月読調の華麗なる日常   作:黄金馬鹿

42 / 113
本当はもっと早く投稿する予定だったんですが、ちょっとモチベだったりゲームだったりで書けませんでした。

というか、先日いきなりランキングに載ったんですけど、その理由がわからなくて喜びよりも不思議が溢れて……一体何があったんですかね? 理由分かる人は教えてほしいデス。気になって仕方ないデス。

まぁそんな事は置いておいて。今回は夏休み……というかこの時期にピッタリ()な宿題の話です。本当は昨日投稿したかったんですけどね……
それでは、どうぞ。


月読調の華麗なる宿題

 やってしまった。

 夏休みの宿題を、最終日までやらずに溜めておいてしまった。

 半分くらいは一応やっておいたんだけど、残りの半分が完全に手付かず。まっさらな状態で残っている。それは同じ部屋に住んでいる切ちゃんも同じで、昨日の内にちょっとはやったけど、残りの量は絶望的。頭を抱えてどうしたらいいのか……と宿題を見て、そして空を仰いだ。わぁ青い、なんて思ってすらいた。

 でも、そんな現実逃避をしても宿題という存在は変わらずこの世に顕在している。あれほど風鳴司令とか友里さんにやっておけと言われたのにそれを無視して遊んでいたから……!!

 原因の究明なんてすぐに終わる。だから腕を動かさないとと思っても残りの量をチラッと見るとやる気が無くなって空を仰ぐに終わってしまう。切ちゃんとは私室を分けているから切ちゃんの様子は分からないけど、きっと切ちゃんも同じ感じだ。もしかしたらもう諦めて携帯を見ているかもしれない。

 けど、そんな事をしても状況は変わらない。わたしはそっと携帯に手を伸ばして、とある人……偶々今日が暇で、頼れるけども普段なら忙しい人へと連絡を入れる事にした。

 ヘルプミー、翼さん!!

 

 

****

 

 

「……あれほど叔父様や雪音、友里さん達からやっておけと言われていただろうに」

「その通りです……」

 

 近くのファミレスに来たわたしと翼さん。だけどその雰囲気は完全に説教する親とされる子供。後者がわたし。

 でも、宿題をためてしまったのはわたしのせいだから何にも言えない。翼さんのありがたいお言葉を受けて項垂れるしかできない。

 

「はぁ……まぁいい。溜めてしまった物は仕方が無いからな。むしろ、半分終わらせているだけマシだ。立花は恐らく全部残っているからな」

「翼さん……! じゃあ!」

「あぁ、分からない所は教えるし手が止まったらそれとなく発破をかけよう。私も集中して作詞をする場所が欲しかったからな」

「え? 作詞ですか?」

「次の曲のな。緒川さんにやってみてはどうかと言われたのでな」

 

 そうなんだ……じゃあ次の翼さんの曲は楽しみにしておこう。

 っと、そんな事考えている場合じゃなかった。翼さんが見てくれている間に宿題を進めないと。終わらなかったら徹夜してでも終わらせないとだし……

 ちなみに、切ちゃんは部屋で爆睡していたからもう無視してきたよ。わたしも余裕なんて一切合切無いからね。こういう時、真面目な人を呼ばなくてもいい響さんはいいなぁと思う。わたしと切ちゃん、勉強関連とか宿題関連はてんで……だからね。成績は良い方だけども……

 ……この式はここで使えるから、この数字を代入して……あ、あれ? なんか変な感じに。

 

「つ、翼さん……ここ教えてもらってもいいですか」

「ん? あぁ、ここか。それなら……」

 

 ふむふむ……あ、なるほど。できた。

 翼さん、結構教えるのが上手いなぁ。クリス先輩並みに分かりやすい。

 これなら普段から教えてもらいたい……とは思うけど、学生の時ならまだしも、今はもう翼さんは国内にいる方が珍しいレベルだからなぁ。そんな簡単に教えてもらう事なんてできないや。

 

「……しかし、月読は宿題は一足先に片付けるか毎日ちょっとずつやっていくタイプだと思っていたのだがな」

 

 とか思っていたら翼さんから声をかけてきてくれた。

 うん、確かにクラスの人とかは早く宿題片付けるタイプ? って聞かれたから翼さんの言葉は間違ってはいないんだろうけども……ついでにわたし自身、自分に対してそんなイメージあるし。

 でも現実は……

 

「ちょっと言い訳みたいになっちゃうんですけど、装者としての訓練とか……何より、普通の夏休みが楽しくて」

 

 F.I.S時代は夏休みなんて無かったし。勉強はマムが教えてくれたおかげで追いつけているけどね。

 そんな感じの言葉を翼さんに伝えると、翼さんは笑顔でそうか。と頷いてくれた。

 

「楽しいのは良い事だ」

「皺寄せがきちゃってますけどね」

 

 さて、なるべく早くやっちゃわないと……

 えっと……あ、これでこうしたら……よし、一番面倒だった数学があとちょっとで片付きそう。これなら案外早く宿題を終わらせることが……ん?

