暗殺教室 28+1   作:水野治

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タイトルはスピッツの歌から取りました。
文字通り夏が終わる回です。


第33話 夏が終わる

 8月31日、それは長かったようで短かかった中学校生活最後の夏休みの終わりの日を意味している。

 俺は午前中に丁度宿題を終わらせ、2学期の準備をしてから読書をするなど有意義に過ごしていた。父親もどこかに出かけたらしく家の中はまるで誰もいないかのように、ただ紙を捲る音だけが響いていた。はずだった。

 

「南雲君!!」

 

「わっ!殺せんせー!?」

 

 俺の安寧の時間は開いていた窓により家の中に入ってきた殺せんせーにより奪われた。ていうかなんで泣いているんだ?

 

「聞いてくださいよう、今日の夜にある夏祭りにクラス皆を誘っているんですが用事で断る人が多くて先生傷ついています」

 

「そんなことよりも先生不法侵入だよ」

 

「そんなこと!…およよ、ということはやはり南雲君も…」

 

「…今時およよって泣く人いないんじゃないかなあ」

 

 家に突然来たかと思えば泣き言を言われる生徒の身にもなってほしい。

 

「そうですか、南雲君は来ないんですね。いいです、どうせ先生なんてその程度の信頼しかないんです」

 

「誰も行かないとは言ってないですよ」

 

「ということは――」

 

「行きますよ、夏祭り」

 

 俺がそう言うと先生はたくさんの触手を駆使して小躍りをし始めた。どれだけ嬉しかったんだろう、そしてやっぱり行けないと言ったらどれだけ落ち込むんだろう。少し気になる。

 

「それじゃあ19時に椚ヶ丘駅に集合です!夏休みの最後くらい何も考えずに遊びましょう!」

 

 殺せんせーはそう言うと目の前から一瞬で消えた。夏休みの最後という単語を聞いて、俺は改めてこの夏は色々とあったなぁと振り返る。

 時計に目をやると時刻は17時過ぎ、約束の19時までまだ余裕はあるが早めに準備しておいて損はない。俺はさっきまで読んでいた本に栞を挟み自室に戻る。軍資金はしっかりと足りているし、余程のことがない限り底を尽きるということはないだろう。

 俺は誰が夏祭りに来るのか少し心を弾ませながら準備を始めた。

 

 

 

 

 集合時間の5分前に着くと既に俺以外は全員集まっているように感じるくらいに人がいて、少なくとも10人以上は来ているように思えた。みんなの下へと近づくと後ろから声をかけられる。

 

「よっ純一、来たんだな」

 

「おっ前原。お前こそいないと思ってたからびっくりだよ」

 

「何でだよ」

 

「女の子と祭りに行くから無理とか言うタイプだろ」

 

「俺は先に予定が入っていた方を優先するタイプだから」

 

「…つまり今日は何も予定がなかったんだな」

 

「…それは言うな」

 

「まあまあ二人とも!君たちで最後です、それより早く祭りに行きましょう!先生皆さんが来てくれて嬉しいです!誰も来なかったら先生自殺しようかと思いました」

 

「じゃあ来ない方が正解だったか」

 

 茅野が苦笑いしながら殺せんせーに言葉を返すが、先生はその一言を意にも介さず皆を引率し始める。

 周りを見ると男子は全員私服だが、女子の多くは浴衣を着ていたのでこれが男女による祭りへの意気込みの違いなのかなと考えた。

 とにかく普段見慣れない見知った女子の浴衣姿はなんか…こう…グッと来るものがあるなと思った。

 

「やっぱり浴衣っていいな!」

 

 前原の言葉に一瞬心を読まれたのかと思ったが、こいつの場合は自分の心に素直なんだった。

 

「ああ、そうだな」

 

「おっ純一がそうやって同調するの珍しいな」

 

「ちょうどそう思ってたからな。前原は祭りで女の子が浴衣着てないと嫌だってタイプなのか?」

 

「いやそんなことないぞ?ただ浴衣が新鮮に感じていいっていうか。俺はその人に合った服装をしていればいいと思う」

 

「…なんか前原のくせに良いこと言ってない?」

 

「どういう意味だ?」

 

「あはは、そういう意味だよ」

 

 俺が前原とアホな問答を繰り広げていると祭りが行われている神社に着いた。広い境内の中には多くの出店がありお客さんも当然のようにかなりの人数が来ている。

 

「それでは皆さん楽しみますよ!ちなみに21時に打ち上げ花火が上がってそれでこの祭りは終わりますので時間を打ち合わせて皆で是非見ましょう!」

 

