「極楽大作戦その3」のレオの部分の内容を変更しております。
気軽な感じで書いてるんで、皆さんのアンケート結果をこれからも反映しちゃうかもです。ご協力ありがとうございました。
ドクター・カオスが制作した『極楽大作戦』というフルダイブ型VRゲーム、敵と戦ってレベル上げて行くスタイルは、従来のMMORPGと遜色ない。
GS風に言うと、事務所(ギルド)を立上げ、依頼を受けて、幽霊や魔物を倒していくゲームだ。
戦闘以外の事も色々と出来る。商売や兵器開発、先物取引から、娯楽まで、さまざまの事が出来る。学校に通うなんて事も出来る。
とりあえずは面々は、事務所を立上げた。
事務所の名前は雫の意見が通り「横島除霊事務所」と……
そして所長(リーダー)は達也が請け負う事に。
チュートリアルをそこそこにし、数度の依頼を受け、今回の悪霊の7体の除霊依頼を、戦闘システムにも慣れだし、難なく完了させる。
「ふぅ、レベルが4に上がったわね。私はこのキャラ気に入ったわ。使える武器は刀系だし、スキルもそれに似合ったものが覚えられる。身体能力もスピード系と探査系に優れてるから本当に私好みね」
エリカはシロスタイルのキャラを気に入ったようだ。
確かに、現実のエリカとほぼマッチする組み合わせだ。
「僕も、最初は戸惑ったけど、このエクソシスト系のキャラは術も豊富で、成長すればいろんな用途の神聖術が使えてるし、古式魔法に通じるものが在るから、丁度良かったかな」
幹比古も唐巣神父スタイルのキャラが気に入ったようだ。
多彩なエクソシスト術を駆使して戦う唐巣神父のスタイルは幹比古に合っていたようだ。
「俺もレベル4に上がったな。パワー重視系の防御力も高くて、しかも素手で殴るタイプのキャラだ。俺好みだな。スピードもそこそこあるから、それにまずなれないとな」
レオの雪之丞スタイルのキャラも、現実のレオとほぼマッチする。ただレオは雪之丞のスピードになれないようだ。
「あの、私はちょっと難しいです。腕は飛んでいくし、力も凄くて、使いきれないです」
美月のマリアスタイルのキャラは圧倒的なパワーに防御力、レベルが上がれば多種多様な兵器群が使えたり、空も飛べるのだ。ただ、普段、戦闘はからっきしの美月にとっては、扱いきれずに、じゃじゃ馬に乗っている感じに思えるだろう。
「美月のマリアをモチーフにしたキャラ。うらやましい。マリアそっくり、私がなりたかった。私のキャラは術重視のキャラ、ちょっと使い難い」
雫のタマモスタイルのキャラは、攻撃から幻術、補助と多種多様な術を使うキャラだが、どの術も癖が強いため、普段大規模魔法や高出力魔法を得意としている雫には使い勝手が悪いだろう。本人の言う通り、マリアスタイルが雫にはぴったりなのかもしれない。
「………能力はすごく高いのですが、戦闘開始すると元の恥ずかしい服に戻ってしまうので……戦いたくないです」
深雪は顔を赤らめながらそう答える。
深雪の美神令子スタイルのキャラなのだが、最初の依頼で得た皆の依頼料を出し合って、美神令子スタイルのキャラの普段着を購入し着替えたのだが、戦闘開始すると元のボディコンスーツに戻ってしまうらしい。しかし、戦闘においては総合力が非常に高いキャラで、どんな場面も苦手にしないタイプだった。
色んな術具を駆使して戦う事を差し引けば、深雪もどんな場面でも苦にしないタイプの魔法師のため、スタイルとしては合っているように思う。
「私はこのキャラスタイルは気に入ったかな、補助に特化してるし、デフォルトで宙に浮けて、壁とかをすり抜ける事が出来るから、楽しいかも」
ほのかの幽霊のおキヌちゃんスタイルのキャラは、戦闘力はほぼ皆無だが、宙に浮く事と物質を透過するスキルがデフォルトで備わっているため、楽しいらしい。
ほのかも現実世界ではどちらかというとサポートに適した魔法適正であるから、幽霊のおキヌちゃんとは相性がいいだろう。
だが……
「…………」
達也だけは何故か一人だけ沈黙を守ったままだ。
「達也……ぷっ、そう言う事も有る」
「達也君、がんばってね。ぷふっ」
レオとエリカは笑いながら、達也を慰める。
「お兄様……いざとなれば深雪が守って見せますので、お気になさらずに」
