月読調の華麗なる日常   作:黄金馬鹿

6 / 113
今回もまたもやどの世界線とも繋がっていません。

さて、セレナもXDで出てきた事だしどうにかして絡ませようかな……絡ませられるかな……

ちなみに僕の頭の中のセレナさんはグラサンかけて釘バット担いでます。なんか変なキャラ付けされてますが気にしない。


月読調の華麗なる駆け引き?

 今日は切ちゃんから一緒に寝ようって誘われた。だから切ちゃんの部屋のベッドで寝ることにした。え? いつも一緒に寝てないのかって?

 わたしと切ちゃんは親友同士。そんな恋人みたいな事しないよ。確かによく間違われて二人で笑ってるけどわたし達の間にあるのは愛じゃなくて友情。クリス先輩辺りはちょっと怪訝な目で見てくる……というかわたしに対して何か哀れみを含んだ目で見てくるし響さんは同類を見る目で見てくるけど切ちゃんにそんな感情はないハズ。

 だってもう何年も一緒だし。その気ならとっくに手を出されて何かしらこっちも手を打ってるから。それが無いって事はわたし達の間にあるのは友情なんだよ。

 そういう訳でベッドメイキング中。今日干したばかりのお布団を敷いて掛け布団を敷いて。うん、完璧。あとは……ん? 何だろう。ベッドの下に本が。

 あっ、もしかして……切ちゃんの黒歴史が詰まったノート? 手紙とかやらかした切ちゃんなら考えられる。

 見ちゃいけない……けど見たい。そんな感情に揺さぶられている内にわたしの手はそっとノートに。どうやら理性よりも好奇心が圧倒的に強かったようです…………あれ? これ、ノートじゃなくて漫画? にしては薄いような。

 何の本だろ……っ!?

 

「わっ、わっ……え、えっちな本……?」

 

 お、女の子の裸が写ってる……! ん? 女の子……?

 男の子のベッドの下から女の子のえっちな本が出てくるのは分かるけど何で切ちゃんのベッドの下から……?

 取り敢えず中を覗いてみると……えっ、これって……

 

「お、女の子同士の……えっちな本?」

 

 これって俗に言うガールズラブ?

 えっ、何だろう悪寒が。それに、こんな本が一冊あるって事はもしかしてベッドの下にはまだ……

 そんな事を思いながらも切ちゃんはそんな事考えてないって思いながらベッドの下を覗いて手を突っ込むとこういう感じの本がザックザク出てくる。なんかちっちゃい箱にギッシリ入ってる。

 うわ、これ全部ガールズラブの本……? しかも殆どが黒髪の子、それもツインテールの子が写ってる。

 ま、まさか、だよね? 切ちゃん、もしかしてわたしに対してそういう感情を持ってるんじゃ……

 

「調? さっきから急に静かになったデスけど、何か……あっ」

 

 部屋の入り口から切ちゃんの声が聞こえた。しかも最後の「あっ」って、確実にやっちゃった的な感じの声だった。

 わたしの両手には黒髪ツインテールの子が表紙に写ってるえっちな本。それを見た切ちゃんの顔が赤から青になって震え始めた。

 

「……か、借り物デス」

「まだ何も聞い――」

「借り物デス」

「いや、その――」

「クリス先輩からの借り物デス!!」

「それこそ有り得ないよ!?」

 

 もしそれが本当だったらわたしはクリス先輩に近寄りたくないんだけど!? せめてそこは未来さんにしようよ!?

 でも、これで色んな事に合点がいった。特にクリス先輩と響さんの視線。あれ、わたしが切ちゃんにそういう対象にされてるから向けられてた視線だ。えっ、もしかして気付いてなかったのわたしだけ?

 

「切ちゃん……まさか」

「そ、そんな訳ないじゃないデスか。お、女の子同士デスよ?」

 

 声が明らかに震えてる。

 なんだか切ちゃんが少し怖い。何でって……この本、基本的に殆どがレ○プ物だから……

 

「も、もしかして……こういう本みたいな事、したかったんじゃ……」

「そ、そんな事無いデスよ!」

「天国のマムに誓える?」

「それは……それ、は……」

 

 や、やっぱり……切ちゃんって女の子が好きになっちゃう子で……しかもその対象がわたしで。

 ゾクッとした。も、もしかして寝ている間に襲われてたりとか……は、無いよね。いっつも朝は特に変わったこと無いし。切ちゃんが先に寝てわたしが後に寝て、それからわたしが早く起きるし。