「「「はーい!」」」

 

 ということで祭りが終わる20分前、つまり20時40分に中央の広場に当たる部分に集まることになった。それまで誰と回ろうかなと思っていると小さく溜め息をついている少女がいたので声をかけた。

 

「どうした岡野、溜め息なんてついちゃって」

 

「あっ南雲君。いや大したことじゃないんだ」

 

「元気が取り柄の岡野が溜め息をついている時点でなんか変な感じするんだが…」

 

「本当に大したことじゃないんだよ。…ただ、私も浴衣を着てくればよかったなぁって」

 

「ああ、そういうこと」

 

 祭りに来ているE組女子のほとんどが浴衣で来ていたのを見てナイーブになってるって訳だ。ざっと見た感じ岡野、片岡、矢田の3人以外は浴衣を着ている。

 恋する乙女である岡野は前原に浴衣姿を見せたかったんだろう、クラスメートを見ては溜め息をついている。

 

「さっき前原が言ってたんだけど…」

 

「?」

 

「その人に合っている服装だったらいいらしいぞ」

 

「…本当?」

 

「本当だよ。浴衣姿見せたかったてのはわかるけどあんまり気にすんなよ」

 

「そっか…うん、そうだよね」

 

「おーい!前原!」

 

「ちょっと南雲君!?」

 

「どうした純一?」

 

「前原は誰と祭りを回るんだ?」

 

「いやまだ決まってないけど…」

 

「岡野が一緒に回りたいってさ。いいか?」

 

「岡野が?いいけど…どうしてまた?」

 

「せっかくの祭りなんだから仲良いやつと回りたいと思うのは普通だろ、な?岡野?」

 

「え、う、うん!そう!」

 

「そっか、じゃあ回るか」

 

「じゃあ行ってらっしゃーい」

 

 半ば強引な形になったが俺は前原と岡野を行動させることに成功した。当事者である2人だけが全く気づいていないが女子を始めとして、ある程度勘が良いE組の面々は岡野が前原に気があることに気付いている。そこそこ岡野が素直に行動しているのに前原は全く気付いていないので俺の行動の真意も恐らく気付いていないだろう。

 

「ファインプレーだよ南雲君!」

 

「おっ矢田か。まああれくらいしても気付かないだろうけどね」

 

「もうちょっとひなたちゃんに気を使ってもいいのにね、前原君は」

 

「まあまあ、変にくっつかせようとしてマイナスになるよりはいいだろ?」

 

「それはそうだけど……ってそうじゃなくて!南雲君は誰と回るか決まってる?」

 

「決まってないよ」

 

「じゃあ私達と回らない?」

 

「私達?」

 

 矢田1人しか見えないのに私達とはこれいかに。そう思って矢田の後ろを見ると浴衣を着た倉橋が縮こまっていた。ただでさえ小さいのに矢田の影に隠れていたので正直気が付かなかった。

 

「ああ倉橋も一緒で私達か。いいよ、回ろう」

 

「本当?やった!」

 

「ところで倉橋いつもより大人しいけど大丈夫か?調子悪いのか?」

 

「いやそうじゃなくて…」

 

 矢田が目で何か訴えかけてくる。俺の目と倉橋を交互に見て……ああ、そういうことか。

 

「倉橋、浴衣似合ってるぞ」

 

「…ホント?」

 

「本当だよ。花の模様っていうの?何て言うのかわからないけど倉橋っぼくてよく似合ってる」

 

「…えへへ、着てきてよかった!」

 

 どうやらというか、やはり正解だった。俺が倉橋の服装を褒めるといつもの彼女に戻った。

 

「じゃあ時間ももったいないし行こっか!」

 

「とりあえず目についたところに行くか」

 

 倉橋が真ん中となり3人並んで歩き始める。

 

「祭りといえばで一斉に言わない?」

 

「おっいいね!」

 

「じゃあそれで被ったところに行こう!」

 

「よし……せーの」

 

「焼きそば」

「かき氷!」

「わたあめ~」

 

 見事3人とも分かれてしまったが、やはり女子の2人は甘いものだった。

 

「桃花ちゃん頭キーンってなっちゃうよ?」

 

「でも夏っぽくない?」

 

「夏っぽい!」

 

「でしょ?」

 

「じゃあかき氷から行く?」

 

「「うん!」」

 

「何味にしよっかなー」

 

「イチゴにする~」

 

「あっ私も同じのにしようかな」

 

