シンフォギアXDでいつかイガリマ装備の調ちゃんが出てくるのを信じて待っています。お色気担当の調ちゃん×イガリマとかそんなの最高す(ry
不定期更新なのはモンハンが面白いのが悪い
発端は切ちゃんの言ったとある言葉だった。それはまぁ、わたし達装者なら誰もが思うような事で、クリス先輩も少し興味を示した事だった。
「一回皆でギアの交換をしてみたいデス!」
多分、マリアみたいに二つ、もしくはそれ以上のシンフォギアとの適正があればかっこいいかも、と思ったからだと思う。断言出来ないのはそれとは別の目論見があったのかただ単純に興味があったからなのか。
訓練の途中、今日は装者全員が集まっていたからか口に出したそれは案外皆……わたしを含めた皆には好評だった。
「あ、いいねそれ! やってみようよ!」
「ふむ……確かに興味が無いと言えば嘘にはなるな」
「ま、まぁ? どうしてもって言うんなら……」
「ツンデレ乙です」
「だ、誰がツンデレか!!」
「狼狽えるな!!」
「るっせぇ!!」
まぁ、そんなやり取りもあったついでに。
「そうですね……万が一、他人のギアしか使えないという状況になった時、マリアさんしか動けないのはマズいので今この場で試してみるのもいいですね」
そんなエルフナインの後押しもあったからか、訓練の後半は皆でギアの交換をする事になった。
神獣鏡はこの場に無いのでパス。だからそれ以外の六つ。わたし達の持つギアを交換し合う事にした。一応未来さんも訓練用のLiNKER片手に参加。聖詠が浮かんだらLiNKERを打って実際に纏うっていう手順らしい。わたしにはガングニールが纏いたいだけにしか見えないけど。
「じゃあ最初はわたしから!」
とか思ってると響さんがいきなり動いた。まずは……天羽々斬かな。
響さんは天羽々斬を手に唸ってるけど最終的に無理だったのか溜め息と一緒に「駄目でした」って言って天羽々斬を手放した。
まぁ、響さんはガングニールが刺さったからガングニールとの適合係数が上がっただけだし……なんて思ってるとイチイバル、イガリマ、シュルシャガナもやり終わってとうとうアガートラームだけになった。けど。
「ぐむむむ……駄目だぁ」
「本来、マリアさんのようなダブルコンダクターはかなり希少ですからね。纏えなくても仕方ない事ですよ」
シンフォギアを纏える人間はただでさえ貴重なのにそれに加えてダブルコンダクターは本当に貴重。だからLiNKERなんて物を使わざるを得ないほど装者は人手不足な訳で。
響さんはそれを聞いて諦めた。で、次は。
「……あ、駄目だ」
とか思ってたら未来さんがアガートラーム片手になんかやってた。うん、この人も大概人の話聞かない。
未来さんは神獣鏡への適合率をLiNKERと愛だけで上げたある意味での化け物だからこれ以上は……
そう思ってたらいつの間にかガングニール以外全部試してた。で、未来さんは何か恍惚とした表情でガングニールを手にする……ってその前にLiNKERを首に刺してる。
いやいや、そう簡単にできる訳が。そう思いながらちょっとボーッとしてると。
「――――Gugnir tron」
嘘ぉ!?
未来さんはいとも簡単にガングニールを纏ってみせた。
「何でぇ!?」
「そんなもの、愛で!」
「何故そこで愛!?」
ガングニールを纏った未来さんは、なんというか……うん。完全に響さんとほぼ同一のギアだった。ただ、色は殆どが黒で一部にオレンジが混ざってるだけ。ちょっと前のわたし達よりも適合率はかなり低いと思う。それでも響さんのような姿になったのはガングニールはこうであるべき、とかそういう心象風景とかが影響されたのかな?
重すぎる愛も使いどころ……なのかな? エルフナインが目を見開いてるけど。
取り敢えずガングニールを纏った未来さんは後々適合係数とか詳しい所を測るらしい。平行世界で余ったガングニールを譲ってもらえたらもしかしたら未来さんもガングニール装者になるかも、とのこと。
「次は私が行こう」
次は翼さん。
未来さんが解いたガングニールを受け取って纏おうとするけど駄目。イチイバルも、わたし達のギアも駄目。やっぱり翼さんは天羽々斬じゃなきゃ駄目なのかな?
「まぁ分かっていた事だ。それに、私には天羽々斬が一番合っている」
その通りです。
で、次はクリス先輩なんだけど……うん、端的に言えば駄目だった。
「まぁ、しゃーねぇか」
クリス先輩はいつも通りを装ってたけどちょっと悔しそうだった。
で、マリア……は勿論ガングニールは纏えたけどそれ以外は駄目。トリプルコンダクターなんて物は流石にあり得なかったらしい。
ダブルコンダクターはまた生まれたけどトリプルコンダクターは生まれませんでした。まぁ未来さんのは何か愛を理由にしたらこの場のシンフォギア全部纏える気がするけどね……なにそれ怖い。
で、何やかんやで最後はわたし達。まぁ出来る気しないけど……
「Various Shul shagana tron」
「Zeios igalima raizen tron」
……あれ?
