私はオリ主のいる小説を書くのは初めてなので、おかしい所もあるかと思いますが、大目に見てくださると有り難いです。
私自身、楽しく頑張ろうかと思います。
─プロフィール─
主人公:
身長:175㎝
体重:65kg
右投げ左打ち
ポジション:二 遊 三
家族:父と母(3人家族)
好きな色:白
趣味:ゲーム、野球
好きな食べ物:ロールキャベツ
嫌いな食べ物:トマト
好きな言葉:十人十色
嫌いな言葉:努力をすれば夢は叶う
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「………んあ…」
ジリジリと大きな音を立てながら、目覚まし時計はオレを起こそうとしてくる。まだ瞼はハッキリと開いてはいないが、手探りで時計のボタンを押した。
眠たい。
恐らく夜遅くまでゲームをしていたのが原因だろうと思いつつ、顔を洗うためにとりあえず1階に降りる。まず歯を磨き、次に顔を洗ってタオルで拭いた。するとキッチンの方からいい匂いがした。ソーシージの匂いだ。
「
…おはよう母さん。
朝から第一声がそれだとこっちも返す言葉がない。なのでそのまま聞き流しながら、無言で朝食を置かれているテーブルまで行った。
「ちょっと聞いてるの?もう!」
「聞いてるって。それよりマヨネーズ取って」
いつも通りの朝だ。母さんはオレが話を聞いてないことに若干腹を立てながら、オレの向かいの席に座った。
テーブルの上にはソーセージエッグ、サラダ、トースト、牛乳が2人ぶん置いてある。父さんは既に仕事へ向かっていた。
「げ…またかよ…」
サラダにトマトが入れられている。何度言ったら母さんはこの嫌がらせをやめてくれるのか。オレはトマトの中に入っている緑の液体が死ぬほど嫌いだ。
「アンタが好きになるまで入れ続けるからね?」
「……」
こんなもの100万回食べたところで好きになんてなるものか。しかし食べなければ終わらない。恐る恐るフォークでトマトを突き刺し、震える手で口まで運んだ。
───苦くて酸っぱい。
それだけだ。トマト自体の味なんてこれっぽっちもわからない。いや、むしろこれがトマトの味なのか。口の中がグチュグチュ気持ち悪いので、すぐさま牛乳で胃に流し込む。
「…美味しいよ」
「うむ!よくやった!」
母さんは嬉しそうな顔でオレを見る。嫌がらせと言ったが、母さんはオレのためにと思ってやっていることだ。そう考えると少しだけ悪い気がしてくる。
あまり時間もない。残りをパパッと食べ、制服に着替えるために再び2階へ上がった。
着替えてから朝食をとった方が効率がいいだろうが、今の順番が習慣になってしまっていた。しかし全く気にしてはいない。少し早く起きればいいだけの話だからだ。
今日も学校に行かなければならない。
そう考えると憂鬱だった。別に虐められているわけではない。加えて過度な成績不振というわけでもないのだが、やはり毎朝そう思ってしまう。
そんな暗い気持ちを抱えつつ、身支度を済ませて1階へ降りた。
「球也。はい、お弁当」
風呂敷に包まれたお弁当を母さんから渡された。そのお弁当は風呂敷の上からでも温もりを感じた。
「ありがとう母さん。んじゃ行ってくるー」
「行ってらっしゃい!」
母さんは今日も笑顔でオレを見送ってくれた。家の外出ると、雲1つない空が広がっている。それに日差しが強く、太陽が眩しい。気温もここ最近では高い方じゃないか?9月といえど、まだ夏ということには変わりない。
ウチは学校まで徒歩5分程度。このままだと余裕で着きそうだ。
──────
そしてビックリするほど何事もなく学校へ辿り着いた。
───聖秀学院高校。
オレの通っている学校だ。ここは元女子校らしく、周りを見渡すと女、女、女だ。男子は40人近くいるが、ほとんど定時制でオレも顔見知りはいない。そして全日部にはオレを含め、学校全体でたった8人しかいない。
オレが学校に行くのが憂鬱なのは、これが原因の1つである。別に女が苦手というわけではないが、いかんせん多すぎる。男子が少ないのをいい事に、クラスで甲高い声で笑う女子生徒には少なからず参っていた。