 あっ、なんか携帯に通知が来てた。えっと、一体誰が……あ、切ちゃんだ。

 

「どうかしたか?」

「いえ、切ちゃんから連絡が来たみたいで」

 

 完全に夜まで爆睡コースだと思ってたから今の時間に起きるのは結構意外かも。

 えっと、なになに? 調今どこデス!? まさか一人で逃げたんデスか!? だって。失敬な。まさか宿題を目の前に逃げるわけないでしょ。昨日までは逃げていたけどさ。

 でも、逃げても解決しない所まで来ちゃってるから。逃げたら終了まで来ちゃってるからさ。だから逃げるなんて以ての外なんだけど……もしかして切ちゃん、一人でって言っている辺りわたしを連れて逃げようとしたんじゃ……それだったら流石に勘弁してほしい。

 

「さっきまで寝てたけど、今起きたみたいです」

「寝ていたのか……暁も宿題が終わってないんだったか?」

「終わってないんです。なのに朝ごはん食べたらすぐ二度寝しちゃって」

「それは……このあとが大変だな」

 

 もうすぐお昼だよ? いや、別にお昼に起きる事をとやかく言っているわけじゃなくて、こういう日に二度寝かましてお昼に起きるってのがね?

 明日から学校だよ? 変に生活リズム崩すのも嫌だし、お昼に起きちゃったら確実に徹夜ルート突入するだろうし。とりあえず切ちゃんには宿題消化中とだけ返しておいて問題を……あれ? 数学の問題、これで最後だ。あとのページは全部答えとあとがきだけだ。

 

「ん? 全部終わったか。どれ、私が答え合わせしておこう」

「いいんですか?」

「それぐらいならな。私の気晴らしにもなる。月読はドリンクバーで何か飲み物を取ってくるといい」

「じゃあお言葉に甘えますね」

 

 よいしょっと……とりあえず甘い飲み物取ってこようかな。こういう時は甘い物を飲むのが一番だし。それにもうすぐお昼だからそれに合うような飲み物を。

 えっと、オレンジジュースでも……うわっ、これ凄い薄まってる。この間、違うファミレスでめちゃくちゃ薄いオレンジジュース注ぐ事になったからちょっと見ただけで分かるよ。とりあえず関係ない物……カルピス辺りを混ぜておこう。多分これで大丈夫でしょ。

 さて、戻らないと。あまり翼さんを一人に……あれ?

 

「うーん……お休みを頂きましたが何をしたら……」

 

 あそこに座ってるの……エルフナイン?

 ちょっといつもは見ない服装だったから一瞬分かんなかったけど、あのちっちゃな三つ編みと声ってエルフナインだね。お休みを頂いたって事は、今日は久しぶりに休みだったのかな?

 

「やっぱり戻って研究を……」

「やっほ、エルフナイン」

「わっ!?」

 

 そんなエルフナインに声をかけた。

 コーヒーを飲んでいたエルフナインは、わたしの声で一瞬コーヒーを落としそうになったけどなんとかそれを堪えてわたしの方を向いた。

 エルフナインは暫く目を白黒させていたけど、一度咳ばらいをするといつも通りの感じで声を返してくれた。

 

「調さん? こんな所で会うなんて奇遇ですね」

「そうだね。エルフナインは何でここに?」

「ボクは、今日一日お暇を貰ったのでどこかへ出かけようとしたんですけど……こういう日ってどうしたらいいのかよく分からなくって」

 

 さ、流石ワーカーホリック……

 時々響さんだったり切ちゃんだったりがエルフナインを連れ出しているとは聞いていたけど……一応わたしも時々連れ出してるけどね? でも、まさか一人の休日になった途端、何をしたらいいのか分からないって……わたし達からしたらちょっと分からない感覚だけど、エルフナインは趣味と仕事がベストマッチだからなぁ……

