月読調の華麗なる日常   作:黄金馬鹿

104 / 113
今回は活動報告でいただいたネタの二本立て。

リクエストにあったアイドル時空でうた〇んの中〇くんと大〇くんの下克上コントと、超〇塾のパロで絶唱塾です。最初はこれで一本とか考えたんですが、自分の力ではちょっと無理があったので、二本立てという形にしました。

ご期待に沿えた出来に仕上がってるかはわかりませんが、これが俺の下克上コントと絶唱塾だぁぁぁぁぁぁ!! という事でどうぞ。


月読調の華麗なる二本立て

**月読調の華麗なる乱闘**

 

 どうも、アイドルの月読調です。

 誰に自己紹介してるんだろうね。わたしもよく分からないよ。でも確実に言えるのは毎度毎度わたしは変な電波を拾っているという事。

 で、だけど。今回緒川さんが取ってきた仕事なんだけど、結構意外なモノだった。

 

「えっと、つまり私達にうた〇んで乱闘を始める仲〇さんと大〇さんをやれと?」

「はい。バラドげふんげふん。新人アイドルと世界的歌手であるお二人ならではの失礼な言動とそこから始まる乱闘を見てみたいという話が時々出ていまして」

 

 そんなのが見たい人なんているんだ……

 あの番組は見たことあるけど、確かごにょごにょと横に居る人から何か言われた人がその通りに失礼な事を言って、結果大物の人がキレて乱闘騒ぎになりかけるっていう天丼を繰り返す感じの奴だったと思う。

 その失礼な事のキレが良すぎてついつい笑っちゃうんだよね。わたしも結構笑ったよ。

 で、今回はあの日、わたし達を無人島に連れていきやがった番組内のミニコーナーみたいなので、それをやってほしいとの事。緒川さんにバラドルって言われて十分キレそうだったけど、もう名誉バラドルなのは逃れられそうにないから遠い目をして受け止める。このお仕事もほぼ拒否権ないからね……いや、できるんだけど、した所で多分後でハメられて結局やる羽目になるか、緒川さんが悲しそうな顔をして結局受ける羽目になるかだから。

 

「という事でこちらが台本です。当日はマリアさんとご一緒に、翼さんが仲〇さんの役を、調さんが大〇さんの役をやってもらう事になります。それと、仮面を被ったあの日の寝起きドッキリメンバーも数名いますが、基本的に乱闘を止める係ですね」

 

 なるほど、わたしがマリアに色々と吹き込まれて悪口を言うんだね。

 それじゃあ、その日のためにちょっと表情筋殺す訓練でもしてようかな……多分真顔で言った方が面白いだろうし。

 ――と、言う事で。

 

「では始まりましたこの企画。あの日ドッキリをしてきやがったメンバー共の本音を聞いてみようのコーナー。メインのパーソナリティーとしては私達風月ノ疾双の二人である私、風鳴翼と」

「月読調です。そしてゲストに」

「マリア・カデンツァヴナ・イヴよ。この日のためにアメリカからの帰国命令が出たわ。お陰でちょっと寝不足よ」

「いつの間にかモデル業メインにアイドルやり始めちまった雪音クリスだ。どうしてこうなったのかアタシも知りたい。ちなみに、アタシはあの日のCって名乗ってた奴だったりする」

「そして残りのメンバーは仮面をかぶったわたし達! 謎の美少女仮面Hと!」

「Mです。それから」

「Kデス! まさかまたこの仮面を被ってテレビ出演なんて思ってもいなかったデス!」

 

 メンバーはなんというか、とりあえず即席で集められるメンバーという事で、お小遣いをちらつかせて出演してもらった響さん、未来さん、切ちゃんの三人。

 ちなみに三人はちゃんと仮面を被っているから顔バレは無いと思うよ。あったとしても編集でモザイクがかかるだろうしね。

 さて。そう言うわけで本日のメンバーは六人。疾双ラジオの豪華版みたいになっているけど、ノリとしてはそれの延長線みたいな感じだし、なんかいつものテレビの収録よりもちょっと気楽に来ています、はい。

 

「何気に顔見知りだらけのこの収録。いつものように気を張るのではなく、リラックスしてやろうではないか」

「そうですね。わたしも結構気楽にやります」

「某番組の乱闘をやれと言われても、この雰囲気ではできぬかもな、ははは。さて、適当に話した所で本題と行こう。それじゃあ最初はたちば……じゃなくてH。お前から行け」

「マジっすか? えっと……確かこのフリップを出すんでしたっけ?」

「そうだ。この通り、普段ならリテイク物の物忘れでも、普通にやっていくぞ。というわけでドン」

 

 響さんが急に流れを振られたせいで戸惑っていたけど、リテイクなんてせずに翼さんの言葉に合わせて響さんがフリップを出した。

 そこに書いてあるのは……

 

「温泉シーンが全体的にアレ……と。どういう事だ?」

 

 温泉シーンが全体的にアレって……確実にアレじゃん。

 わたし達のとある一部の発達が未熟だからなんかこう、色気が足りないって事じゃん。

 ……え? マリア? もう? あ、うん。えっと、なになに?

