我、無限の欲望の蒐集家也   作:121.622km/h

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副題:狼煙は登り、馬鹿は踊る。


013

なにかしらの一騒動が終わった後に選択肢があるゲームというのは、その大半がシミュレーションゲームの類いである事が多いと思う。

 

現状にはあまり関係がないかもしれないが、今期の頭に起きたジュエルシード関連の事件が収束に向かう中、唐突に降って沸いたエンディングへの分岐。しかも、選択肢を間違えるとキャラクターが死ぬタイプの。

 

こんな表現をすれば、貴様ふざけているのかと言われてしまうかもしれないが、世界に数人はいる人生がシミュレーションゲームの人種にそういうことは言ってほしい。僕はただ、今の状況を分かりやすくするために脳内で比喩しただけなのだから。

 

さて、そんなこんなで。とりあえずプレシアの願いをこの場で受領してもいいのかもしれないが、蒐集家──如月として通す義理は通しておかないといけない。

 

 

「さて。君達の事を助けないと言った手前。じゃあお前は何をするんだと聞かれたときのために、ちゃんと答えは用意してあるんだよ。僕が君達の手伝いをしようじゃないか」

 

「具体的には、何をしてくれるんでしょうか?」

 

「そこはまだ決まっていないけれど、悪いようにはしないさ。君達は魔法の腕は凄まじいし、戦闘能力だって十分にあるけれど、政治的な駆け引きや言葉の裏を読むことは苦手だろう? だから、僕が君達と彼らが対等なテーブルの上に着けるようにバランスをとろうじゃないか」

 

「・・・・・・」

 

「ああ。でも勿論、お願いという形の仕事の依頼だからさタダって訳にはいかないよ。お前十分に金持ちだろうという言葉は呑み込んでくれ。これはれっきとしたビジネスなんだからね。そうさな──二百万円くらいでどう?」

 

「ニヒャク!?」

 

「今回の諸々含めた代金さ。あるとき払いの催促なし。これくらいは要求しないと、それはそれで釣り合い──バランスが取れないとは思わないかい?」

 

 

まあ、すでにフェイトが十万円の借金をしているおかげで、かなり高額な金額を上乗せしているのはなんとなく察せられるけど、フェイトちゃんもこつこつと翠屋なんかで働いていたみたいだし、彼女の十万が返ってくるのはそう遠い話ではないかもしれないな。

 

 

「・・・私が起こした事件は覆らない。管理局にも目をつけられている。この絶望的な状況で、如月さんは何をするって言うんですか?」

 

「バランスをとるだけさ」

 

「・・・・・・お兄さんは本当に詐欺師みたいだね」

 

「はっはー。僕も今回の件で首を突っ込みすぎてね。管理局からは目をつけられているだろうから下手な動きは勿論出来ないと言っていい。ただし、今から動いたんじゃあの話だ」

 

「「「・・・・・・?」」」

 

 

事はプレシアから相談を受けたときに遡る。

 

脳波を使って携帯電話をかけたりしてくれるナノマシンを利用して、如月独自のネットワーク上にある掲示板にスレ立てをする。完全プライベートな掲示板なのでかなり無法地帯ではあった。


【緊急】子持ちの人妻を救う方法【募集】

 

1:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

そう言うわけで意見募集

 

 

2:名無しの魔王 ID:WWQbM1Ozt

 

どういうわけかしっかり説明しろ。

 

 

3:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

魔王はこう言っている

kwsk

 

 

4:名無しの蒐集家 ID:T1K9Fu8aq

 

おk

書いてくる

 

 

5:名無しの槍兵 ID:NXjAoyrsT

 

なんだ? 坊・・・じゃない

蒐集家がスレ立てしてんのか?

 

 

6:名無しの弓兵 ID:oXIHqVSoK

 

そのようだな。

 

 

7:名無しの雪妹 ID:NOZTa0ufp

 

お兄ちゃんのスレだーっ!ズサーc⌒っ゚Д゚)っ

 

 

8:名無しの万華鏡(紅) ID:xdy4XDcZw

 

>>7

飛び込んだわりに遅かったですねえ

 

 

9:名無しの雪妹 ID:NOZTa0ufp

 

>>8

ち、ちょっと用事があっただけだし

 

 

10:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

持ってきた

 

 

11:名無しの狙撃手 ID:Bk7n0tQi/

 

>>10

来たか

待ってたよ

 

 

12:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

>>10

ようやくか

カモーンщ(゚Д゚щ)

 

 

13:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

今回の相談は仮名Pさんの

娘さん達含む今後についてです

 

 

14:名無しの魔王 ID:WWQbM1Ozt

 

それだけか?

