でも、あのアルバム、全十一曲なのに十曲しか公開されていないんですよね。これは平行世界の奏者含めた全員での曲が来たりして……まぁ、どっちにしろ、XVに続いて生きるための糧になります。生きねば。
で、今回の話はもう一つ、尾行話をこの後ろに載せるつもりでしたが、童話型ギアのセレナが二十連余したのに出なかったのでまた出禁です(無常)
ちなみに、幻獣ギアの調ちゃんは出ました。やったぜ。でも新イグナイト調ちゃんも欲しかったんだぜ。イグナイトギアって結構セクシーというかエr(ry
短いですけどどうぞ。ちなみに元ネタはみんな大好きなアレです。
追記:ラスト十連回しましたが、セレナは出なかったのでしばらくガチ出禁です。折角出禁解除されたのに可哀想ですねぇ(諸行無常)
とある日。毎日平和でボーっとしてても何の支障もない日に、突如エルフナインがわたしを訪ねてきた。
なんでも、この間あった身体測定で走り高跳びをした結果、とんでもない結果になったらしく、風鳴司令達が困惑するという事態が起こったらしい。エルフナイン自身、まさかキャロルから貰った体がここまで運動音痴だとは思っていなかったらしく。ついでにこの体をくれたキャロルに申し訳ないから練習したい。そういう訳で監修お願いします、とのことだった。
どうしてわたしの所に来たのかと聞いてみたけど、どうやら最初に響さんを訪ねた結果、未来さんに捕まっていたのでどうしようもできなかったらしい。で、そのまま流れるように辿りついたのがわたし、ということ。
わたしもあまり運動は得意じゃないから他を当たってほしい、と言いたかったけど、今日はマリアと翼さんは仕事。切ちゃんはクリス先輩と出かけているから、装者はわたし以外出払っている状態になってしまっている。だから、ここで断るとエルフナインは一人で練習するという事になってしまう。なので、わたしで良ければとそれに頷いた。
え? 装者やってるんだから運動できるだろうって? わたしの戦闘スタイルって前に出てドンパチじゃなくて後ろで丸鋸投げたりヨーヨー振り回したりだよ? 基本的には若い反射神経に物言わせてひぃひぃ言いながら戦ってるだけだってば。人よりは運動できるかもしれないけどさ。
で、そういう訳で。エルフナインの走り高跳びの練習にわたしは付き合うことになった。
なったんだけど……
「はぁ、はぁ……えいっ!!」
うん、なんというかね。
魚雷。
エルフナインの飛び方を見るとそれに限る。
バーまで走ってきて、そして力をためて。そしてそのまま何故か体が斜めになってそのまま一直線に飛ぶ。そしてそのままバーの真下を潜り抜けていく。
おっかしいなぁ。あんな飛び方、しようと思ってもできないんだけどなぁ。っていうかどうしてああなってしまうのだか。運動音痴じゃなくてイメージ力がないだけなんじゃ?
「えっとね、エルフナイン。飛び方はそうじゃなくて……」
で、わたしがお手本代わりに飛んで見せる。まぁ、この程度ならぎりぎりできるよ。
ちょっと拙い背面飛びでなんとかバーを飛び越えて、受け身を取りながらマットに落ちる。うん、成功してよかった。
エルフナインは拍手しているけど……いや、その、ね? 確かに背面飛びはできない人いるだろうけど、これぐらいなら簡単に飛べるのが普通だからね?
まぁいいや。
「はい、エルフナイン。飛んでみて」
「は、はい! えっと、ここでこうして……」
そしてエルフナインがまた走ってきて、力をためて。魚雷となった。
うーん。どうしようこれ。
「ねぇ、エルフナイン。エルフナインの運動神経ってどんな感じなの?」
「どんな感じ、とは?」
「どれくらいの事ができるのかなって」
とりあえず、それを見てからいろいろ決めようかな。もしかしたら、無理に背面飛びするんじゃなくて、飛び込むように飛んだほうができるかもしれないし。
まぁ、とりあえずは運動がどれだけできるのか試さなきゃ。
えっと……あ、あそこの鉄棒でいいかな。
「ちょっとあの鉄棒で何かしてきてくれないかな」
「何か、ですか? 逆上がりとか……」
「うん。それでいいよ」
逆上がりできるなら運動はそこそこできると思うし。
エルフナインは鉄棒に歩いて行って、そして鉄棒をつかんで、体を持ち上げて。
そして逆上がりしようとしてできず。そのまま鉄棒にぶら下がって。そしてなんとか元通りの体制になろうと踏ん張って。なんでか鉄棒を足で挟んで。ようやく体を起こしたと思ったらそのまま体が重力に従って回転を始めて、手を放してしまったエルフナインは両足で鉄棒を挟んだ状態で直立不動の体制のまま高速回転を始めた。
……え?
