彼女に出会った高校生活   作:ビタミンB

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マ°ッ (バレンタイン友希那復刻に歓喜する声)




こぼれ落ちる涙

 

 

 

 

「やっほーリサちー! って、どうしたの?」

「……ヒナ。ううん、なんでもないよ♪ ちょっと考え事してて」

「ふーん。あっそうだ聞いてよ! この前パスパレでね──」

 

 授業の合間。頬杖をつきバンドの事で頭を悩ませていると、アタシの席にヒナが来た。相変わらず元気で楽しそうにバンドのことを話す姿に自然と微笑みが浮かぶ。

 

「あははっ。楽しそうだね〜パスパレ」

「うん! るんっ♪ ってすることばっかりですっごく楽しい! あっそうだ。そういえばリサちーに聞きたいことが──」

 

「授業始めるから席に着けー。日直は早く黒板消せ」

 

「っと、もう休憩終わりかー。そういえば日直ってヒナじゃない?」

「ぶー、話の途中だったのに〜」

 

 頬を膨らませながらヒナは席を離れていった。授業道具を机に並べ、アタシは先程中断した思考を再開する。

 

(どうすればいいんだろ……)

 

 あの後、修哉は黙ってスタジオを出て行ってしまった。

 突然の出来事に固まっていた体が自由になったのはそれからしばらく経った後で、それは隣にいた紗夜も同じだったらしい。複雑そうな面持ちで閉じたドアを見つめていた。

 

 友希那はどうしてあんなことを言ったんだろう。

 

 出て行っちゃったあこと燐子は大丈夫かな。

 

 それに修哉も……あれからどうしてるんだろう。

 

 

 Roseliaは、どうなるんだろう。

 

 

 そんなことばかりが頭の中をぐるぐると回り、しかし答えは浮かばない。

 結局その場ではどうすることもできなくて、アタシと紗夜はスタジオの片付けを始めた。

 その後は飛び出して行ったまま置き去りになっていたみんなの荷物を届けるという話になり、二人でスクールバッグを抱えてスタジオを出た。

 修哉だけは出るときに荷物を持っていたらしく、こういう時でも抜け目のなさは健在だな、と少し楽になったのは内緒の話。だからといって、決して安心はできないから。

 

 そのまま紗夜と話しながら帰路に着いて、家に帰った時には疲れで直ぐに眠ってしまった。

 

 そして、数日が経ち今に至る。

 あれから修哉との会話は何もない。メールを送る勇気もないし、スタジオに来ることもない。それはあこと燐子も同様で、あの日以降みんなスタジオに顔を出すことはなかった。

 

 そのまましばらく頭を悩ませていると、チャイムと共に授業時間が終わりを告げた。同時に昼休みが訪れる。どうやら一時間ずっと考え込んでいたらしい。

 

「あっちゃ〜、ノート取ってないじゃん」

 

 黒板の文字は既に日菜が消している。あはは、さっき言われたこと気にしてる顔だなーあれは。

 黒板を消し終えると同時、教室から出て行く日菜を横目に昼食をとる。

 

 やがて空になった弁当箱を片付け終えたアタシの足は、自然と屋上へ向かっていた。

 別に修哉との約束はないし、屋上に用事はない。それでも何故か行けと言われている気がして、迷う事なく足を進める。

 景色の割に生徒が立ち入らない屋上用階段を登り終えると、真新しいドアノブに手を伸ばした──その時だった。

 

「えっ?」

「あ」

 

 勝手に開かれたドアの前。突如現れた修哉に驚き素っ頓狂な声が出た。

 

「……っ」

 

 しかし目が合ったのもほんの一瞬。固く口を引き結びながら修哉はアタシの横を通り過ぎて行った。その動作に拒絶の意を感じて、心の奥がチクリと痛む。

 

 一人で此処に来たはずなのにポツリと取り残されたような感覚を覚え、フェンスに手をつき街を眺める。

 

「酷い、クマだったな……」

 

 逆光の状態でもその顔に浮かぶ疲労は直ぐに読み取れた。顔色自体もあまり良くなかったから、もしかしたら眠れていないのかもしれない。

 光も生気も映さない深淵のようなあの瞳の色に、アタシは心当たりがあった。俯く修哉の顔が当時のものと重なって、その事にまた心が痛む。

 

「……うぇっ!?」

 

 突如、制服のポケットにある携帯が震えた。深く考え込んでいた所為で大きく肩が跳ね、またもや素っ頓狂な声が飛び出した。此処にいるのがアタシ一人でよかった……!

