転生者達は決闘者   作:巫女好きの満月

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プロローグ

 かつて、二の転生者がいた。

 その二人の転生者は、『遊戯王』が大好きで、その力を手にこの世界『ハイスクールD×D』の世界に転生した。

 一人の転生者は自分が好きな世界に転生できて喜び、もう一人の少年は自分が知らない世界で生きながら、この世界を現実として見て生き続けた。

 少年達が転生した世界は『ハイスクールD×D』だが、時代は原作が始まるおよそ3000年前。だけど、それでも少年達は良かった。

 前世で自由がなかった少年は自由に生き続け、前世で病弱だった少年は恋に落ちた女の子と共に過ごした。

 だけど、そんな少年達に悲劇が起こった。

 冥界で起こった三大勢力同士の戦争はそれぞれの種族の数が激減し、それぞれの種族の上が死んでいった事によりその戦争は冷戦状態になった。

 そして、その三大勢力の一つである『悪魔』は『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』という物を作り、他の種族を悪魔に転生させる事により種の絶滅を阻止した。

 だが、それは良い事ばかりでは無かった。

 それを使い、無理矢理悪魔に転生させる悪魔が現れ始めたのだ。

 少年達は自らの力を用いて、自分たちの住んでいる場所にいる人たちを守ったが、全ての人を守れるはずが無く次々と少年達の目の前で家族や仲間が無理矢理殺され、転生させられる。

 だが、悲劇はそれだけでは無かった。

 悪魔の一人が、その地に封印されている物を解き放ってしまったのだ。

 その悪魔は封印されていたものに殺され、町の人々はそのせいで住んでいた町も、家族も、家も何もかもを失った。

 それを見た二人の少年のうち一人は、力を求めその身を闇に堕とした。

 もう一人の少年はそんな少年を救うべく神の力を使い少年を救おうとした。

 だが、その時には全てが手遅れであった。

 

 

 

 二人の少年を転生させた神はそれを見てこのままでは世界が滅びるとして新たな転生者を送りーーーーなんとか世界の崩壊という事態は防いだ。

 だが、このままではまた世界が滅びるかもしれない……そう考えた神はその世界で言う原作に関わるように新たに死んだ十人の少年少女達を転生させた。

 

 それぞれが簡単には死なないように力を持たせてーーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ある場所で、二人の少年が向かい合っていた。

 黒いオーラのようなものを纏った茶髪の少年の隣には青い巨人と紅色の眼を持つ黒い身体のドラゴンが向かい合っている少年を睨み付けるように見ている。

 対して、もう一人のフードを被った少年の隣には何も無い。

 

「これで……終わりだ!行けぇ、オベリスク!『ゴット・ハンド・クラッシャー』!」

「……くっ、《クリボー》の効果発動!手札から墓地に送る事で戦闘ダメージを0にする!」

「だが、これで終わりだぁ!行け《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》、『黒炎弾』!」

「墓地の《クリボーン》の効果発動!《クリボーン》をゲームから除外し、墓地に存在するクリボーモンスターを任意の数だけ特殊召喚できる!来い、《ハネクリボー》、《クリボー》、《クリアクリボー》、《クリボール》!」

 

 その言葉と同時に次々と現れていく天使族と悪魔族のモンスターが現れる。

 それを見た少年はチッと舌打ちをすると「《ハネクリボー》を攻撃」と悔しそうに言った。

 そして、小さく「ターンエンド」と言うともう一人の少年が勢いよく、自分の左腕に装着していた機械からカードを抜いた。

 

「オレは《クリボー》と《クリアクリボー》、《クリボール》を生贄に捧げ、降臨せよ、《オシリスの天空竜》!」

 

 新たに召喚されたモンスターは赤い竜。二つの顎を持つその竜は紅の眼を持つドラゴンを見ずにその隣にいる青き巨人を見て咆哮をあげた。

 

「オシリスの攻撃力は、オレの手札の枚数によって決まるオレの手札は一枚……だが、この魔法カードによりオシリスの攻撃力は上がる!《天よりの宝札》、互いのプレイヤーは手札が6枚になるようカードをドローする!」

「何だと!?」

「これで、オシリスの攻撃力は6000、行け!オシリス『超電動波-サンダー・フォース』!」

「まだだぁ!トラップカード発動!《削りゆく命》!」

 

 そのカードが発動されると同時に、オシリスの攻撃力が4000まで下がる。それを確認した二人はそれぞれ、衝撃に備えた。

 だが、二体の神がお互いの攻撃をぶつけた瞬間、ここら一帯をとてつもない衝撃が走り、そして空間が割れオシリスを召喚した少年が、その割れ目の中に入ってしまった。

 オシリスは傷ついた身体で主人である少年のもとに行き、オベリスクを従えている少年はその少年の後を追おうと割れ目の中に入ろうとするがその前に割れ目が閉じてしまう。

 それを見た少年は「くそがぁぁぁ!」と大きな声で叫んだ。

 その後、この少年のもとに一人の少女がやってきた。その後のことは誰にも分からない。

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