東方桜少女花伝    作:キャンディナ♪

4 / 26
魔理沙の遅刻(いつものこと)により、3人はギリギリ入学式に行くことになってしまった。お楽しみのクラス発表はどうなるのだろうか…

―(一応)キャラ紹介― (3話から登場するキャラたち)

・姫海棠はたて
霊夢たちと同じクラスの天狗の今風オシャレ女子。イケメンが担任だと思っていた彼女はおばs…ピチュンー!失礼…女の担任「ゆかり」のことが気に入らないそう。意外と優しい一面もあるらしい。趣味はショッピングだそう。

・八雲ゆかり
霊夢たち1-5の担任。『おばさん』というワードに敏感で言ったものは…いやあまりにも怖いので止めておこう。趣味は編み物。

・レミリア・スカーレット
霊夢たちと同じクラスの吸血鬼のお嬢様。趣味はチェス。胸元にお気に入りの桃色の花のペンダントをつけている。とても大切だそう。我儘の塊のような子だが『カリチュマ』状態になるとキャラが壊れるらしい。うー☆ 小さい頃亡き母『フレア』が亡くなる前レミリアのためにした『約束』が逆にレミリアの心の鎖となっている。

・十六夜咲夜
レミリアの信頼のあるメイド長。忠誠心は誰よりも高くレミリア大好き。レミリアに行く気がなかったが強引に勧められ高校に通うことになった。別のクラスになっている今,レミリアからの命令は指パッチンでなので聞き取るのが大変だそう。趣味は家事。



3話 強烈なクラス

入学式にギリギリ間に合った私たちは、どのクラス表に自分の名前があるか探すことにした。

 

 

「んんーどこなんだ(゜Д゜≡゜Д゜)ブンブン」

 

 

魔理沙が反復横飛びをしながらクラス表を見ている…荒手のマ○オか!

そんなことを考えてる間に妖夢の嬉しそうな声が聞こえてきた。

 

「霊夢!魔理沙!私たち同じ,1-5だよ!」

 

『マジ!?』

 

私と魔理沙の声がかさなる。

嬉しすぎる!私たちは興奮気味だ。

 

「こんな奇跡が起きるなんてなっ!」

 

魔理沙が笑う。

 

「そろそろ教室に移動みたい!」

 

妖夢に言われ私たちは1-5に向かった。

 

『それでさー!』『楽しみだねー!』『うふっ!ここがこの私の教室ね!』『うぅ…緊張しちゃいます』……

 

たくさんの話し声が聞こえてきた。

なんだか私まで緊張してしまうわ…席につくと、担任かと思われる先生がやって来た。

 

「これから皆さんの担任をする『八雲ゆかり』よ。よろしくね!」

 

そう自己紹介したゆかり先生はニコッと笑った。

 

「えぇー!BBA じゃなーい!イケメン来ると思ったのにー!」そう叫ぶ今風の女の子。

 

 

「……………あなた、今BBA って言ったわね…スキマ入れたろかぁぁ!名を名乗れぇぇぇぇ!」

 

 

ゆかり先生が発狂している。

キレイだし、美人なんだけどな…年を気にしているのかしら…にしても怖いわね…少なくてもおばさんって言ったら殺されそうね。

 

 

「えー名前?私は『姫海棠 はたて』ですけど。『はたっち』って呼んでよねー!」

 

 

はたてと名乗るその子は天狗なのだろうか?でもツインテールでとても可愛い子だ。にしても口調…

 

 

「朝から五月蝿いわねぇ…紅茶をゆっくり飲めないじゃない。」

 

 

肩にすこしつくぐらいのショートカットの青髪の少女が呟く。

大きな羽がはえているから吸血鬼なのかしら?

 

 

「ちょっとあなた!学校は紅茶禁止です!ってそんなの常識でしょ!?」

 

 

ゆかり先生が少女を睨む。

 

…学校で紅茶ってどこのお嬢様なんだか。

 

 

「あら。知らなかったわ。これは失礼。すぐ片付けるわ。」

 

 

指をパチンッと鳴らし不敵に微笑む少女。

「えっ?」私は今起こった状況を理解できず思わず声にででしまった。

なんてったって今少女が飲んでいた紅茶は跡形もなく消え去っていたのだから。

 

 

「あら,人に片付けさせるなんて本当にお嬢様ね。」

 

 

ゆかり先生は笑う。

 

えっ片付けさせる?「片付けさせるってどういうことだぜ?」魔理沙が私の思っていたことを問う。

 

 

「あら。よく分かったわね。さすがに驚いたわ!あなた気に入ったわ。」

 

 

青髪の少女は面白いものを見たかのようにゆかり先生のことを笑う。

胸元の桃色の花のペンダントも笑うかのように揺れる。

 

 

「それはどうも。あと上から目線を止めなさい。お嬢ちゃん?」

 

 

青髪の少女はムッとして

 

「お嬢ちゃんじゃないわ!まぁお嬢様だけど。私は誇り高き吸血鬼『レミリア・スカーレット』よ。しっかり覚えておいて頂戴。」

 

と優雅にお辞儀する。

 

 

「はいはい覚えておいてあげるわ。」

 

 

ゆかり先生はやれやれという風に呟く。

 

 

 

「ってはたてのこと忘れてないー!?」

 

 

『ハハハハ!…』

 

 皆が大笑いしている。

なんだかすごいクラスに来てしまったようだ。

 

私の高校生活どうなるの!?ねぇーー!?

 

―続く―

 




キャンディナです!東方桜少女花伝 3話 『強烈なクラス』を見ていただきありがとうございます!
なかなか文章作るのが慣れなくて(汗)
クラスメートの話に移りましたが,これまた強烈(個性ともいう)なクラスです。こんなドタバタストーリー読んでくれている方がいるだけで嬉しいです…!次はレミリア中心の話で長くなるかなと思います。これからもよろしくお願いします!もし「なかなか良かったんじゃない?」と少しでも思っていただけたなら是非評価&お気に入りもしよければお願いします!小説を書く励みになりますので!ありがとうございました!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。