 

「いやー、二人ともどちらかと言えば胸が慎ましやかじゃないですか? そのせいでなんかこう、男性的にはちょっとアレだったんじゃないかなって思っちゃいまして」

「ケッ。お前は大きいからそんな事が言える」

 

 ……えっ、マジで? マジでそんな事言うの?

 思わず笑っちゃったけど、勿論リテイクなんてかからずに、翼さんに視線を向けてオーケーを知らせる。

 さて、一発目の悪口行きましょうか。

 

「さて、私はこの通り結構イラついたが月読はどうだ?」

「翼は器まで小さいからこの程度でキレんだよ」

 

 その瞬間、翼さんが立ち上がってこっちに掴み掛ろうとしてきたけど、その前に響さん達が翼さんを羽交い絞めして止める。わたしはマリアに抱き着いて素知らぬ顔。

 

「貴様ァ!! 誰が器も小さいだゴルァ!!」

「お、落ち着いてください翼さん! そういう風に怒ると本当に器が小さく思われますよ!?」

 

 うわぁ、結構マジギレしてる感じ……

 ……これ、収録が無事に終わってもその数日後には真っ二つにされて死んでそうなくらい逆鱗に触れてるくさいんだけど。これ本当に大丈夫? わたし数日後に死んでないよね? 

 えっ、マリア、ここでまた?

 うん、うん……分かった。

 

「くっ、そうだな……私はこの程度ではキレぬ先輩だ。いつもはもっと優しいからな、そうだろう?」

「そういう所が器がちいせぇ理由だよ」

「叩っ斬るぞオルァ!!」

「落ち着いてくださいってば! 収録中ですよ!?」

 

 翼さんが台本を丸めて構えているけどこっちはマリアに抱き着いて素知らぬ顔。

 スタッフがかなり笑ってるし、緒川さんも思わずといった感じに顔を背けて笑ってるけど、あの人は本当にアレでいいんだろうか。これでわたし達の仲がこじれたら……いや、この程度じゃ別にどうにもならないか。なんやかんやで世界救った仲だもんね。

 

「くっ……! お前後で覚えとけよ…………」

 

 翼さん、割とマジギレの表情で着席する。

 これ大丈夫だよね? 後でわたし殺されないよね? 死惨血河の一部にされないよね?

 

「次だ。後輩M、フリップを」

「あっ、はい。えっと……これです。案外翼さんってフランクですよねって」

 

 あー、なるほど。

 確かに学校の人とかって翼さんは近寄りがたいイメージが、とか言ってたけど、翼さんのクラスメイトだった人って結構翼さんと仲良かったらしいし。案外翼さんってフランクだから親しみやすい人なんだよね。

 

「ん? これは……どういう事だ?」

「わたしもビックリしたんですけど、翼さんってほら。世界的歌手じゃないですか。そんな人がこんな一般人と仲良くなる訳がないって思ってたんですけど、こうやって仲良くなってみるとすごい普通の人でビックリしたなって」

 

 え? 翼さんが、普通……?

 あの人一番奇天烈……いや、なんでもない。

 で、マリア。今度は何? えっと……えー、そんな事言うの? まぁ、番組だし仕方ないけどさ……

 

「Hもそうか?」

「はい。それまでは結構憧れというか、天上の人ってイメージだったんですけど、いざ会ってみると凄い良い人で。ただ、最初の頃はちょっと冷たいと言うか、硬いと言うか、そんなイメージでした」

「そうか。確かに、私はイメージでそういう人間だと思われることが多いようでな。まだまだ改善の余地有りか。で、月読はどう思う?」

「器もちいせぇのに初対面の他人への態度も硬いとか終わってんな」

 

 はい乱闘。

 

「おまっ! おまっ!! それは言ったら決闘だろうが!!」

「落ち着くデス! そういう企画デスから落ち着くデス!!」

「剣持てぇ!! 決闘だオルルァ!!」

 

