月読調の華麗なる日常   作:黄金馬鹿

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大学がまた始まって、バイトも入れまくって、ソシャゲーも回って、新作も書いてってやってたら全然時間取れずに書けていませんでした。

取り敢えずシンフォギアライダー調ちゃん欲しい。今回も可愛すぎるだろぉ……!! あとマリアさんは何かこう……ライダースーツエロいっすね。それとズバババンに関しては……うん。あんたがバイクを大事にしているとか言ってもGXのOPで毎週爆破してるのを見ていた適合者からしたら……ね?

あ、今回はクリスちゃんメインな感じです


月読調の華麗なるサバゲー

「行くよ切ちゃん!」

「了解デス!」

「ちょまっ……おあぁぁぁぁ!!?」

 

 SONGのシミュレータールームでの模擬戦。三対三の戦いでマリアと翼さん、響さんは既にリタイア。残るはわたし、きりちゃん、クリス先輩の三人だけだったけど、最終的にわたしと切ちゃんの合体技がクリス先輩を轢く。

 シュルシャガナの電鋸を巨大化させて車輪みたいにして、切ちゃんにブースターを取り付けてもらってそのまま轢き逃げアタック。クリス先輩はそのままぷちっと潰されて地面と一体化した。

 わたし達の勝利。ブイ。

 

「やったデス!」

「大勝利」

 

 切ちゃんと勝利のハイタッチ。やっぱりわたし達のコンビは最強。

 取り敢えず轢き逃げアタックしたクリス先輩を掘り起こす。死なない程度に加減しているからクリス先輩は勿論無事。なんかギャグ漫画みたいにぷちって潰れたけど生きているなら問題ない。

 既にギアも解けているクリス先輩は救出されてから暫く唸っていた。けど気絶しているからそこまで怖くはない。というか気絶しながら唸るって……相当イラッと来たのかな? 流石にぷちっと轢き逃げアタックはちょっと絵面的にもアレだったかな?

 でも今のところは勝利の余韻に浸る。いえーい。

 

「テメェ等覚えとけよ……がくっ」

 

 あっ。なんか一瞬意識を取り戻したけどまた気を失った。

 ……本格的にやり過ぎたかも。今度からはもうちょっとマイルドな技を使おう。

 

 

****

 

 

 ぐぅ……不覚だった。あいつらも段々と非常識になってきてんな……これじゃあ常識人のアタシじゃそろそろあの奇抜な発想に耐えられなくなっちまう。近いうちにアタシの威厳を回復させないと……え? もうそんなの無いだって? うるせぇ口の中にイチイバル突っ込んで顔面吹っ飛ばすぞ。

 けど、アタシのイチイバルはタイマンに向いていないからな……広域殲滅能力は誰よりもあるが、代わりに一対一の戦いじゃ少しパンチにかけちまう。二対一でもだ。どうにかこうにかアタシの得意な間合いに持ち込まねぇと……ん? 得意な間合い……?

 ……閃いた。ちょーっとアタシの人生の先輩としての威厳を見せつけてやるか。ってな訳でオッサンにこの意見を告げるか。

 

 

****

 

 

 クリス先輩をプチッとしてから数日経ってまた訓練の日になった。わたし達はいつも通りに訓練のためにシミュレーションルームに入ったわけなんだけど……そこでまぁ色々とありまして。

 まずギアを回収されて、次になんかエアガンとか何かが入った袋を渡されてゴーグルかけさせられて。気が付いたら部屋の中の様子が一変していた。今の部屋の中の様子を言うなら。

 

「あー……一面クソ緑」

 

 うん。本当にクソ緑。

 隣にいた筈の切ちゃんとマリアも部屋の中が変わったら消えてたしなんか迷彩服着せられたしすごく重い袋持たせられているし暑いしクソ緑だし。なんかもうとっくにやる気削がれてるんだけど。わたしを帰して。っていうかこんなの企画したの誰。これタダの軍事訓練じゃん。

 

『よし、無事に作動したな』

 

 あ、風鳴司令の声。

 もしかして今回の事は風鳴司令が企画したのかな? だったら何か変な映画でも見たのかなぁ……コマンドーとかランボーとか。あそこら辺のミリタリーな映画。

 

『今回は皆の息抜きもかねてサバゲーをしてもらう』

 

 え? サバゲー?