 

「あっ、あこと燐子からメッセ届いてる」

 

 今日の朝に送った文面への返信が画面に映し出される。学年も高校も違うのにほぼ同時に届いたことが可笑しくて、ついふふっと笑みが零れた。やっぱりあの二人って仲がいいというか、通じてる部分あるよね〜。

 

 微笑み混じりに文面を読んでみるが、しかし内容は当たり障りないことばかり。

 先日のことや今後のこと、Roseliaについての話題は意図的に避けられていた。

 

「あはは……前途多難だなぁ」

 

 返信する文面を考えかけて……そっと閉じた。

 昼時の秋風は冷たく流れ、場所が場所だけに僅か強めに吹き付ける。

 ポニーテールはゆらゆら揺れるし身体も冷える。でも、今はそれがどこか心地よかった。

 

「精神的支柱、かぁ……」

 

 帰り道、紗夜に言われた言葉を口ずさむ。今までアタシがやってきたことは、Roseliaの為になってなかった。

 空気を読んで、気遣って、衝突を防いで。友希那が自身の夢を叶えられるように、精一杯支えて一緒に居た。それがこの状況に繋がっているとも知らずに。

 でも、そんなアタシを紗夜は認めてくれていた。誰よりも自分にも音楽に厳しい紗夜が、アタシはRoseliaのベーシストだと言ってくれた。

 紗夜は変わったんだ。なら、アタシはどうするべきか。Roseliaのベーシストとして、今井リサがやるべき事は。

 

「……うんっ! しっかりしないと!」

 

 考えるんだ。アタシなりの向き合い方、アタシがRoseliaにいる理由。Roseliaの取り戻し方を。

 

 

 

 

 

 ○ ● ○ ●

 

 

 

 

 

 

 スタジオの予約時間に合わせて家を出た。休日の街を行く足取りは気分に比例してやけに重く、気を抜くと立ち止まりそうになる足をどうにか動かしスタジオへ向かう。

 

 あれから数日。あこと燐子はあれ以来スタジオに来ることはなくなった。頻繁に連絡を取るようなこともないため、二人が今現在どういう状況なのかはわからない。遊んでいるのか、自主練をしているのか。

 

「わからない……」

 

 わからないから、苛立った。

 あこは自覚が足りていない。私の言葉は間違っていなかったはずだ。FUTURE WORLD FES.に出場するためには、今の私達では足りていない。以前審査員から悪くない評価を貰ったことは事実だが、それでもまだ先がある。Roseliaの技術はもっと向上の余地がある。それが何故伝わらないのかが、私の頭を悩ませていた。

 燐子だってそう。Roseliaは仲良しバンドじゃない。バンドよりも友情を優先して飛び出して行ったことが、どうにも納得できない。

 

「そういえば修哉も……」

 

 あこと燐子同様、修哉もスタジオに来ていない。連絡もない。学校での会話もない。目も、合わない。

 

 何故。そんな言葉が頭に浮かぶ。

 最近、修哉との距離が開いてきている。徐々に、しかし確実に広がっていたその間隔は、気づけば他人同然にまでなっていた。話かけようとしてもなんて声を掛けたらいいのかわからない。わからないから考えて、でもその間にいつも修哉は教室から出て行って。

 何故この状況になったのか。どうすればいいのか。何故それがわからないのかすらわからなくて、他でもない、自分自身に苛立った。

 

 やがて商店街の方へ差し掛かると、急に人が増えた。

 談笑を繰り広げる人の群れを一人で通り抜ける。そのことに何故か酷く孤独を感じ、足取りが更に重さを増した気がした。

 

「あ〜、あれ湊さんじゃないですか? 」

「?」

 

 名前を呼ばれた気がして声の方向へ視線を向ける。しかしそこには疎らな人の群れがあるだけで、声の主は見当たらない。

 

 それでも何故か、その中に修哉の影を見つけた気がして、いよいよ足は動きを止めた。

 

 そんなことあるわけないのに。偶然修哉が此処にいるなんてことはあり得るはずがないのに。

 

「……ふぅ」

 

 心の弱さか、はたまたこの沈んだ気分が見せた幻か。あり得ないと断じて尚修哉を探す自分自身を嘲笑するように息が漏れた。

 

 立ち止まっている場合じゃない。早くスタジオに行かないと。そう切り替えて再び歩き出す。

 スタジオに着いたのはそれから数分経った後だった。

 

 もしかしたら、今日は修哉が来ているかも知れない。先ほどに引き続きまだそんな事を考えて期待して、開きそうになる口を引き結ぶ。

 そして、ドアを開いた。

 

 

「──来ていたのね。二人とも、お疲れ様」

 

 

 そこに、修哉の姿はなかった。

 

 

 

 

 

 

 ○ ● ○ ●

 

 

 

 

 

 

「おっはよ〜! 紗夜、何かわかった? 取り戻し方!」

「今井さん、おはようございます……。そんなすぐにわかったら苦労しないわよ」

 