 しかしわたしはマリアに抱き着き庇われます。

 と言うかこれ、大丈夫だよね? 本当に後で仲違いとかしないよね? ちょっと不安になってきた。

 え? もう次の仕込み? うん、いいけど……

 

「わ、私は優しい先輩だからな、怒らない怒らない……だが、実際当時のクラスメイトにもHと同じような事を言われたのは確かだ。雪音なんか最初は喧嘩腰だったからな?」

「そ、それはもう忘れろセンパイッ!!」

「月読も最初はかなり喧嘩腰だったな?」

「その程度の人間だろうって初対面で思ったからだよ」

 

 はい再び乱闘。

 

「言うに事欠いてそれか月読ァ!!」

「センパイ!! これ企画!! イラつくのは分かるけど落ち着けセンパイ!!」

「ついでに言っておくがこれ結構辛いからな!!? 疲れるんだぞ!! Hとか頼んでも無いのにガチでこっちを締め上げてきてるからな!!? 割とガチだぞコイツ!!?」

「予想以上に翼さんの力が強いんですから仕方ないじゃないですか!?」

 

 そんな感じでかなりの頻度で乱闘した結果、この企画は三十分程度の収録だったのに最終的にわたしとマリア以外全員肩で息するほどになりましたとさ。

 

 

**月読調の華麗なるコント**

 

 

 どうも、特に特殊な肩書は何もない月読調です。

 いや、装者っていう特殊な肩書はあるんだけどね? なんかこう言っておかないとアイドルと勘違いされるぞって電波が……ホントどういう事だろう。

 で、今のわたし達だけど、実はSONGの忘年会に来ています。

 普通に楽しむっていう名目もあるんだけど、もう一つある名目としては、実はわたし達装者でコントとかをやるって話になりまして。いつもは緒川さんとか藤尭さんとか弦十郎さんとかが一発芸をしてるんだけど、今回は翼さんやマリアが正式にSONGの構成員になったという事で、それなら二人にその一発芸みたいなのをしてもらおうという事で、二人が一発芸をする事になったんだけど……

 なんでかわたし達も参加する流れになりました。いやー、場酔いって恐ろしいね。なんでかわたし達でやる事になっちゃったよ。クリス先輩もなんだかノリノリだし。

 あっ、この人ツッコミね。

 で、練習を重ねて今、その当日です。

 

「……なぁ、もう一度聞くが、マジで導入これでやんの?」

「元ネタにはある程度忠実にいかないと駄目だからね!」

「一応元ネタ通りは止めてちょっとマイルドにしただろう。これ以上は電車ごっこになるぞ」

「完全に元ネタ通りはシュールすぎたものね……」

 

 で、舞台裏。今回わたし達がやるのはコント。一応ショートコント……なのかな? とある芸人たちのグループがちょうど六人で、わたし達と丁度いい感じに人数が合っていたから、ボケはあまり似合わないしツッコミが似合う女だって事でクリス先輩がツッコミ。他五人でボケをする事に。

 司会をしてる藤尭さんから視線が送られて、そろそろいいかな? と聞かれる。それに頷いて、クリス先輩を響さんが背負って、翼さんをマリアが背負って、切ちゃんがわたしを背負って準備完了。

 ちょっと恥ずかしいけど……まぁ、なるようになれ!

 

「よし、次は我等がアイドルこと装者六人によるコント! 絶唱塾、どうぞ!」

 

 と言いながらステージの上から退いた藤尭さんを確認してからせーのっ、で息を合わせて響さん達がわたし達を背負ってステージの上へ。

 

『ぱーっぱぱーっぱーぱーぱらっぱっぱー!』

 

 ちなみにわたしとクリス先輩とマリアは自棄です。

 で、登場したところで降りてっと……

 

「どうも! わたし達、絶唱塾です!」

『夜露死苦ッ!』

 

 ビシッとポーズを決めてカッコつけ。このポーズやる意味ある? って言われても特にないですとしか言い返せません。

 まぁ、コントだし、これぐらいはね?

