てなわけで今回はキバオウ回を目指してたら何か別の人になり結局出番が無くなる結果に・・・
さて、話は変わりますがこの小説のキリト君、察してる方もいるとは思いますが、攻略組ではありません
途中で合流させるかもしれないししないかもしれません。ともかくキリト君が低層で無双する姿を書きたかったんです、はい
ちなみにもう一人のキリト君のヒロインは後々登場予定っす
オリ主(仮)のヒロインは未定でございましてとりあえず確定するまではハーレムの予定ですかね。ええ。
キリトside
デスゲーム開始から1ヶ月が過ぎた、アルゴと別れ、ミィナと共に攻略することを決めた後、俺達は隠蔽と策敵スキルの熟練度上げと並行してフィールドでレベルあげに専念していた
一週間後、スキルは互いに500まで上がり、レベルも互いに15まで上げることができた
その後俺達は迷宮区に潜ることにした、ミィナがいる分危険はあるが、いつまでもウダウダいってる暇は無い
潜り始めて一週間、レベルも30まで上がり、熟練どはそれぞれ800ずつ、他のプレーヤーは勿論、コボルド辺りはミィナが見つかることもなくなった
そして遂に俺達はボス部屋を発見した
別にマップで商売する気もないからボス部屋まで埋まったマップをアルゴに渡し、後はツバル達に託した
「キーリートー!」
俺が回想に浸りながらボーッとしていた所、隣から肩をゆさぶりながら俺の名を呼ぶ声によって現実に引き戻される
「悪い、少し考え事してた。」
「まったく・・どうせ上の空で覚えてなさそうだからもう一度聞くよ。」
「すまん。」
「それで、本当に攻略会議に参加しなくていいの?」
「別に強制じゃないから構わないだろ。」
「もう!そういう問題じゃ無いでしょ! 私達は恐らく現時点で最高のレベルに達している。なのに何で参加しようとしないの?」
その理由のほとんどは君にあるんだけど・・・
「レベルなんて所詮単なる数字の配列に過ぎないよ、本当の強さはもっと別の所にある。それに俺は強くなんかないよ・・」
確かにテストの時もトップ張れるほどの強さだったと思う、けどそれはあくまで
“コンビとしてのキリト”の強さであって“個人的な”強さでは無い、相棒がいたから俺は上り詰めることが出来たんだ
「大体あの日、ニュービーを見捨てた俺を俺をあいつらが許すとも思えないしな。それに、お前をボス攻略に連れて行けるわけないだろ、流石に俺だってそこまで器用じゃない。」
「それって私が邪魔だって言いたいわけ?」
「どうしてそう何でも悪い方に捉えたがるんだよ!そんなわけないだろ、お前といると楽しいし!ミィナみたいな可愛い子、守れるだけでも冥利に尽きるもんさ!」
「か、可愛い」
突然目の前の彼女の顔が林檎みたいに真っ赤に染まる
「お、おい顔真っ赤だぜ、体調大丈夫か?」
ここはゲームの中であり、プログラムの産物であるこの体が病気になったりすることはないが、現実世界での俺達の体は別問題、長時間に及ぶこの世界での運動は
前に一度ミィナが陥り、一日潰れたことはまだ記憶に新しい
「そ、そんなわけないでしょ!ほ、ほら!参加はしなくても見物はするんでしょ!行こ!」
彼女に促されるがまま、宿を跡にした
ミィナside
「まだ顔が熱いよ・・・」
“可愛い”
完全に女子とか恋愛に疎くて、一番そういう事から離れてそうなキリトから突然告げられた事に対して驚きともう1つ、何かよく分からない心の底から涌き出る暖かい感情に包まれた
その感情が何かを考えるより先に羞恥心を優先してしまい、恥ずかしさと体の火照りで顔を真っ赤にしながら叫んでいた
「少ないな・・・」
ふと、隣にフードを被って広場を見つめていたキリトから言葉が漏れた
「下手したら全滅しかねない世界でのボス戦でしょ?十分じゃない?」
広場に集まったのはパッと見45人前後、ツバルさん達のおかげで死者は3桁止まりで済んだけど流石にボス戦に参加する勇気はないらしい
「皆、知らないところで攻略が進むのが怖いんだ、そういう生き物なのさ、俺達ゲーマーってのはな。」
「ふーん・・・」
私達は今フードを被り、広場が見えてかつ、少し離れた場所に建つ建物の壁に寄りかかって広場の様子を眺めていた
「ところでさ、キリト。」
「どうした?」
「アルゴから聞いたんだけどさ、キリトのコンビの相手ってどんな人だったの?」
「うーん・・・なんて言えばいいかな・・表立って魅せるタイプじゃない、裏で駒を動かすタイプだろうな。」
「智将型ってこと?」
「勿論戦闘も逸品ものだったさ、けどあいつは指揮をとるときが一番輝いてた。」
そんな事を話していれば広場は一層騒がしくなり、中央に一人の青髪の青年が現れる
「少し遅くなったけど始めようと思います!
