勘違いヒーロー、誕生。   作:さらだ

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先日、おれが集めていた鍵のコレクションのモチーフが新バージョンになった。

 

いつものように鍛練をして、本を読んでいたときのことだ。足をぶらぶらしていたらなにかにぶつかった。ふと、足元をみると、椅子のしたにちいさなミニチュアのフィギアがあった。拾ってみると、妙に見覚えのあるシルエットで、白い。頭の部分がおそらく天パ。まるで坂田銀時のようなフィギアがあった。

 

よくよくできているなぁ~なんて、感心しながらみていたら、やはりこれも鍵に変形した。悪魔の実の次は銀さんですか。次は真選組だったりして。

 

冗談半分で考えていたことが当たった。あれから、銀魂キャラたちのミニチュアフィギアの鍵が集まっている。

 

 

さすがにおかしい。そう思って、おれは14歳になった誕生日に親に聞いてみた。

 

 

まとめると、こうだ。

 

おれが集めていた鍵のコレクションは《ジャンプキー》という宇宙のお宝のひとつのことだ。

 

そして我が家には《ジャンプキー》の力を引き出すための家宝が代々伝わっている。

 

おれには《ジャンプキー》を使う素質があるみたいだから、その家宝を渡す。売ってもいいし、自分の好きなように使ってもかまわない。

 

 

以上である。

 

 

《ジャンプキー》ってなんだ?どういうことだ?

 

ひとまず、渡された家宝とやらをみる。箱を開けてみると、中には携帯電話のようなものが入っていた。うわぁ、なつかしい。スマートフォンが主流になった現代からすると、とても懐かしく感じる。それをながめてみると、鍵穴があった。一度目を閉じて、冷静にする。やはり、鍵穴がある。

 

鍵のコレクションをみて、携帯電話をみて、鍵を指してみた。カチャッと回った。次の瞬間、辺りは光りにつつまれ、おれの姿は黄色い長袖のシャツ、モコモコした帽子、手に握った刀。おれが指した鍵はぐるぐるとしたハートの形の悪魔の実。その悪魔の実の能力者、つまり、トラファルガー・ローのコスプレをしていた。

 

 

ま、まじかよ。おれはトラファルガー・ローになっちゃったよ。.........これは、転生だとか思ってたけど、憑依なのか?だったら、トラファルガー・ローみたいに医者になった方がいいのか?医療知識は覚えていて問題ないし、医学書でも読むか。............(遠い目)おれの愛読書はジャンプにだがな。

 

 

なんてことをお気楽に考えていたせいか。向こうの方から爆発音と叫び声が聞こえる。

 

すると、一人の宇宙人らしき人物が攻撃を指示し、町が炎に包まれていた。

 

 

安全に平和に生きたいおれの前でなんてことをしてるんだ。

 

宇宙人が高圧的な態度でこう宣言した。

 

 

「この惑星は、我々が侵略する!!」

 

 

 

............なんてことだ。

 

 

フリーザ軍だったのか。

 

 

 

ってことは、ドラゴンボールの世界?

 

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