「達也さん、一緒にみんなの応援にまわりましょう」
深雪とほのかは達也をちゃんと慰めるが、その言葉に達也はますます憮然とした雰囲気を醸し出す。
「……なぜだ。戦闘がまるでできない。武器すらも装備出来ない。ステータスも攻撃力は皆無だ。これではレベルを上げる事もできない」
達也は呻く。
そう、達也の横島スタイルのキャラはまるで戦闘が出来ないのだ。
戦闘が出来ないから、勿論敵を倒して経験値を得る事が出来ずレベルも上がらない。
レベルが上がらないから、新たなスキルや、新たな装備適正を得る事も出来ない。
「達也だって役に立ってるって、アイテムが通常の10倍持てるんだから」
幹比古は苦笑しながら達也に慰めの言葉をかける。
そう、横島スタイルのデフォルトスキルにアイテムや装備品などが通常の10倍収納可能なスキル、『荷物持ち』という固有スキルを習得していた。
まさしく美神令子除霊事務所時代の横島という感じのスキルだ。
「司波君、ゲームキャラにはそれぞれ特徴があるはずです。ゲームバランスを保つには、きっと攻撃できない代わりに凄い特殊な能力とか固有スキルとかあるはずですが、どうですか?」
美月は真剣に達也のキャラ設定の状態を聞いた。
「……初期状態で固有スキルが5個ほどあるにはある」
「初期状態で固有スキル5個って、すごくない?僕は固有スキルは一つも無いし、司波さんと三井さんと北山さんと柴田さんが初期状態で固有スキル一つ持ってるぐらいだよ」
幹比古は少々羨ましそうに言う。
「なんだ。それだったら、現実の達也くんと変わらないじゃない。どんなスキルなの?」
エリカがそう言うには理由がある。
達也は分解、再生のBS魔法師だ。凄まじい能力ではあるが、その反面、通常の魔法の能力が著しく低下してしまっているのだ。
「『荷物持ち』……『無様に逃走』『一発ギャグその1』『ギャグ補正』『煩悩』」
達也は5つある固有スキルを、ため息を吐きながら皆に教える。
「「「「……………」」」」
それを聞いた皆は微妙な顔をして暫く沈黙する。
「ぷっ……それ、まんま横島じゃねーか。ぷはっぷははははははっ!!」
そして、沈黙を破ってレオが大笑いをする。
「ぷっ!レオ笑いすぎだよ、本物の横島だったら陰陽術や氷室の術が使えるから強いはずだけど……これって……ぷふははははっ!」
「幹も笑ってるじゃない!ぷっ!達也くん……しかも、横島のバカな部分だけを切り取っただけの……ぷくくくくくっ」
続けて、幹比古とエリカも爆笑しだす。
「達也さん、きっと大丈夫。横島さんに似てるから強くてカッコいい」
雫はそんな達也を何故かリスペクトする。
「た、達也さん、変な名前の固有スキルですけど、き、きっと役に立つはずです」
「ほ、ほのかさんの言う通りです。ゲームバランス的にも、きっと何かある…はずです」
ほのかと美月もなんとか達也を慰めようと言葉に出すが、何処か自信が無さげだ。
聞くからに使えそうもないスキルに、流石に自信を持って大丈夫とは言い切れないだろう。
「戦えないお兄様……素敵です。大丈夫です!深雪が全力で守って差し上げます!」
何故か深雪は顔を赤らめモジモジしながら達也にそんな慰めの言葉をかける。
「…………………」
達也は皆に笑われ、慰められ、今すぐにでもゲームを辞めたい気分だが、自分から皆にお願いして始めたゲームだ。達也からやめると言う事は決して言えなかった。
次は………
戦闘でレベル上げが出来ない達也。
意外な方法でレベルが上がる事が判明。
もし真由美さんがゲーム内に入れば誰に?
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小笠原エミ
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六道冥子
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小竜姫
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美神美智恵
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メドーサ