 少し早めに着いたため一人で自主練をしていたスタジオに、今井さんが入ってくる。

 開口一番に飛び出してきた言葉に呆れつつも、口元が緩んだ。

 

「そういえば今井さん、あれから宇田川さんたちと連絡はとれたの?」

「うーん……連絡自体は取れるんだけど、二人ともバンド関連の話を避けちゃってて……」

「前途多難ね」

「うん、アタシも同じこと思った」

 

 沈黙が流れる。

 この状況は決してよいものではない。あれからずっとこんな感じで重い雰囲気を引きずっている。スタジオに入る度にあの日の光景が頭に浮かぶ。特に初めて見た本街さんの歪んだ表情が、脳裏にこびりついて離れなかった。

 

 ふと顔を上げると、俯きつつも今井さんが微笑んでいるのが目に映る。

 

「どうしたの? ついにあなたも……」

「あなたもって何!?」

「いえ、おかしくなってしまったのかと思って」

「あはは、大丈夫だよ。こういう言ったら怒られちゃうかも知れないけど、アタシ、ちょっと嬉しくて」

「何を言ってるの、こんな時に……。やっぱりどこかおかしくなってるんじゃ」

「ないない! ないから!」

 

 ならどうしたんだろう……? そう思い首を傾げていると、今井さんは頬を掻きながら話し始めた。

 

 以前もこうしてバンドがバラバラになった時のこと。

 その時は自分が弱音を吐けなかったこと。

 だから今、こうして湊さんやバンドのことで相談できる相手がいるのが嬉しいということ。

 

「だからさ、今こうして紗夜と話せてるのって、お互いに心を開いたからなのかなーって。えへへ」

「今井さん……」

 

 頬が熱を帯びていく。面と向かって改めてそう言われた恥ずかしさに、少し今井さんから顔を背けた。

 

「……こ、こういう話はすべてが解決した後にしましょう。今は目の前の問題に取り組まないと」

「そうだよね、ゴメンゴメン!」

 

 そこで彼女は一度言葉を切る。紗夜、と私の名前を呼んで、優しい笑顔を浮かべた。

 

「一緒に、がんばろ」

 

 その言葉が嬉しくて、昔の私のままだったら決して向けられていないだろうと容易に想像することができて。

 

「最初からそのつもりよ」

 

 努めて表情を変えずに、そう返した。

 

 あの日の夜、今井さんは私は変わったと言った。その前に、本街さんも私が変わったと評していた。

 どこがどう変わったのか、と聞かれればわからないと返す他ない。でも、それでも確かに自分は変わったと今なら言える気がした。

 日菜のこともそうだけど、それだけじゃない。今井さんや本街さん、Roseliaで過ごしてきた時間や経験が、私を変えたのだ。

 

 だから、このままじゃだめ。

 どうにかして現状を改善しなくては。

 

「来ていたのね。二人とも、お疲れ様」

「ゆ、友希那……! おはよ!」

「練習をはじめましょう」

 

 遅れて湊さんも到着する。声にどこか落胆の色が滲んでいた気がするが、特に触れずに問いかけた。

 

「湊さん、一つよろしいですか?」

「何かしら」

「Roseliaの音を取り戻さなければならない。それはわかります。ですが……昔のような未熟な状態に戻る必要はないのではないでしょうか」

 

 聞きたいことはたくさんある。

 でも、出来るだけ簡潔に纏めようと努めて話す。

 

「このバンドを組んでから、私たちはチームとしても個人としても様々な経験をしました。そして成長してきたはずです。それを無下にするようなことは……」

「……からない……」

 

 苦しそうに、絞り出すように声が漏れる。

 今井さんが心配そうに湊さんの表情を伺うが、彼女はキッと睨みつけるように顔を上げた。

 

「わからないのよ!!! 他にどうしたらいいのか、わからないの! 見つからないから……こうするしか……っ! こうするしか……ないじゃない……!」

「……っ!」

 

 感情のままの叫びがスタジオに響く。普段から歌っている分声量のある大きな声が、苛立った感情を乗せて耳へと届く。

 

 その姿が、以前の私と重なって。

 まるで暗闇の中を一人彷徨っているかのように、日菜に対する自分の気持ちがわからなかった頃の私の姿にそっくりで。気が付けば、私も同じように声を荒げていた。

 

「私だってわからないですよ! でも、こんな形でこれまでの経験を全部なかったことになんてしたくないんです!!」

 

 息を呑む音が聞こえた。今井さんか、湊さんか。

 ひょっとしたら、自分自身のものだったのかもしれない。

 

「個人的な話ですが……私はバンドに入ったからこそ、成長することが出来ました。妹と約束したんです。彼女の隣を並んで歩いて行けるようになると……前に進んで行くと……」

 

 らしくない。バンドの話に私的なエピソードを持ち出すなど、私らしくない。

 でも、それが変化の一部だというのなら悪くない気がした。

 