「2人は本当に仲良いよな。親友っていうの?そんな感じ」

 

「なんかすぐ仲良くなったよね」

 

「ね~」

 

「やっぱり休日に一緒に出掛けたりとかするの?」

 

「服を見に行ったりとか結構行くよね?」

 

「うん、桃花ちゃんオシャレだし色々と見立ててくれるんだ~」

 

「陽菜ちゃんも可愛い系を着こなせてるし羨ましいよ」

 

「えへへ、ありがとう~」

 

 竹林から教えてもらったんだがこういうの何て言うんだっけ。百合?だかなんだか。

 かき氷屋まで辿り着いたが暑さと人気が相まって他の出店と比べると多くの人が並んでいた。

 

「やっぱり祭りのかき氷の屋台は混むね」

 

「こういうときしか食べれないしな」

 

「確かに。コンビニとかスーパーで氷菓を買うっていってもかき氷ではないしね」

 

「氷菓とアイスって何か違うの?」

 

「シャリシャリしてるのが氷菓でクリーム系がアイスじゃない?」

 

「そうなの?純君?」

 

「えっそこで俺に振るの?」

 

「だって物知りだし」

 

「今の矢田の説明で大体合ってるはずだけど。…たしか乳固形分だかの割合じゃなかったかな。一番割合が高いのがアイスクリームで低いのが氷菓だよ」

 

「へぇ~。ということは中間もあるの?」

 

「全部で4つに分類されるはず」

 

「あっラクトアイス!」

 

「あーそういえば成分表にそんなこと書いてあったな。さすが倉橋」

 

「えへへ~」

 

「あと1つは何かな?」

 

「「「うーん…」」」

 

 全く思い出せない。殺せんせーにでも聞けば答えが返ってくるかな、全然見当たらないけど。

 話をしていると俺達の順番が回ってきたので先程の会話に合ったように女子2人がイチゴ味を、俺はブルーハワイ味を注文した。

 近くにベンチがあったのでそこで座って食べることにする。

 

「あっ」

 

「桃花ちゃんどうしたの?」

 

「ふふん、かき氷で思い出したことあるんだ」

 

「食べたら頭がキーンってなること?」

 

「そんなの当たり前でしょ…」

 

「あはは、それで?桃花ちゃん?」

 

「おほん、かき氷の味についてなんだけど…実は全部同じなんだって」

 

「えっまじ?」

 

「本当に?」

 

「うん、この間テレビでやってたの見たんだ」

 

「へぇ~食べ比べてみる?」

 

「じゃあハイ!あーん!」

 

 まあ当然そうなるよね。3人いるけど味は2種類しかないわけで。となると必然的に俺のブルーハワイ味が女子2人へ、どちらかのイチゴ味が俺の口へと運ばれる。

 だがあーんは想定してなかった。いや、あーんはこの際置いておくとして問題は間接キスの方だ。健全な男子中学生である俺にはハードルが高い。

 

「南雲君早く食べないと溶けちゃうよ?」

 

 矢田が急かしてくる。南無三、食べることにしよう。できるだけ平静を装って――

 

「ど、どう?味は同じ?」

 

「…違う気がする」

 

 ていうかよく見たら倉橋の顔が赤い。俺も赤くなってないか不安になってきた。

 

「じゃ、じゃあ純君のちょうだい」

 

「ほい」

 

 そう言って俺はスプーンでかき氷を掬い、そうするのが当然のような雰囲気を醸し出しつつ倉橋にスプーンを差し出す。

 倉橋は髪を耳の後ろにかけ直して俺のスプーンからかき氷を食べる。その仕草に俺はドキッとした。

 

「あれ?味違うよ?」

 

「ふっふっふ、実はね」

 

「「実は?」」

 

「匂いと色が違うから脳が錯覚しちゃうのだ!」

 

「へぇ~」

 

 いやこれは素直に感心した、匂いと色だけでこんなに変わるのか。

 

「てことで南雲君、私にもちょうだい!」

 

「はい、あーん」

 

「…違う味だね」

 

「人の脳って不思議だね~」

 

「そういえばブルーハワイ味ってなんなのかな?ラムネ味のこと?」

 

「たしかカクテルの名前から取ってるんじゃなかったっけ」

 

「へぇ~」

 

「じゃあラムネとソーダの違いは?」

 

「瓶かペットボトルじゃない?わからんけど」

 

「あーでもそれっぽいね」

 

「サイダーは?」

 

「ソーダが訛ったんじゃないか?またはサイダーが訛ってソーダになったか」

 