しかしそれも全てこの聖秀を選んだオレが悪いんだ。近いからという理由で安易に決めた過去の自分をバットでぶん殴ってやりたい。
「はぁーーー………」
ため息をつくと幸運が逃げると言われているが、つかずにはいられない。今日もオレは重い足取りで教室へ向かった。
────
そしてオレ達の教室、1ーAの前まで着いた。ドアを開ける前から女子達の笑い声が廊下まで響いてくる。
ガラガラガラ とドアを開け、窓側の1番奥の席に向かう。するとオレの席を右横、前、斜め右と3方向から囲むように、男子の小さな輪が出来ていた。男子は少ないからという先生の配慮で、席をまとめてくれているのだ。
「あ、球也おはよ〜」
男友達である野口だ。その野口に続くように「おはよ〜」と高橋と山本も朝の挨拶をしてくる。
この野口、高橋、山本の3人とオレの合計4人が聖秀の数少ない1年の男子生徒だ。野口はこの中で1番小柄、高橋は3人の中では大柄、山本は天然パーマと、一応特徴は分かれているのだが…それでも『地味さ』があることは否めない。
オレは返事をした後自分の席につき、ん〜!!!と体を伸ばした。
オレが来ても3人は話を続ける。多分この前発売したばかりのゲームの話だろう。大体いつもゲームの話をしているのだが、その話をよくオレにもふってくる。
が、嫌なわけではない。むしろゲームは好きな方なので楽しく会話ができている。しかしオレと違ってこいつらはかなりの上級者なので、たまに何を言ってるかわからないこともある。
ゲームの話以前に、この3人は人としていい奴らだから話していて楽しい。楽しいのだが…
なんとなく、そうなんとなくだ。言葉できない小さな壁みたいなものがあるという事に感じていた。3人が作っている壁ではない。オレが無意識のうちに作っていた壁だと思う。よくわからないが自分に情けなさを感じる。
「あ、そういえば聞いた?今日聖秀に転校生が来るらしいぜ?」
ふと高橋が話題を変えてそう言った。ボーッとしていた耳にもその話はきっちりと届いた。この時期に転校生なんて珍しい。
「転校生?2学期から?」
「うん。しかも男子生徒らしい。2年だけどね」
野口の問いに高橋は答える。何故高橋はそんなことを知ってるのだろう。
そしてオレは、なんだ2年かよ…と小さく呟いてしまった。部活などに何も入っていないと、ただ生まれた年が1年早いというだけで、人間というものは案外関わろうとしなくなる。それも学生時代なら尚更だ。
どうせなら1年が良かった。そして友達になって欲しかった。友達は多ければ多いほど退屈しないからね。
ほんの少し期待した自分を馬鹿だと思いつつ、今日も1日退屈な日々を過ごす事になった。
───放課後───
「いや…数学急に難しくなったな…全くわかんないんだけど…」
「あはは!球也夏休み全く勉強してなかっただろ?」
山本はオレを見ながらニヤニヤ笑う。出っ歯なので笑うとそれがよくわかった。
しかし山本は、オレが授業中にわからない問題をわかりやすく教えてくれる。クラスでも頭のいい部類に入るだろう。それにひきかえ、オレはこの男子組の中では1番頭が悪い。恐らくクラスでも中の下だ。
今の所大学進学を考えているから、そろそろ真面目にやらないとまずいとは思いつつも、中々勉強する気にはならない。
「勉強?宿題だけで手一杯だよオレは。聖秀は夏休みの宿題多…」
大量に出された宿題の愚痴を溢そうとしたが、不意に時計が目に入った。時刻は16時18分。今日は16時半から歯医者を予約していたことをすっかり忘れていた。
「やべっ…オレ用事あるから先に帰るわ!」
歯医者は家から学校までの中間くらいの位置にあるため、走れば間に合うだろう。何故こんなにギリギリに予約してしまったのか自分でもわからない。理由があるとすればきっと馬鹿だから、としか言えない。
机の横に置いていたバッグを左肩にかけ、急いで教室を飛び出した。
やはりこの時間の廊下は人が多い。オレは人混みをくぐり抜けるように走っていく。
そしてなんとか校舎から出て、正門まで走っていく。今日はやけに人が少なく感じる。2、3年生は1時間早く授業が終わったのかな?