 

「し、調。そ、その本は……ご、誤解デスよ。実は未来さん……じゃなくて響さん……でもなくてマリア……」

「切ちゃん、ちょっと見苦しいよ……?」

「はいごめんなさい。あたしが隠れて買ってたおかずデス」

 

 や、やっぱり……

 そ、それじゃあ今日一緒に寝ようって言ったのって……

 

「ご、誤解デス!」

「じゃあしょっちゅう一緒にお風呂入ろうって誘ったのは」

「そ、それ、も……ご、誤解デス……」

「たまに歯ブラシを間違うのは」

「ご、かい……」

「F.I.S時代のシャワーの時の視線って……あの時は気のせいって事にしたけど……」

「…………」

 

 こ、これって本当に……

 

「だ、だって好きになっちゃったのは仕方ないじゃないデスか! 言ったら嫌われるからこうやって隠れて……」

「でも歯ブラシはやり過ぎだと思う」

「あ、あれは本当に偶々……」

「…………」

「ごめんなさい普通に全部故意デス。背徳感が心地良くて止められなかったデス」

 

 うぅ……切ちゃんと未来さんが重なって見える……

 しかも、ちょくちょくえっちな本に視線を落とすけど、奥の方に行けば行くほど過激でハードな物が……最初は結構ソフト――わたしにとっては十分ハードだけど――だけど、奥に行くとホントにキツい物ばかりで……

 わたしは切ちゃんの事は親友って思ってるけど……ただそれだけで、普通に好みは男の人だし。結婚願望もあるし。

 それはともかく、今こうして見つけたのが大体レ○プ物ってことは……

 

「今日一緒に寝ようって言ったのって……」

「……あ、あわよくばとかなんて」

「嘘言ったら二度と口聞かない」

「ガッツリ思ってたデスごめんなさい」

 

 やっぱりぃ……

 切ちゃんの気持ちを考えれば色々と辛かったんだろうけど、それをずっと隠されてこうして自分の手で見つけちゃったわたしも辛い……

 切ちゃんを傷付ける言葉は言わないようにはしてるけど、それでもわたし自身心が痛いよ……

 

「だ、大丈夫デスよ! そんな如何わしい事したいとは思ってもしようとは思わないデス!」

「……ホント?」

「ホントのホントデス!」

 

 っていうかしたいとは思ってたんだ。

 でも、実害が無いのなら別にいい、のかな? なんだかフッた相手と友達やり続けるみたいな感じですっごい気まずいだろうけど。でも、わたしはノーマルだし仕方ない。

 で、でも如何わしい事って一体何処から何処までなんだろう……この感覚の違いからわたしがナニかされる可能性は否定出来ないし……

 

「じゃ、じゃあ取り敢えずやっていい事と悪い事の線引きをしよう?」

「そ、そうデスね! あたしも何かやらかして嫌われたくないデスし!」

「そうだよね! じゃあまずはキスはだめ!」

「えっ!?」

「えっ!?」

 

 いや……えっ!?

 

「き、キスくらい仲のいい友達ならするデスよ!?」

「それ別の意味で仲がいい友達じゃないかな!?」

 

 た、確かにわたしが歌う歌の歌詞にはキスをしましょうってあるけど……けどそれは言葉の綾と言うかシュルシャガナが勝手に作った歌詞だし切ちゃんに合わせてる側面もあるし……

 えっ、切ちゃんってキスはセーフだって思ってたの? もしかして虎視眈々とファーストキス狙われてた?

 

「べ、別に下の口でって意味じゃないデスよ!? 唇同士でデスよ!?」

「前者の意味だったらわたし、クリス先輩の所に転がり込んでたよ!?」

 

 ど、どちらにしろわたしって結構今危ない状況なんじゃ……

 

「ち、ちなみに切ちゃん?」

「なんデス?」

「どのラインまでなら切ちゃんは食い下がれるの?」

 

 手を繋ぐ、とかなら別にいいけど……よくやってるし。ただやっぱり愛情辺りが関わってくるのは……

 

「……か、考えさせて欲しいデス」

 

 か、考えるほどなんだ……

 でも、これは大切。切ちゃんとわたしの友情を壊さないために必要な事だから。だから今は待つ。

 

 

****

 

 

 五分経ったけど、切ちゃんはまだ考えてる……えっ、そこまで悩むの……?