「色々可能性あるね」

 

「そうだね~」

 

「みんな食べ終わったしそろそろ次行くか」

 

「甘いもの食べたから次はしょっぱいの食べたいな~」

 

「わかる!甘いものとしょっぱいものでずっと食べ続けられるよね!」

 

「ね!」

 

「じゃあ歩いて食べたいものがあったらその場で買って食べ歩けばいいか」

 

「焼きそばはいいの?」

 

「祭りといえばで思い付いただけだから特にこだわりはないよ。どちらかというとお好み焼きの方が好きだし」

 

「あっわかる!粉ものってたまに無性に食べたくなるよね~」

 

「そうそう、そんな感じ」

 

「2人はお好み焼きは関西風と広島風どっちが好き?私は関西風なんだけど」

 

「俺も矢田と同じで関西風かな」

 

「関西風と広島風って何が違うの?」

 

「大雑把に言うと関西風が具材を全部混ぜて、広島風は生地の上に具材を乗せて目玉焼きで挟んでるって感じかな?」

 

「じゃあ関西風かな~」

 

「ちょうどそこに広島風の屋台あるぞ」

 

 俺が指差した方向を覗く2人。しかし倉橋は身長が低いせいか見えていないらしい、背伸びをして前にいる人の頭と頭の間から頑張って見ようとしている。そんな倉橋を見ているとなんだか微笑ましく感じた。

 

「う~見えないよ~」

 

「倉橋、こっち」

 

「あ、ありがとう純君」

 

 俺はうまく隙間を見つけてそちらに誘導した。ちょっと倉橋と密着する形になってしまっているがこの際致し方ない。

 

「南雲君紳士だね~」

 

「まあね。どう倉橋見えた?」

 

「うん、あれが広島風なんだね」

 

「話の流れ的にお好み焼き食べる感じでよかですか?」

 

「なんで急に博多弁?…うーん、陽菜ちゃんどうする?」

 

「お好み焼きは食べたいけど…うーん」

 

 女子2人が難色を示しているのだが俺はなんとなく理由を察した。恐らく青のりが歯につく可能性があるからだろう、ブリトラでも青のりって曲があるくらいだしな。同様の理由で焼きそばもNGだろう。とすれば――

 

「あっちにフランクフルトあるんだけど、俺それ食べたい」

 

「ほんと?私もそっちのがいいかな」

 

「私も~」

 

 誘導成功。心でガッツポーズをする。

 屋台に行ってフランクフルトを買おうとしたら、私はこっちにすると言って矢田は隣のイカ焼の屋台へと行った。

 

「倉橋、歩く速さ大丈夫か?下駄でしょ?」

 

「大丈夫だよ、ありがと!それに実は下駄じゃないんだよ!」

 

「そうなの?」

 

「うん!ほら!」

 

 そう言って倉橋は片足立ちをし、もう片方の足をこちらに見せてきた。

 

「あーサンダルなのか。オシャレだな」

 

「えへへ、でしょ~?」

 

「うん。可愛い」

 

「あ、ありがとう」

 

「2人ともお待たせー!…って陽菜ちゃんどうしたの?顔赤いよ?」

 

「何にもなかったよ。それよりイカ焼は無事に買えたんだな」

 

「そりゃ無事に買えたけど……あっ!なるほどね~」

 

「矢田さん何がなるほどなのかな?」

 

「南雲君も隅に置けないなーって」

 

 矢田がにやにやして肘で小突いてくる。俺は普段可愛いとか思っても直接言わないのでどうかしてるのかなって思った。きっと夏の暑さのせいだ。

 買ったフランクフルトとイカ焼きは腹が減っているせいかすぐに3人とも食べ終わった。

 

「おーい純一!」

 

「岡島か。どこから現れた?」

 

「写真撮って回ってるんだ」

 

「浴衣の女性を?」

 

「ちげーよ!そりゃちょっとは撮りたいなーとか思うけど…って何言わせるんだよ純一。誘導尋問うめーな」

 

「いや今のは勝手にお前が言っただけだろ。てかまじに他人の写真撮ってるんだったらやめた方がいいぞ?」

 

「本当に撮ってねえよ!ほら!」

 

 そう言って岡島は慣れた手つきでカメラをいじると画像フォルダを見せてきた。そこには祭りの屋台や提灯などが直接目で見るより綺麗に収められていた。

 

「あっ本当だ。疑ってすまんかった」

 

「これ全部岡島君が撮ったの?」

 

「もちろん」

 

