たったひとつのSunshine Story   作:Kohya S.

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22. 思ったんだけど…… ~ afterstory #4

 暗い展示室から外へ出た私は、一瞬、目がくらむ。

 

「おっと」

 

 よろけるというほどでもなかったけれど、晴樹くんが私の手を握ってくれた。

 

「ありがとう」

 

 私が言うと彼は微笑んだ。

 

 あと、行ってないところは……。ステージのあるプールと大水槽、それにミュージアムショップかな。

 

 そう考えたとき、館内に放送が流れた。ステージで開催されるショーの案内だった。

 

「あっ、ちょうど始まるみたい。ショー、行こうよ」

「いいね」

 

 うなずく晴樹くん。

 

「アシカもイルカも、可愛いんだから」

 

 私は手を握り続けていたことに気づく。あらためて離すのはなんだかもったいなくて、私は彼の手をひっぱるようにして歩いた。

 

 今日はすこしだけ意識して、思ったことを口にしてるんだけど、それはいい方向に働いてるみたいだった。

 初デートにしては、うまく行ってるんじゃないかなって思う。

 晴樹くんの言葉も嬉しかった。

 

 プールへの通路をほかの客に混ざって歩いていくと、やがてざわめきが聞こえてきた。

 最後の扉をくぐると、視界が開ける。

 左手には観客席。右手には半円形のプールがあって、半円の平らな部分が観客席に面している。

 階段状の観客席はもう八割くらい埋まっていた。

 

「あれ、ここって、もしかして……」

 

 晴樹くんがつぶやく。気づいたみたいだった。

 

「うん、そうなんだ」

 

 私たちは最上段にふたつの空席を見つけて、そこに座った。

 

 彼はステージ――いまは誰も、なにもいない――を見て続ける。

 

「『恋になりたいAQUARIUM(アクアリウム)』のPV、ここで撮ったんだね」

「PVもそうだし、ここでライブもやったよ」

「うん。動画、見せてもらった。曲も踊りも、衣装もよかった」

 

 晴樹くんは私に笑いかける。

 

「……でも、残念だな」

「えっ、なにが?」

「もうすこし早く、知り合えてればって」

「それは、私もそう思うけど……」

 

 でも、急にどうして?

 

「そうしたら、千歌ちゃんのライブが生で見られたのに、って思ってさ」

 

 Aqoursの、じゃなくて、千歌ちゃんのって、言ってくれた。

 

 私は胸が詰まる。でも、晴樹くんはさらに続けた。

 

「それにあの衣装、すごく……」

 

 そこまで言って目をそらす彼。

 

「あー、可愛いし」

 

 うん。それは私もそう思う。でもきっと、あの衣装が歴代で一番、露出が多い衣装で――。

 それに気づいて真っ赤になる。

 

「……ありがとう」

 

 嬉しいを通り越して恥ずかしいへ突入する私。

 そう言うことしか、できなかった。

 

 今度、曜ちゃんに会ったら、文句を――いや、違う。お礼を言わなくちゃ。

 

 雰囲気を変えるように、晴樹くんが咳払いしてから話す。

 

「あの曲、千歌ちゃんが作詞したの? なんとなく、雰囲気が違う気がするけど」

「やっぱりそう思う? あれは私じゃなくて、花丸ちゃんなんだ」

「なるほど、国木田さんか」

 

 晴樹くんは納得したように話した。

 

「すごいね、Aqoursは。千歌ちゃんだけじゃなくて」

「うん、みんなすごいよ!」

 

 それは間違いなかった。

 

        ・

 

 ひさしぶりに見たショーは面白かった。

 

 トレーナーを置き去りにするような勢いで縦横無尽に泳ぐ二頭のアシカ。そしてステージに上がって演技。堂々としたものだった。

 三頭のカマイルカのパフォーマンスもすごかった。ジャンプもさておき、まるで立ち上がったかのように、尾びれでだけで水面を泳ぐ姿が特に可愛かった。

 