 確かサバゲーってサバイバルゲーム……つまりエアガンとかを持って相手を撃っていって何かしらの条件を満たせば勝ちってやつだよね? 一応わたしもネットでそういう動画は数回見たことあるけど……やりたいとは思わなかったんだよね。だって銃って実は持ったことあるし。

 え? どこで? ほら、F.I.Sの施設。あそこって射撃場とかもあってそこで射撃の練習とかさせられてたから。一応銃は一通り使える。たまに気晴らしで外の射撃場で銃撃って切ちゃんと競った事もあったし。ちなみに一位は大人げなく乱入してきたマリアだった。と思ったら凄い楽しそうに乱入してきたマムだった。どっちにしろ大人げない。

 まぁそういう訳で銃は一通り使える。これでも遠距離戦闘型のギアの適合者だし命中率もいいんだよ?

 

『ちなみに今回は並行世界の奏君とセレナ君も参加している』

 

 奏さんとセレナも? 部屋が変わってから入ってきたのかな? となると参加者は未来さんと並行世界の響さんを除いた全員かな。ちなみに未来さんは並行世界の響さんを襲いに行きました。アーメン。

 今回の企画は響さん、奏さん、セレナ辺りがすっごく楽しみそうだなぁ。じゃあ今回はわたしもちょっと楽しんで……

 

『それと、今回の企画立案はクリス君だ』

 

 みようと思ったけど、これクリス先輩がこの間の模擬戦の仕返ししたいだけじゃないの? 銃の扱いであの人に勝てるわけないんだけど。どうしよこれ。あと支給品凄く重い。しかもクソ緑。

 

『武器の類は袋の中に入っている。一発でも当たったら退場だから気を付けてくれたまえ』

 

 うーん……まぁ、今回は適当にやろうかな。

 もしも何かご褒美とかあれば本気でやるけど……うわ、武器ってこれハンドガンとチェーンソーじゃん。しかもなんか大きくZABABAって書いてあるピンクの。玩具だからかスポンジで出来たスポンジソーって感じのやつだけど。ますます動きたくなくなったんだけど。こんなの持って動きたくないんだけど。

 まぁお遊び程度で……

 

『ちなみに、一位の者には何かしらの褒美を考えている。こちらの権力を乱用しない辺りでなんでもしよう』

 

 ……ほう。

 つまり響さんとのデートもセッティングしてくれると。勝者の権利で合法的に未来さんの邪魔なく響さんとデートができると。

 前言撤回。全力で狩る。今宵はチェーンソー……じゃなくてスポンジソーが血に飢えている。ジェノサイドソウだよ。きこきこ、きゅいん。

 

 

****

 

 

 くくく。今回ばかりはアタシの天下だ。なんてったってアタシの武器はスナイパーライフルとハンドガンにグレネード。グレネード以外はアタシがイチイバルを纏った時に使っている武器だからもう手に馴染んでいると言ってもいい。

 あと最大の懸念だったグラビティレズも今回は並行世界に放り込んでおいた。あっちの馬鹿には迷惑かもしれんが、まぁいいだろう。

 これでアタシの天下は確実。いやーつれーわ。優秀すぎてつれーわー。

 

「んじゃ、早速芋砂ポイントに陣取って一人一人確実に潰していくか」

 

 あの馬鹿と先輩は放っておいていい。あの二人は近接戦しか出来ないからな。今回危険視しなきゃならねぇのはマリアただ一人。マリアは多分銃も使えるからな。他の奴らは見つけ次第潰すって事にしよう。マリアは見つけたら視界に入らないように誰かに潰してもらうか……

 

『マリア君ヒットだ』

 

 ……は?

 いや、え? なんか一番懸念だった奴が一番にいなくなったんだが?

 ま、まぁいいか。これならアタシの天下はかくじ……

 

『セレナ君ヒットだ』

 

 ちょ。

 え? 早くね? あいつ等皆好戦的過ぎないか? それとも馬鹿みたいに真正面から撃ち合ってんのか?

 いや、もしかしたらマリアがセレナを庇って撃たれた後にセレナがやられた、ってのか正しいのか? この速さだとそれぐらいしか考えられない。だとするとマリアはセレナと合流させてからセレナの盾になってもらうのが正解だったって事か? なんだ、攻略方法は結構単純だったんだな。

 だけど、これなら後はアタシの勝ちが確定したようなモンだ。いや、先輩は放っておいて近づかれるのも嫌だし先にやっておくか。近づかれたら生身じゃ勝ち目なんて見えないからな。

 取り敢えず先輩を狙うとするか。さて、スコープ覗いてどこにいるかな……っと。おっ、見つけた。ここで隠れて持ってきた指向性超高性能マイクを使って先輩の周囲等の音を聞いて狙撃出来るときに狙撃しないとな。

 

「私の武器は剣か……ふっ、私にはピッタリだな」

 

 剣とも言うがそれは刀だ、ってのは今更だから言わない。けど、これならアタシの狙撃でもなんとかなりそうだ。

 適当な場所を射撃して弾の落ち方とかを確認してゼロインも合わせて……うし。これで調整完了。後は先輩を狙い撃つぜ!!

