勘違いヒーロー、誕生。   作:さらだ

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フリーザ軍が侵略してきて、一時は形成逆転し、おれが勝ったかと思った。

 

だが、やつらはあろうことか惑星そのものを木端微塵にした。自爆である。

 

おれは捕まえた宇宙人の飛行機をもらい、その場を脱出した。それから、しばらくのあいだ宇宙空間を漂流し、別の惑星に到着した。トラファルガー・ローのコスプレもいつの間にかもとにおれが着ていた服に戻っていた。

 

まず、おなかがすいて仕方ないので、食料調達に走る。そして、やはりおれが住んでいた惑星は、消し飛ばされたらしい。おそらく、おれの親も、もうこの世界にいないだろう。そして、おれが住んでいた惑星を襲ったのは、フリーザ軍ではなく、ザンギャックとかいう帝国らしい。ザンギャックってドラゴンボールに出てきたっけ?おかしいな、おれは某ジャンプを熟読しているのだが、聞き覚えがない。

 

 

それから、新聞をみてみると、なんとおれは指名手配されていた。

 

 

〔WANTED トオル 400万ザギン〕

 

なん...だと...

 

これでは平和に過ごせないではないか。変装もしないといけないのか。堂々とまちを歩けないな、こりゃ。

 

記事に書かれているおれは、ものすごい凶悪犯だった。なんでも、ザンギャック帝国に逆らい、心臓をとられた悪魔のような男だとか。手配書に写るおれは、思いっきり悪人顔になっていた。

 

 

 

 

............そういえば、おれ、トラファルガー・ローみたいに斬っていったな。ついでにどういうわけか、おれの故郷の惑星の爆発もおれの仕業になっていた。いやいや、おれ、そこまでやってねーよ。そこに関しては異議あり!新聞にツッコミいれても仕方ない。

 

 

それから、おれは突然一人で生きることになったわけだが。

 

 

いま、おれが持っているのは、ほんの少しのお金と、《ジャンプキー》、それと家宝の携帯電話。

 

家宝といえば、親のことを思い出す。もう少しちゃんと話せばよかったな。せめて、墓はつくって供養したいが、あいにく爆発によって、おそらく宇宙のどこかの星になっているだろう。命日はお酒でも飲んで、空を見上げる日々が続いている。

 

せめて、親の分まで生きなければ。

 

 

 

あれから、数十年が経つ。

 

おれは、医者として惑星を転々と旅している。途中、ザンギャックとかいうやつらの妨害に遭うがそれなりにやっている。そういえば、風の噂でこの世界に地球があることを知った。地球は、いま危機にあるらしい。

 

 

地球でヒーローたちが集まってザンギャックと戦っている。

 

 

え、ここは僕のヒーローアカデミアなのか!?

 

 

 

 

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