CiRCLEのアルバイト生活 〜失いながら手にしたモノ〜   作:わらびもち二世

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リサ姉ぇ回です!
ほのぼのした話でも書けてれば良いですけど!
是非読んでいってください!


13. お節介焼くのが好きなもの同士の休日。

今日は日曜日の昼間で、家でゴロゴロしてたところだ。ちなみに今日はCiRCLEのバイトは休みだ。

 

ん?なんか電話が鳴ってるな。俺は布団に入りながら電話をとった。

 

「もしもし、リサか。どうした?こんな休日の昼間に」

「もしもし竜二?今日は休みだったよね?そ、その〜。よかったらなんだけどさ〜、今日そっちに行ってもいい?」

「そっちってまさか俺ん家のことか?」

「うん!もし時間があるならでいいんだけど、ベースの練習に付き合ってくれないかな〜と思って」

リサがベースの練習にだなんて、珍しい事もあるもんだ。少し前はよくあったけどな。

 

「ほいほい男の一人暮らしの家にに上り込むのはどうかと思うけどな」

今更だけど女子高生を家に上げる社会人の男は普通ならやべぇな。

 

「え〜!そんなの今更だと思うけどな〜」

「はぁ・・・わかったよ。じゃあとりあえず適当に来てくれ。めんどいからインターホン鳴らさず入ってこいよ」

「うん!それじゃ、今から向かうからね〜」

今から来んのかよ!はええな!

「ああ。それじゃまたあとでな」

リサとの電話を終えて、俺はそのまま寝ることにした。

 

 

 

ガチャ!

 

「竜二〜!来たよ〜!って寝てるし!」

「ん?・・・お、おう。リサか」

お前本当に来るの早いな!まだ1時間もかかってないだろ?!全然寝れなかったじゃねーか!

 

「もしかして、さっき電話した時布団の中だったんじゃないの〜?」

「休日は寝るに限る。前日に夜更かしして明方に寝る。それが醍醐味だろ?わかってねーなリサは」

仕事が有ろうが無かろうが毎日夜更かしするのが俺のスタイル。

 

「こ〜ら!そんな生活してたら健康に悪いから辞めてって言ってるじゃん」

なんかリサも少しひまりや沙綾みたいな世話焼きタイプなんだよな。

 

「無理だ。俺の唯一の楽しみを奪うなリサよ」

「まったく、大げさなんだから」

「そんなことより、ベース練習するんだろ?俺は何をすればいいんだ?」

その辺聞いてないからな。実際何をすればいいのやら。

 

「とりあえず一回聴いて欲しいんだよね〜。まだ成功率低いけど」

「ん、わかった。じゃあ適当に弾いてみてくれ。聴いてるから」

「とりあえず布団からは出ようよ?」

やっぱそうなりますよねー。

 

「別にここでだって聴けるじゃん?」

実際聴くだけなんだしいいじゃねーか!

 

「せっかくなんだしさ〜!竜二も一緒に合わせようよ〜!」

さては、それが目的で来たなリサよ!

 

「ああもう。しょうがないなぁ。じゃあ、一回合わせてみようか」

俺は布団から体を起こして部屋の小さいテーブルのリサの向かいの座椅子に座った。

「やった〜!それじゃあ、はい。ギター」

 

「さんきゅ。じゃあ四つカウントでやろうか。ワンツースリーフォー」

 

 

 

♪〜♪〜♪

 

 

 

「普通に弾けてね?!俺が教えることは特になさそうだな」

普通にミスらずに最後まで弾けてたと思ったけどな。

 

「いや!これはたまたまだって!いつもサビ終わりのベースラインよくミスするんだよね〜」

リサは少し苦笑いしながら答えた。

 

「じゃあ後は反復練習するだけじゃねーか。わざわざ何故に俺のとこに来たのやら」

「だってさ〜!1人でずっと練習してるより、誰かと一緒の方がなんかやる気があがるんだよね〜」

まぁその気持ちはわかる。誰かとだと喋りながらでも楽器触れるしな。

そのまま俺たちは楽器を少し弾きながら話し続けることにした。

 