えーっと……
えっと。なにこの、なに。
あんな回り方初めて見たんだけど。というか一回転してからどうしてそんな勢いで回り始めたの。
「……え、エルフナイン? もういいよ?」
わたしがそう言うとエルフナインは足で挟んでいた鉄棒を離してこっちへ飛んで……
ちょっ。
「ぐほっ!!?」
わ、わたしのお腹にエルフナインの頭がぁ……!! エルフナイン弾がお腹にぃ……!! 口から女子力垂れ流しそう……!!
「だ、大丈夫ですか調さん! なんか女の子が出しちゃいけない悲鳴が聞こえましたけど!!」
「だ、誰のせい……!!」
い、いや、落ち着こう……これは事故……事故だから……
ふぅ……ふぅ……よし、落ち着き始めた……
大丈夫。アダムとかにぶん殴られた時に比べれば全然大したこと……あ、でもあの時ってシンフォギア纏ってたし、シンフォギアには一応バリアみたいなのもあるからそこまでダメージはなかったような……あ、ヤバイ。思い出したら痛くなってきた。
だ、大丈夫。大丈夫。わたしは大丈夫。落ち着いていけば大丈夫。ひっひっふー……あれ? これって出るほうだっけ。
「え、エルフナイン……とりあえず、急に手を離すのはやめようね……」
よし、落ち着いた……
あー、ひどい目にあった。まさかエルフナインからロケットずつきをもらう羽目になるとは……
「……うん。あんなのができるんなら、もう自分のイメージ通りにやったほうがいいと思うよ」
「自分のイメージ通り、ですか?」
「そうそう。ただ、もう頭突きしないでね? 結構痛いんだから」
「……わかりました。自分のイメージ通りに頑張ります」
あんな新体操の選手顔負けの大車輪できるんならもう何でもできると思うんだけどなぁ。
っていうか、なんか嫌な予感がするのは気のせいかな? なんだかちょっと寒気が……
その寒気をどうにかする前にエルフナインが走ってくる。うん。さすがに走り高跳びの飛ぶ方向をわたしの腹に定めるなんて無理だから安心して……
「これで……えいっ!!」
そしてエルフナインは足に力をためて。そのままわたしの方へ……
はぁ!!?
「ぐっはぁ!!?」
こ、このっ!!
流石に今のはわざとでしょ!!?
「ぐっ……お返しぃ!!」
「あだぁ!!?」
なぜか着地できていたエルフナインの背中に思考が真っ赤になったわたしのロケットずつきが炸裂する。
空を舞うエルフナイン。そのまま倒れるわたし。そしてバーを綺麗な背面飛びで超えていき、そのままマットに落ちるエルフナイン。
「……すみません。実はこれ、制御不能なんです」
「……そんなアホな」
「……前は司令の顔にぶっ飛びました。真後ろの」
「……もう諦めたほうがいいよ」
「……はい」
……うん。本当にこれが制御不能というのなら。
もう諦めたほうがいいと。思いました。
ちなみに、このエルフナインの飛び方が魚雷飛びと命名されるのは、少し後のことになる。
あー……おなかいたい。
というわけで、元ネタは魚雷飛びでした。運動音痴なエルフナインちゃん、有りだと思います。むしろ可愛い。でも魚雷飛びは周りの人が被害にあうかもしれないから、止めようね!!
さて、次回は何にしましょうか。尾行はセレナの出禁に応じて封印。もう一つの睡眠は書いてる途中にwindowsのアップデートで書きかけの状態で消し飛んだのでモチベダウン。まぁ、適当に何か書くと思います。
それではまた次回。