 

「むっ、何者ッ!!」

 

 げっ、バレた!?

 ……いや、こっちを向いていない? だったら誰が……あの馬鹿か?

 あの馬鹿と先輩の殴り合いは見てみたい感はあるが勝負は非情だ。二人纏めて射抜かせて……

 

「覚悟ォ!!」

「何っ、月読だと!!?」

 

 は!?

 

「響さんとのデートのために散ってください翼さん!!」

「私とて妖刀村正をコレクションに加えるチャンスなのだ! こんな所で散れるモノか!!」

 

 いや何考えてんだあの二人!?

 片っぽはまだ……まぁ分かる! アイツにそっちの気があるってのは何となく察してたからな。っていうかアイツ、あの馬鹿に惚れてんのかよ。てっきり何時も一緒にいる方だと思ってたんだが……あの馬鹿もなんやかんやで罪作りな奴だな……

 で、先輩は……銃刀法違反って知ってるか?

 まぁ、あそこは放っておいていいだろ。アイツはなんか……なんだあれ。チェーンソー? だし。先輩は模造刀だし。これは先輩の勝ちだな。じゃ、後は先輩を狙い撃って……

 

「だっしゃぁ!!」

「ぐはぁ!?」

『翼、ヒットだ』

 

 うそん。力技でゴリ押しやがった。

 え? 何なの? レズって何かしらの条件があると強くなる生き物なの? グラビティレズしかりアイツしかり。いや、あの馬鹿にあてられた人間は強化されるのか……?

 まぁいいけど。アタシはとっととアイツを狙い撃ってとっとと片づけて――

 あれ? こっち見てない? なんかこっちガン見してない? いや、気のせいだろ。気のせいであってくれ。気のせいだろ? だってこれ、スコープを覗いてようやく見えるような距離だぜ? 肉眼で見えるわけが……

 

「ミツケタ」

「やべぇ逃げなきゃ」

 

 速くあいつの視界の外に出ないとやられる。

 二度もアイツにやられてたまるかってんだ!!

 ここまで来るのに多分五分以上はかかる。五分もあれば他のポイントへの移動だって出来るはずだ。こちとら紛争地生き抜いてきた人間だっての。

 そんじゃスタコラ……はっ、殺気!!?

 

「クリス先輩覚悟ォ!!」

「ほあああああ!!?」

 

 あっぶね変な声出た!!

 何事……ってアイツ、もう来やがったのか!? 流石に速すぎだろ!?

 

「乗り物でも使ったのか!? 幾らなんでも速すぎだろ!?」

「愛です」

「何故そこで愛!!?」

 

 愛で物理法則を超越されてたまるかってんだ!!

 ……いや、愛で物理法則も何もかもを超越しているグラビティレズっていう生命体も存在しているから、案外その言葉もふざけるなの一言でバッサリ斬れないのか?

 まぁいい。それは些細な事だ。レズに常識が通用しないなんて今更過ぎて感覚麻痺しているからな。問題なのはアイツまでもレズだったってだけで。それ以外に問題なんざ特にない。当面の問題はアイツをどうやって対処するかだ。走って五分はありそうな距離を十数秒で埋めるような人間を相手にどうやってヒットをもぎ取るか……

 普段なら相手はチェーンソー。こっちは拳銃。一方的に文明の利器の暴力で押しつぶす、なんて事も出来るんだが……今回ばかりはそうもいかない。

 

「ちょっせぇ」

「甘いです」

 

 だって撃ってもチェーンソーに弾かれるからな。チェーンソーが残像残して振るわれるんだぜ? 笑えよ。アイツを玩具の銃だけでどうにかしなきゃならないアタシの状況を。アイツにそんな筋力は無いとかそんなの物理的にも無理とか色々とあると思うが、レズには常識が通用しないんだ。今さら気にする事でもない。

 さて、本気でどうするか……こればっかりは冗談抜きでキツい。元々アタシはタイマン得意って訳じゃねぇんだけど、やらなきゃやられちまう。自分のフィールドに恥もプライドも捨てて引きずり込んでおいて負けましたなんて恥ずかしさのクラスターが降って来ちまう。イチイバルを纏っていたら武器を変えて戦うんだがな。

 取り敢えずアタシはハンドガン片手にライフルを構える。ライフルがボルトアクションじゃなくてセミオートって点だけは救いだな。

 

「クリスせんぱぁい。ちょーっと、斬られてみませんかぁ?」

 

 いい笑顔でギュインギュイン音を鳴らすチェーンソーを構えるのは止めろ。背筋が凍りそうだ。

 クソッ、グラビティレズを平行世界に送り込んだのは間違いだったか? あの馬鹿の貞操を生贄に二位をもぎ取っときゃ良かったかも……ん? アイツの後ろ……なんか居る?