全体的にもう少し前に来てくれるかな?」
恐らく彼が今回のリーダーなのだろう
「既に知ってると思うけど俺の名はディアベル!職業は気持ち的に《ナイト》やってます!」
「ジョブシステムなんて存在しないだろ!」
「本当は《戦士》って言いたいんだろ!」
彼のジョークに広場全体の空気が和やかになる
「凄い・・・」
思わず感嘆の声が漏れてしまう
「ああ、理想的なリーダーの形だ。」
「まずは俺達をここまで導いてくれたツバルさんに感謝を述べたい!ありがとう!」
「何とかやれたみたいだな、あいつ。」
「うん。」
「2週間前、誰かは分からないけど誰かがボス部屋を発見してくれて更にマップを提供してくれたおかげで先日、俺達のパーティーはボス部屋を見つけることができた!
「見つけたのは私達なのに・・・」
「言うてやるな、あそこで名前を出してしまえば俺達は今頃あの中にいるはめになる。そうなったら困るだろ?」
「そうだけどさ・・・」
自分が選んだ道だとは分かってはいるけどキリトの頑張りを傍目で見てきたからこそ報われないのは難儀なのである
「ここまで1ヶ月!色々あったけど俺達は《始まりの街》のプレーヤーに勝って示さなきゃいけない!このゲームはクリアできるんだということを!そうだろ!皆!」
「「うぉぉぉぉぉ!!」」
「それじゃあ、まずはパーティーを組んでくれ!」
《big》「少し待ってくれないか!」《big》
ディアベルが広場にいるプレーヤーに指示した後、一人のプレーヤーが階段を降りて中央の壇上に上がる
「意見は大歓迎さ、けど喋るなら最初に名乗ってくれるかな?」
「俺はヒデ、ここにいるプレーヤーの中に“キリト”がいるはずだ!」
「何で俺?」
「キリトさんがどうしたんだい?」
「俺達のパーティーの1人、シズルって子がいるんだが、彼女がキリトにMPKされかけた!コルを払えとまでは言わないが、俺達はそいつに命を預けたくないし預かる気もない!」
「んな無茶苦茶な・・・・」
MPK、まさかこんなに早い段階からその言葉を聞かされるとは思ってなかった
PKが当たり前のゲームじゃ別に珍しくもないのだが、ここはデスゲーム、この世界でPKする外道はいないと思ってたが上にその言葉が出てきたことに驚きを隠せない、さらにその犯人が隣の彼と来たもんだ、笑えないにも程がある
「お、おお俺はやってないからな!」
「分かってるわよ、何日一緒に居たと思ってるのよ。」
そう、彼は一度もMPKは勿論、MPKまがいの事などしてないし、する度胸ももちあわせてないだろう
「あんにゃろ、とっちめてやる!」
相棒をあそこまで侮辱したんだ、それ相応のお返しを食らわさないと私の腹の虫が納まらない
「待て待て待て、何をする気だ!」
「決まってるでしょ!とっちめてやるの!相棒を侮辱されて落ち着いていられるか!」
「やめろぉ!気持ちは嬉しいが、お前は出るな!お前まで侮辱されるのは俺が耐えられない。だから頼む、鎮めてくれ!」
「分かったよ・・・」
広場の方は誰も喋らない、少し重くなった空気だけが張り詰めている
「発言いいか?」
静寂の中、ガタイの良いバリトンボイスの外国人らしき男性が前に進み出る
「俺はエギル、あんたに言いたいことがあるんだが良いか?」
「何だよ。」
「別に俺はそのキリトって奴は知らねえし、どんな奴かも分からねえからお前の言葉の真偽を疑うつもりは毛頭ない。だがな、TPO位は弁えてほしい。これから一致団結しなきゃいけないときに疑心暗鬼に陥れるバカがあるか。」
「くっ。」
「それと、お前も持ってるだろこれ。」