「あ、纏えたデス!」
「で、出来ちゃった……」
わたしがイガリマ、切ちゃんがシュルシャガナを纏った。周りの皆も結構驚いている。な、何でだろ……ザババ繋がりだから?
取り敢えず、わたしの方は切ちゃんとほぼ同じ。鎌を片手に……あ、これ両端に鎌が付いてる。なんて言うんだろう、この鎌……
でも結構かっこいい? 魂を刈り取る形をしてる……なのに切ちゃんは。
「おぉ! チェーンソーデス!!」
「いやなんで!?」
チェーンソーだった。何か持ち手の部分に目立つ文字でZABABAって書いてあるし。うん、取り敢えずZABABAって書いてあるのはいいとして……問題はチェーンソー。
「今宵はチェーンソーは血に飢えてるデス!」
シュルシャガナは電鋸と丸鋸だよ……チェーンソーなんてわたし使ってないよ……
「これは……お二人ならもしかしたら、とは思ってましたけど切歌さんの方は想定外です。まさかここまで様変わりするとは……」
「え? シュルシャガナってこんな感じじゃないデスか?」
「電鋸だよ、切ちゃん……」
でもピンクのギアを纏ってる切ちゃんも可愛い。手に持ってるのはとても物騒な物だけど。
「じゃあちゃちゃっと適合係数も調べちゃいますね〜」
エルフナインがそう言ってパソコンで何かし始めた。でも、わたし達のギアの色、やっぱり適合率は低いのか黒が沢山なんだよね。そのせいか体が重い。
暫く鎌をブンブンしたりギアのブースターを吹かせてみたり、何故かツインテールがポニテに変わってるのを確認したりしているとエルフナインの解析が終わった。早い。
でも、なんで未来さんの時は調べなかったんだろ?
「愛って結構万能でして……」
調べる必要がないと。
「そんな感じです。で、お二人に関しては適合率はかなり低く稼働ギリギリですね。体が重いとかはありませんか?」
「シュルシャガナの時よりもかなり」
「あたしもデス」
切ちゃんも同じだったみたい。
「恐らく、最近の訓練で適合係数が上がったため、ザババ繋がりでほんの少しだけですけど切歌さんはシュルシャガナ、調さんはイガリマへの適合係数が上がったんだと思われます」
「そんな事有り得るの?」
「理論とデータ上は、ですけど」
でも、他人のギアって何だか新鮮。何時もとは違うというか、今まで出来なかった事が出来ちゃいそう。
でも、大技は結構厳しいかも。纏ってるだけで結構体力使っちゃうし。
「試しにお互いにギアを交換した状態で訓練をしてみませんか? こちらとしてもデータは欲しいですし」
「あたしは大丈夫デス。調は、大丈夫デスか?」
「んー……多分。あんまり長い事は出来ないけど」
多分、シュルシャガナの方が数倍体力は持つと思うけど……でも、イガリマでも動けない事はない。本当に緊急時にだけしか使わないかな。
今は訓練用の体に優しいLiNKERを使ってるからそうかもしれないけど、ちゃんとしたLiNKERを使えばもう少しマシにはなる。
「じゃあ、試しにこちらのノイズと戦ってみてください」
その声と一緒に室内の殺風景な光景が街中の光景に変わり、ノイズが出現する。このノイズはデータの塊なので生身で触っても安全なマスコットにもなるノイズだけど、強さは変わらない。
響さん達はエルフナインに連れられて遠くで見学させられている。本格的にわたし達だけでやるのだろう。
わたし、腕は基本的に使わないからどうだろう……ちょっと心配。イガリマとシュルシャガナのユニゾン曲がヘッドセットから流れ始め、切ちゃんと息を合わせて鎌とチェーンソーを構える。
「えっと、イガリマはわたしだからわたしからだね……!」
鎌を振り回しながら斬りかかる。確か、鎌の斬り方は真横に振るんじゃなくて、斬り戻す!