「湊さん、あなただって同じはず。お父様の大切な歌を歌ったこと。それも全部なかったことにするんですか? 本街さんのことだって!」

「……っ、修哉……そういえば、今日も修哉は来ていないのね」

 

 息を呑む。間違いない、今度は私自身のものだった。

 

「……本気で、言っているんですか……?」

「……え?」

「────っ! あなたという人は!!!」

 

 何かが切れる音がした。

 そして、激しい怒りが込み上げる。湊さんがなぜそんなことを言えるのかが理解出来ない。

 

「本街さんはいつもRoseliaを、あなたを想っていました! 最近は電話で私にバンドの相談をしてくるくらい練習にも真剣に取り組んで! 本街さんは変わろうとしていたんです! それが今は連絡も途絶えて、今井さんも本街さんとの関わりが薄れていって!」

 

 舌が熱を帯びていく。

 最近だけじゃない。本街さんは、今井さんが初めてスタジオに連れてきたあの日からずっと、Roseliaの為にと頑張っていた。本来ならば無関係な彼がこうして同じ時間を共有してきて、湊さんとも恋仲になれて。様子がおかしくなった時だって、ファミレスに誘ってまで現状を改善しようとしていた。

 

 だというのに彼の姿は何処にもない。全て、あの日を境に失われてしまった。

 

「なのに何故あなたが! 彼女のあなたがそんなことを言えるんですか……っ! 馴れ合いはいらない? 仲良くなりすぎた? いい加減にして下さい!」

「ちょ、ちょっと紗夜!」

「昔のRoseliaに戻るなんてそんなこと、本街さんが聞いてどう思ったか考えなかったんですか!!」

 

 過去に戻る。彼女が言うそれは現状の放棄に他ならない。

 本街さんは、昔のRoseliaを知らない。そこに彼はいなかったから。

 だからこそ、他でもない彼にその発言は響いた筈だ。自分の彼女が、大切な人が、他でもない自分が存在しなかった頃に戻りたいだなんて口にしたのだ。ふざけているようで繊細な彼が傷つかない筈がない。

 

 あの日、本街さんにあんな顔をさせておいて、何もしていない。

 その自覚すらないなんて──

 

「あまりに、彼が可哀想です」

「…………っ」

「ゆっ、友希那っ!」

 

 言い切ると、湊さんは見開いていた目を伏せスタジオを飛び出して行った。

 

 ──やってしまった。

 

 途端に湧き上がるのは自己嫌悪。つい感情的になりすぎて、強めの言葉を放ってしまった。湊さんだって、悩んでいただろうに。

 

 しかし、気付いた時にはもう遅い。

 冷静さを取り戻した頃にはもう全てが手遅れで、ぎぃぃと閉まる鉄扉の音が静寂に(ひび)を打った。

 

 

 

 

 

 

 ○ ● ○ ●

 

 

 

 

 

 

 スタジオを飛び出して、走り続ける。

 息が切れる。ぐちゃぐちゃになった心が激しく痛む。行き場のない感情が頭の中で暴れ回って、徐々に速度が落ちていく。

 気付いた時には、駅前まで来ていた。

 

「……」

 

 後悔が、自己嫌悪が、無力感が心を蝕むように染め上げていく。今自分が何をしているのかさえ把握できない。

 

 苦しい。

 悲しい。

 痛い。

 辛い。

 

「……うっ……うう……っ」

 

 熱い何かが目から零れた。

 わからない……自分が何をしているのかも、何故こんなやり方しかできないのかも……!

 修哉が真剣なのはわかっている。気持ちの大きさも、どれだけ私を大切に思ってくれているかもわかっている。でも、肝心なところがわかっていなかった。

 

 ……わからない。

 

 自分が何がわかっていて、何がわからないのかすらわからない。その事が、とてつもなく苦しかった。

 

「っ……修哉……修哉……っ」

 

 どんどん、遠のいてる。このままじゃ、何もかも失ってしまうかもしれない……。

 暗い思考が全身を満たし、息を吸うのも辛いほどの苦しみに押し潰されそうになる。

 名前を呼んでも、来るはずがないのに。今更気付いた所で遅いのに。

 

 嗚咽混じりに絞り出されるその声は誰にも届くことはなく、ただ無情にも時間だけが過ぎていく。

 

 もうどうにもできなくて、狂った時計はその秒針の微動を止めた。

 

 

 

 

 

 





修哉&モカがパン屋に行ったせいで現れない香澄&有咲 (絶望)

友希那の涙のダメージがデカすぎて書いてて泣きそうになりました。あとちゃっかり初の紗夜視点。

思ったんだけどこれだけ書いててまだストーリーでいう8話なんですよね。まだ半分。話進むの遅すぎてやゔぁい (デデドン)

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