ちょっと過去に戻りたい   作:黒彼

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カラオケに行き、「しんでしまうとはなさけない」を予約!
友人が歌い終わり、いざ歌おうとして気付いた。
―――あ、これデュエットやん…!
無理に一人二役で頑張ろうとしてレンとミッ〇ーのコラボになってしまいました。
だれか、リン出来る人いないかなぁ…?


ちょっと出掛けちゃおう

呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!

…え?呼んでないって?

それは言っちゃいけないお約束だよ。

 

マテールの亡霊の回が終わって帰還中に悪寒が走り、出来るだけ急いで帰って寝ようと思っていたらまさかのコムリン騒動(忘れてた)。

とにかく必死に逃げて逃げて、リナリーが目を覚ますまで何とか耐えた。

その騒動のせいで教団は所々崩壊していて、教団内にいる総員が後片付けをすることになり、睡眠時間をあのアホのせいで削られた。

またコイツは…!と思い、医療棟に運ばれた気絶しているコムイにこれでもかという愚痴を念で送ると何だか苦しそうに魘されていた。ハッ(嘲笑)。

 

 

今は何をしているかって?食事をとってるよ。

いつもの食堂ではないがな!

 

「へっくしょい!!」

「…これは何?アレンくん!」

「…すみません」

 

…この会話で分かるな?

そうだよ!巻き戻しの回だよ!

もう何なんだよ!休憩くれよ!原作に関わらせるな!

軌道修正をどうするか考える俺の身にもなれってんだよ!!!

 

「すみませんじゃない!どうして見失っちゃったの!」

「すごく逃げ足早くて…この人。でもホラ、似顔絵!こんな顔でしたよ!」

「似顔絵…?」

「あれ…?」

「ふむ…、これはAKUMAの絵か?」

「違いますよ!人間の女性です!」

「…っ、その女性はさぞ可哀相だな」

「笑わないでください!!」

 

だってこれぇ、自分がこんな感じに描かれたら嫌じゃね?俺虐めかと疑うわ。

うーん、細目で見るとブックマンに見えるような…?

 

「でもこんなことなら私かディアのどちらかがアレンくんに付いてれば良かったね。昨夜退治したAKUMA…確かにその人に”イノセンス”って言ったの?」

「はい。道に迷って路地裏に入り込んだら偶然見つけて…、運が良かったです。多分、今回の核心の人物だと思いますよ」

「アレンくん、今度から絶対一緒に調査しよう。見失ったのも迷ったからでしょ」

 

リナリー流石。当たってる。

これからリナリーが街の奇怪を説明するから、俺は大体を纏めるか。

さり気なく核心をついている内容にするために…、

・10月9日が繰り返されている

→時間が関係?

・何故繰り返しているのか

→10月9日に大切な人を失い、その人物を助けるため

→10月9日が人生のターニングポイントだった

→10月10日を拒んでいるから

 

…このくらいでいいだろうか?ある程度さり気なく近づけたと思うが…。

 

ガチャ―――ン!

……来たか。ミランダが。

後ろを振り返ると隈の酷く、布を被った女性がいた。某料理漫画の第9席みたいな顔芸を繰り広げている。

顔がこけているようだから少し金関係に問題があるらしい。まぁ、三桁もクビにされていたらなぁ。

一斉に目線を送られたミランダは何かを恐れるように席の近くにある窓から飛び出した。いい動きだな。

アレン達は驚きながらも逃がさないように乗り出してミランダを捕まえていた。

 

ゼ――、ハ――…エクソゼ――、ハ――…シスト…?」

ハ――、はい…てかハ――、何で逃げるんですか…。しかも窓から…」

「ごめんなさい…ハ――、何か条件反射で…」

 

…漫画ではいいが、文字にすると変態の会話のようだな。

とりあえず落ち着かせて、席に誘導する。俺の隣にミランダが座った。

 

「わ、私はミランダ・ロット―。嬉しいわ、この街の異常に気付いた人に会えて…。誰に話しても馬鹿にされるだけでホント自殺したいくらい辛かったの。あ、でもウ〇コは避けられるようになったんだけどね」

「ウ〇コ?」

 

おい、主人公が言っていい言葉なのかそれは。

 

「ミス・ミランダ、あなたには街が異常になり始めてからの記憶があるの?」

「ええ、街の皆は昨日の10月9日は忘れてしまうみたいだけれど…私だけなの…」

 

なんか一気にげそっていう効果音がつきそうな顔をしてこっちを見る。

―――――――あ、くりゅう。

 

ねぇ、助けて、助けてよぉ!!私このままじゃノイローゼになっちゃうぅ~!!あなた達、この異常を解決するために来たんでしょう!?なら私も助けてぇ~!!