鎌の刃は内側に付いてるから横に振ってから鎌本体を手前へ引き戻す動作が必要になる。一工程多く必要だけどこれをやると一気に相手を切り裂ける。
「デッデデース!!」
その後ろから切ちゃんが飛び出してノイズの一体にチェーンソーを叩き込む。そのままチェーンソーを手に突撃して相手を真っ二つにしていく。
何ていうか……手慣れてる? まぁ、切ちゃんって何時も突撃隊長してるからそれもそうだよね。
「ハァァ!!」
切ちゃんが歌っている間にわたしも肩と背中のブースターを使って飛んで回転しながら敵陣のど真ん中に突撃。辺りのノイズを切り裂いてから切ちゃんに近寄っているノイズへ向かってジュリエットを放つ。勿論、外さない。
「こっちも今週のビックリドッキリとんでも兵器デス!」
切ちゃんがそう叫ぶと切ちゃんはチェーンソーを地面に突き刺して足から電鋸を生やし、チェーンソーと電鋸を使って後ろへ急速離脱。
そしてチェーンソーを地面から抜くとそれを横向きに構える。その瞬間チェーンソーがパカッと左右に開いてそこから大量の電鋸が発射された。
えっと、あれは……卍火車? やっとわたしの知ってるシュルシャガナが見えた。
「よっ、ほっと」
わたしも鎌を振り回しながらノイズを蹴散らしていく。案外使い勝手が良くてぶん回すのも楽しい。体を中心に回したり手の中で回してるだけで相手が切れていく。中々楽しいかも。
「調さんは器用ですね」
「そう?」
エルフナインの関心したような声にわたしは特に自覚がないので疑問形の言葉で返す。鎌をブンブンするの楽しいからやってたけど、ヨーヨーみたいな感覚だし。
でも、わたしは遠距離攻撃が得意だから……あっ、いい技があった。
「こんなのは、どう!?」
肩のアーマー。切ちゃんは相手に刺して突進したり切っ先を付けたりしてたけど、わたしは直接小さな四つの鎌に変化させて投げる。申し訳程度の遠距離攻撃だけど結構威力はあった。
「デース!」
そこに切ちゃんが突撃してチェーンソーぶんぶん。本来チェーンソーって押し当てて削り取る武器だけど、そこはまぁシンフォギア。そこら辺の色んな常識は全部壊してる。
というかああやって動くシンフォギアを見ているとわたしの方が間違ってるんじゃないかとすら思ってしまう。シュルシャガナの装者になった事があるはわたしと今の切ちゃんだけだから間違ってる間違ってないは無いんだろうけど……
「やっぱり小型ノイズではお二人に適いませんね……なら、大型を一体出すのでそちらを倒してみてください」
「ガッテン!」
「承知」
わたし達の言葉と同時にノイズ達の先に大型のノイズが一体出現する。あれなら、わたしと切ちゃんなら余裕。
「切ちゃん。一気に行くよ」
「今回はあたしが前デス!」
切ちゃんが叫ぶと同時にチェーンソーが中心から左右に割れ、少し大きくなる。えっ。
その上に切ちゃんが乗ると地面に置かれたチェーンソーはその場で浮き、前後にチェーンソーが付いたボードみたいになった。なにそれ。
「乗るデス!」
「う、うん」
なんかもう滅茶苦茶だけどシンフォギアだし仕方ないとしか言えない。わたしも切ちゃんの後ろに乗って鎌を足元にセット。両端の鎌が勝手に動いて切っ先が前方を向く。何だろうこの殺意の塊みたいなボード。
「レッツゴー!」
切ちゃんの言葉と同時にボードは動き始めた。そして顕現するのはもう悲惨としか言えない光景。
ノイズがね、切り刻まれて吹っ飛んでくの。わたし何もしてないのに。なんかエルフナインもちょっと引き気味だし。取り敢えずミサイルを乗り物にする先輩達にエルフナインと同じ目はしてほしくないけど。
そんなこんなで数秒でわたし達は大型ノイズの目の前に。その後はもう分かってる。
わたし達はボードを足場に飛び、わたしが前。切ちゃんが後ろへ。そしてわたしが空中で鎌を音型ノイズへ構え、切ちゃんが何処からか取り出したヨーヨーを投げる。それが巨円斬になり、わたしの鎌の先端にくっつく。そして鎌を巨大化し、巨円斬の一部をイガリマで取り込む。
「これでぇ!!」
「終わりデスッ!!」
ザババサンムーン。この技ならどんな敵だろうと!
大型ノイズを、そして更に周りの敵すらも灰燼へと帰し、爆発の中わたし達は着地。決まった!
「ザババの刃に!」
「敵は居ない」
エルフナインからの労いの言葉と共に室内の光景が元に戻りわたし達はギアを解除……したんだけど。
「うごぅ!?」
「いたっ!?」
な、なんか体が悲鳴を……う、動ける事には動けるんだけどなんか何時もは筋肉痛にならない部分が筋肉痛になった感じで凄い辛い……
「あー……多分普段やらない事をやったから体の方が限界になっちゃった感じですね。今日と明日は安静にしていてください」
『はーい……』
結局、ギア交換は本当の本当に最後の手として使われる事になったけど、この最後の手、使われる事無いよね……わたし達はマリアに看病というかお世話されながらもそう思った。
結論。出力の低いギアでノリだけで大技しちゃだめ。筋肉痛が酷くなる。
五期はアゾースギアが基本フォームになるんでしょうか。今から楽しみすぎて辛い。
さて、本気でネタ切れというかギャグに走れるネタが無くなってきたのでピンチですが次回は恐らく「月読調の華麗なるアイドルデビュー」。可愛さも申し分無しな調ちゃんのアイドルデビュー話(になる筈)デス。