 私は何度も拍手してしまった。

 

 ちらっと横を見ると晴樹くんも楽しそうにしていて、ここを選んでよかったって思った。

 

 それから大水槽へ。

 

「あ、ここも」と晴樹くん。「すごく印象的だったんだよね」

 

 水槽をじっと眺める彼のわきに立つ。

 PV撮影のときは苦労したけれど、その甲斐はあったと思った。

 

 最後にミュージアムショップへ立ち寄った。

 彼は水族館のマスコットの巨大オブジェにびっくりしていた。

 

「せっかくだから、なにか買って帰ろうか。……その、一緒に」

 

 彼の言葉に私は大きくうなずいた。

 

 私たちはああでもないこうでもない、と話して、結局、マスコットのキーホルダーにした。これなら、ずっと鞄につけておいても大丈夫だろう。

 

        ・

 

 とうとう私たちは外に出た。

 

「千歌ちゃん、ありがとう。楽しかったよ」

 

 私がなにか聞く前に晴樹くんはそう言ってくれた。

 

「私も、楽しかった」

 

 私は素直に口にする。彼はにこっと笑った。

 

 まだ時間はそれほど遅くない。彼さえよければ行きたいところがあるんだけど――。

 

 私が悩んでいたせいか、晴樹くんが話す。

 

「千歌ちゃん、ちょっと疲れてない?」

「私は、大丈夫。でも、よかったら松月(しょうげつ)に行こうよ。すぐ近くだから」

「松月?」

「うん、お菓子屋さん、兼、喫茶店って感じかな」

「いいね、案内してくれる?」

 

 県道へ出て歩きだしてすぐ、彼がさっきと同じようなことを言う。

 

「あれっ。ここ、もしかして」

「うん。そうだよ」

 

 十千万旅館。うちの旅館だ。

 

「えーっと、寄ってく?」

 

 隠すつもりもなにもないけれどなんとなく恥ずかしくなって、私は顔をそらしてしまう。

 

「いや、その、うん。次の機会でいいかな」

 

 私もなんとなく、それがいいような気がした。

 

 松月までは徒歩五分、ってところだった。

 

 店内は、入り口の正面に、菓子の並んだショーケースがある。その右にレジ。さらに右手はいくつかのテーブルと椅子が並んだ、カフェスペースになっている。

 

 ショーケースを前にして、彼は宣言した。

 

「ここは、俺がおごるから」

 

 チケット代は割り勘だったし、ここも割り勘でいいのだけれど――でも、彼に甘えることにした。

 

「えーと、なにがいいかな……」

 

 悩むようすの彼には「みかんどら焼き」をおすすめした。私も同じものを買う。

 

 さっきのミュージアムショップもそうだけれど、こんなふうにふたりで買い物をするってことが私には――私たちには新鮮で、本当に彼とお付き合いしているんだっていう気持ちにしてくれた。

 

 祝日の午後だけれど、幸いなことに空席があったので私たちは飲み物を頼む。

 

「俺は、ホットコーヒーで。千歌ちゃんは?」

「私は……」

 

 うーん、どうしよう。どら焼きは甘いし、今日は花丸ちゃんに敬意を(ひょう)して――。

 

「緑茶にする」

 

 晴樹くんはうなずいて注文してくれた。

 

 お菓子と飲み物を持って席につく。ずっと歩き通しだったので、意外に疲れていたみたいだった。

 

「お疲れさま、千歌ちゃん」

「ありがと、晴樹くん」

 

 ん、名前で呼ぶのも、ずいぶん慣れてきたんじゃないかな。

 

「今日はオレンジジュースじゃないんだね」と彼。

「うん。甘いお菓子に甘い飲み物、だとどうかなって思って」

「コーヒーとか紅茶じゃなくて、緑茶なんだ」

「私、コーヒーはあまり得意じゃなくて……緑茶は、お友達の影響かな」

「ふーん、そうなんだ」

 

