戦姫絶唱シンフォギア×天元突破グレンラガン(仮)   作:クマサ

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第七話 ううッ、やっぱり呪われてるーッ!

次の日の昼休みの食堂

 

「『自衛隊特異災害対策機動部による、避難誘導は完了しており、被害は最小限に抑えられた』――だって。」

「へえ、そうなんだ・・・」もぐもぐ

「ここから、そう離れてないね。なんだか怖いかも・・・。」

「うん、そうだね・・・」ぽろぽろ

 

話を未来から聞いている響は上の空のようだ。

そんな響に未来は鎌をかけてみる。

 

「・・・今日発売のツヴァイウィングのCD、人気がすごくて品切れ続出だって」

 

「そりゃ、ツヴァイウィングの新曲だもん―――って、ええッ!?本当にッ!?たたたた大変だぁッ!」

「う・そ。響が上の空だから、意地悪しただけ。朝からずっとCDのことで頭がいっぱいなんだから。」

「はあぁ~、驚かさないでよ~。初回特典の充実度が凄いから、放課後まで残ってるか心配なんだからさ~。」

「だからって、食事の時くらい集中して食べないと。さっきからほっぺにご飯粒が――」

 

未来が響の頬に付いたご飯粒を取ろうとした時、

 

「ねえ、風鳴翼と天羽奏よ・・・。」

「芸能人オーラ出まくりで、近寄りがたくて――」

「さすがのトップア-ティストといったところね。」

 

「えっ、ツヴァイウィングの二人がッ!?」

 

話し声がする方を向くと、そこにはツヴァイウィングのふたりがいた。

すぐさまなりふり構わず響は、二人の所に行く。

 

「ああ――ッ!・・・あ、ああ、あの、その・・・・。」

 

(ど、どどどどうしよう、心の準備・・・。二年前のお礼・・・違う、わたし、訊かないと・・・ッ!)

 

「ん?どうした?・・・って頬ついてるぞ。」ヒョィ

「え・・・・?」

「響ッ、だからほっぺたにご飯粒・・・って、え?」

 

響が戸惑っているのを見て、話しかけた奏が気づいて頬に付いたご飯粒を取り

 

パクッ

 

と自分の口に運ぶ。

と同時に歓声が上がる

 

「奏!もう・・・行くよ。」

 

それを見た翼はそそくさと離れていく。

 

「おい!待てよ翼!・・・っと食事は落ち着いて食わないとな。気をつけなよ。それじゃな!・・・おい!待てってば!どうしたんだよ!」

 

そう響に注意をしてから、奏は翼を追いかけていった。

 

「あ、ああ、わ、私の、ご、ご飯粒を・・・って、あっ~!?訊きたいこと訊けなかったどころか完璧におかしな子だと思われたよ~。とほほ・・・。」

「間違ってないんだからいいんじゃない?・・・ふんっ!」

 

落ち込んでいる響に、怒っている未来が追い討ちをかけるように言う。

 

「なんでか未来は怒ってるし・・・・、ううッ、やっぱり呪われてるーッ!」

 

 

 

 

今日もそんなゴタゴタが終わり。放課後になり未来と別れ、CDを買いに急ぐ、

 

「はあ、はあ、特典♪はあ、はあ、CD♪

 はあ、はあ、特典♪はあ、はあ、CD♪・・・」

 

CDが買えることを楽しみにしながら、急いでいると、

 

「はぁ、はぁ・・・・ふぅ・・・・。CD屋さんまであと少し――・・・・え?」

 

そこには歩道や道路に、灰の山がいくつもできていた。

 

「・・・これ、まさかお昼に未来が言ってた・・・ノイズのッ!?」

「きゃああああああああああああああああああ」

「悲鳴ッ!?――ッ!」

 

そう遠くない所から女の子の悲鳴が聞こえた。響は急いで声が聞こえた方に走っていく。

 

「さっきの声、確かこっちの方から・・・・あッ!」

「やあ、あああああ・・・・・」

 

ノイズに襲われそうになっている少女を見つける。

 

「こっちにッ!・・・ううん、今、行くからッ!」

 

呼んでも間に合わないと思い、少女を助けるために走っていく。

 

「もう大丈夫ッ!走れる?さあ、お姉ちゃんの手を掴んでッ!」

「でも、ママが・・・」

「はぐれちゃったんだねッ!分かった、逃げながら探そうッ!だからノイズが来る前に・・・ッ!」

「・・・う、うんッ!」

 

少女は響の手を掴んで一緒に逃げる。

必死に二人で逃げていき工場に入っていくが

 

「はあっはあ・・・、がんばってッ!――あッ!?」

 

少女は勢い余ってこけてしまう。

 

「お、おねえちゃん・・・・ッ!もう、逃げられないよ・・・ッ!」

「大丈夫・・・お姉ちゃんがおんぶしてあげるからッ!――さあッ!」

 

少女をおんぶしてまた必死に逃げていく。その顔には疲労の色が見えていた。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ・・・ッ!」

(大丈夫って言っちゃったけど、シェルターから離れてる・・・。どこかに、隠れそうな場所・・・あッ!?)

 

「きゃあッ!?」

 

急ぎながら考え事をしていたせいか、こけてしまう。

 

「い、いたた・・・・。だ、大丈夫?怪我はしてない?――ッ!?」

 

気づくと回りにノイズが集まっていた。

 

(ノイズが、もうあんなところまで・・・こんなの・・・もう・・・)

 

「・・・おねえちゃん。わたしたち・・・しんじゃうの・・・?」

「・・・・・・・・ッ!」

 

(死ぬ・・・?死んじゃう・・・?わたしたち、ここでノイズに――)

 

絶体絶命の瞬間、過去の記憶が思い出し、あの言葉を思い出す。

 

『生きることを諦めるなッ!』

 

(――あの日、あの時、間違いなくわたしは、あの人に救われた。わたしを救ってくれたあの人は、とても優しくて、力強い歌を口ずさんでいた――)

 

(わたしにできることを・・・――できることが、きっとあるはずだッ!)

 

「そうだッ!!お前の胸に手を当てろ!!そして感じろ!!――あいつから受けたものを!!」

「えっ!?どこから!?」

 

響がどこからか男の叫び声が聞こえる。

 

「今はそんなことはどうでもいい!今は自分の中から聴こえるものに集中しろッ!!」

「・・・私の中に聴こえるもの――」

 

(――歌が)

 

「お、おねえちゃ・・・」

 

不安になっている少女に響は言う。

 

「――生きるのを、諦めないでッ!」

 

響は胸に何か熱いものを感じる。

 

(――とても、優しくて、力強い、歌がッ!)

 

そして胸の中からこみ上げる歌を口ずさむ。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron・・・」

 

歌を歌うと、胸の辺りから光がどんどん広がり、大きな光の柱ができる。

 

「おお、すげえじゃねえか。あいつ・・・。」

 

その光景を見て建物の上から見ていた男は喜んだ。この男はもちろんシモン。

何か知っているかのように響に叫んでいたが

 

「あいつの気合と根性・・・俺を熱くさせるぜッ!!・・・よし!ブータ!」

「ぶいっ!!」

 

あの出来事から必死に学校から逃げ出したブータがシモンの肩に乗っていた。

 

「行くぜッ!!」

 

建物の下に飛び降りていく。

 

 

シモンと響、この二人が出会う時、また世界が変わっていく・・・・

 




七話終わりました。
なかなか書くのが大変なってきましたがまあ気長にやっていきたいと
思っているので、完結できるように頑張りたいです。
さあいよいよシモンと響の邂逅です。
それではまた。
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