 

錯乱しながら俺の肩を揺らすミランダ。あぁ~~~、頭がガックンガックンしてるよぉ~。

でも全然気持ち悪くならないこの言峰ボディ。助かります。

 

「うわわっ、怖い!ディア大丈夫ですか!?」

「落ち着いてミス・ミランダ!助けるから皆で原因を探しましょう!」

「原因ったって気づいたらずっと10月9日になってたんだものぉ~」

「本当の10月9日に何かあったはずよ。心当たりは無い?」 

 

………あぁ、この寒気。

狂気を孕む目が俺達を見ている。ということは、って知ってるけどね。

 

「リナリー、ミランダさんを連れて一瞬で店を出て。君の黒い靴(ダークブーツ)ならAKUMAを撒いて彼女の家まで行けますよね?…どうやら彼らも町の人とは違うミランダさんの様子に目を付け始めたようです。」

「リナリー、これを持っていけ。ここに書かれているのは私の考察だが、もしかしたら該当するかもしれない。ミス・ミランダに聞いてみてくれ」

「!分かったわ」

「何故ミランダさんが他の人達と違い奇怪の影響を受けないのか。それは、きっとミランダさんが原因のイノセンスに接触している人物だからだ!」

 

AKUMAが人間の皮を解いて、姿を現す。

レベル2が4体に、レベル1が3体…、どうするべきか…。

とりあえずこれから必要なあの3体だけ残して、他を全部倒すか。

 

「amen」

 

ベルトの左側に付いているホルスターからT字の赤い物を取り出した。それの持ち手を指の間に挟んで地面に振り下ろす。すると、オーロラのようなシャボン玉のよな色合いの薄い膜が飛び出し、それはまるで剣のように…。

もう分かったかな?黒鍵もどきだよ!!

いやね、言峰厨としてはさ、黒鍵が欲しかったんだよ。

でもそれを使うに当って、材質に悩んでさ。ほら、拳銃が効かないなら鉄なんて論外だし、世界一硬い鉱石であるダイアモンドでも多分効かないだろう。ならばどうしようか。

そこで目を付けたのが結界装置(タリズマン)だった。

あの結界はAKUMAの弾を防ぐほどの強度がある。それだけでもAKUMAの弾を弾きながら敵の懐に入ることも出来る。そしてその先を剣のように細くすれば圧力が一点に集中してAKUMAのボディを貫けるのではないか。

結果は成功。だけどレベル1までしか通用しなかった。レベル2になると5回くらい攻撃を流しただけで大破してしまうのだ。そんな効果では意味が無い。どうすればより良い結果が出るか。そこで出てくるのが令呪!!令呪で黒鍵を強化させるとレベル2も貫くことが出来たのだ!レベル3は分からないからまだ不安はあるけど、今のところは大丈夫だろう!という事で!!

 

「ふんっ!」

 

投げちゃおうねぇ―――!

持ってる黒鍵もどきの数は24本。

その内の3本を一体のAKUMAに投げてから、さらに3本を新たに出して投げる。それをもう一度行い、計9本を使ってAKUMAを壁や床に縫い付けた。そして先ほどと逆のホルスターに入ってるイノセンスを取り出して、救済(物理)を行う。アレンの方はレベル2を1体倒したが、他の3体に集中的に狙われていて苦戦している。

そしてアレンを結構追いつめた所でまさかのAKUMA達がじゃんけん。えぇ―――…。

殺し方なんてとてつもなくどうでもいいじゃない…。エクソシスト、俺含めて3人いるんだから一人ずつそれぞれの能力で殺せばいいじゃん(その前に倒すけど)。てか、AKUMAがじゃんけんをすること自体、何とも言えない気分になる。

それをアレンが見逃すわけがなく、イノセンスを放った。

それによって怒るAKUMA達。自業自得だがな。

 

「「エクソシスト、ブッ殺す!!」」

 

恨みが籠っているだろう言葉を叫びながら、アレンに向かって攻撃を仕掛けようとするが、突然動きを止めた。

ロードが現れたんだろう。いよいよノアと対面だ。

あー、ヤダヤダ。絶対大怪我するよ。俺は痛いの嫌いなのに。

……何か違和感を感じる。ここ最近、違和感を感じるのが多くなったな。原作が変わってしまっているのか…?

それだったら早く修正しなければ!想定外の事態は困る!これからの安定の為にも!!