 

「し、調?」

「な、なにかな……」

 

 ちょっと怖い……っていうか何か切ちゃんの雰囲気が変わったような……

 

「色々考えたんデスけど」

「うん」

「やっぱキス以上の事したいデス!!」

「えっそれって」

「調とキスしたりお風呂入ったり髪の毛ハスハスしたり色んな事したいデス!! 縛って押し倒して色んな液体で滅茶苦茶にしたりSMプレイとか色々としたいデス!!」

「やっぱりこういう本みたいな事したかったんじゃん!」

「ごめんなさいデス! でも自分の心に嘘は吐けないデス!!」

 

 こんな事ならすぐに逃げて明日辺りに見なかったフリしておけばよかったぁ!

 こ、こういう時はどうすれば……そ、そうだ。わたしよりも酷い目に合ったであろう響さんに相談を……

 

「だ、誰にも連絡させんデスよ!?」

 

 あぁっ! 携帯が奪われて切ちゃんのポケットの中に! っていうか近い! 押し倒されてる!

 

「折角の二人きりを邪魔させないデス!」

「け、結構本性出してきてる!?」

「調が悪いんデスよ……? そんなに可愛いのに無防備に近寄ってきて笑顔見せてあたしを気遣ってくれて……だからついムラムラ来たりしちゃうんデスよ!!」

 

 な、なんでそれでムラムラするの!?

 

「む、ムラムラって……もしかして今も?」

「正直このまま犯したいデス」

「助けて響さん!!」

「他の女の名前呼ばないでほしいデス! 下着を口にねじ込むデスよ!?」

「何それ!?」

「よくある事デス!」

「よくあるんだ!?」

 

 こ、怖いよぉ……切ちゃんがまるで別世界に行っちゃったみたいだよぉ……

 

「こ、このまま距離を取られる位ならいっそ一通り終わらせて……」

「ひぃっ!?」

 

 切ちゃんの目が危ない感じに……ど、どうしよう。LiNKERは無いからシンフォギアで逃げれないし体付きは全体的に切ちゃんが上だから力づくでも体格差でも逃げられないし……

 あれ? 詰んだ?

 助けて響さん! クリス先輩でもいいから!! わたしの貞操が親友に散らされる!!

 

「で、でもこのまま犯しちゃったら調に嫌われるデス……」

「現時点でも結構好感度下がってるけど……」

 

 でも、ちょっと切ちゃんの目がいつも通りに……

 

「……き、嫌われてまで自分の欲を突き通す物じゃないデス!」

 

 切ちゃんはそう言うとわたしから離れてくれた。よ、よかった。貞操の危機は何とか脱せれた?

 

「ただ、明日から調を本気で攻略するデス!」

「えっ、攻略……?」

「目指せ両想いデス!」

「両おも……えっ」

 

 脱せれたけど……切ちゃんに虎視眈々と狙われる日々がこれからも続くってこと?

 ……助けて響さん。

 

 

****

 

 

「いやぁ、まさか先輩の家に泊まるなんて思ってもいなかったな。けど、案外片付いてんな……あの忍者が何とか片付けたのか? まぁ、取り敢えず適当に座って……なんだこのベッドの下の本。えっと、なになに? 『生意気な銀髪後輩を監禁陵辱調教する本』……えっ」

「すまんな雪音。茶を探すのに手間ど……あっ」

「……せ、先輩? こ、これは一体……」

「……見られたからには無事では帰さん!! Imyuteus amenohabakiri tron!!」

「いやウッソだろ!? いきなり貞操の危機とか冗談じゃねぇからな!? Killter Ichaival tron!!」

「大人しく私に監禁陵辱調教されろ雪音ェ!!」

「嫌に決まってんだろォッ!!?」




この後きねクリ先輩とズバババンは滅茶苦茶(ry

最後の方が適当になってすまなんだ。正直ネタ切れだった。
今回の話のパロディ元は娘が母子相姦ものの同人誌を持ってた、なあのコピペ。なので今回の調ちゃんはノンケ。きりしらは勿論王道でとても良いけどひびしらも良いなぁとか思いながら書いてました。

次回「月読調の華麗なるリベンジ」。月読調の華麗なる声優デビューの続き。多分AXZより後の時間軸になるけど気にしない。なお(ry
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。