こちらと本編番外もちょくちょくと更新できればと……
前回の続きです。
達也の横島スタイルのキャラは、ジージャン、ジーパン、バンダナのひと昔前のオタク風の姿恰好だけでなく、初期の頃の横島をそのまま反映しているのか、戦闘すら真面に出来ない仕様であった。
従来のRPG同様、戦闘で経験値を得て、レベルアップや新たなスキルを覚えて行くのだが、戦闘が出来ないこの横島スタイルキャラは、戦闘で経験値すら得る事が出来ず、レベルアップが出来なかったのだ。
だが、習得スキルによっては戦闘以外での経験値獲得可能である事が判明。
達也の横島スタイルのキャラは戦闘が出来ない反面、初期固有スキルを5つも持っていたのだ。
しかし、達也自身がその固有スキルを活用する事が出来ないと断言。
そこで皆で、達也の固有スキルを検証する事となったのだが……。
『荷物持ち』『無様に逃走』『一発ギャグ』『ギャグ補正』『煩悩』
名前からしての実に横島らしいスキルだった。
『荷物持ち』『無様に逃走』『一発ギャグ』は既に検証をすませるが、その内容にエリカを中心にレオや幹比古は腹を抱えて笑い倒す。
そう、そのスキルは余りにも横島らしく、どうにも癖が強すぎて、達也が実行するには難易度が高すぎたのだ。
次に『ギャグ補正』を検証することに。
『ギャグ補正』
ギャグ経験値により様々な補正を受けられる。
「くくっ、なんだこれ?」
「ぷっ、ギャグ経験値ってなに?」
レオと幹比古は笑いながら達也に聞く。
この一文だけでは何の事かさっぱり分からないだろう。
「俺にもわからん。ただ、ステータス画面、パラメーター値の一番上にギャグ経験値なる物が表記されている」
達也は憮然として、自分のステータス画面を皆に見せる。
「達也君、私達のステータスにはそんなパラメーターは無いわよ」
「司波君のキャラ専用のパラメーターみたいですね」
エリカは自分のステータス画面と見比べてみたのだが、そんなパラメーター項目はエリカのステータス画面には無かった。
美月も自分のステータス画面と見比べて、こう結論づける。
そう、ギャグ経験値は横島キャラ専用のパラメーターであった。
「ギャグ経験値の項目を検索してみますね……ありました。やはり司波君のそのキャラ専用の経験値みたいですね。えーっと……これは!?」
美月はギャグ経験値というワードでチュートリアルの項目検索を行うのだが……。
「ギャグ経験値が一定以上溜まると、そのキャラのレベルも上がるようです。また、ギャグ経験値は司波君のキャラ専用の固有スキルに影響があるそうで、特にギャグ補正というスキルに多大な影響があるみたいです。ただ、どう影響が有るのかが詳しく載ってなくて」
「お兄様、他にレベルが上がる方法がありそうで、良かったですね」
深雪は美月の説明を聞いて、達也に微笑みかける。
「そのギャグ経験値とやらも使えない。俺には獲得できない」
だが、当の達也は仏頂面で言葉を返す。
どうやら、達也はこのギャグ経験値について、既に調べがついているようだ。
「達也さん、使えないとは?獲得できないとはどういうことですか?」
ほのかは達也に少々心配そうに問いかける。
「…………」
「えーと、ギャグ経験値は司波君のキャラの荷物持ち以外の固有スキルを使えば経験値が獲得できるそうです」
無言の達也に変わって美月がほのかの質問に答える。
「ぷっ、という事は『無様に逃走』とか『一発ギャグ』をすればいいわけね。良かったわね達也君。ぷふふっ」
エリカは笑いをこらえきれていない
「た、達也頑張れ、ぷぷぷっ」
「ははっ、諦めろ達也、横島になり切れば大丈夫だ、ぷはっ」
幹比古とレオは既に腹を抱えている。
「お兄様が横島さんの真似を?……似合わないですね」
深雪がそう言うのも無理もない。達也が横島の真似など出来ようもない。
「なにもおかしくない。横島さんの物まねはかっこいい」
雫は雫なりに達也を慰めているようだ。
達也は仏頂面に拍車がかかる。
だが、達也達は知らない。
『ギャグ補正』こそ、このゲーム最強のスキルだという事を。
これを極めれば、先ず倒される事は無いだろう。
使い方によっては、一桁違いのレベル差も覆す事が出来る代物なのだ。
正直、ゲームバランスを著しく崩す可能性を秘めた凄まじいスキルである。
但し、このスキルをまともに扱えるのは、きっとこの世で横島忠夫本人唯一人であろう。
「特に『煩悩』系のスキルは多くのギャグ経験値が溜まるそうですよ」
美月はさらに説明を続ける。
「お兄様、『煩悩』とはどんなスキルなのですか?そもそも煩悩とは何でしょうか?」
深雪は悪意のない笑顔で達也に聞く。
『煩悩』
痴漢行為やセクハラ行為を行うとギャグ経験値及び経験値を獲得できる。
さらに、気力や戦闘能力が大幅アップ等の様々なパラメーターがアップする。
煩悩ゲージが溜まると普段使用できない専用戦闘スキルが使用可能となる。
但し、倫理規範にふれる可能性が高いため、使用には注意が必要である。
「ぶははははははははっ、これまんま横島じゃねーーか!!」
「ぷくくくくくっ、た、達也、これって、ぷくくくくっ、こ、これで、た、戦えるね!」
レオと幹比古はもはや笑い死にしそうな勢いだ。
