CiRCLEのアルバイト生活 〜失いながら手にしたモノ〜   作:わらびもち二世

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いつも見てくださってる方ありがとうございますm(_ _)m
今回はAfterglow全員集合の回です。
前編、後輩で分けようかと思います!

それでは本編をどうぞ!


11. 羽沢珈琲店はいつも賑やかだ。 前編

今日は土曜日の昼間に羽沢珈琲店になぜかバイトに来ている。昨日つぐの親父さんから電話がかかって来て、昼間の忙しい時間だけ手伝って欲しいと言われたわけだ。

 

「いらっしゃいませ〜」

「ええ!竜二!?なんでつぐのところにいるの?!」

誰かと思ったら、ひまりがたまたま店にやって来たらしい。

「今日は忙しいらしくてな。つぐの親父さんに電話で頼まれたんだよ」

「ごめんね!お父さんが、明日は予約が多いけど日雇いで誰かバイト雇うから大丈夫って言ってたけどまさか竜二くんに連絡してるなんて思わなくて」

 

「あーつぐ、それは別にそれはいいんだ。問題はそこじゃない」

問題はこの喫茶店の制服姿を誰かに見られることの方だ。

もはや手遅れだけどな!今一番知られたくない奴に出くわしてしまったわけだがな!

 

「それにしてもその格好・・・ふふ・・・あはは!。格好いいよ竜二!」

「てめぇ!何笑ってやがる。それと写真撮るんじゃねぇぇ!」

こいつ!人の格好を見て早々爆笑しやがったぞ!

頼むからこれ以上知り合いが来ないことを願う。

 

「ごめんごめん!でも似合ってるのは本当だよ!・・・LANEのグループチャットに送ろっと!」

ひまりぃぃぁぁぁぁぁぁ!!

 

「おま・・・!そんなことしたら絶対アイツら冷やかしにくるだろ?!」

なんて事しやがるんだ。まさに公開処刑じゃねーか!

「あはは・・・は、竜二くん落ち着いて・・・」

 

「つぐ・・・こいつを今すぐ放り出しても良いか?」

「だめだよ?ひまりちゃんもお客様なんだから」

くっ!つぐが正しい。お客様は神様だからな。

「すいませ〜ん」

話し過ぎたか。そろそろ接客に戻らないと。

 

「ほらほら?お客さんが呼んでるよ?言ってあげないと!」

「くっ!覚えとけひまり!」

 

そうして接客にもどって、しばらくの間は俺は淡々と職務を全うしていた。

 

「お待たせしました。こちらアイスコーヒーとAセットになります。ごゆっくりどうぞー」

 

ひまりをとっちめてやりたいが、そんな暇がないくらい忙しい昼時だな。

 

「いらっしゃいませ〜!蘭ちゃん!?とモカちゃんも来たんだ」

 

どうやら蘭とモカも来たらしい。ったくひまりのヤツまじで写真送りつけやがったな。

 

「2人とも〜!待ってたよ〜」

ひまりがモカと蘭に呼びかける。

「さっきひまりから面白い写真が来て、面白そうだったから覗きに来た」

「あ〜、本当に竜二がバイトしてる〜!」

モカ指差すな!静かにしなさい!お兄さん恥ずかしいでしょ!!

 

「あたし達はひまりと同じ席でいいよ。後で巴も来ると思う」

おいおい。ちらっと聞こえたけど、こんなタイミングでAfterglow全員集合かよ!

 

「うん!もう少ししたら暇になってくると思うから竜二くんとも話せると思うよ!」

「うん。あたし達はゆっくり待ってるから気にしなくてもいいよ。つぐみも頑張って」

つぐが蘭たちを案内してから戻ってくる。

 

「竜二くん。蘭ちゃんとモカちゃんも来たみたいだよ」

「ああ。さすがに聞こえてたぞ。ったく完全に見世物じゃねーか」

「私はその制服似合ってると思うよ!それになんだか竜二くんとお揃いみたいで嬉しい!」

「つぐ・・・!お前はなんていい子なんだ!お小遣い100万くらいあげよう!」

「ええ!?そんなことないよ!それにみんな、本当は竜二くんに会えて嬉しいんだと思うよ?」

「そうだといいんだけどな。」

 

「すいませーん」

 

「さてと、呼ばれたし行ってくるな」

 

つぐとつぐの親父さんに裏方は任せて俺はしばらく接客に専念していた。

 

「こちらアイスカフェオレになります。ごゆっくりどうぞー」

 

 

「蘭〜見て見てあれー」

「本当だ。竜二が真面目に接客してる。ふふっ・・・それにあの格好」

「2人とも〜!あんまり笑うと竜二に失礼だよ!」

「そういうひーちゃんだって笑ってるじゃんー」

「いや似合ってるんだけど・・・だけどなんだろう?様になりすぎて・・・ふふっ」

 

こらえろ!こらえるんだ竜二よ!お客様は神様!お客様は神様!!!

 

ガラガラ〜

 

「いらっしゃいませ〜!・・・お前も来たのかよ・・・はぁ」

「きたぞ竜二。本当にバイトしてたんだな。それより人の顔を見るなりいきなりため息は酷くないか?」

巴も来たらしい。本当に全員集合しやがった。こいつらは暇なのか!そうなのか?!

 

「お前もどうせ冷やかしに来たんだろ?」

「そりゃそうだ!こんな面白い事そうそうないからな〜。それに皆で集まるの久々だしな」

巴!お前は正直すぎるだろ!

