裏舞台『晶弘・フランクランドの御話』   作:銭湯妖精 島風

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来たる日に備えて

 

 

俺の名はアキヒロ・フランクランド、幸か不幸か人類2例目になった男性IS適合者だ

 

本当なら地元(アメリカ)で高校に進学して色々資格を取ったりして親の会社を継ぐつもりだったんだが、少し予定が狂ってしまった

 

とはいえ俺がIS学園に入学する事で、ある程度の見返りがあるらしいから、まぁ3年ぐらい我慢するとしよう

 

そんな訳で、いざ入学したら初っ端からISが登場してから増えた女尊男卑主義者なのか知らないがイギリス代表候補が俺に因縁を付けてきて、あれよあれよと知らない内にクラス代表決定戦をする事になっていた

 

うだうだ言っても仕方ないので、気持ちを切り替えて1週間後のクラス代表決定戦に向け訓練をする事にした

 

したのだが、アリーナが都合よく空いている訳もなく、一夏と箒の勧めで剣道を始めてみる事になった

 

事実上女子校のIS学園にウエイトリフティング部は存在せず、他に器具が揃っている部活も俺以外が女子ではやり辛いと感じるし何と言うか居心地が悪い、付き合いは短いが知り合いのいる剣道部に所属するのは悪くは無い筈だ

 

とはいえ俺の様なガタイの女子がいる訳もなく注文した防具が届くまでは基礎練習を反復する事になったので、一先ず箒と一夏の試合を見た後、部員に混ざり筋トレから始める

 

とりあえず一通りメニューをこなした後、手頃な出っ張りに足を掛けて懸垂腹筋を始める

 

見学も良いが、汗を流している方が性に合っていると思う

 

懸垂腹筋を暫くしていると箒が歩み寄ってきて

 

「おい、お前それ以上ガチムチになって どうするんだ?」

 

「さぁ、な、いざって、時、にな」

 

俺の言葉に呆れた表情に変わるが、一切手を止めずに懸垂腹筋を続け

 

「後、で、シュミレーター、付き合って、くれ、箒」

 

「それは構わないが、ほどほどにな?」

 

そう言い箒は一夏の元へ歩んでいく、それを見送りつつ懸垂腹筋を続け、区切りの良いところで止め足を外して着地する

 

「アキヒロ君、それ以外ガチムチになって どうするの?」

 

「・・・いざって時の最後に信じられるのは自分の筋肉だけだからな」

 

いつの間にか背後に立っていた一夏に箒と同じ質問をされたので、自分で用意したタオルで汗を拭きながら答える

 

「確かに、最後の最後は自分自身かも知れないね」

 

箒を介して出会ってから数ヶ月、常に穏やかな目付きと雰囲気だった一夏の目が一瞬だけ鋭くなった様な気がしたが、俺にはどうにも出来ないので見なかった事にし

 

「それで、俺に用か?」

 

「うん、筋トレは終わりにして竹刀の使い方を教えようかな?って」

 

「そうか、分かった」

 

一夏について行き竹刀を選ぶ所から始める

 

1週間で一夏にどれ程近づけるか、オルコット相手にどれ程通用するか、俺には分からないが、やるからには勝ちを目指す

 

その為にも筋トレは欠かせないだろう

 

 






一体どれだけの需要があるのか不安です

一先ず不定期で更新予定です、仕事が忙しかったりネタが詰まったり色々有ってすみません

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