その後もペースを緩める事なく走り続け、ついにもう目と鼻の先まで辿り着いた。あとはあの曲がり角を曲がるだけ…
しかしそこでアクシデントが起きた。
「なッ!?」
ドカッ!と大きな音を立ててぶつかった。いや勿論壁にぶつかったわけじゃない。急に出てきた人とぶつかったのだ。オレは体勢を立て直し踏み止まったが、ぶつかった男は尻餅をついて転んでしまった。
制服を見る限り、オレと同じ数少ない聖秀の男子生徒だろう。よく考えると見たことがある。この赤くてチャラい髪の毛は独特だからだ。
「あっ…えっとすいません」
「……」
とっさに謝った。チャラ男はこちらの方を見ずに、地面を強く睨んでいた。怒っているのか?いやオレも悪気があったわけじゃない。
「あの、大丈夫ですか?」
「るせぇ……」
? なんて言ったんだろう。声が小さくて全く聴き取れない。やっぱり怒ってるのだろうか。
「え?」
「うるせぇーッ!!!
「…は?」
チャラ男は立ち上がり急に大声をあげたと思ったら、そのままオレの肩を突き飛ばして何処かへ走って行った。
怒っているというより、小さい子供が
「はぁ…ま、いっか」
しかしオレにはそんな事関係ない。歯医者までの時間はもう雀の涙程しか残されていない。モヤモヤした気持ちは残りつつも、オレはとりあえず歯医者へ向かう事にした。
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今日も歯の治療が終わった。チャラ男とぶつかってあれから1時間くらい経ったかな。明日も来なければならないのは多少面倒だが、こればっかりは仕方がない。どうせやる事もないし。
それにしても中途半端に時間が余っている。今から帰っても晩御飯はまだだろうし、帰ったからといってやりたい事もない。あえて挙げるとしたらゲームがあるが、今はそんな気分ではない。
「…あそこに行くか」
しかしオレはいい場所を知っている。そこでは、ゲーム以外で唯一時間をつぶせる場所だ。ここから歩いて10分ほどのその場所へオレは向かう事にした。
そして着いた。
そこは入る前からカキーン!カキーン!と何かを打つ音が響いている。そう、あそことは『バッティングセンター』の事だ。
オレは中学の途中に野球を辞めてから、よくここのバッティングセンターに来ている。近いし何といっても安いから。機械が投げる球というのは当然人が投げる球には及ばないが、それでも暇をつぶすのには最適だ。
いつものように受付でコインを買い、奥のバッティングスペースへ行った。しかしそこで、オレは見覚えのある髪の毛をした男を見つけた。
「あれは…チャラ男?」
視線の先には、先程オレとぶつかったチャラ男が一生懸命にバットを振っている姿があった。
はい、第1球でした。
皆様はじめまして、破壊王子と申します。私はクロスオーバーの小説は書いているのですが、オリ主のいる小説を書くのは初めてとなります。温かく見守ってもらえると嬉しいです。
そしてトマト好きの皆様申し訳ありませんm(__)m
一応言っておきますと、作者はトマト大好きです。
ではお疲れ様でした。