 で、六人で横に並んで、後は決めたネタをやるだけ。

 

「実はわたし達、軍隊みたいに点呼を取ってもらいたい!」

「はっ、お前等みたいな非常識集団にできるかよ!」

「じゃあ私が点呼を取ってもらうぞっ!」

『なにっ!』

 

 最初は翼さんから。

 ちなみに並び方は翼さん、マリア、切ちゃん、わたし、響さんの順番。

 

「じゃあアタシが番号! って言ったら一、二、三、四、五と言うように。行くぞ、番号ッ!」

「こいつ一ッ!」

「これが二ッ!」

「この子三ッ!」

「この人四ッ!」

「あの人五ッ!」

「なんでややこしくするんだよッ!!?」

 

 翼さんから切ちゃん、マリア、わたし、響さんの順に指を指して最後に響さんが翼さんを指さして点呼を取ったらクリス先輩のツッコミが翼さんに炸裂した。しかも結構思いっきり。

 リハーサルと違って結構マジなツッコミに翼さんの目が白黒してるけど、とりあえずネタを進める。

 

「普通に言えばいいのにどうしてややこしくすんだよ!」

「じゃあ次は私が先頭!」

『なにっ!』

 

 で、次はマリアが先頭に。翼さんはわたしと響さんの間に。

 

「番号ッ!」

「一! から」

「五ッ!!」

「横着すんな!! 真ん中すっ飛ばしてんじゃねぇ!」

 

 切ちゃん、わたし、翼さんをすっ飛ばした点呼のせいでマリアが思いっきり頭を叩かれた。

 

「次はあたしが先頭!」

『なにっ!』

 

 で、次は切ちゃんが先頭。マリアは翼さんと響さんの間に。

 

「番号!」

「2-1!」

「4/2!」

「9÷3!」

「2の二乗!」

「2.5の二倍!」

「なんでややこしくすんだよ」

 

 そして今度はクリス先輩のツッコミが切ちゃんの頭に。

 やめたげて、これ以上切ちゃんがお馬鹿になったらマズいですよ!!

 ……というのは置いておくとして。次はわたしの番。

 

「なら次はわたしが先頭」

『なにっ!』

 

 えっと、ネタは……よし、覚えてる。やろう!

 

「番号!」

「一!」

「私が一だ!」

「なら二!」

「私が二よ」

「なら三!」

「あたしが三デス!」

「なら四!」

「わたしが四!」

「なら五でいいよ……」

「折れるな!」

 

 はい完璧。

 でもなんかちょっとツッコミ強くありません? 結構痛かったんですけど……

 まぁいいや。

 それじゃあ最後だけど、最後を締めるのはやっぱりこの人!

 

「じゃあ次はわたしがせんちょっ……」

「言えてねぇよ」

「……んんっ! わたしが先頭!」

『なにっ!』

 

 そう、響さん。という事でわたしが一番後ろに行って響さんはみんなの前を通って先頭へ。

 

「番号!」

 

 で、ここでわたしの出番!

 

「一を言う三秒前!」

「三!」

「二!」

「一!」

「一ッ!!」

「普通に言えやッ!!」

 

 バシンッ! とクリス先輩が思いっきり響さんの頭をしばいてこのネタは終了。横一列に並んでいたのを解散してばらばらになりながらとりあえずネタを進める。

 ちなみに今回は一本じゃ物足りない感じの時間だったから二本立てだよ。

 

「あー、あたし達は点呼もできないんデスか」

「ならそれはそれと置いておこう」

「じゃあわたし、ゴレンジャーやりたい!」

 

 という事で整列。今度の順はマリア、翼さん、響さん、切ちゃん、わたしの順番。

 本当ならマリアの所がクリス先輩だといいんだけどね。クリス先輩、ボケじゃなくてツッコミがいいの一転張りだったから……

 

「はっ、お前らにゴレンジャーができるわけないだろ」

「じゃあ私がゴレンジャーになってやるわ!」

『なにっ!』

 

 という事で二本目スタート。

 

「出たわね悪の組織! 私はアカレンジャー!」

「アオレンジャー!」

「キレンジャー!」

「ミドレンジャー!」

「モモレンジャー!」

「ごに」

「四人揃って!」

『ヨレンジャー! 出たなアカレンジャー!』

「誰と戦ってんだお前等!」

 

 クリス先輩が思いっきり翼さんの頭を叩いて元の位置に戻っていった。

 最初はパーソナルカラーで合わせたけどこの後は普通にバラバラになります。

 

「なら私がアカレンジャー」

『なにっ!』

 

 という事でマリアがわたしの横について、翼さんがアカレンジャー。

 

「出たな悪の組織! 私がアカ、Ranger」

「アオRanger」

「キRanger」

「ミドRanger」

「モモRanger」

「五人揃って!」

『ゴ、Ranger』

「なんで発音よくなるんだよ!」

 

 ちなみに翼さんと響さんは結構似非というか、それっぽい発音の英語だけど、わたし達F.I.S組は結構ネイティブ寄りの発音だったりするよ。要らない所でガチだよ。

 で、次は翼さんが退いて響さん。

 

「次はわたしがアカレンジャー」

『なにっ!』

 

