蒼炎の勇者がダンジョンにいるのは間違っているだろうか   作:クッペ

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pixivで書いたものの誤字脱字を軽く直して投稿させていただきます

それと自分はダンまちそこまで詳しくないです。アニメを全部観た程度。暁の女神は自分で言うのもあれですが結構詳しいと思いたいですwww


本編
第一話


~アイクside~

 

 

 女神アスタルテを倒し、石となったベオクとラグズは救われ戦争も終わった。

 

 俺は戦争が終わってしばらくして旅に出た。ラグネルはベグニオン帝国に返却しようとしたが、なぜかラグネルの方が俺から離れてくれなかったため、皇帝から俺へこの度の戦争の報酬として受け取った。

 

 旅に出てしばらくが立つ。ホームシックというわけではないのだが、傭兵団の皆は元気でやっているだろうか?そんなことを思いながら歩き続ける。目的地は無い。ただ気が向くまま、いろいろな国を回ろうと思っている。

 

 やがて夜の帳が降りたき火を起こし食料である野生の動物の肉を焼きながら夜空を見上げる。戦争をしていた頃は、夜空をここまで綺麗だと思っただろうか?そもそも夜空を見上げるような習慣が無かったわけだが。

 

 肉が焼き上がりそれを頬張る。誰に取られるわけではないのだが好物だから仕方がない。食事を終えあとは寝るだけと思いマントに包まる。俺はマントがあればどこだって寝られる。

 

 しかしそこで異変が起こる。突然と目の前に青い光が出現したのだ。光はどんどんと膨らみそして俺を包み込む。突然の光に俺は思わず目を閉じてしまった。

 

 やがて光が収まったかと思うと俺は先ほどの野営地ではなく、別の場所へと転移させられていた。

 

 天井があるということは屋内ということなのだろうが、そこは屋外と言われても疑いが無いほどの植物が生い茂っており、遠くの方にはテントも立っている。

 

 そして何やら騒がしい。ここがどこだか分からないため、あまり動き回るようなものではないということは分かっている。しかし困っている人が居たらどうにかせねばなるまい。

 

 なるようになると思いラグネルを背負って声がする方へと歩みを進めた。

 

 暫く歩いていると先ほどのテントが立っているところの近くへとたどり着いた。そこでは巨大な芋虫みたいなモンスターか?それと多くのベオクが戦闘をしていた。芋虫型のモンスターに金髪の少女が風を纏って切り込んでいく。緑髪の女性は何やら呟いており、そのものの足元にはなにやら魔法陣のようなものが展開されている。

 

 その魔法を唱えている女性に芋虫型のモンスターが今にも襲い掛かろうとしているが、他のベオクたちは他の芋虫型のモンスターと戦闘を行っており援護できそうにない。俺はあれを倒せばいいと思い身を隠している場所から出てラグネルを植物型のモンスターの方へと向け、地面に叩きつける。ラグネルからは衝撃波が飛び緑髪の女性に襲い掛かろうとしていたモンスターは切断される。魔法が完成したようで大規模な炎が芋虫たちを一斉に焼き払う。あれは『レクスフレイム』なのか?

 突然衝撃波でモンスターが切られたのだ。ベオクたちは何事かと思い一斉にこちらへ振り返る。俺は彼らに近づきながら。

 

 

「どうやら苦戦していたようだが、大丈夫か?」

 

 

* * * * * * * * * *

 

 

~アイズside~

 

 

 私たちは先ほどの腐食液を出す芋虫型のモンスタ―と戦っている。数が多く負傷者も多数出ている。こいつらを切ったときに出る液体は物を溶かす腐食液で『不懐属性』の武器でないと太刀打ちできない。

 

 魔法で一斉に倒すことのは合理的で、今は魔法を準備しているリヴェリアの方に気を引かせないようにしている。

 

 ティオネが腐食液を無視して相手の身体に手を突っ込んで魔石を取っているように見えるが、気のせいだと思いたい。

 

 『不懐属性』を持っているのはLv.5以上の冒険者のみでこの数をとても捌ききれない。一匹がリヴェリアに襲い掛かろうとしていた。

 

 

「リヴェリア!」

 

 

 思わず声を荒げてしまう。しかしどこからともなく飛んできた衝撃波で芋虫は切断され消滅する。その様子に私たちは呆然としてしまう。魔法を完成させたリヴェリアが魔法を発動しモンスターを一掃した。

 

 私たちは先ほど衝撃波が飛んできた方を見る。すると青い髪で黄金の両手剣を持った青年がこちらに歩いてきた。

 

 

「どうやら苦戦していたようだが、大丈夫か?」

 

 

* * * * * * * * * *

 

~アイクside~

 

「君は一体誰だ?ここは今『ロキ・ファミリア』の者しかいないはずだが」

 

 

 『ロキ・ファミリア』?聞いたことのない言葉だ。ロキとは誰だろうか?それにファミリアとは何だろうか?テリウス大陸ではファミリアなんて聞いたことは無い。

 

 俺はラグネルを仕舞い、目の前に立つ金髪の少年に目を向ける。こいつはここにいる中でかなり強い部類に入るが、恐らくゼルギウス将軍の方が手強いだろうと思う。

 

 

「俺はアイクだ。こちらもいくつか聞いていいか?」

 

 

「……あ、ああ。構わないが」

 

 

 受け答えに間があったのは何故だ?それにこの場にいる全員が唖然としているのも気になるが…それは後回しだ。

 

 

「ここはどこだ?俺は気が付いたらここにいたんだが…テリウス大陸にこのような場所は無いし、恐らくキルヴァスにもフェニキスの国にもこのような場所は無いはずだが」

 

 

「ここは迷宮都市オラリオにあるダンジョン、その五十階層だ。あなたが聞きたいことはまだあるのだろうが、その前にこちらからもいいだろうか?」

 

 

「構わん。俺に答えられることならな」

 

 

「あなたは『蒼炎の勇者』のアイクなのか?その青い髪、先ほど背負った黄金の両手剣、それは『神剣ラグネル』なのかい?」

 

 

「俺は確かにアイクだ。それは先ほど言っただろう。ただ『蒼炎の勇者』というのは知らん」

 

 

「……聞き方を変えよう。『女神アスタルテ』を倒して世界を救ったあのアイクなのか?」

 

 

「確かについこの間『女神アスタルテ』は倒したな。それがどうかしたのか?」

 

 

 その言葉を切っ掛けに、この場にいる全員が突然叫び出す。

 

 

「「「「「「「ええええええええぇーーーー!!!!!!!!」」」」」」」




多分最初のうちはスラスラと書き進められる

ただ進んでいくと筆が急に滞る。

『レヴォルフ(ry』なんかはまさにそれです

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