ドラゴンボール幻 永遠のライバルが幻想入り編   作:地球育ちのたくとさん

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闇に堕ち、消え去る者

悟空とベジータは、フリーザとセルと戦おうとしていた―

魔理沙「なあ、あいつらほんとに倒せるのか?」

霊夢「そんなのわかんないわよ、でもさっきいってた力の出し具合が本当だったら、余裕でしょうね」

魔理沙「ま、とにかく見るだけってところかぁ」

一方悟空とセルは

悟空「ところでセル、おめえなんでこんなとこにいんだ?」

セル「正直いって私にもわからん・・・だが、孫悟空、地獄で貴様に氷漬けにされ割られた、その瞬間目の前が光り気付いたときにはここにいた・・・そういうことだ」

悟空「氷漬けぇ?オラそんなことした覚えねえけどなぁ・・・」

セル「・・・? まあいいだろう・・・」

セル「再び孫悟空、貴様に会えたのだ、楽しもうじゃないか」

悟空「そうだな・・・でもわりいな。おめえはオラには勝てねえ」

セル「・・・なに?」

 

フリーザ「お久しぶりですねえ、ベジータさん・・・ソンゴクウに氷漬けにされた時にはどうなるかと思いましたが・・・」

ベジータ「・・・ほう、貴様やはりオレが知ってるフリーザじゃないようだな」

フリーザ「・・・? よくわかりませんがいいでしょう、再び殺してさしあげますよ」

ベジータ「フ・・・やれるものならな」

フリーザ「いい加減になさいベジータさん、超サイヤ人にすらなれないあなたに勝ち目などないのですから」

ベジータ「そうか・・・だが残念ながらオレはもう超サイヤ人にはなれるんだ」

フリーザ「なんですって・・・!」

ベジータ「だがまあ、貴様程度もはや超サイヤ人になる必要などない」バキイ!!

ベジータはそう言い、フリーザの背後へと回り込み、吹き飛ばすのだった

 

悟空「おっ、向こうは始まったみてえだな・・・」

セル「どういうことだ孫悟空・・・!」

悟空「ん? ああ。おめえが死んでる間、オラはずっと修行をしてきたんだ。

  まあつまりは、おめえらもあれよりめちゃくちゃなパワーアップをしてなきゃオラには勝てねえってこった」

そう言い、セルの正面に移動し、殴りかかるのだった。

セル「・・・っ!」

セルはガードをするが、それさえ破られ吹き飛ばされるのだった

 

ベジータ「どうした?もう終わりか?」

フリーザ「ち、ちくしょう・・・ちくしょうーーーっ!!」

 

魔理沙「す、凄いぞあいつら・・・ほんとに押してらあ・・・」

霊夢「どうやらハッタリじゃなかったわけね」

 

悟空「わりいが、自爆する前に倒させてもらうぞ・・・!」

悟空は気孔波を放ち、セルを消し去るのだった

そしてベジータも同じようにフリーザを消し去るのだった

 

ベジータ「フン、暇つぶしにもならん」

霊夢「あ、あんたたち、ほんとに凄いわね・・・」

魔理沙「どうしたらあんな力出せるんだよ・・・」

悟空「なあベジータ、フリーザやセルがここに来てたってことはやっぱり・・・」

ベジータ「ああ、可能性だがザマスやブラックなども来てるかもしれんな」

霊夢「ザマスとブラック?」

魔理沙「誰なんだそいつら」

悟空「そうだな・・・簡単にいっちまえば神様だ」

魔理沙「か、神?」

 

そう、悟空たちを苦しめた強敵、ザマスとブラック・・・

人間は愚かな生命体な故滅ぼすべしと歪んだ思想を持っていた神だ。

もしも人間のよいところを見ていたのならば少しは違う未来になっていたのかもしれない。

 

ベジータ「・・・ということだ」

 

ベジータは未来でおきたことを話すのだった。

 

霊夢「そんなことがあったのね」

魔理沙「てかそのトランクスってやつなんだけどさ・・・」

霊夢「ん?あ、そういえば・・・」

魔理沙「なあ、そのトランクスってやつはどんな姿しているんだ?」

悟空「? トランクスは青い服で・・・えーっと・・・」

ベジータ「・・・青髪の剣を持った青年だ」

悟空「そ、そう!それだ!」

 

