CiRCLEのアルバイト生活 〜失いながら手にしたモノ〜 作:わらびもち二世
主人公不在の回です!笑
たまには女の子だけのガールズトークもいいですね。
千聖さんの視点にしてみました!今回はパスパレメインです!
今日はお昼に小規模なライブがあってそれが無事に終わり、パスパレの皆で羽沢珈琲屋に来ていた。
「彩ちゃん。お疲れさま、今日も彩ちゃんらしい良いステージだったわよ」
「ありがとう千聖ちゃん。今日もMCで噛んじゃったけどね。・・・あはは」
彩ちゃんは少し苦笑いしながら答えた。
すると日菜ちゃんが
「彩ちゃんがMCを完璧にこなしてるとこなんて想像できないな〜!それにそんなの全然つまんない!」
「ええ?!なんで!?」
「確かに!私もアヤさんがなんでもそつなくこなせるようになったら少し寂しいです」
2人の気持ちもわかるわ。彩ちゃんの良さは一生懸命なところだものね。
「あー、それはジブンも分かる気がします。」
「麻弥ちゃんとイヴちゃんまで!?酷いよ〜!」
「ふふ・・・彩ちゃんには悪いけど、もう少しこのままでいて欲しいわね?」
きっとファンの皆も彩ちゃんにはこのままでいて欲しいと思ってるものね。
「え〜!私も千聖ちゃんみたいな、大人の余裕?って言うのかな。そんな風に仕事を出来たらな〜。あ、もちろん千聖ちゃんは千聖ちゃんで大変なのはわかってるけどね」
「彩ちゃんが私みたいに?ふふ・・・そう言ってもらえるのは素直に嬉しいけれど」
実際、私も大人の余裕?みたいなのは少しわからないけれど、きっと竜二くんみたいな人の事を言うのだと思うわ。
「えー!そんなの全然るんってこないな〜!彩ちゃんはそのままの方が絶対面白いよ」
「そうです!アヤさんにはアヤさんのいいところがあります!」
「ジブンも彩さんがいつも一生懸命なところがとても好きですよ。もちろん!千聖さんもカッコいいと思いますが」
私は少し前に竜二くんの言ってた言葉を思い出した。
「そういえば、竜二くんも言ってたわね。あえて言うなら彩の良いところはあの一生懸命さだってね。私も今ならわかる気がするわ」
「そうなのかな?喜んでもいいのかな!竜二くんはそういうこと直接言ってくれないからな〜」
「素直さに関しては私も彩ちゃんに少しは見習わないとね。」
私ももっと素直に甘えられるようになれればいいのだけれどね。
「今思うと竜二さんは人を伸ばすのが得意な人なんだと思います」
麻弥ちゃんがしみじみと言った。
すると日菜ちゃんが
「わかるかも!きっと本人は自覚ないんだろうな〜!」
「そう言えば、皆さんはどこでリュウジさんと出会ったんですか?私はパスパレを結成する少し前にまだモデルのお仕事だけしている時に初めて会ったんです」
イヴちゃんはそんなところで会っていたのね。それにしても竜二くん。何をしてたのよ・・・
「あたしはパスパレやる前にCiRCLEでかなー!」
「ジブンはスタジオミュージシャンをやってた頃にスタジオで」
「私はまだ養成所通ってる時にバイト先だよ!千聖ちゃんは?」
「みんなは意外なところで出会っていたのね。私は・・・たまたまバス停出会ったのよ。今のパスパレが出来る前に少し仕事で遠くに通っていた時にね」
「今思うと、竜二くんって色んなところに出没してるよね・・・」
彩ちゃんは不思議そうにしていた。
「そもそも、元々は何をやってた人なんでしょうか」
麻弥ちゃんの言いたいこともわかるわね。
実際、竜二くんの事はCiRCLEでバイトしてて音楽に長けている人という事以外全然しらないのよね。
