空路終末旅行   作:月島 星

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茶番の時間だあああああああ!

みんな忘れてるだろうけど、いつか機体解説回をするといったのを覚えているだろうか?!今回がその回だ!!

メタ、パロ、作者の解釈全開でイシイにソードフィッシュの解説をさせるだけの話。かなり乱文なので誤字脱字間違い探しできるかも?!

苦手な奴は帰れ帰れ!それ以外の方はゆっくりしていってね!!




番外編
解説


「ひどい霧だねえ」

「何にも見えないね、ちーちゃん。」

 

 

 二人はいつの間にか、霧の中を飛んでいた。

 

 

「あれ、飛行場じゃない?」

「なんか変な色だけど降りてみるか。」

 

 

 見つけた飛行場の地表は今までの地面と違い青くなめらかなものであった。前輪が地表につくも、激しい揺れは感じられない。機体が止まるとすぐにチトが下りた。

 

 

「これは、草原か?」

「草原ってなに?」

「植物が一面に生えた地面のことだよ。」

「よし食べてみよう!」

「おいユーやめt」

 

 

 その時、霧の奥から人影が現れた。チトが慌てて機体に銃を取りに戻ろうとするも、ほどなく姿が見えた。

 

 

「その草は食べられないことはないが、あまりおいしくないよ。」

「だ、誰だ!」

「イシイだよ。」

 

 

 チトは不思議そうな顔でイシイを見る。

 

 

「前にあったことがあるのか?」

「覚えてないのちーちゃん。」

「そういえばどこかで…うーん…」

「まずはこちらに来てくれ」

 

 

 二人はイシイについていく。

 

 

イ「覚えてないのも無理ないさ。この世界線だと飛行機を作ろうとする私は出しにくいからね。」

ユ「そういえば左に出てきたこれは何なの?」

イ「これは3人だと誰が話してるか分かりにくいから付けておいたよ。」

チ「メタいな…」

ユ「でも、字の形が似ていてわかりにくいね。」

イ「後、私もあの飛行機に乗せてくれないか?」

 

 

 そんなことを言っていると、草原の真ん中に黒板と教卓、そして椅子と机二つが置いてあった。

 

 

イ「そこに座ってくれ。」

チ「で、何をするの?」

チ「嫌な予感がする。」

イ「今回は君たちが乗っている機体の説明をする。」

ユ「ほらー、そんな気がした。」

チ「うるさいぞ、ゆー。」

 

 

 イシイが黒板へ何か書き始める。『Fairey Swordfish』と書いているようだ。ユーリはもう寝てしまった。

 

 

イ「君達の乗っている機体はソードフィッシュなのだが…何から話そうか。」

チ「名前のソードフィッシュってどういう意味ですか。」

イ「ソードフィッシュは英語で魚のメカジキという意味だ。」

ユ「魚?!」

 

 

 食べ物に反応したユーリが起きる。

 

 

チ「起きたのか、食べ物反応だけは早いな。」

ユ「もしかしてこの飛行機食べれたり…」

イ「しないよ。」

チ「無理だろ。」

 

 

 残念そうにユーリがまた寝始める。

 

 

イ「さて、こうだらだらと喋っているのもいいが、読者にも分かりずらいと思うので序章、3つの特徴、まとめを柱に手短に語っていくぞ。」

 

 

〇序章

ユ「なんかまた眠くなりそうな題名だな…」

チ「どんな題名でも寝るだろ。」

イ「まあ序章といっても機体の簡単な説明をするだけだ。」

イ「まずこの機体は1935年、英国海軍が採用した艦載雷撃機だ。艦載機とは空母から離発着する飛行機、雷撃機とは魚雷で戦艦などを沈めるための飛行機のことだ。スペックは以下の通りだ。」

 

 

〇諸元

・乗員: 3名

・全長: 11.22 m

・全高: 3.8 m

・翼幅: 13.9 m

・空虚重量: 2,130 kg

・動力: 空冷星型9気筒レシプロエンジン、560 kW (750 hp) × 1

・最大速度: 222 km/h

・航続距離: 880 km

・固定武装:7,7 mm 機関銃 2門

・搭載量: 680 kg

 

 

ユ「なんか難しいし、空母とか魚雷とか私たち知らないんじゃない??」

チ「海ないからな。」

イ「いちいちそういうの解説してると日が暮れるから、その辺の矛盾は適当に理解してくれ。」

チ「わかった。」

 

ユ「えぇ…」

イ「この機体は当時としても古臭い設計であったが、スペック表には出ない長所によって終戦まで使われ活躍していった。なぜこの機体が活躍したのか、前述のとおり3つの特徴を柱に説明していこう。」

 

 

〇特徴1、『遅さ』

 

 

ユ「なんか特徴というより弱点じゃないの?」

チ「確かに。」

イ「この機体は当時としてもかなり遅い飛行機だ。同時期に日本が採用していた九六式艦上攻撃機と簡単に比較しても、最高速など劣っていることがわかるだろう」

ユ「ダメじゃん。」

 

 

 イシイがまた黒板に何か書き始める。性能表らしい。

 

 

〇ソードフィッシュ

最大速度:222km/h、航続距離: 880 km、武器:7.7mm機銃×2、魚雷、爆弾113~227㎏×2

〇九六式艦上攻撃機

最大速度:277km/h、航続時間:1,574km、武器:7.7mm機銃×2、魚雷、爆弾500~800kg

 

 

イ「さらに魚雷などを積むと160㎞/hぐらいまで落ちたらしい。」

ユ「ダメダメじゃん。」

 