 晴樹くんは面白そうにうなずいた。

 

「晴樹くんは、コーヒー、好き?」

「そうだね、わりと好きかな。ブランドとかに、こだわるほどじゃないけど」

 

 今度は私が、そうなんだって思う番だった。

 

 やっぱり私は、彼のことをまだ知らない。でも、今日はずいぶん、わかった気がする。

 こうやってすこしずつ知っていくのは、距離が近くなっていくようで、嬉しかった。

 

 コーヒーもすこし、試してみようかなって思った。

 

 松月は人気があるらしくて、お客さんは次々とやってきた。私たちは適当なところで切り上げた。

 

 三月になってずいぶん日は長くなったけれど、さすがにあたりは夕方の気配を帯び始めていた。

 

「もうすぐ、終バスかな」と晴樹くん。

「たぶん、まだ大丈夫だけど……」

 

 ちょっと水族館のほうへ戻って、念のためバス停で時刻を確認する。

 私の覚えていた通り終バスまではまだ数本、あった。

 

「あと(いち)時間ちょっとか。どこか、おすすめとかある?」

「そうだなあ……」

 

 晴樹くんの問いに、私は悩んでしまう。おすすめはいくつもあるけれど、短い時間で行ける場所、というと――。私の部屋に来てもらう? うーん。

 

「……ちょっと散歩でもしようか」

「うん」

 

 晴樹くんが言って、私はうなずいた。

 

 

 

        §

 

 

 

 俺たちは千歌ちゃんの案内で内浦(うちうら)を歩いた。浦の星女学院から淡島(あわしま)まで、湾をぐるりと囲む一帯が内浦らしい。

 

 さすがに端から端まで回る時間はないので、近くを歩いた。

 

「ここの食堂、お魚がおいしいんだよね。うちでも同じ魚、使ってるはずなんだけどなあ」

「外で食べるとおいしい、とかじゃないかな」

「あ、そうかも」

 

 県道の歩道は狭くて、千歌ちゃんとの距離が近いのが嬉しかった。

 

「こっちに行くと、花丸ちゃんの家があるんだ。花丸ちゃんちはお寺なんだよ」

「お寺か。たしかに国木田さん、そんな雰囲気、あるね」

 

 俺はAqoursのブログを思い出して話す。

 

「でしょ。花丸ちゃんちから見る内浦と淡島、すごくきれいなんだ」

 

 千歌ちゃんの言葉の端々(はしばし)から、ここが気に入ってるんだってことが伝わってきた。

 山が海のすぐ近くまで迫っていてあまり広くはないが、静かでいいところだと思った。

 

 ぐるっとひと(めぐ)りしてまた元の場所に戻ってくる。まだ時間はあるはずだ。

 

「さっきの砂浜、行ってみていいかな」

 

 千歌ちゃんの家、目の前の場所が、なんとなく気になっていた。

 

「うん、行こうよ!」

 

        ・

 

 県道を渡って砂浜へ。そこは海水浴場になっているようだった。

 

 ホテルらしい建物と遊覧船の桟橋(さんばし)(はさ)まれたごく短い、百メートルほどの海岸線。

 正面すこし右には湾に浮かぶ淡島が見える。左手からは湾の中央にかけて陸地が伸びていて、その上に小さく、白い建物が見えた。浦の星女学院だ。

 

 オレンジの――蜜柑色の光が、空と海を染め上げていた。正面から吹く風が、潮の香りを運ぶ。俺は胸いっぱいに吸い込んだ。

 

「海とか、ひさしぶりだな」

「沼津に住んでるのに?」

「うーん、高校生にもなると、あまり来ないかな」

「そっか、そうだよね。私は目の前だから、毎日来てる……っていうか見てるけど」

 

 千歌ちゃんはそう言って笑い、水平線を見つめる。

 