「さ、流石にないわー、これって大丈夫なの?」
流石のエリカもこればかりは引いていた。
「えっと、続きがあるようですよ」
『煩悩』
経験値獲得要綱(ギャグ経験値及び経験値獲得)
①女性キャラをやらしい目で見る。煩悩スキルレベル×1の経験値獲得。気力及び煩悩ゲージが1%アップ
②女性キャラに飛びついて触れる。煩悩スキルレベル×20の経験値を獲得。気力及び煩悩ゲージが5%アップ*注
③女性キャラの下着を覗き見る。煩悩スキルレベル×100の経験値獲得。気力及び煩悩ゲージが20%アップ*注
④女性キャラの胸部に臀部、太ももにふれる。煩悩スキルレベル×500の経験値獲得。気力及び煩悩ゲージが50%アップ*注
⑤女性キャラの着替えや入浴を覗く。煩悩スキルレベル×700の経験値獲得。気力及び煩悩ゲージが70%アップ*注
⑥女性キャラの下着を盗む。煩悩スキルレベル×500の経験値獲得。盗んだ下着はアイテムとして保管し、使うと気力及び煩悩ゲージがMAXまで上昇*注
*注1:倫理規定に引っかかる恐れがあり、訴えられた場合。3日間のキャラ使用停止。
5回訴えられると、永久追放となります。
*注2:ボディコンキャラに痴漢行為やセクハラを実行すると、必ずバレ即死状態に陥る。ギャグ経験値が高ければ即死は回避可能(ギャグ補正)。また袴少女キャラには痴漢行為やセクハラはできない。
煩悩ゲージが溜まると様々な特殊スキルが発動。
①煩悩ゲージ30%以上で、敵が女性の場合スキル痴漢・セクハラ行為を行うと、混乱、激高、気力低下などのバットステータスが敵に付与される
②煩悩ゲージ50%以上で、仲間の女性キャラにふれると、攻撃力5倍のステータスアップを与える事が出来る。
③煩悩ゲージ100%で、一時的に無敵状態となる。
④煩悩ゲージ100%で睡眠状態に陥ると、特殊戦闘形態ヨコシマンに変身可能となる。
但し、必ず下着だけの姿になる必要がある上に、変身解除後はHP1となり全てのバッドステータスが本人に付与される。
⑤特殊アイテム、竜気のバンダナを装着すると、煩悩ゲージを使用した霊力攻撃や防御が可能となる。
「………いや、流石に笑えないよ。ごめん達也」
「おう、いままで笑って済まなかった達也」
幹比古とレオは先ほどとは打って変わり、達也に憐みの目を向け謝る。
「……なにこれ?……横島でもここまでは、いや、似たような事はするけど、流石にこれは酷いわね」
エリカは更にドン引きしていた。
一方……
「何故このような事に?妹の私にであればあのような行為は正当性が保たれます。私のキャラに行うとお兄様は何故死んでしまわれるのですか?他の女性にそのような事をなさるお兄様は見たくありません」
深雪は妹の自分であれば、達也がそのような行為を行っても問題ないと思っていた。いや期待していたのだが、注釈2で、深雪のボディコンキャラ(美神)に『煩悩』行為を行うと達也が死んでしまうという事実と、他の女性に達也に痴漢行為やセクハラなどを行わせるなどと、怒りをこみ上げていた。
「達也さんなら、私は構わないのだけど……私には出来ないのですね」
ほのかは顔を赤らめながらそんな事を言い、袴少女キャラ(おキヌちゃん)のほのかには痴漢行為やセクハラ行為が出来ない事に少々残念そうな表情を浮かべていた。
「ヨコシマン、きっとかっこいい。達也さん。ヨコシマンに変身して」
雫はどうやら特殊戦闘形態ヨコシマンが気になる様だ。
まったくもってカッコ良くはない。むしろカッコ悪いだろう。
何せ、下着姿になり、上のシャツには大きく8と縫い付けてあるだけなのだから。
だが、特殊戦闘形態ヨコシマンもチートの部類だろう。
空も飛べ、ボスキャラレベルのステータスを得られるのだから。
但し、戦闘中に睡眠状態にならないと発動しないのと、変身後のバッドステータスが痛すぎる。
そう、この達也のキャラ、横島を模倣したキャラとあって、常人では到底扱えることが出来ない仕様となっていた。
今回はβ版の試作品であって、本編ではこの辺はかなり改善されるだろうが……。
「…………」
達也の表情は仏頂面に仏頂面が重なり、もはや不機嫌が極まったような顔をしていた。
思いついた感じのスキルがこんな感じでしたw
横島くん本人が使えば最強ですね。このキャラ。
固有スキル『煩悩』はどんなスキル?
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女性の下着を盗むと経験値アップ
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女性のシャワー覗くと経験値アップ
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女性の下着を見ると霊力アップ
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痴漢・セクハラを働くと全ての能力がアップ
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結論、最強スキル