「カスミさんから4月に転入して来て夏くらいまでは学校に通っていたって聞いたんですが、私、同じ学校なのに全然気がつきませんでした!」
そうだったのね!まさか同じ学校に通ってた時期があるなんて思いもしなかったわ。
「そうだったの?!イヴちゃん!私も全然気がつかなかったわ!もともと上級生とは関わりがなかったって言うのもあるけれど」
「ええ!?竜二くんうちの高校に通ってたの?!私全然気がつかなかったよ〜」
彩ちゃんも心底驚いていた。
「皆さんが出会ったのもその後ってことになりますよね」
麻弥ちゃんの言うように、私も初めて会ったのはその後になるわね。
「あたしが竜二くんと会ったのはCiRCLEが出来てすぐだったから、大体その時期であってるよ!」
一度話を整理してみた。
「イヴちゃんはモデルの仕事している時に会ったのよね。そして麻弥ちゃんはスタジオだったわね」
「でも確か、カスミさんが言うには竜二さんは7月末に退学したらしいんです。9月にこの街に帰ってきたとも聞いています」
「ええっと〜!つまりどういうことなのかな」
彩ちゃんが少し難しそうな顔をしていた。
「つまり、8月に竜二くんはなにかしていたはずなのよ」
「あ!なるほど、リュウジさんは8月になにか急遽やる事があって退学したんですね」
「そっか!9月にはもうCiRCLEにいたからね」
日菜ちゃんとイヴちゃんも納得した様だ。
「それに不思議なのは9月に帰ってくるなら夏休みがあるので辞める必要はなかったんじゃないでしょうか?」
「いったいリュウジさんは何をしてたんでしょうか?」
「なんか、謎が深まるばかりだね」
麻弥ちゃん、イヴちゃん、彩ちゃん、それぞれが難しい顔をしていた。
「あまり詮索するのもよくないわよね・・・今は竜二くんがそのうち話してくれると信じましょう?」
「そうですね!チサトさん」
すると日菜ちゃんが
「そんなことより!千聖ちゃんが竜二くんと会った時の話を聞かせてよ!」
「え?私が竜二くんと出会った時の話かしら?」
「あ!それ私も気になるな〜」
彩ちゃんにも気になるみたいね。
「ふふ・・・ごめんなさい。それは出来ないわ」
「えー!なんでー?」
日菜ちゃんが残念そうに私に聞いてきた。
「今はまだ自分の中だけの話にさせてくれないかしら?それに、私からみた竜二くんとの出会いは少し言葉にしずらいのよ。みんなにもそういう思い出ってないかしら?竜二くん本人に聞いてくれる分にはいいのよ?」
あの時の気持ちを言葉にするのは難しいのよね。
それに今はまだ私だけの思い出にしておきたいのかもしれないわね。
「なるほど、わかりました。チサトさんにも事情があるんですね」
「ジブンも少しその気持ちはわかります。なのでいつか聞かせてくださいね!千聖さん」
どうやら納得してくれたみたいね。
「そっかー!聞きたかったんだけどな〜」
「ごめんなさい。日菜ちゃん、少し気恥ずかしい気持ちもあるのよ」
「私も恥ずかしい気持ちはわかるな〜。竜二くんと会ったのまだアイドル研修生だった頃の話だしね」
彩ちゃんの研修生時代、それはそれで興味があるわね。
皆と話してる時間は本当に楽しい。時間があっという間に過ぎていく。
「そういうことよ。さてと・・・そろそろ時間ね。今日はそろそろお開きにしましょう」
いつのまにか
「そうだね!私もそろそろ家に帰らないと!」
そのまま会計をして店を出てから帰ることにした。
あ、主人公との絡みはないけどイヴちゃんと麻弥ちゃんやっと出せました!笑
次の話はもう出来上がってるので、後日投稿させていただきます!
誤字がありましたら訂正しますので、よろしくお願いしますm(_ _)m