まことにもうしわけありませんでした。
「うーん、ま、こんな感じか?つか、なんであいつに料理作ってんだ?」
俺は今、旧クラスメイト兼幼馴染の女子に料理を作っていた。なにを作っているのかそれは、みんな大好きカレーライスだ。幼馴染が好きだったからな。というかこういう簡単な料理しか作れないのが本音だ。
「お、きたきた!今日カレーライスなんだ!!んー、いい匂い♪」
俺は彼女の前に俺特性カレーライスを置く。彼女は犬のようにカレーの匂いを嗅いで食欲を増大させる。
「はぁ、なんで家にきたんだ?お前彼氏いたじゃんか」
「彼氏より君といたほうが楽しいし、心置きなく過ごせる。何より、彼氏よか君のほうが好きだもん。んじゃ、いっただっきまーす!」
またかよ。とか思いながら当然でしょと言わせるような態度に悪い気はしなかった。俺は緩みそうになるのを幼馴染に見られないようにまだ湯気が出ていて、熱そうなカレーにがっつく。
「あっちゃあああ!!水、水!」
「なにしてんのよ!ほら水よ!」
やけどした舌にひんやりした水が染みわたる。気持ちいい・・・ってこれあいつが飲んだ水じゃねーか!関節キスか・・・。俺はなに思ってるんだろうな。彼氏いるやつにこんな気持ちもつとかバカじゃねーの。
「ん?どうしたの?」
「・・・いや、なんでもないよ。今水入れる。ありがとう」
彼女は笑顔でどいたまーと言って再びカレーを食べ始める。口元にカレーついてやがる。子供かよ。ま、それが彼女のかわいいところであると俺は思うけどな。
「ごちそうさま」
「おう、お粗末さま」
俺は食器を食器洗い機にセットして、リビングに戻るとテレビをつけてビデオを見てる彼女の隣に座る。
「またそれか。お前も好きだよなー」
「む、いいじゃん。おもしろいじゃん、これゾン。ユーちゃんかわいいよ」
なぜこれゾンのDVDがあるのか、それは彼女がこれゾンが大好きだから以上。俺はおもしろいとは思うけど彼女ほどハマってはいない。家に来るたびにこのDVDを見る。何度みたかわかりゃしない。ひとついっておくとこのDVDを買ったのは俺だ。好きな人の頼みを断るほど俺は強くないのです。
「そろそろ帰ろうかな。またくるねー!」
「おう、またな。・・・この手はなんだ?」
「わたし夜道こわい。あなた暇。ついてこい」
「・・・まあいいけどさ。彼氏に見つかったらどうすんだか」
「別に?それで別れてもわたしはいいけど・・・つか、いないし」
こいついつか後ろから刺されても知らんぞとか思ったが、めんどくさいのでついて行くことにした。後半部分が聞こえなかった。声が小さかったからもう一回いってくれとお願いしたらうるさいの言葉とパンチ一発をプレゼントされて彼女の家に向かった。
「いてて、なにも思い切りなぐることないだろ」
「ふん。しらない!」
タタタと駆け走くらいの速度で先へ走っていく。俺は機嫌を損ねた好きな人に機嫌を直してもらうためやれやれと思いながら追いかける。
「はやくきなさいよー。置いてくわよー!」
「待てって。いまいく」
俺たちは人通りが少ない街頭しかないところを歩いている。なにか不審者とか出そうな予感・・・なんてな。そんなことを思いつつ俺たちはどうでもいいようなことを話していた。そして先をよく見たら黒いコートと帽子を深くかぶった人がこっちに歩いてきた。明らかに怪しすぎだろ・・・
「・・・!」
「・・どけ!くっ!」
「きゃっ!・・・なに!?」
コートを着たやつは懐からナイフを出して幼馴染に刺そうと突進してきた。だが、街頭が運よく照らしてくれたおかげで俺は、彼女を突き飛ばして守ることができたが脇腹に深く刺さってしまう。
「いっつ・・・。俺今日ついてないな」
「くっ!この離せ!」
「離すわけ・・・ないだろ?もし離したら・・・なにするか・・・わからないからな」
俺は男の手首を両手で俺から離れないように全力で握る。だんだん意識が遠のきそうになってきているが、混乱していた彼女に警察に電話するように指示した。男は逃げるためなのか殺すためなのか体重を前にやり、ナイフの刃を俺の脇腹に全部刺した。激痛が走り、手を離しそうになるがもし離したら彼女に危害が加わる可能性がある。だから離すわけにはいかないと自分に言い聞かせてさらに力を込める。
彼女が警察に電話を掛けた数分後、パトカーが到着し、男が無事逮捕された。緊張の糸が切れたのか俺は膝から崩れるが、彼女が受け止めた。
「今、救急車呼んだからね?大丈夫だから」
「・・・なんで泣いてんだよ?いつものお前ならこれくらいのケガとか言ってたところだろ?」
「だって・・・だって・・・」
ナイフは抜いて応急処置してるが、出血が止まらないらしい。血が体外に行くたびにどんどん力が抜けていく。自分の体だからわかる。もう俺は死ぬ。
「・・・お前に会えて俺はほんとに幸せだったよ」
俺は襲ってくる睡魔にあらがうが、瞼が徐々に落ちていく。だから、俺の思っていることをすべて話そうと誓う。彼女は嫌だ嫌だ!聞きたくない!と声を震わせ涙を流しながら言ってくるが、俺は無視して言い続ける。彼女がいなければここまで毎日を楽しむことができなかっただろう。そのお礼と感謝とこれから幸せに生きてほしいと願いをこの一言に込めて最後の力を振り絞る。
「ありが・・・とう・・・また・・・会おうな」
俺はいつも言っている言葉を発した瞬間、意識が暗転した。
「ボウズ起きろー」
目を覚ますと数えきれないほどの本を収納している本棚たちがあった。んあ?・・・ここはどこ・・・なんだろうか?
「ここ?ここはまあ、俺の仕事場の一つだ。んで、お前は俺の遊び道具になってもらう。拒否権はないから安心してくれ」
見た目は三十台半ばだろうか?武将御鬚を生やしたおじさんが遊び道具とかバカなことを言ってきやがった。つか、そのドヤ顔うざい。いらつくからやめろ。
「ふ、そうか。まあいい。遊び道具とか言ったがお前にやってもらうのは俺が指定した世界に行ってもらってハッピーエンドにしてもらいたいのだよ」
少し口角を上げて薄気味悪い笑みを俺に向け、急に真面目な口調で真面目な顔になってハッピーエンドにしろと痛い発言を言う。指定した世界をハッピーエンドとかなんですか?
「まあ、それはおいおい説明していくとして。まずいってもらうのは進撃の巨人だ。もちろんタダでとは言わない。望みを叶えてやるぞ?」
・・・じゃあ、これゾンの相川歩の能力で。これなら死ぬこともないからね。あとデメリットはなしでお願い。いまのところはこんなところかな?
「ほう?一つだけでいいのか?もっといってもいいのだぞ?」
じゃあ、容姿は相川歩でお願い。こんなもんでいい。それとおっさんのことききたい。
「無欲な奴だ。わしのことは次あったときに教えてやる。いってこい」
やれやれと首を横に振り、指を鳴らすと俺は図書館?みたいな場所から消えた。
前回は無理やり感が多かったのでなくすように頑張ります。
シリアス:ほのぼの:恋愛は2:4:4か0:5:5なるのは変わりません。ほんとに作者はシリアスとか苦手なので!シリアス期待する人はすみません!
ですがご都合主義なので、そこは目をつむって理屈とか巨人にでも食わせちゃってください(笑)