 調さんは? と聞いてくるエルフナインに、とりあえずわたしはちょっと恥ずかしいけどここに来た理由を説明する。

 

「わたしは翼さんに宿題を見てもらってるから。あっちに翼さんもいるよ?」

 

 宿題、と言うと、エルフナインはあの悪名高い……と小さくつぶやいた。いや、悪名高いって……確かにわたしや響さん、切ちゃんは宿題を悪い物扱いしてるから反論できないけど……

 じゃあエルフナイン。わたしは元の席に戻るね。

 

「あ、それならボクもそっちに行きますね」

「え? いいの?」

「どうせなら誰かと居た方がいいですし」

 

 そういう訳で。

 

「エルフナインか……そういえば、本部の外でエルフナインを見かけるのは珍しいな。こうして外で会うのは何かしらの事件があるとき以来か」

「そうですね。ボク自身、あまり外には出ませんから……」

「むっ。それは駄目だな。時々太陽の光を浴びぬと体を壊すぞ」

「あはは……それは分かってるんですけど、研究が楽しいし忙しいしで……」

「それは分かっている。ただ、体を壊さぬ程度にな」

 

 翼さんとエルフナインが隣り合って座って話している。けど、わたしはひたすらに宿題。いや、別に会話に混ざれなくて寂しいなんて思ってないよ? 思ってないったら。

 それに、エルフナインっていう教師もできたからね。エルフナイン、研究職をしているだけあって理系に関してはわたし達の誰よりも詳しいから。文系科目は翼さんが……うん、そこそこ。そこそこね。教えてもらえるから。翼さん、時々変な所で防人とか剣とかぶち込んでくるから……で、エルフナインは文系関連はあんまりって本人が言ってるし。

 だから先にちゃちゃっと理系科目だけ。つまり残りは物理と科学を片付けちゃいたい……んだけど。

 

「あ、調さん。そこの式違いますよ?」

「え? ホント?」

「はい。そこは……」

 

 ……うん。頼もしすぎる。

 エルフナインっていう最強の理系教師を付けたからか、物理と理科の消化が早い早い。しかも教え方も上手いからとても助かる。で、時々エルフナインも覚えていない……というか覚えておく必要が無かったから分からない部分は翼さんが教えてくれる。

 うん、これ最強の布陣だね。理系は全部この二人に聞いてしまえばいいとすら思う。

 手つかずだったハズの物理科学が半分以上終わったあたりでお昼の一時を回った。そろそろ休憩がてらお昼にしようという事で三人で適当に料理を頼んで今は待機中。

 

「翼さんとエルフナインのお陰で理系科目はすぐに終わりそうです」

「いや、月読が優秀だからだ。これが立花なら……毎度毎度小日向には同情しそうだ」

「あ、あははは……と、とにかく。ボクも翼さんも、できる限りは手伝いますから、頑張って終わらせましょう」

「うん、ありがとう。でも、エルフナインは折角の休みの日なのに宿題に付き合わせちゃってもよかったの? クリス先輩とかと遊びに行っても良かったのに」

 

 サラッとエルフナインにも色々教えてもらってたけど……折角のお休みなんだし。

 クリス先輩ならもう宿題も終わってるだろうからクリス先輩の家でゲームだったり一緒に出掛けるとか、色々とやれることはあった筈だけど。

 

「ボクはこうしてのんびりしながら勉強を教える方が楽しい人間みたいで。だから、むしろ手伝わせてください」

 

 と、笑顔のエルフナイン。凄い眩しい……

 でも、エルフナインと翼さんの二人が勉強を見てくれているなら百人力。お昼を食べたらお夕飯までには全部終わらせるように頑張ろう。幸い、一番頭を悩ます原因になる予定だった物理と科学がすぐに終わりそうだし、ね。

 

 

****

 

 

 結論から言うと、三時くらいには全部の宿題が終わった。

 理系関連は時間がかかるし疲れるからあまり触れてなかったっていうのもあってそこそこ時間がかかったけど、文系科目は七割くらいは終わっている状態だったから、お昼を食べて小休止を入れて、時々翼さんが振ってくる話題や歌詞の一部をどうしたらいいかと考えたり、エルフナインが気晴らしに振ってくれる話題に応えたりしている間になんとか終わった。

 宿題の山を鞄に片付けてちょっと脱力。案外早く終わって良かったぁ……何度も宿題の内容は確認したし、クラスメイトの子にも確認したからやってない宿題は無し。

 

「お疲れ様です、調さん」

「ありがと、エルフナイン。エルフナインと、翼さんのおかげだよ」

「なに、私達は手助けという手助けはあまりしていない。殆ど月読が自力でやったではないか」

 

 え? そんな事はないと思うけど……

 少なくとも理系に関してはかなり頼ったし、文系の方もちょくちょく聞いていたし。

 というか、翼さんの作詞の方は大丈夫なんですか?