「すごーい!キレイ!」

 

「いやー素直に褒められると照れちゃうなー」

 

「さすがカメラマンを目指してるだけあるな」

 

「「すごい!」」

 

「褒められ慣れてないからどう反応すればいいかわからなくなってくるなー!…そうだ、E組のみんなの写真も撮ってるから3人も撮ろうか?そう思って話しかけたんだった」

 

「そうだったのか。じゃあ頼んだ」

 

「女子2人は前髪とか大丈夫か?ノークレームで頼むぞ」

 

「あはは、苦情なんていれないよ。ね?陽菜ちゃん?」

 

「もちろん!」

 

「よしじゃあ撮るぞー。ハイ、チーズ」

 

 俺を真ん中として3人並んで写真を撮ってもらった。撮影者が岡島だからか自然体で撮れたなと思う。

 

「撮った写真は二学期入ってちょっと経った辺りで渡すから楽しみにしててくれ」

 

「岡島ありがとな」

 

「ありがとう!」

 

「岡ちんありがとね~」

 

岡島に手を振って別れたが、その背中はなんだか学校で見るよりも頼もしく見えた。

 

「なんか甘いもの食べたい」

 

「そうだね~」

 

「りんご飴とかわたあめ?」

 

「りんご飴な気分、いやでもわたあめも捨てがたい」

 

「じゃあ私がわたあめ買うから少しあげるよ!それなら両方食べれるでしょ?」

 

「えっいいの?矢田が女神に見えてきたんだけど」

 

「あはは、わたあめでそこまで言ってもらえるんだ」

 

「私もりんご飴にするから一口ちょうだ~い」

 

「もちろんいいよ」

 

「時間的に買ったら約束の広場に向かった方がいいな。それほど急がなくても大丈夫だろうけど」

 

「楽しいことってあっという間だね」

 

「だね~」

 

「明日から学校か~」

 

「朝起きれるかな?」

 

「起きれても学校があること忘れてそうだよね」

 

「さすがにそれはないだろー…ないよね?」

 

 あるともないとも言い切れない微妙なラインだな。

 少し歩くとわたあめと飴細工の屋台へと着いた。

 

「あっ倉橋さんに矢田さん、それに南雲君も」

 

「殺せんせーどうしてわたあめとか売ってるの?」

 

「ヌルフフ、みなさんのおかげですよ」

 

 殺せんせーの話を聞くに金魚すくいを始めとした各屋台においてE組の面々が暗殺で鍛えた技術を遺憾なく発揮した結果、景品などがなくなり早じまいする店が多かったそうだ。その空いたスペースに殺せんせーは入りこんで支店を増やしているとのこと。

 

「そんなことより何にしますか?みなさんなら少し安くしますよ。10円くらい」

 

「「「せこっ」」」

 

「ほらこのりんご飴なんて青森産を使っているので美味しいですよ!」

 

「あっじゃあそれで~。純君もだよね?」

 

「俺はこっちにするかな」

 

「イチゴ飴を選ぶとはお目が高い。これには拘ってましてね、ただ糖度が高い品種を使うのではなく酸味があるものを使うことによって飴の甘味と調和して――」

 

「拘ってるのはわかったけど材料費とか大丈夫?ちゃんと元は取れるの?」

 

「ヌルフフ、その点も抜かりありません。みなさんに教えている数学を少し応用するだけでどれくらい売ればいいのかとかわかるんですよ。具体的には――」

 

「授業は明日以降にしてもらっていいですか?はい、お代です」

 

「毎度あり!」

 

「あっ私はわたあめで!」

 

「ハイどうぞ!200円です」

 

「今細かいのしかなくて10円玉ばかりだけど大丈夫?」

 

「もちろん大丈夫ですよ」

 

「じゃあ…1、2、3、4、5、6、7、8、祭りって何時で終わりだっけ?」

 

「午後9時に終わりですよ」

 

「10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20……じゃあ花火でまた!」

 

「こらこら矢田さん!時そばなんて渋いものどこで覚えたんですか!」

 

「ちぇー」

 

「待て矢田、殺せんせーは最初に10円安くしてくれるって言ってたから払う必要ないぞ」

 

「そういえば言ってたね~」

 

「だって!殺せんせー!」

 

「ぐぬぬ…男に二言はありません…」

 

 値引きするって言ったこと忘れてたな。俺と倉橋が値段そのまんま支払ったってのもあると思うけど。

 

「ちょっとボケたつもりだったのに10円得しちゃったよ」

 