 アレは……

 

「マストダイ……っ!!」

「甘いッ!!」

 

 ガキン。なんて音を立ててチェーンソーと何かがぶつかり合う。おい、あのチェーンソー、スポンジ製の筈だよな? 金属製じゃないよな?

 

「き、切ちゃん……っ!!」

「死ぬデスぜぇ! あたしの姿を見た者はみんな死んじまうデスぜぇ!!」

 

 デスぜぇって何だよ。何のアニメに毒されやがった。

 っていうかあっちの武器は相も変わらず大鎌かよ。なんだ、オッサンはそれぞれの得意武器を袋の中に入れておいたのか? いや、袋の中にあんなデカいの入っている物は無かったと思うが。

 だけど助かった。あの二人で潰しあいしてくれるなら……いや、片方はレズじゃないぞ? 大丈夫なのか……?

 

「調と○○○(ピー)□□□(チョメチョメ)だったり×××(バキューン)をするためにも負けられんデスよ!!」

「えっ、わたしの貞操の危機!!?」

 

 レズだったわ。しかもかなりヤバい方。グラビティレズと同類レベルの危険な奴だわアレ。

 だが助かった。アレならレズ同士で潰し合いを……いや、待てよ。これどっちかが負けたらアタシに矛先向くよな? どうする……逃げちまうか? 逃げた方がいいよな……でも逃げれるか? 背中向けたらそのまま斬られそうな気が……やべぇ、この戦場に居たくないんだけど。

 

「わたしの貞操は、そう安くない!!」

「安くないからこそ掴み取る価値があるデスよ!!」

「そういう事ォ!!」

 

 ……ん? なんか第三者の声が。

 

「雷を握り潰すようにィィィィィィ!!」

「危ないデス!!?」

 

 あ、馬鹿がレズの中に突っ込んだ。ありゃ死んだな。

 

「わたしだって、切歌ちゃんとあんな事やこんな事なABCをするために負けられない!!」

「…………いやあたしデスか!!?」

「なんで三角関係出来てんだよ!!?」

 

 いきなり出てきたと思ったらコイツもレズかよ!? っていうかあの三人で歪な三角関係出来上がってんじゃねぇか!! どうすんだよこれ、どうすんだよこの真実! マリアとか先輩が知ったら卒倒すんじゃねぇのこれ!?

 やべぇ頭痛くなってきた。っていうかマトモなのはマジでアタシだけか……? やっぱ装者の中で一番マトモなのはアタシだけだったな。え? ミサイルに乗ってる奴をマトモとは言わない? ばっか、ミサイルは乗り物だろ。これくらい常識だぞ?

 さて、ある程度の現実逃避は終わったが……これどうするか。

 

「響さんとデート……」

「調の貞操……」

「未来に邪魔されず切歌ちゃんと……」

 

 なんか、三竦みが出来てんだけど。それをアタシは外から動けずに見ているだけなんだけど。

 これ、誰かが動いたら負けるやつだよなぁ。っていうか、あいつ等、アタシの事眼中に無くね? なんかアタシの存在忘れてね?

 ……いや、チャンスか。こうなったらやるしかない。

 覚悟を決める! 行くぜ!!

 

「覚悟しやがれぇ!!」

「えっ!?」

「あっ忘れてた!!」

 

 やっぱ忘れてやがったか。アタシってそんなに影薄かったかなぁ……

 でも今更気づいたところで遅ぇ!! これなら貰った!! アタシを無視したことを後悔して沈みやがれ!!

 

「生身でRED HOT BLAZEゥ!!」

 

 ライフルで殴るんだよォ!!

 

「オラァ!!」

『ぎゃんっ!!?』

 

 ッシャオラァ!! 馬鹿レズ三人の頭をバスターホームランッ!!

 

『響君、調君、切歌君ヒットだ』

 

 ざまぁ見やがれ!! これでアタシの天下だ! やっぱアタシがナンバーワンだ!