 

「トモちん〜!こっちこっちー」

「なんだモカ、もう来てたのか。じゃあ竜二バイト頑張ってな。つぐも頑張れよ〜!」

巴は蘭たちのテーブルに向かって行った。

 

「うん!巴ちゃんもゆっくりしていってね」

 

ピークが過ぎたのか、客足も落ち着いて来て少しのんびりする余裕も出来て来た。

 

すると、パッと見て20代半ばくらいの仕事の制服を着てる金髪の綺麗な女の人に声をかけられた。

「お兄さんモテモテね?あんな若い女の子達5人も知り合いなんて」

「いや、そんなことはないですよ。アイツらはただ冷やかしに来てるだけなんで!」

「そうかしら?お兄さんは新しくバイトで入ったの?」

なんか視線が!主に蘭たちの方からとても視線を感じるのだが!あとつぐお前もか!

 

「今日はたまたまですよ。お店の人と知り合いで、頼まれたんで」

「あら、そうなの?それは残念・・・ねえ!お兄さんいくつ?良かったら夜にでも飲みに行かない?」

「俺、まだ未成年なんですよね。なんでちょっと厳しいかと」

「ええ!本当に?!てっきり二十歳過ぎくらいかと思ってたのに」

しまった。つい仕事モードに入り過ぎて自分の歳のこと完全に忘れてたぜ。

 

「はは・・・は・・・よく言われます。お姉さんみたいな綺麗な人は俺なんかよりもっと大人っぽい男性といた方が良いですよ。それじゃ、仕事があるんで戻りますね」

「あらあら、ますます気に入っちゃったわ。本当に未成年なの?大人のあしらい方が上手ね〜。仕方ないか〜。今回は諦めるわよ。それじゃ、仕事頑張ってね」

そうしてその女の人は帰っていった。

 

「ねぇモカさん見てください。竜二が綺麗な女の人と仲良く話してますよ?」

「あらまーほんとですね。ひまりさん。竜二も男の子ですなー」

「蘭!?目つきが怖いぞっ!」

「別に・・・あたしには関係ないし」

 

 

さっき、めっちゃ見られてたけど、なんかめっちゃ睨まれてなかったか俺?!

 

「にいちゃんもったいねぇなー!俺の若い頃だったら絶対に今みたいなことあったら連絡先くらい交換するぜ?」

すると今度は40歳くらいのおじさんに声をかけられた。

「そういうもんですかね?俺はあんまそういうのわかんないんですよね」

「そりゃそうさ!若いうちは何事も経験しといた方がいい。すぐに大人になっちまうからなぁ」

なんか身にしみる言葉だぜ。

 

「もぅおじさん!竜二くんにあまり変なこと吹き込まないでください」

どうやらこの喫茶店の常連客らしい。つぐは珍しく少し怒っていた。

 

「つぐみナイス」

なんか蘭の声が聞こえたような・・・

 

「ごめんごめん!つぐみちゃん!・・・あらら、怒られちまったな。なぁ?実際にいちゃんは誰が好みなんだ?つぐみちゃんか?それともあそこの4人の中の誰かか?」

おいおい。そんなこと聞いたらまたつぐに怒られ・・・ん?なんでつぐそんな興味ありげにこっちを見てやがる。

 

「俺ですか?別にそんなのはないですよ。アイツらとは確かに仲良いですけど」

「まぁまぁ、好きとかじゃなくてもいいんだよ。強いて言うなら誰が好みだ?」

 

おいおい。蘭たち!お前らもこっち見てんじゃねぇ!

 

「うーん。そうですね・・・あえて言うなら」

 

 

「つぐみ。竜二くん。お疲れ様!後は私1人でも大丈夫だから2人はもう上がってもいいよ。あとこれ、ささやかなお礼。今日はありがとう。竜二くんもまたよろしくね」

つぐの親父さんがなんとか話を切ってくれた。

どうやら今日はもう上がりでもいいらしい。コーヒーまで入れてくれるとは!

 

「親父さん。すんません。めっちゃ助かりました」

俺はつぐの親父さんだけに聞こえる声で話した。

 

「気にしなくていいよ。なんか修羅場の空気を感じてね。そういうのには敏感なんだ」

さすが、つぐの親父さんって感じだな。

 

「ありがとう。お父さん!」

「親父さんコーヒーあざす。また忙しいときは電話してくれたら来ますよ。休日なら空いてるんで、それじゃ、今日はこれで上がります」

 

するとさっきのおじさんが少し残念そうにしていた。

「ありゃ、聞きそびれちまったか、仕方ない。にいちゃん!また今度聞かせてくれよ。俺もそろそろ帰るぜマスター」

どうやら帰っていったみたいだ。

 

「竜二くん。今日はありがとう。すっごく助かったよ」

「気にすんな。それよりつぐがこんな大変な接客を普段してるとはな。素直にすごいと思ったよ」

俺でさえ昼から数時間しかやってないのに、結構精神的に疲れたからな。

 

「そ、そうかな?でもいつもはこんなに忙しくないんだよ!今日はたまたま予約の人とかも多かったし」

褒められるのが気恥ずかしいのか、つぐはあたふたしながらそう答えた。

 

「いや、忙しいとか関係なくさ。休日や学校終わってから手伝ったり、なかなか出来ることじゃないと俺は思うぜ。」

 

「竜二くん・・・ありがとう。なんか少し気恥ずかしいけど」

「素直に喜んどきなさい。それと、今日はたまたまだったけど、今度はつぐの方から呼んでくれていいぞ」

「本当?!そういう事ならまた忙しい時はお願いするね!」

「さてと、蘭たちのところに行ってやるか。いこうぜ」

「うん!」

俺たちは制服を着替え終えてから蘭たちの待つテーブルに向かって行った。




ほのぼのした日常を書けてればなと思います!
Afterglowはなんといっても、幼馴染感がとても良いですよね。

投稿した後によく誤字に気づきます!笑
気づき次第直していますのでご容赦ください。
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