ソードアート・オンライン≪Sword Magical Girl≫   作:二橋 巴

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私はただ、青い空の下を、自由に走り回りたかっただけなのに・・・。仮想空間でもいいから・・・。偽りの太陽でも構わないから・・・。日の光をいっぱいに浴びてすごしてみたかっただけなのに・・・。
それが、こんな事になってしまって・・・
臆病な私は、モンスターに近づくことも出来なくて、逃げ惑う日々を過ごしている。
この世界に魔法があれば・・・。臆病な私でも立ち向かっていける・・・。気がする?




02

 私は先天性白皮症・・・所謂アルビノというヤツだ。

とはいっても、母親がプラチナブロンドの髪と透き通るような白い肌をした北欧出身の外国人で、日本人の父との間に生まれたハーフというヤツなので、元々色素の薄い子供が出来やすい状況だった。

 幸いに、私は弱視や眼球振盪(視界が左右に振られて物が見難くなる症状)などは回避され、まぶしいのが苦手程度で済んでいる。

肌に関しては典型的なアルビノらしく、夏の日差しの下に躍り出たらあっという間に真っ赤に茹で上がって、地獄の痛みが私を襲うだろう。

外出は基本日焼け止めクリームを塗った上に長袖+日傘が基本。可能なら屋内、もしくは日陰を歩くことが望ましいときた。

 恵まれているとは思うがそこは遊びたい盛り、窮屈なものは窮屈なのだ。小さい頃は親の制止を振り切って外に飛び出して、後で泣きを見たものだ。

 そんな私も小学校に入る頃にはおとなしくなって、親に心配かけるような無茶な外出はしないようになった。むしろ家から出たくなくなった。簡単に言うとイジメである。

 頭のてっぺんから足先まで、全部白い私はハーフという事もあって、あっという間に異物認定されてしまう。小学生低学年ぐらいの、男子の言葉は残酷である。「不気味だ」「気持ち悪い」「変な病気を移される」など、まさにバイ菌扱いだ。

女子のほうも変わらない。日差し避けのために、日傘を差さざるのを得ないのに曰く、「気取ってる」「病弱ぶってる」だのいい加減にして欲しかった。

 そんなわけで、絶賛引きこもりをしまくって、別の意味で親に心配掛けまくった。その間いろいろな本やネットを覘きまくった結果、余計な知識と年の割りに精神年齢が、上がってしまっていた。某○ちゃんねるの皆様ありがとう。

 4年生に上がった時に、観念して学校に通うようになった。とはいっても、同級生なんかと盛り上がる話の種なぞ持ち合わせていないのと、長年の引きこもり生活で培われたコミニケーション障害もあり、人との距離を測りかねてビクビクした態度が気に食わなかったのか、さっぱり友達など出来なかった。基本内弁慶な人なのだ。

 幸い、成績のほうは良かったりした。本やネットに飽きたら勉強していたので学力的には小学校の内容は終えていて、中学校の内容に手を出していたくらいだ。体はポンコツだが頭の回転は良かったらしい。まぁ、それらも私の周りから、人を遠ざける原因の一つになっていたらしい。

 そんなこんなで、6年生になる頃にはこの体質にも、学校の環境にも、ある意味諦めていた。そんな私にある衝撃的なニュースが飛び込んでくる。

 

 VRMMO『ソードアート・オンライン」の登場である。

 

 フルダイブ型のゲームで、まさに異世界に行けるゲームらしい。この話題を掲示板で見たときは心躍った。

 残念ながら私が見たときは、βテストの受付は終了してしまっていたのだが、βテスト参加者の体験談を読むたびに、期待で胸が膨らむ思いだった。

 「この世界なら私は自由に走り回れる!日差しを浴びていつまでも、どこまでもいける!」そう思ったら、後は行動である。普段の私らしくない勢いで両親を説得し、両親も「ゲームの中なら他人ともうまく付き合えるかも・・・」という期待も込めて、手に入るようなら買ってあげる。と約束を取り付けた。

 それから、発売日までの私はニヤニヤしっぱなしの、気味の悪い子供だったらしい。自覚が無いのでしょうがないではないか。とはいえ、釣りあがる頬肉を、押さえることが出来そうに無いのは事実で、不本意ながら受け入れることにした。

 紹介記事やテスターの体験談などを、何度も読んで過ごしているうちにとうとう来たのである。

 

 2022年10月31日『ソードアート・オンライン』発売日である。

 

 退屈な学校を終え帰宅して父の帰りを待つ。夕飯の支度を手伝いながら、ひたすら待つと父が帰宅する!

 その手に持っていたのは大手家電量販店の紙袋!父は見事に初期ロット1万分の1をゲットしてきたのだ。思わす父に飛びつきほっぺにチューする。娘チューなど久しくしていなかった。父も思わすデレデレとだらしなく表情を緩ませそんな様子をあきれながら微笑んでいる母。

 その後、手伝いの最中に放り出していくとは何事か!と、軽いお説教とゲームをするのは構わないが、やることをやってからと、やりすぎない様に、とルールを決めてその日の夕飯となった。

 

 その日の夜、お風呂に入り後は寝るだけの状態になった後、ナーヴギアを箱から取り出し、眺めたり被ってみたり磨いたりして過ごした。早くサービスが開始されないかなとか?行ったことは無いから分からないが、遠足に行く前の子供の心境はこんな感じなのかな?とナーヴギアを宝物のように、抱きしめながら眠りに付いた。

 

この時はまだ、自分や多くのプレイヤーを2年以上も拘束し続け、時には命すら奪いかねない代物だとは思ってもいなかった・・・。




ゲーム前の「プラム」ちゃんの様子でした。
昨今のイジメ問題があるなか軽くとはいえ書いたのは不味いかな?とか思ったのですが・・・イメージがこんな形にしか出てきませんでした!ゴメンナサイ!!
語彙が足りないんですよねー・・・。発想が貧困なんですよねー。話が進んでないんですよねー。

頑張りますからいじめないで下さい(泣)


イジメの話題が出たので、笑い話にしかならない話を一つ。
実は作者・・・中学生の頃イジメられてたらしいのですよ。
・・・らしいというのは、作者自身はイジメられていた認識はナッシングだったんですよ。www
数年前の同窓会の席で、最近ののイジメ問題の話になったときに・・・
同級生「そういえば巴(作者)さんいじめられてたよね?」
作者「・・・えっ??」

どうやら自覚が無かったのは、私だけだったようです・・・。
まぁイジメといっても子供のじゃれあい程度のもので、(私は少なくともそのように認識している)物を隠したりなどの陰湿なものは無かったので、未だに疑問なのです。

ここまできたらもう笑い話にするしかないな、と最近思えてきたので蛇足のように書いてしまいました。

不快に思われる方がいましたら申し訳ありませんでした。

・・・あとがきは謝ってばっかりだな・・・。
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