それだけの文を書くためだけにあんな時間を有したというのか貴様は。

 

 

15:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

せっかちだねぇチミィ

 

↓続き

 

条件として

1,Pさん達の今後の安全な生活

2,JSに関わる今回の事件における我々関与の隠蔽

3,時空の管理人さん達にこれ以上俺達の存在が露見しないこと

 

1を更に細分化すれば

1,悪いことしたPさんを被害者に仕立て上げる

2,娘さん達の資質や素性の隠蔽

3,管理人さん達からの隠居の手伝い

etc.

 

 

16:名無しの魔王 ID:WWQbM1Ozt

 

( ゚д゚)

 

 

17:名無しの狙撃手 ID:Bk7n0tQi/

 

( ゚д゚)

 

 

18:名無しの弓兵 ID:dZpVEDYyz

 

( ゚д゚)

 

 

19:名無しの槍兵 ID:6/cq1lWZ3

 

( ゚д゚ )

 

 

20:名無しの王様 ID:U8LNfR/Hq

 

>>19

こっちを見るでない駄犬

 

 

21:名無しの槍兵改め猛犬 ID:NXjAoyrsT

 

>>20

俺じゃねーよ!

 

 

22:名無しの槍兵改め天鎖 ID:6/cq1lWZ3

 

>>20

僕だよ

 

 

23:名無しの王様 ID:U8LNfR/Hq

 

ならばよし

 

 

24:名無しの狙撃手 ID:Bk7n0tQi/

 

本気で言っているのかい?

 

 

25:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

ああ

全部こなさないといけない

 

 

26:名無しの雪姉 ID:cnjicuKS5

 

つまり

どういうことよ

 

 

27:名無しの魔剣 ID:HgX2SMBHH

 

かのじょたちにしあわせなみらいをとどけよう

 

だけどかんりきょくにそんざいがしられれば

 

ちきゅうがちきゅうが大ピンチ

 

 

28:名無しの魔王 ID:WWQbM1Ozt

 

>>27

誰が三行で説明しろって言った。

 

 

29:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

分かりやすかったんじゃないか?

 

 

30:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

>>27

おい、体力バカ

お前のコテハンがそれなら私は魔盾になるんだが?

 

 

31:名無しの雪姉 ID:cnjicuKS5

 

>>27

おk把握

 

 

32:名無しの魔王 ID:WWQbM1Ozt

 

>>15

蒐集家。

お前本当に相談する気があるのか?

 

 

33:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

>>32

どういう意味だ魔王

事と次第ではお前のカードでピザを頼むぞ

 

 

34:名無しの魔王 ID:WWQbM1Ozt

 

>>33

それはいつものことだろう。

お前、考えるのが面倒だから俺達に押しつけよう

なんて考えじゃあないだろうな?

 

 

35:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

>>34

えー

そんな風に解釈するんだー

俺お前達ほど頼りになる人知らないから頼んでるのにー

皆のこと大好きなのにー

 

 

 

36:名無しの雪姉 ID:cnjicuKS5

 

お兄ちゃんがデレた・・・・・・?

 

 

37:名無しの雪妹 ID:NOZTa0ufp

 

お兄ちゃんのデレキタ━(゚∀゚)━!

 

 

38:名無しの補欠 ID:gGRdJRBXS

 

キタ―(゚∀゚)―( ゚∀)―( ゚)―(  )―(゚ )―(∀゚ )―(゚∀゚)―!!

 

 

39:名無しの脇役 ID:TOATcFhF0

 

キタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!

 

 

40:名無しの木桜 ID:arn1qp9MS

 

キタ――(゚∀゚)――!!

 

 

 

41:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

キタ━(゚∀゚)━┥東│東│東│  │  │  │発│発│発│中│中│中│北┝┥北┝━(゚∀゚)━!!!!

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・

 

・・・

 

 

 

 

61:名無しの青剣 ID:2EeGe6YOx

 

皆さん。

キターを言うのは構いませんが、

蒐集家が既にいなくなっています。

 

 

62:名無しの雪姉 ID:cnjicuKS5

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

63:名無しの雪妹 ID:NOZTa0ufp

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

64:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

65:名無しの脇役 ID:TOATcFhF0

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

66:名無しの補欠 ID:gGRdJRBXS

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

67:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

д゚)チラッ

 

(id:r67e) 

68:名無しの黒王 ID:1fr04pc+G

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

69:名無しの姫騎士 ID:mAgxzdG4l

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

70:名無しの王様 ID:U8LNfR/Hq

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

71:名無しの天鎖 ID:6/cq1lWZ3

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

72:名無しの海賊 ID:MNejEZS3v

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

73:名無しの猛犬 ID:NXjAoyrsT

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

74:名無しの弓兵 ID:dZpVEDYyz

 

( ゚д゚)ハッ!