「じゃあ友希那とか紗夜とかいるだろ?練習大好きっ子達がさ」

「そうなんだけど、たまには初心に返って竜二の家で練習するのもいいな〜って思ったんだ」

リサの言うようにRoselia結成時はよくここに練習しに来てたわけだが。

 

「もうリサは俺が教えるレベルじゃないと思うけどな」

「そんなことないって!アタシなんてまだまだ全然だよ〜。たまに紗夜とか友希那に怒られるし」

紗夜と友希那は厳しいけど、リサの成長ぶりにも一目置いているはず。ただ不器用なやつらだからな。

 

「アイツらほんと厳しいからな」

「それに、たまには自分から連絡しないと竜二とCiRCLE以外で会うことないじゃん?」

「CiRCLE以外で会っても俺とする事なんて特にないだろ?そもそも音楽以外だと趣味は全然合わないだろうし」

実際俺もRoselia以外のリサの事は女子力高いのとお節介大好きって事くらいしか知らんからな。

 

「それでもいいの!竜二は乙女心わかってなさすぎだよ〜!それに、竜二の興味ある事にはアタシも興味あるんだ〜」

「リサに乙女心って言われてもなぁ」

「ちょっ!それは酷くない?」

「ははは!冗談だよ。俺の好きな事ねぇ。ゲーム、ギター、本を読む。くらいだ。ゲームとか興味ないだろ?」

もともと知識欲が多い俺はよく本を読んでたりする。

 

「確かにゲームはあんまりやらないかな〜、けど興味がないってわけじゃないんだよね。竜二はどんなゲームをやってるの?」

「俺か?俺は面白ければなんでもやるぞ。ストーリーが良ければさらに良いな」

「へぇ。そういうものなんだ。アタシも映画とかドラマとか好きだから、ストーリーが面白いなら少しやってみたいかも」

まじかよ!リサ!お前は最高だ!

 

「おお!そうかそうか!それなら今度初心者でも気軽に遊べるゲーム貸してやるよ!それにしてもリサがゲームに興味を持ってくれるとは!布教しがいがあるな!」

また一つ布教をすることになりそうだ。

 

「ゲームもそうだけど、アタシは竜二が好きなものを知りたいんだよね、アタシだって竜二のことあんまり知らないからさ〜」

お互いにRoseliaから離れると本当に知らないことばかりなんだよな。

 

「まぁ確かに。けど別に俺のこと知ったって別に面白いことは何もないぞ?」

「いいじゃん!アタシが興味あるんだから」

「なるほど、でもなんかリサって俺のこと勝手に凄いやつだと思ってそうだよな。俺は普通にダメ人間だからあんまり中身知ると幻滅するぜ?」

俺は休日や家にいる時はかなりダラダラ過ごしてるしな。

 

 

「アタシが竜二のこと幻滅するわけないじゃん。だって竜二って自分のことあんまり話したがらないしさ〜、自分から踏み込まないと知れないことたくさんありそうだし、・・・その、・・・そう言うのが嫌なら辞めるけど」

リサが最後の方は少し不安そうに訪ねて来た。

 

「別に嫌ではないけど、話すことが特別ないだけだしな。でもさ、そこまで相手を深く知らなくたって仲良くなれねーわけじゃないだろ?」

実際リサとはこうやって仲良くなれてるわけだしな。

 

「でももっと知った方が困った時とか協力してあげれるし、何も知らないよりは絶対知ってた方がいいと思ったんだ。いつもアタシ達助けられてばっかりだしさ」

なんだ、そう言うことか。

 

「それは好きでやってることだから気にしなくていい。にしてもそこまでリサが俺にする理由がわかんねぇな」

 

 

 

「アタシは!!、ただ、アタシはその・・・竜二を支えたいって言うか、なんて言うか・・・ああもう!なんか上手く言えないけどそう言うことだから!」

 

「そ、そうか。つまりリサは俺と似たような気持ちで色々お節介したいって事か。」

「はぁ・・・竜二はほんっと〜に鈍いよね!でもいい!アタシは勝手にお節介するから覚悟してよ〜!」

リサが少し呆れながらも俺にそう言った。

 

「よくわからんけど好きにすればいいさ」

俺も好きにお節介させてもらってるからな。

 

お互いに楽器の練習を終えて、それからしばらく話していたが、リサが珍しい話題を口にした。

 

「あ!そういえばさ、竜二Guitar spiritに出るんだよね?ひまりから聞いたんだけど〜」

「アイツ・・・まさか皆に言いやがったな。」

本当にひまりに言うと話が広まるのあっという間だな!!早すぎるだろ!

