勘違いヒーロー、誕生。   作:さらだ

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あれから4年の月日が流れた。

 

死亡フラグを回避しようと、やれることは出来る限りやった。毎日必死な顔で鍛練する子どもをみて、親はおれを不思議そうにみていた。だが、我が子がやる気を出していることに胸をうたれたらしく、嬉々としておれに《知識》を教えてくれた。

 

後に、何故おれのやる気に感動したのか聞いてみると、「あなたの将来がニートになるんじゃないかと心配してたの」と言われた。たしかにおれはニートみたいな生活を送っていたが.........どうやらおれの今世の親は少々天然気味のようだ。ツナのママさんと気があいそうだな。

 

それで悪魔の実なるものを探してみたが、見つからなかった。それもそのはず。悪魔の実は1億ベリーという値段がつけられるものだ。そう簡単に見つかるわけがない。食べたら、海に嫌われカナヅチになるが、超人的な能力を得られる。怖いもの見たさなのか、ちょっと期待してるので、気長に待つとする。そのうちお目にかかることができるはずだろう。

 

 

かわりにみつかったものがある。それは鍵のようなデザインのものだ。ぐるぐるとした模様で果実を連想させる。はじめは悪魔の実だ!と、テンションがあがった。あがりまくってその勢いで食べそうになった。だが、それは手のひらにおさまるサイズで、例えるならキーホルダーみたいな、小さかった。おれの記憶だと、もう少し大きく漫画でかかれてたような.........まさか、未成熟な悪魔の実なのか?食べたらおなかを壊すかもしれない。

 

さわってみると、プラスチックのような素材だ。手で軽く叩いてみると、コツコツと、音がなる。うん、明らかに食べものではないな。しばらくいじってみると、パカッと開いて、何とそれが鍵の形に変わった。また、もとに戻すとぐるぐるとした模様の悪魔の実もどきになる。

 

よくわからないが、おもしろいしありがたくもらっておこう。

 

そして、鍛練を続けるたびにその鍵を見つけ、(悪魔の実の形は異なっていた)次第にコレクションするようになった。

 

 

そんな生活をしていたある日のこと。おれは親から《宇宙海賊》という言葉を耳にした。

 

宇宙海賊、だと!?

 

まさか、麦わら少年ではなく、甘党天パの主人公の漫画の世界なのか!?

 

《宇宙海賊》ときくと、可愛らしい見た目とは裏腹に巷ではゲロインと呼ばれる美少女のお兄さんの姿を思い出す。

 

............そうか。おれが生きてるのは銀魂の世界だったのか。ボケとかツッコミとか覚えた方がいいのか?いやいや、忘れるな、おれ。【今世は、ホワイトに安全に平和にそして何より自由に生きる!】ことが目標だ。

 

 

関わる、関わらないにしても、銀魂はSFなんちゃって時代劇コメディなんていうが、なかなかシリアスでハードなシーンがあった。おれは某ジャンプを熟読しているからな。銀魂にしても、鍛練をやめるわけにはいかない。友情、努力、勝利だ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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