっあなた雪穂」
雪穂と穂乃果の父がサムズアップをする。
「穂乃果が私達を置いてどこにもいったりしないだから私達は信じられるあの子を」
すると1人のベージュ色の髪した女性が晴人に近づき
「きっと大丈夫!だから顔を上げて!穂乃果ちゃんは戻ってくるいつも笑顔を絶やさない元気な穂乃果ちゃんが」
その子の言葉に皆が賛同する。
「ありがとうございます皆さん」
晴人はもう一度皆に頭を下げる。
「そういえば雄介いないわね?」
「お兄ちゃんなら今未確認生命体が出現したからそこに向かってますよ」
「そう・・・戦ってるのね雄介」
「それなら雄介も無事に帰ってくる事を祈りましょう」
「皆さんも中野さんが4号だって事知ってるんですね?」
「ん?まぁここにいる全員はね」
「穂乃果さんも中野さんの事・・・一度話たからわかるんですとても優しい人だってだからこそ心配とかあるんじゃないですか?いくら4号だって」
「それはまぁ心配よ命を張ってるんだものいつも心配」
「でもね凛達は約束したから雄介と」
「約束?」
「そう必ず凛達の所に帰ってくる約束だから大丈夫雄介も穂乃果ちゃんも必ず帰ってくる」
「中野さんは皆さんにとって希望なんですね」
「お姉ちゃん」
「これだけ信頼され想われているだから中野さんは皆さんの希望なのかなって」
「ゆーくんが希望・・・そうだね私達の最後の希望」
「(希望か・・・だからあなたは強いんですね中野さん)」
「うおぉぉぉぉ!」
クウガはパンチをするが手を抑えられビランに噛まれる。
「っう!このっ!」
クウガはビランの腹部に膝蹴りをしビランを怯ませそのままビランの顔にパンチを入れる。
「グァッ!」
ビランは横転し顔を抑えもがいているその内にクウガはトライチェイサーからグリップを取り赤のクウガから紫のクウガに代わる。
「行くぞ!」
グリップをタイタンソードに変えゆっくりビランに近づく。
「ク、クウガァ!」
ビランは飛び出しクウガに目掛け刃を振るうがクウガはソードを持ち替えソードを横に振る。
「ガッナニ!?」
その一撃でビランの刃は折れビランは武器を失う。
「ふっ!」
クウガはビランの隙をつき横一閃にソードを振りビランに攻撃を与え
「グアァァ!」
そしてソードを持ち替えビランにソードを一気にビランの腹部に刺す。
「ギィヤァァァァ!」
「あぁぁぁぁぁぁ!」
ビランの腹部から封印エネルギーが流れベルトに到達するそして
「クウガアァァァァ!」
その叫びと共にビラン爆発した。
「ふぅ」
クウガは1つの戦いを終え安堵のため息をつく。
ー数日後ー
穂乃果の手術は無事成功し今は入院中そんな穂乃果は空を見ているとドアのノックする音が聞こえる。
「どうぞー」
「失礼します穂乃果さん」
「晴人君来てくれたんだ今日は1人?」
「はい穂乃果さんに伝えたい事がありまして」
「えっ?」
晴人の話によると数日後親戚の家に行くと伝え穂乃果は
「そうなんだ」
「はい・・・多分当分会えないと思います」
「そっか寂しくなるね」
「だから行く前に穂乃果さんに会いたくて」
「なんか照れるなぁ」
「穂乃果さん」
晴人は穂乃果に近づき穂乃果の左手をそっと持ち上げ
「今はこんなお礼しか出来ないけど」
そう言って穂乃果の中指に赤いダイヤの入った指輪を穂乃果にはめる。
「えっ!?どうしたのこれ?」
「俺なりのお礼です」
「でもこれって」
「はいお母さんの形見です」
「いやいやいや!これは受け取れないよ晴人君にとっても大事な物」
「だからこそです穂乃果さんには一杯お世話になったしそれに俺にとって穂乃果さんはもう1人のお姉ちゃんみたいな人だから」
「晴人君」
「穂乃果さん俺これから人の役に立つ事を一杯しようと思います将来もそんな仕事に」
「どうしたの急に」
「俺は雄介さんのように戦う事は出来ないけど皆の希望になれるように生きたいと思いました雄介さんや穂乃果さんを見て」
「希望か・・・晴人君になら絶対なれるよ皆の希望に」
「へへっありがとうございます」
「ファイトだよ!」
「はい!」
晴人は病室のドアへと歩いていき
「穂乃果さん本当にお世話になりましたまた機会があったら必ず会いに来ます」
「晴人君・・・うん!必ず」
「じゃあ」
そう言って晴人は病室を出ていった。
「晴人君なら必ずなれる皆の希望に」
数日後晴人とコヨミが東京駅に見送りに来た雄介。
「雄介さん本当にお世話になりました」
晴人とコヨミは深々と頭を下げる。
「俺は別に何もしてないよ2人が頑張って立ちあがれたんじゃないか」
「いえ、それでも雄介さんや穂乃果さん達がいたからです皆さんがいなかったら俺どうなっていたか・・・だから俺にとって皆さんは希望なんです」
「希望・・・か」
「はいお父さんとお母さんが俺やお姉ちゃんの事を希望と言ってくれたように俺にとっては雄介さん達が希望です」
「そっか・・・ありがとう晴人君」
「はい、だからこそ今度は俺も皆さんのような希望になれるような人になりたいです!」
「晴人君・・・大丈夫!君なら必ず皆の希望になれる今もこれからもな」
雄介はサムズアップをしコヨミにウインクをする。
「中野さん・・・ふふっそうですね」
コヨミはそう言い晴人は首を傾げていた。
「さっもう時間だそろそろ行った方がいいな」
「はい、中野さんこれから遠くに行っちゃうけど応援してますから」
「くれぐれもお体には気をつけて」
「ありがとう2人共」
そう言い2人は手を振り新幹線へと乗り込んで行った。
「頑張れよ操真晴人」
雄介はそう言いトライチェイサーに乗り走って去って行った。
ー第12話 希望endー
随分遅くなりましたがやっとこ完成です
第13話はなるべく早く出せるよう頑張ります。