勘違いヒーロー、誕生。   作:さらだ

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S.P.D.

 

S PECIAL. P OLICE. D EKARANGER.

 

 

燃えるハートでクールに戦う5人の刑事達。

 

 

彼らの任務は、

 

 

地球に侵入した宇宙の犯罪者達と戦い、

 

 

人々の平和と安全を守ることである!

 

 

 

 

 

side 〔勘違いおたずね者・トオル〕

 

朝、起きて何気なく朝刊をみると、何かチラシが挟まっていた。ほぉ、今日はたまごがお買い得か.........何枚か、チラシをみていると、【WANTED】と書かれた紙がひらりと落ちる。

 

 

【WANTED トオル 450万ザギン】

 

.........おれの手配書が更新されていた。(地味に。)

 

それでも、いまのおれは安心だ。なぜなら、地球にいるから!宇宙からみると地球はすごい辺境の星で、分かりやすくいうと田舎ってやつだ。だから、こんなところまで追いかけてくるやつはいないだろう。警察だって暇じゃない。懸念するなら、物好きな賞金稼ぎぐらいだが、わざわざ高い交通費を払って地球まで来るヤツはそういない。よほどおれにうらみがあるなら話は別だが。

 

そう結論付けて、おれは堂々と町を散歩することにした。手配書は隠すようにおれの懐刀にしまった。

 

あのカラフル5人のバカはどこにいる!!おっと、今朝の手配書のせいか大原部長の口調になってしまった。おれの見立てでは、あのカラフル5人組がこの世界を知るためのキーパーソーン。.........なハズだ。

 

ちょっと休憩するか。昼間からベンチでごろごろしていたせいか、おまわりさんに職質された。いまのおれって一応、医者だが、あいにく今日は医師免許を忘れてきた。言葉につまったおれは、その場をごまかそうとしたが、それが逆に怪しくみえたらしくドナドナされた。

 

 

とりあえず身分証明するためにこっそり《ジャンプキー》を使った。選んだジャンプキーは、我らがお巡りさんの両さん。眉毛はつながつていて、下駄を履いている。両さんのコスプレだな、こりゃ。正真正銘、警察手帳をこれ見よがしに見せる。ジャンプに警察官いて助かった。同胞だと思いこんた警察官はすんなりおれを解放した。ふっ。伊達に宇宙を放浪したわけじゃない。

 

おれが警察署から出ていこうとしたとき、見覚えのある赤コートがいた。

 

「......失礼。地球では、警察にはじめてきたとき儀式としてこんなポーズをとっていただくことになっているのですが」

 

黄色いラインのジャケットの女性は両腕を合わせて前に向けて、赤コートに言った。おかしいな。おれ、そんな儀式知らねぇけど。.........この世界じゃ常識なのか?

 

「こうか?」と、赤コートはその真似をする。すると、女性は手錠をとりだし、ガチャンと赤コートにかけた。

 

「キャプテン、マーベラス。諸々の海賊行為で逮捕よ」

 

 

宇宙警察だったのかよ。で、あのカラフル5人組は宇宙海賊だってわけか。賞金首の。ほぉ。だが、彼らはトラブルメーカーなようで、警察相手に逃走を図った。おいおい。ここで暴れてくれるなよ。

 

 

 

おれがトンズラこいた先には文字どおり犬のお巡りさんと赤コート、それにどういうわけかザンギャックがいた。もしかして、おれ詰んだ?

 

 

ええい!悩んだって仕方ない。悩んだら、【生きるモード】に切り換えてスタートだ。それからどう生きるか探せばいい。

 

 

 

 

 

 

 

side ゴーカイジャー

 

ここはゴーカイガレオン。宇宙海賊ゴーカイジャーの船だ。ジョーはトレーニングをし、ルカは今朝の新聞を広げて言った。ルカの表情は生き生きとしている。

 

「あたしたちの賞金、大幅アップだって!5人合わせて330万と100ザギンだったのが、なんと、675万1000ザギン!」

 

「あらまぁ、一気に羽上がりましたね」

 

「呑気だなぁ、もう!これからますます狙われるよ」

 

おっとりした口調のアイムに顔を青くさせたハカセはそれを咎めた。

 

「のぞむところじゃねぇか。おい、鳥。お宝ナビゲート」

 

マーベラスは椅子から立ちあがり、リンゴをかじり言った。

 

「だから鳥っていうな!

 

 

Let's お宝ナビゲート!そなたたち、探し物なら警察に行けばいいぞよ~......だって!」

 

 

ナビィは頭を天井にぶつけ、そう告げた。

 

「警察......?」一同が困惑するなか、マーベラスはリンゴをかじりながら、口角をあげた。

 

 

マーベラスは、警察署につくなり、宇宙最大のお宝を一人の警察官に聞いた。だが、彼は運が悪かった。その警察官は手にしていた手配書とマーベラスが同じ顔だと気がついた。そんな二人に隣にいた背中に【S.P.D.】とロゴされた黄色いジャケットの女性が近づいた。

 

「......失礼。地球では、警察にはじめてきたとき儀式としてこんなポーズをとっていただくことになっているのですが」

 

女性は両腕を合わせて前に向けた。

 

「こうか?」と、マーベラスはその真似をする。すると、女性は手錠をとりだし、それをマーベラスにかけた。

 

「キャプテン・マーベラス。諸々の海賊行為で逮捕よ」

 

女性はS.P.D. つまり宇宙警察だった。

 

「全員、逃げるべし!」

 

ルカの合図でマーベラスたちは逃走を図った。

 

 

マーベラスが逃げた先には宇宙警察の地球署、署長、ドギー・クルーガーがいた。犬の姿をしているが、彼はアヌビス星人、鼻が利く。マーベラスを拘束したが、彼らはザンギャックの企みに気がつき、一時休戦とした。

 

 

そこに眉毛が繋がった男が下駄の音をさせながら姿を表した。

 

 

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