イ「しかし、この遅さが当時の戦闘機の失速速度、つまり墜落する速度より遅いことで敵機からの撃墜を困難にしたそうだ。」

チ「おお。」

ユ「すごいようなそうでもないような…」

 

イ「さらに、戦艦ビスマルク追撃戦ではソードフィッシュの速度が遅すぎて、ビスマルクの対空砲の設定ができなかった為に対空砲が当たらなかったという逸話もある。眉唾だが測距していた上官が速度を報告したが、あまりの遅さに部下が信じてくれなかったという話もある。筆者的にはこちらの説を推したいね。」

 

ユ「なんか別の人の意見が混じってる気がする…」

チ「茶番だし仕方ないだろ。」

イ「後、低速さはMAC船という商船改造型の小型空母から発艦できるという点でも商船護衛などでも役立ったらしいが、この話はまた後で説明しよう。」

 

 

〇特徴2、『頑丈さ』

 

 

ユ「やっと長所っぽい特徴が来たね。」

イ「そうとも限らないぞ。」

チ「なんで?」

 

イ「”古臭い機体”という言い回しは機体構造にもかかっているんだ。この機体は帆布張りという構造で、名前の通り金属の管に布を張った機体構造でできている。この構造のおかげで、多少穴が開いてもエンジンや乗員に当たらなければ、飛び続けることができたらしい。先ほどのビスマルク追撃戦でも175箇所も被弾しながら無事に帰還した機体もあったらしい。」

ユ「(* ̄- ̄)ふ~ん」

 

チ「あと修理もしやすいよね」

イ「チト君の言う通り、穴が開いて直すときも縫い合わせるか接着剤で貼るだけだから簡単だ。しかも修理用の材料も布だから船の中でかさばらない。」

ユ「すごいね」

チ「いやなんでお前が知らないんだ。ってお前はさぼってたからなぁ…(Ф_Φ#)」

ユ「…」

 

イ「あと燃えてもはたけば消えるという話もあるが、眉唾物感があるね。そのほかにもエンジンの整備性の話なんかもあるけど長くなってきたから飛ばして次に行くぞ。」

 

 

〇徴3、『簡単さ』

 

 

チ「簡単って何がですか?」

イ「飛ばす事だ。」

チ「それだけ?」

イ「それだけ。」

ユ「そんなの戦うのと関係ないじゃん…長くなってきて執筆めんどくさくなっただけじゃないの?」

 

イ「そんなことはない。飛ばすのが簡単ということはパイロットの育成が簡単だということだ。実際当時の練習機よりも簡単だったらしい。」

チ「まあパイロットがいないと飛ばないしね。」

 

イ「しかも先ほど出た船団護衛でもこの点は役に立った。船団護衛では主にUボートというドイツの潜水艦を撃退することを目的とした対潜任務に就いていた。船団護衛では長時間飛び続け無くてはいけないが、操縦の簡易さはその負担を軽減したともいわれたらしい。」

ユ「ちーちゃんも毎日操縦してるからね。」

チ「そうだぞもっと敬え」

ユ「簡単だしいいでしょ。」

チ「あ゛?(Ф_Φ#)」

 

イ「あと時化の多い大西洋では離着艦が簡単な本機以外出せないような場面も多かったらしい。だいたいのことは話したし、まとめるぞ。」

 

 

〇まとめ

 

 

イ「最後に、戦中この機体は”買い物かご(ストリングバック)”と呼ばれていたことを話そう。由来は帆布張りという頑強な構造と操縦の簡易さや速度の遅さ、それによって雷撃や対潜などの様々な任務を果たしていったという、いわばこの機体のスペック表には出ない長所を詰め込んだような愛称だな。」

チ「名は体を表すともいうね。」

イ「その通りだ。この機体は後続機がポンコツ機ばかっりだったたためにその時も”買い物かごを返せ”という替え歌でパイロットたちは抗議したらしい。これで解説は終わりだ。」

 

チ「おいユー聞いてたか?」

ユ「きいてたよ?」

チ「説明してみろ。」

 

 

 寝ぼけ眼なユーリがふと答えた。

 

 

ユ「この飛行機ちーちゃんみたいなあほでも飛ばせる。」

チ「このやろー(`Д´) 」

ユ「ゲぇ!!」

 

 

 チトの怒号で目が覚めたユーリ。そのまま草原での追いかけっこが始まった。

 

 

イ「せっかく一緒に飛ばして貰おうとしたんだけどな…もう時間か。」

 

 

 

 

 

 

 




作者です。

 今回は長所ばかり強調して書きましたが、実際ソードフィッシュが活躍したのは当時の欧州では英国以外海上航空戦力を持っていなかった結果、制空権をとれていたからであると私は考えます。実際チャンネル・ダッシュ作戦や太平洋での戦闘では、護衛の付いていなかったソードフィッシュは戦果を挙げることなく全滅させられています。
 しかし、それにつけてもこの機の活躍差には目を見張るものがあり、雷撃では英国機1敵艦を撃沈し、Uボートから船団を守り抜いた功績は消えることのないものと考えます。

 英国海軍よ、永遠なれ!(Royal Navy Forever!)




参考文献
”フェアリー ソードフィッシュ”.wikipedia.2018、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC_%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5、(参照2018-3-21)
”枯れまくった技術の集大成、ソードフィッシュ物語”.ミリタリーショップレプマート.2018、https://repmart.jp/blog/military-terms/swordfish/、(参照2018-3-21)
その他、モデルアート、艦船模型スペシャル各巻




追記:(Ф_Φ#)←(この顔文字は私が考えました。いわゆるチト目のつもりです)
追記:後、本篇はまだ続きます。

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