 ……ふぅ。ちょっと柄にもなくはしゃいじまったな。さて、レズ三人の討伐も終わったことだしとっとと帰るとするか。優勝の権利は……どうしようか。アレは……ちょいとアタシのキャラじゃないし恥ずかしいしな。

 っていうか、何でまだシミュレーターが起動したままなんだ? マリアも、先輩も沈んだしレズ共も討伐したし。アタシの優勝で決まり――

 

「フリーズ! ってな」

「え?」

 

 なんか後ろからハンドガンを突き付けられた。

 え? 何でもう一人……あっ!?

 

「にひひ、どうもあたしの事は忘れてたみたいだな」

 

 か、奏先輩……わ、忘れていた……

 

「ちなみにマリアとセレナをやったのもアタシだぜ? そっから漁夫の利を狙ってたんだよ」

 

 そういう事か……アタシはてっきりあの三人の内誰かがあの姉妹をやったんだと思ってたが……まさか奏先輩とは……

 しっかし、物の見事に忘れてたわ。やっぱ平行世界組の一人だったセレナがとっとと退場したから忘れてたのか? まぁ、今更グダグダ考えても仕方ないか。この人の方が一枚も二枚も上手だったって事だ。

 

「……あー、完敗っす」

『クリス君、ヒットだ』

 

 まぁ、平行世界組を抜けばアタシの一番だし結果は上々だな。

 

 

****

 

 

 そんな感じでアタシ発案のサバゲーは何ともまぁ、サバゲーとも言い切れない感じで終わった。優勝は奏先輩だったからか先輩はちょっと嬉しそうだったし、レズ三人組は恨めしそうな顔で奏先輩を見てたし、グラビティレズは帰ってきた途端に馬鹿に向かって突撃していったし。

 なんだか締まらねぇなぁとは思ったけど、アタシ達だし仕方ないかと諦めた。奏先輩を除けば常識人が一人しかいないんだから仕方ない。で、そんな奏先輩がオッサンに言ったお願いとやらなんだが。

 

「……金をSONG持ちで飯に行くってのはいいけど……そのお供がアタシでいいんすか? 先輩とかあの馬鹿とか、暇そうなのは他にも居たってのに……」

「まぁいいじゃねぇか。ほら、SONGの奢りなんだし食おうぜ?」

 

 奏先輩が言ったのは、金はSONG持ちでアタシと飯を食いに行かせる事だった。なんかアタシも巻き込まれちまったけど、断る理由なんて無い……っていうか、多分理由を思いついても何やかんやで連れていかれるんだから諦めて、奏先輩と一緒に飯を食いに来た。ちなみにここはロイホだ。メニューたっけぇ……

 

「ってか、本当になんでアタシを選んだんすか? 言っちゃなんだけど……アタシ、あんまり人相良くないっすよ」

「ん? まぁ、クリスと一緒に飯食いに行ったこと無かったなって思ってな。響とか調とかとは時々行ってんだよ」

 

 そういやアタシ、なんやかんやで奏先輩とはあまり喋ったことも無かったような。まぁ、基本的に見かけたときは先輩かあの馬鹿と喋ってるしな。あんまり邪魔しちゃ悪いとこっちから離れて行ってる節あったし。

 っていうか、アタシ以外の装者とはサシで飯行った事あんのか。あの馬鹿はまだ分かるけど、他の奴らと行ってるってのはちょっと想像できなかった。

 

「いつの間に……っていうか、奏先輩って結構な頻度でこっち来てるような……」

 

 なんか本部で週一以上は見かけている気が……

 

「まぁいいじゃねぇか」

「それもそうっすね」

 

 まぁ、なんかあったら戻ればいいだけだしな。それに、そうやって伝えてくれた方がアタシ等も助けに行けるってもんだし。

 

「うし、とっととメニュー頼んで食うか! 今日は金も気にせずに食えるしな!!」

「んじゃアタシはいっちばん高い物食うかなっと!」

 

 取り敢えず言えるのは、なんか外で三竦みから四竦みになって睨み合っているレズ共は放っておいて上手い物食って喋って満足しようって事かな。




切歌→調→響←未来
↑    ↓
 ←←←←

こんな感じの関係でしたとさ。なんやかんやでモテモテなビッキー。

取り敢えず今回の話は調ちゃんに一面クソ緑って言わせたかったのとクリスちゃんにライフルで殴ってほしかった。あとセレナは名前だけは解禁したけど出番は剥奪中。だってパソコンフリーズしちゃうかもだし……

そしてサラッと再登場のZABABAチェーンソー。多分これからも小道具として時々出てくる。

次回は……どうしようかなぁ。調ちゃんアイドルデビュー世界の続きでも書くかなぁ。
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