エギルが取り出したのは表紙にネズミのマークが付いた一冊の本、私達が情報を集めてネズミがまとめた攻略本
「貰ったよ、けどそれがどうしたんだ。」
「こいつの情報提供者がお前の言うキリトって奴だ。」
「本当かい?エギルさん。」
「これを作ったアルゴ本人に聞いたんだ、間違いない。」
会場の空気が少しざわつき始める
「今回はこの変にしとく、けどボス戦が終わったら覚えとけよ!キリト!」
ヒデが席に戻ったのを皮切りにエギルも自分の席に戻る
「それじゃあ気を取り直してまずは仲間や近くにいる人と6人パーティーを組んでみてくれ!」
「後で礼を言わなきゃな・・・」
「そうだね、確かエギルさん、だっけ?」
「けどなー、どこで泊まってるかも分からないし。」
「アルゴに頼む?」
「それは最終手段だな、手数料とられそう。」
「ですね。」
「お、組み終わったみたいだな。」
広場に目を戻せばバラバラだったプレーヤーもある程度固まっている
「今朝、ガイドブックの最新刊が置かれていた!」
ディアベルが一冊の本を取りだし、己の前に掲げ周りに見えるように出す
「ボスの名前は《イルファング・ザ・コボルドロード》、そして取り巻きに《ルインコボルド・センチネル》が沸くらしい。武器は斧とバックラーでラスゲに入るとタルワールに持ち変えるそうだ。取り巻きの数はボスのHPが減るごとにリポップして計12体出現するそうだ。」
「1ついいかな?」
確かツバルと呼ばれていた少年の隣に座っていた少女が挙手する
「私はアウラ。そのガイドブック、何か違和感ありませんか?」
「そう言われてみれば確かにそうだね・・・」
「おい!表紙見てみろよ!いつものネズミ印が無いぞ!」
そう、あのガイドブックにネズミ印は載っていない。とはいえ、作ったのはアル姐、それは不変の事実。なら何故消えているのか。結論から言えば主犯は私である
三日前、アル姐に頼み込んで今回のガイドブックだけマークを消してもらったんだ、今回のガイドブックはアル姐著ではなく他の誰か、現状アル姐と同等かそれ以上の情報通の者、キリトということを伝える、それがこの目的
全ては自分の恩人であるキリトの風当たりを少しでも良くするため
彼らがどう思うかは運次第、最悪でも現状維持ならまだ良し、悪い方に転ばなければおけ
「ただのつけ忘れだろ。」
私は黙って項垂れた
「今日はこれで終わりにしようと思う!ただ、さっき伝えた情報は全てβテストの時のものであること、変更されている可能性が十分あるということを留意してもらいたい!じゃあ解散!」
「ほら、行くぞミィナ。早く立ち去らないと気付かれる。」
「りょーかーい。」
返事をし、彼に続いてその場を立ち去ろうとした、その時
「だれだ!」
突然前にいたキリトが振り返り、声を圧し殺しつつも怒気を孕んだ声で喋る
「バレてしまいましたか・・・」
先まで誰も居なかった筈の自分の右側に人が突然現れ、フードを被ったプレーヤーはゆっくりと声を吐き出した
はい!ブラッキー先生のラストヒロインご登場だぜイェイ!
せめてもう少し掘り下げたかったけど力尽きてしまった
名前は出さなくてもきっと分かる・・・かな?別に隠す理由もないけど
本当は閃光サマ出すとこまで行こうと思ったんだけどもキリがなさそうだしまともに構成決まってないしで却下、結果中途半端な文になる始末
てか、オリ主(仮)全然喋らね!
結局キバオウさん出番ナッシング
次回はオリ主(仮)メイン回ですな(主にお風呂騒動)
ボス戦に突っ込んで終わりかな
ディアベルさんは生きて帰れるのか!
それと感想、訂正など宜しくお願いします!