悟空とベジータは不思議そうに答える。

なぜそんなことを聞くのだろうかと。

 

悟空「で、トランクスがどうかしたんか?」

魔理沙「いや、前にブロリーっていう化け物みたいに強いやつを倒してくれたやつがいてさ・・・」

霊夢「そう、そのトランクスってやつがブロリーを倒してくれたやつにそっくりなの」

ベジータ「・・・やけに俺たちの世界に関する奴らが幻想郷に来ていやがるな」

悟空「でさ、トランクスは今どこにいるんだ?」

霊夢「わかんないのよねえ、それが」

悟空「まあこんなとこで考えてても仕方ねえさ。とりあえずこの、えーっと、げんそうきょうか?

   案内してくんねえか?」

ベジータ「・・・そうだな、俺たちはこの世界について全くわからん。案内してくれ」

 

霊夢たちは悟空とベジータに幻想郷を案内するのだった。

紅魔館のことや地底のこと、八雲紫のことなども・・・

 

翌日

 

ベジータ「フン、かなり見て回ったが強敵といえるようなヤツは一人もいなかったな」

悟空「オラたちの世界のやつらどころかトランクスもいなかったなあ。どこいっちまったんだろ」

ベジータ「少なくともやられている・・・というわけではないだろうな。ブロリーを倒していると聞いたからフリーザとセルにやられる程雑魚ではない」

悟空「・・・ん?でもおかしくねえか?フリーザたちって暴れてたんだろ?それならトランクスが倒さねえはずねえじゃねえか」

ベジータ「確かにな・・・まさかトランクスはブロリーを倒した後元の世界へ戻ったのか・・・?」

悟空「え?でも霊夢は戻れねえっていってたじゃねえか」

ベジータ「やはりわからんな。まあいい、トランクスが元の世界に戻ったというならそれはつまり俺たちも戻れる可能性があるというわけだ」

悟空「・・・!ああ・・・そうなら良かったんだけどな」

ベジータ「そう上手くはいかんか・・・。いや、もはや最悪の事態だな」

 

悟空とベジータの前に謎の黒い気を纏った青年が現れる。

二人は即座に臨戦態勢へと入る。

そう、敵だ。味方ではあるがこれは敵である。きっと偽物というわけではない。

これは紛れもなくトランクスである。

 

トランクス「ガ・・・アアアアァァァァ・・・!ガアアアアアアアアァァァァァァっっっ!!」

 

黒い気を纏ったトランクスがいきなり二人に襲い掛かってくる。

否、もはやトランクスとはいえない。

トランクスの気こそあるが発する言葉は叫びだけ。知性もあるようにはみえない。

 

ベジータ「・・・っ!!」

 

トランクスはベジータに襲い掛かる。

ベジータは防ぐがトランクスの止まらない猛攻に手が出せない。

 

ベジータ「チッ・・・調子に乗るな!」

 

ベジータは超サイヤ人となりトランクスを吹き飛ばす。

 

ベジータ「カカロット!!手は出すな!"こいつは俺が殺す"」

悟空「おめえ・・・殺すって・・・そいつは知性がなくなってるとはいっても本物のトランクスだぞ!」

ベジータ「・・・わかっている!だがトラ...いやこいつの持っている剣をみろ!」

悟空「血・・・!」

 

そう、トランクスが持っている剣には確かに人の血がついていた。

誰かを殺した証拠だ。

その血はブロリーを倒したことでついたものと思いたかった。

しかしそれはあり得ない。霊夢たちがいうにはトランクスがブロリーを倒したのは一年前である。

それが未だついているとは思えない。

 

ベジータ「てりゃあ!」

 

ベジータはトランクスを吹き飛ばす。

もはや知性がなく、ただ剣を振り、闇雲に戦っているトランクスでは到底勝ち目はなかった

そしてベジータは吹き飛ばしたトランクスに追い打ちをかける。

そして、トランクスの間近に迫り、気功波を放つのだった。

 

ベジータ「・・・消えてなくなれ」

トランクス「-------

 

そしてトランクスは成す術もなく・・・

 

トランクス「・・・?あれ?父sドゴーーーーン

 

消え去るのだった。


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