 わたし達で戦隊物しようとしたら、色的にはクリス先輩がリーダーだけど、実質的には翼さんやマリアがリーダーかもね。

 とか思っていたら響さんに実は戦隊には白やピンクがリーダーだった戦隊もあるって聞いて結構驚いた。赤だけがリーダーじゃないんだね。わたしは日本の戦隊もパワーレンジャーもにわかだからこれ以上口出しできないけど。

 

「出たな悪の組織! わたし、アカレンジャーと申します」

「アオレンジャーと申しますデス」

「キレンジャーと申します」

「ミドレンジャーと申す者よ」

「モモレンジャーという者だ」

「五人揃って!」

『ゴレンジャーと申します』

「名刺出すな!!」

 

 そして響さんから連続で懐から名刺入れを取り出して五人で同時に名刺交換したらクリス先輩から叩かれた。

 まぁ、普通に考えて五人同時に名刺交換とか無いよね、うん。あと戦隊が相手に向かって名刺を出すとか。

 出すとしたら何だろう……社畜戦隊サラリージャーみたいな?

 

「じゃあ次はあたしがアカレンジャーデス!」

『なにっ!』

 

 で、次は切ちゃんがアカレンジャー。

 

「出たな悪の組織! あたしがアカレンジャー!」

「わたしがアカレンジャー!」

「ならアオレンジャー!」

「私がアオレンジャー!」

「ならキレンジャー!」

「私がキレンジャー!」

「ならミドレンジャーっ!!」

「わたしがミドレンジャー!」

「もうモモレンジャーでいいデスよ……!!」

「もっと自分を強く持てや!!」

 

 スパーンと切ちゃんがクリス先輩に叩かれる。

 まぁリーダーがこんな風に赤じゃなくて桃まで譲る結果になって、しかも不貞腐れていたら誰でも頭を叩いてツッコミを入れたくなるよね、そりゃあ。

 あっ、次わたしだ。

 

「ならわたしがアカレンジャー」

『なにっ!』

 

 トリはわたしだよ。

 じゃあ、最後に行こうか。

 

「出たな悪の組織。わたしが牙狼レンジャー!」

「ウルトラレンジャー!」

「仮面レンジャー!」

「刑事レンジャー!」

「トミカレンジャー!」

「五人も揃ったら!」

『方向性が違ってくる』

「もうちょっと纏めてこい馬鹿共ッ!!」

 

 わたしが剣を構えるポーズをして、マリアがスペシウム光線のポーズを取って、翼さんが手を斜め上にピシッと伸ばして、響さんが手を翳して、切ちゃんが敬礼。

 で、ここからが最後の締め!

 

「くそっ、こうなったら!」

「ゴレンジャーの!」

「必殺技をお見舞いしてやるデス!」

 

 わたし達がマリアと翼さんを体で隠してセリフを言って、二人の準備ができたのを信じて響さんが声を上げる。

 

「くらえ必殺! 身内の権力」

「お前達だな? このこくっみんっ! 的歌手の身内に手を出したのは」

「あなた達の悪い噂を芸能界とコネを使って全力で流してやるわ。覚悟しておきなさい!」

「最低じゃねぇか!!」

 

 クリス先輩が思いっきり翼さんの頭を叩いて、二人があの一瞬で懐から出してかけたサングラスがズレた。

 

「以上!」

「絶唱塾の!」

「ロックンロール!」

「劇場!」

「おしまいっ!」

『シーユーッ!』

 

 と、言う事で絶唱塾でした。

 ちなみに職員の皆さんには結構受けが良かったよ。やったね。




本当は最後の身内の権力の所を翼さんとマリアさんじゃなくてビッキーにして
「くらえ必殺! 特撮のマスコット」
「くだらない質問の多い奴だな!」
って感じで特撮の中の人繋がりでやるか
「くらえ必殺! クウガ系女子」
「もう、誰かが泣いてるのを見たくないんです! だから、聞いてください! わたしの、絶唱ッ!」
とかやろうと思ってましたが、身内の権力にしました。

で、そろそろなのはコラボも開催ですね。なのはキャラを出す話は一応ストーリーが出きってから話を考えるので遅くなると思います。
にしても、既に登場する装者とコラボするキャラは決まりましたが、赤色ツンデレ繋がりでヴィータ×クリスちゃんとか、日笠繋がりでマリア×イリスとか、ピンク繋がりで調ちゃん×キリエとかも見てみたかった。

ではまた次回、お会いしましょう。もしかしたら暫くはこうやってリクエストを二本立てとかして消化していくかも。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。