 

「もしかして内緒にしてた?なんか悪いことしちゃったかな?」

「いや別にそう言うわけじゃない。ただあまりにも伝わるのが早すぎでビビっただけだ」

「それなら良かった〜。アタシもめっちゃ応援してるからね!楽しみすぎて3年前の動画何回も見てたんだ〜!」

Roseliaの皆も3年前のGuitar spiritの演奏動画にはかなり関心があるらしい。

 

「ありがとよ。けど、あんまり期待すんなよ?流石に世界だからな。下手な演奏聴かせるもんなら大ブーイングだ」

実際色々な人が見にくるし、地上波じゃないから見てる人は言いたい放題だしな。

 

「竜二の演奏なら大丈夫だって〜!ギターのこと詳しくはないけど、アタシだってあの時の演奏が凄いってことくらいはわかるよ」

 

 

・・・・・・

 

 

「あのなリサ・・・?皆には本当に悪いけどな。俺はあの時みたいに毎日何時間もエレキギター触ってるわけじゃないんだ。あの時の俺はそこまでしてやっと、あの舞台で優勝できたんだ・・・だからさ、あまり俺を過信しすぎるなよな・・・」

 

 

「ううん、アタシは竜二がステージでギター弾いてる姿が見たいだけだから。結果はあんまり気にしてないんだ。だからさ・・・・・・竜二も目一杯チャレンジして見ればいいんじゃん?あんまり気負いしすぎないでさ」

結果か、たしかにリサの言う通りだな。俺はやれる事をやるだけだからな。

 

「・・・ああ。そうだな。ありがとうリサ。少し気持ちが楽になったよ」

「う、うん!なんか竜二にお礼言われるの珍しいからびっくりしたよ!アタシも少しは竜二の役に立ってるって事かな〜?」

 

「何言ってんだよ。俺は前からリサには助けられてると思うが?」

「ええ!?アタシ竜二を助けるようなことしたっけ?」

「お前が気づいてないだけだよ。だから、あんまり助けようとか考えすぎずに俺と接してくれればいいよ。それで十分だからな」

「そ、そっか〜!なんか今日の竜二は素直だから反応に困るな〜!」

おいおい。俺はいつだって素直だぞ。

 

「俺はいつでも素直だぞ。ただあんまりこんな話しないだろ普段は」

「まぁ確かに?なら今日はこう言う話が出来て良かったよ!なんかもっと竜二の事知れた気がするし!」

リサが喜んでくれたなら俺はそれでいいと思った。

 

外を見ると少し太陽が沈みかけていた。

 

「そうだな。それよりリサ、そろそろ帰れよ?暗くなる前に帰らないとだろ」

「もう!子供じゃないんだから〜!だけどそうだね。そろそろ帰ってごはんも食べないとだし、竜二もちゃんとしたもの食べるんだよ〜!」

 

「お前は俺のお母さんか!もしくは女房か!」

「女房って!りりり竜二っ!!何言ってんの!?」

リサが顔を真っ赤にしながら俺に言った。

 

「何をそんなに焦ってやがる・・・」

「とにかく!!夜もちゃんと早く寝るんだよ!アタシはもう帰るからね!」

リサは照れ隠しなのか、話題を切り上げて帰ろうとしていた。

 

「わかったわかった!そんな心配なら寝る前にLANE送るからいいだろ!」

 

「うん!それじゃまたね!竜二!」

「おう。またなー」

 

そうして俺はリサが玄関から出て行くのを見送ってそのまま部屋に戻った。

 




しばらくRoseliaの面々は登場させてなかったのですが、久しぶりにリサねぇに登場していただきました!

誤字があったら訂正するので、ご容赦ください!
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