 

そんなことを考えてたら、AKUMAが屋根を突っ切って飛んでいった。アレンはAKUMAの撤退に驚き、呆然としてる。その間に刺したまんまだった黒鍵もどきを回収しておく。

さてと、合流するか。

っと、その前に、

 

「少年、リナリーと合流しようと思うのだが…具合はどうだ?」

「え、あっ、大丈夫です!」

 

と言いながらも冷や汗を搔いているアレンを見る限り、相当痛いのだろう。

広範囲の火傷だ。先程は戦闘していたからアドレナリンで誤魔化せただろうが、今落ち着いて痛みを認識してジクジクと痛いんだろうな。

 

「ふむ…」

「ア!?ちょ、ディア、止めて下さっ!」

「ほぅ、余裕がなさそうに見えるが?」

「くっ、い、イタイ!」

 

※傷を触ってるだけです。

 

「変な意地を張った罰だ」

「うわぁ、ディア!止めて下さい!」

 

※姫抱きしただけです。

にしても軽い!!軽すぎる!!

50Kgくらいしかないんじゃないいか!?軽い!!女子かよ!!

え?俺?……女に聞くなんて、お前モテないだろ。(急な暴言)

良いんだよ、俺は筋肉だから!筋肉は脂肪より重いんだからしょうがないんだよ!!

 

「さてと、では行くとしよう。口を動かすなよ。舌を噛むぞ」

「ちょっと待ってくださ、ギャ――――――!!!」

 

この日、俺達は、飛んだ。

 

 

 

 

「AKUMAが退いた?」

「ええ、ちょっと様子が変でした。僕の事、殺す気満々だったのに」

 

リナリーが手当てをしながら、アレンの話を聞く。

AKUMAの突然の撤退。前例の無いその行動に、二人は戸惑う。俺は知ってるけどな。

あ、アレンが腕を力んでみせている。…勝ったな。

 

「…で、何してんですかミランダさん」

「私達とAKUMAの事説明してから、ずっとあそこで動かなくなっちゃったの…」

 

そりゃそうだ。この世界はファンタジーだが、エクソシストを知らない一般人の方が割合は多い。9:1の割合でも多いと思うくらいエクソシストを知る者は少ないし、千年伯爵にアジトがバレないように色々と工夫をしている。鴉の薬がいい例だ。

ただでさえ奇怪に巻き込まれ、精神的にダメージを負っているのに、更に追い打ちで狙いはアナタですと言われたら、どんな強靭な精神を持っていても現実逃避したくなる。

 

「ミ、ミランダさん…」

「私は…何もできないの!」

 

私達に背中を向けて放った言葉が、部屋に響く。

ミランダの心の叫びだ。

 

「あなた達すごい力持った人達なんでしょ!?だったらあなた達が早くこの街を助けてよ!!」

 

「はい、助けます」

 

ミランダが時計に向けていた顔を、アレンに向ける。

 

「でもそのためには、ミランダさんの助けがいるんです。貴女は街の奇怪と何かで関係している。僕達に手を貸してください。明日に、戻りましょう」

 

アレンの言葉を聞いて、若干落ち着きを取り戻したようだ。

今までは誰に話しても信じてもらえなかったと言っていたし、真摯に向き合っているアレンの表情を見て安心したのだろう。

 

ゴチン

 

時計が深夜0時を伝える鐘を鳴らす。

ミランダの表情が消え、意思の無い、まるで操られているかのようにベッドに向かう。

 

「ミ、ミランダさん?」

 

アレンとリナリーはミランダの行動が読めず、成り行きを見守る。

が、ミランダが毛布を包み眠りについたのを見て、ズッコケた。

 

「寝るんですか!?」

「何か様子が変ね…!?アレンくん、ディア!!」

 

リナリーの視線を辿って後ろを向くと。壁側にあったはずの時計が部屋の真ん中に移動していて浮いている

ホラーかよ!?奇怪だよ!!

その時計を中心に形様々な時計盤が壁や床に現れる。

 

「な、何だコレ!?」

「まさか…あの時計…!?」

 

時計の針が逆回りする。

すると時計盤がその時計に吸い込まれるように集まっていく。

開いた窓からも流れているので外の街にも時計盤が現れていたのだろう。

吸い込まれる流れが速すぎて、時計に吸い込まれそうになる。

 

「きゃっ!」

「掴まってリナリー!」

 

おい、俺は無視か!?

セリフがあまりなかっただけで俺はちゃんといるんだぞ!?

何とか天井に飛び、壁に指をめり込ませ、流れに耐える。もう少しで終わるはず…!

 

コチ!

 

短針が7時を指し、朝日が射す。鳥の鳴き声が朝を伝える。

良かった、耐えきった…!!

 

「朝ぁ~~!!?」

「あら…?私いつの間にベッドに…」

 

「……とりあえず、朝食にするか」

 

俺は天井から降りて、外に出た。

 

 

 

「街を歩いて、昨日戦闘した場所に戻ってみたんだが全て元に戻っていた。あの時計が、イノセンスと断定していいだろう」

「そう…」

 

牛乳とサンドイッチと果物を買って、それを食べる。アレンは少々足りないという顔をしているが我慢してくれ。破産は嫌だ。

 

「ところで、リナリー。私が渡したメモの質問をしてくれたか?」

「あ、ごめんなさい!説明に気を取られてしていなかったわ」

「構わない。説明は大切だからな」

 

さて、スクロールがめんどくさい人(作者)の為に、メモの内容のおさらいだ!