 

 

75:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

ジャ、マタ /// |(Д´ )ノ"| ///|ウィーン

 

(id:r75e) 

76:名無しの雪妹 ID:NOZTa0ufp

 

>>75

待って待って!

 

 

77:名無しの雪姉 ID:cnjicuKS5

 

>>75

ふざけすぎたわ!

(;´д`)ノ マッテェェェ

 

 

78:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

>>75

(m´・ω・`)m ゴメン…

 

 

79:名無しの脇役 ID:TOATcFhF0

 

>>75

( TДT)ゴメンヨー

 

 

80:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

>>78.79

可愛いから許そう

 

 

81:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

>>80

そんな事は知っている

(∩´∀`)∩ワーイ

 

 

82:名無しの脇役 ID:TOATcFhF0

 

>>80

ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ

 

 

83:名無しの雪姉 ID:cnjicuKS5

 

何かズルいわ

 

 

84:名無しの雪妹 ID:NOZTa0ufp

 

どーかん

 

 

85:名無しの魔王 ID:WWQbM1Ozt

 

>>80

そんなことはどうでもいい。

そろそろ話を進めよう。

蒐集家、議題を進めるが構わないな?

 

 

86:名無しの蒐集家 ID:BOPRFmh0i

 

最初からそのつもりで相談してる

さあ、みなのもの意見を頼む

採用された方には

『蒐集家にのみ聞く令呪』を三画プレゼント

 

 

87:名無しの雪姉 ID:cnjicuKS5

 

>>86

( ゚Д゚)ハァ?

 

 

88:名無しの雪妹 ID:NOZTa0ufp

 

>>86

(  Д ) ゚ ゚

 

 

89:名無しの魔女 ID:IT2MVSI6+

 

>>86

ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ

 

 

90:名無しの宝庫 ID:xDcK9mj00

 

>>86

ニーサン・・・

 

 

91:名無しの補欠 ID:gGRdJRBXS

 

>>86

お兄ちゃん・・・

 

 

92:名無しの脇役 ID:TOATcFhF0

 

>>86

やっちゃったね

 

 

93:名無しの■■ ID:5kZ1uOq9E

 

キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─!!

 

 

94:名無しの■■ ID:KfXAeth9j

 

キタ─ ̄─_─ ̄─(゚∀゚)─ ̄─_─ ̄─!!!!

 

 

95:名無しの■■ ID:g7qgoRT8Z

 

キタ━━━━━━━━m9( ゚∀゚)━━━━━━━━!!

 

 

96:名無しの■■ ID:gzj8S0p9S

 

キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

 

 

97:名無しの■■ ID:1EbVXFh3z

 

キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!

 

 

98:名無しの■■ ID:f6jfK5740

 

キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!

 

 

99:名無しの■■ ID:WyJZF6skw

 

キタ━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!

 

 

100:名無しの■■ ID:CbO1CUGEb

 

キタ━━○(#゚∀゚)=(  #)≡○)Д`)・∴'.━━ッ!!!!

 

 

 

 

キターで一気に加速した後、大量にアイディアが出されては流れていくスレを眺めながら、どの案が良いだろうかと悩む。

 

そして、僕は一つのスレッドが目についた。

 

 

436:名無しの□□ ID:01bk8q094

 

もういっそのこと、P達連れて周回プレイとかできないわけ?

 

 

それだ!

 

 

 

──そして時は元に戻る。

 

 

「どう、いうことですか・・・?」

 

「今から動いたら遅いのなら、もっと前から行動すればいいっていうだけのことだよ」

 

「・・・・・・?」

 

「ゲームなんかでやったことないか? 強くてニューゲーム。あれをやろうと言っているんだよ」

 

 

 

なのはside

 

お兄さん──如月奏音さんはプレシアさんとの戦いの後、戦いの前よりとてもかっこ良くなった。綺麗と言う表現も合うくらいに。

 

その上で今までの「お兄ちゃん」の雰囲気も纏っていて、前まで以上の愛情を家族だけじゃなく、私にすら注いでくれていた。

 

そのお陰で如月さんに対する感情が憧れから変わりつつある。

 

だってだって。

あんな、君のことを大切に思っているよ。みたいな甘い声をかけられたら誰だっておちるよ!

 

真っ逆さまに!

 

おちるよ!

 

飛行魔法が得意な私でも落ちたんだもん!

 

みんな落ちるの!

 

そして、如月さんは誰もが見惚れてしまうような、綺麗な笑顔でみんなを救う手段を提案した。

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