「……毎日、表情がすこしずつ違うんだ」

 

 今日の千歌ちゃんには、どんな表情に見えるんだろう。

 

 俺はゆっくりと波打ち(ぎわ)まで歩いた。

 水をさわってみると、意外にそれは冷たかった。

 

 すぐうしろまで来ていた千歌ちゃんにそう話す。

 

「そうなんだよね。気温と海水温だと、海水温のほうがすこし、遅れて変わるんだ。だから今が、一番冷たい時期かも」

「さすが、詳しいんだね」

「友達の受け売りだけどね。それに、肌でも実感してるし」

 

 ざざっと突然、大きな波が打ち寄せて俺と千歌ちゃんは濡れないようにあわてて下がる。

 

「実感?」

「うん。夏休みとか、毎日、泳いでるもん。さすがに去年は、ちょっと控え目だったけど」

 

 見てるだけじゃないんだ、と思う。去年はきっとスクールアイドルをしていたせいだろう。

 でも、毎日泳いでる、か。

 

 俺は千歌ちゃんの全身を眺めてしまう。今日の服はあまり体のラインは出ていないが、定期演奏会のときに、それに――そう、「恋アク」でもわかるように、千歌ちゃんはとても、破壊力があるんだ。

 

 千歌ちゃんは目を細めて、黙りこんだ俺をにらむようにする。

 

「……なにかいま、へんな想像したでしょ」

「あー、その……」

 

 千歌ちゃんは唇をへの字にする。

 

「ごめん。その、無神経だった」

 

 俺がそう言うと千歌ちゃんは表情をゆるめた。

 

「ううん、ちょっとドキッとしただけ。……晴樹くんも男の子だから、仕方ないよね」

「まあ、そうなんだけど」

 

 それでも恥ずかしくて、俺は顔をそらした。

 

 波の音に混ざる千歌ちゃんの次の言葉を、俺の耳はかろうじてとらえる。

 

「大丈夫。そんなことで私、晴樹くんのこと、嫌いになったりしないから」

 

 はっと俺が視線を向けると、今度は千歌ちゃんが明後日(あさって)のほうを見ていた。

 

「今度、泳ぎに行くとき、誘ってもらえるかな」

「……わかった」

 

 千歌ちゃんは目をあわせずにうなずいた。

 とりあえず夏までは、お付き合いできるみたいだった。

 

        ・

 

 波の音を聞いていると、時間を忘れそうだった。それでも太陽はゆっくりと高度を下げていく。

 

 海を見ながら俺は「恋になりたいAQUARIUM」のことを思い出した。

 

 あれは千歌ちゃんの作詞ではない、とわかって、俺はほっとしていた。

 あの曲はAqoursの数少ないラブソングで、歌詞は告白したいという女の子の心を(つづ)っていて――千歌ちゃんの作詞だとしたら、誰を思って作詞したんだろう、と気になっていた。

 

 もちろん、現実と作詞は別だ、ということはわかっている。

 それでも俺は、嬉しかった。

 

 ただ、国木田さんはどんな思いで作詞をしたのだろう。

 それに歌詞のなかで何回か繰り返されている、「大胆」という言葉。

 

 今日の千歌ちゃんは、すこしだけ大胆な気がした。もちろん、意外に(?)恥ずかしがり屋なところは変わっていない。女の子らしい、控え目な態度も。

 でも、今日は、最初に会ったときから距離が近かった――いや、距離を近づけてくれようとしていたと思う。

 

 俺もつい千歌ちゃんに、素直に話してしまった気がする。たぶん、それはいいことなんだと思うが――。

 

「晴樹くん?」

 

 俺はびくっとする。いつの間にか千歌ちゃんが隣に来ていた。

 

 不思議そうに俺の目をのぞき込む千歌ちゃん。ぴょこんと揺れる前髪の一房(ひとふさ)