 

「ソレに関しては問題ない。エルフナインと月読が時々手助けしてくれたからな」

「あまり力にはなれませんでしたが……それでも力になれたなら何よりです」

「はい。宿題を見てくれたお礼になれたら」

「あぁ、存分に助かったとも。だから、ここは先輩として一つ甘い物でも奢るとしよう」

「え、そんなの悪いですよ!」

「遠慮はするな。いい気分転換になったし歌詞も完成した礼だ。ここは先輩の顔を立てると思って奢られてくれ」

 

 そ、そこまで言うのなら……

 わたしとエルフナインはすぐに折れて、翼さんが奢ってくれたパフェを食べて疲れをいやした。その間に翼さんは歌詞を緒川さんに届けると言って席を立ったけど……その時伝票持って行っちゃって、結局わたし達はお昼ご飯まで奢ってもらう形になってしまった。

 なんだか翼さんには助けてもらってばっかりだなぁ。パヴァリアとの時も翼さんには助けてもらったし。今度何かしらの形でお礼しないと貰ったものと釣り合わないや。

 そんな事を思いながらエルフナインと暫く服を見たりして一緒に暇を消化して、お夕飯を準備する時間になってから別れて家に帰ったんだけど……

 

「しらべぇぇぇぇ!! たすけてほしいデスぅぅぅぅぅ!!」

 

 帰ってすぐに大号泣する切ちゃんに泣きつかれた。

 何事かと思って切ちゃんの宿題を見てみたんだけど……驚くほど真っ白。

 こ、この数時間何してたの……

 

「そ、その……ゲームを……」

 

 その言葉に呆れかえったのは言うまでもない。

 とりあえずわたしはお夕飯食べたらお風呂入って自由時間にするから。と言うと面白いくらい泣いて抱き着いてきたので結局わたしは切ちゃんの分の宿題まで見る事になった。別に呼ばれるまでは隣で携帯弄ってるからいいんだけどさ……

 ちなみに、切ちゃんの宿題は翌日の朝五時までかかって、わたしは一時くらいには椅子で寝落ちしていた。切ちゃんは目にクマを作って何とか終わったデスって言ってたけど、答えの方は……ここでは口にしない事にしておく。ただ、宿題をチェックされた切ちゃんは先生からお小言貰ってたよ?




いやぁ、XDのCD発売しましたねぇ!! 自分は通販で28日の朝に届いたので即聞いたのですが……どの曲もいいですなぁ。意外に思ったのはセレナの曲が結構短かった事でしょうか。初めて聞いたときはちょっと驚きました。

そして何よりもご奉仕…メイドモード! メイドモードですよメイドモード!! もうハートがこーしょんこーしょんして言葉にできない中毒性が……クリス先輩のSAKURA BLIZZARDもカッコよくてリピート止まらないんですけど、メイドモードはもう破壊力が……!!

XDのCDについては全部書くとかなりの文字数になりそうなのでここらへんで……ただ、アプリやってない人でもきっと満足する商品になっているので買いましょう(催促)。特に調ちゃんが推しの人は買おう。ハートがこーしょんこーしょんするぞ(催促)。

っていうか、XDの方でまた調ちゃんのおニューのギア来ちゃいますねぇ。プレラーティに何十連(あの後二十連した)も突っ込んだのは早計だったか……ただプレラーティに突っ込んだら何故か持っていないGX調ちゃんが出たので後悔だけではないのですが……複雑な心境デス。

それと、自分は完凸星五を一人も持ってない人なんですけど、持ってないせいでマルチバトルが辛すぎる……誰も救援に来ないから一人でやるしかなくて……時間かかるし相手強いしで……おかげでまだ誰も上限解放できてないんですよね。もうちょっと無課金にも優しくしてほしい……あーもうやっさいもっさい!!

次回は未定っさい!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。