・10月9日が繰り返されている

→時間が関係?

・何故繰り返しているのか

→10月9日に大切な人を失い、その人物を助けるため

→10月9日が人生のターニングポイントだった

→10月10日を拒んでいるから

とりあえずこの質問をして、話を早く終わらせよう。少しやりたいこと出来たし。

 

「ミランダ、」

「リナリー、ディア!見てくだいよコレ!時計人間!

「「キャ――――――!!」」

 

こんのぉ…!!お前らは何でこうも被せるんだ!!

俺はバヌケの不憫崎じゃねぇんだよ!!被せていいのはアイツだけで、俺は被せんな!!

いや、不憫崎なんて毎回だからな…。ザキ、強く生きろ。

 

「何やってんのアレンくん!?どうなってるのコレ!?」

「ギャアアアアア!!私の時計―――――!!」

「この時計()()()()んですよ。今ちょっと試しに触ろうとしたら、ほら」

「わっ、すり抜けた……!?」

「どうやらこの時計に触れるのは持ち主のミランダさんだけみたいですア、イッタ!?」

「え!?」

「それを証明する為に”時計人間”とやらになった意味はあったのか少年、ん?」

「スイマセン!」

 

アレンがほら、と言いながら時計に触れようとすると、腕が折り返したように時計から出てきた。

時計から手が生えている…ハッ、某海賊のハナハナの実…!

…なんてふざけてる暇は無い。すぐアレンに拳骨を食らわせて、正座をさせる。変に混乱させると対応がめんどくさいだろうが!

 

「イテテ…さっきの”時間の巻き戻し”といい、これといい。ディアの証言も合わせて、やっぱりイノセンスに間違いなさそうですね」

「ほ、本当なの?この時計がこの街をおかしくしてるだなんて…ま、まさか壊すとか…?私の友を………

「「落ち着いて」」

 

ミランダがどこからか包丁を取り出して、すごい目つきでこちらを見ている。コワッ。

 

「でもミランダ、貴女本当に心当たりないの?時計がこうなったのは何か原因があるハズだわ。思い出してみて、本当の10月9日だった日のこと」

「…………」

「…もしかして、10月10日(明日)を拒んだりしたか?」

「………あぁ!あの日は………私100回目の失業をした日で…流石に失業回数も3桁になると感傷もひとおしで…」

 

 

「もういや、もういやぁぁぁ」

 

酒を煽りながら、いつものように時計に愚痴を聞いてもらってたの。

もうなんだか色々と自暴自棄になっていてね…。

 

「毎日毎日イヤなことばかり…。前向き?ふふ…何それ…。なんかもぉどうでもいいわ…。明日なんて来なくていい

 

 

「………だったかしら…」

「…………それじゃないの…?」

「え…?」

 

何とも言えない空気が流れる。

 

「イノセンスがミランダさんの願望を叶えちゃったんですよ!」

「そ、そんな、私は、ただ愚痴を言っただけで…大体時計が何でそんなことをするの!?」

「ミランダ、貴女まさか…………この時計(イノセンス)の適合者…?」

「エッ!?ホントですか?」

「ミランダの願いに反応して奇怪を起こしてるならシンクロしてるのかもしれないわ」

「何?てきごうしゃって?」

「ミランダ!時計に奇怪を止めるよう言ってみて!」

「……時計よ時計よ、今すぐ時間を元に戻して~」

 

ミランダが時計に唱えるように言ったと同時に、二人はドアに駆け込む。

ポストに入れられた新聞紙を見て……落胆した。

 

「…そんなことで上手くいく訳ないだろう」

「えぇ!?ディア分かってたの?」

 

知ってるっていうのもあるけどな。

 

「ミランダは時計に話しかける習慣があるんだぞ?ならこの奇怪の事を話しているはずだ。違うか?」

「え、えぇ、話してるわ。本当に辛かったから…」

「ならば願ったところで意味が無いというのは簡単に想像がつく」

「えぇー!?じゃあ、どうすればいいんですか!?」

「……そうだな、私だったら…」

 

俺はミランダを頭から足先を見て、やはりさっきやろうと思っていたことを実行することにした。

俺はミランダに近づいて、手を取る。

 

「では、服を買おう」

 

 

「「…はぁ!?」」

 

 




黒バス好きだよ…!霧崎第一が大好きなの…!
だけど、周りに同士がいないから言えない………。
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