 俺との距離を考えてくれる、千歌ちゃん。

 あらためてそんな彼女を可愛いと思う。

 

「今日はありがとう。楽しかった」

「私も」

 

 千歌ちゃんは微笑む。

 

 口に出さなければ伝わらないこともある、か。

 

「俺、今日、あらためて思ったんだけど……」

「なあに?」

 

 きょとんとした、ステージで見るのとはまったく違う、(おさな)さの残る表情。夕日でいっそう輝く蜜柑色の髪。きらきらと光る宝石のような瞳。わずかに上気した頬。なにもかもが――。

 

「千歌ちゃんのこと、好きだなって」

 

 千歌ちゃんは俺の予想した通り、真っ赤になってしまう。そんなところがやっぱり可愛かった。

 

 俺も恥ずかしくなり、海に視線を向けた。

 ちょうど太陽が浦の星女学院のあたりに沈んでいくところだった。

 

 俺は隣にいる千歌ちゃんの手を握る。千歌ちゃんとの距離がすこし近づいて、腕と腕がわずかにふれた。伝わってくる体温。

 

「私も、思ったんだけど……」

 

 千歌ちゃんがささやいた。

 

「私も、晴樹くんのこと、大好きだよ」

 

 ぎゅっと胸が締め付けられた。千歌ちゃんの顔がどうしても見たくなって、ちらっと横目で見てしまう。

 

 今までで一番、可愛い彼女が、そこにいた。

 

 柔らかそうな彼女の唇。

 ここで彼女を抱きしめられたら、どんなにいいだろう。彼女は応えてくれるだろうか。それとも初デートでそんなことをしたら嫌われてしまうだろうか。

 

 悩みながら海を見つめる。悩めるということ自体が、とても幸せだった。

 

「あっ!」

 

 千歌ちゃんが突然、言った。心のなかを、のぞかれたような気がした。

 

「そろそろバスの時間かも」

 

 そうだった。

 沼津と内浦、立派な遠距離恋愛になるんじゃないか、と思う。

 

 ふたりでバス停まで戻った。あと三分で来るらしい。

 千歌ちゃんは話す。

 

「春休み、また会おうね」

「もちろん」

 

 幸いなことに、あまりあわてる必要はなさそうだった。

 

 

 

        §

 

 

 

 晴樹くんを見送って、私は家路につく。といっても、すぐそこなんだけれど。

 

 県道を渡ろうとして、その前にもう一度、浜辺へ下りた。

 さっきまで晴樹くんが立っていた場所に立つ。

 

 あの瞬間。彼はなにを考えていたんだろう。もしバスがもうすこし遅かったら。もし私が、バスのことを思い出さなかったら――それはそれで、たいへんなことになるけれど。

 

 私の想像がもし当たっていたなら、私はどうしただろうか。

 

 まだ、わからなかった。

 

 一か月前の告白。忙しくて騒がしくて充実していたこの一か月間が、ようやく落ち着いて、今日はまるで――二度目の告白をされたみたいだった。

 

『千歌ちゃんのこと、好きだなって』

 

 彼とどうなるのかずっと不安だったけれど、すっかりそれはなくなっていた。

 

『晴樹くんのこと、大好きだよ』

 

 彼も同じように思ってくれたなら、いいんだけど。

 

 花丸ちゃんにお礼を言わなくちゃ、って思った。恋の先輩である、花丸ちゃんに。

 

 太陽の最後のかけらが長井崎(ながいさき)から消えて、内浦を照らすのは赤い空だけになる。明日も晴れそうだった。

 きっと明日には明日の、新しい物語があるのだろう。

 

 私は今度こそ、家に向かって歩き出す。

 夜の気配を感じさせる風が私の髪をなでた。でも、私は寒さは感じなかった。彼の言葉が胸のなかに、温かく残っていたから。

 














番外編、完結となります。所感は活動報告へ書きたく思います。
ありがとうございました。
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