「でも時そばなんてよく知ってたな」

 

「私わからな~い」

 

「さっき矢田がやったように勘定の時に時間を尋ねて釣り銭を誤魔化すっていう落語だよ。それを見た別の男が同じ方法を試すんだけど聞く時間を間違えたせいで多く払っちゃうっていうオチがつくんだけど」

 

「へぇ~そんなのがあるんだ」

 

「まさか本当に支払う金額が少なくなるとは思ってなかったけどね」

 

「なんなら殺せんせー気付いてたしな。…あっ本当にイチゴ飴美味しい」

 

「よかったね~、私のりんご飴も美味しいよ」

 

「わたあめ久しぶりに食べたけどやっぱり甘いね。ハイ陽菜ちゃん」

 

「ん…美味しい!」

 

「でしょ!ハイ南雲君も!」

 

 差し出されたのでそのまま一口もらったが正直最初のかき氷のくだりのせいか距離感が麻痺してる感じが否めない。

 

「わたあめいいな。一生食ってられそう」

 

「あはは、わただからね」

 

「ここで問題、1キロの鉄と綿はどっちが重いでしょうか」

 

「「鉄!」」

 

「ぶー、正解は両方同じでした。1キロの鉄と綿だから」

 

「あっ」

 

「完全にイメージで答えちゃったよ」

 

「鉄と綿だったらイメージ的にね。まあ引っかけ問題みたいなもんだな」

 

「引っかけ問題懐かしいね~」

 

「たしかに小学生以来やってないかも」

 

「なんか覚えてるのある?」

 

「うーん…」

 

「あっカエルの問題!」

 

「「かえるの問題?」」

 

「そうそう。お父さんカエルはケロケロケロ、お母さんカエルはケロケロと鳴きます。では子どもはどのように鳴くでしょうか」

 

「「ケロ」」

 

「ぶぶー。正解はおたまじゃくしだから鳴かない、でした!」

 

「「あ~!」」

 

「ちょっと盲点だよね」

 

「全然思い付かなかった~」

 

「後でカルマに出してみよっと」

 

「カルマ君はこういうの強そうだよね」

 

「悪戯っ子だからな」

 

 ちょうどイチゴ飴を食べ終わったので近くにあったゴミ箱にゴミを捨てる。女子2人もまもなく食べ終わったのでこれで心置きなく待ち合わせ場所に向かえる。

 

「時間は…ちょうど40分か」

 

「あっみんな来てる!おーい!」

 

「肝心の殺せんせーがいないね」

 

「きっと今が稼ぎ時なんじゃないか」

 

 行動を共にしてた倉橋、矢田は女子の方へと向かった。俺も当然男子の方に行く。

 

「よっ渚。茅野と回ったのか?」

 

「うん、なんとなく流れで」

 

「そっか」

 

「南雲君は倉橋さんと矢田さんだったよね」

 

「ああ、誘われたから」

 

「そうなんだ、どうだった?」

 

「楽しかったよ。渚は?」

 

「うん、楽しかったよ」

 

「他に男女で回ったやつはいたのか?」

 

「そういえば千葉君と速水さん一緒だったよ」

 

「そうなのか。どっちから誘ったか気になるな」

 

「千葉君から声かけてたよ」

 

「へぇ~、あと前原と岡野も男女ペアだったな。ていうか男女事情に詳しいな」

 

「ちょっと出遅れちゃったから。茅野もそうだったらしくてそれで一緒だったんだ」

 

「ああ、なるほど」

 

「あっそろそろ花火上がるね」

 

 渚がそう言うのを待ってましたとばかりに上空に花火が上がった。公園内ではなく位置的に恐らく近くの河川敷で上げてると推測。

 ともかく近くで見る打ち上げ花火は迫力があった。

 

「濃かったね、夏休み」

 

「そうだな」

 

 思えば俺の夏休みは矢田との隣町の隣の探索から始まったんだった。それから前原と小学生の女の子の仲直りを見届けて、リゾートで暗殺をして…昨日のことのように夏休みの記憶が過る。

 

「…同じ夏は二度と来ないんだよな」

 

「…そうだね、うん、たしかにそうだ」

 

「1日1日を大事にしなきゃな」

 

「うん、2学期も暗殺頑張ろうね。もちろんそれ以外も」

 

 花火が終わると来ていたお客さんの誰かが拍手をしてそれに釣られて全員が拍手をする。

 少し時間が経って拍手が鳴り止むと終わりの雰囲気が流れて帰り始める人が増えてきた。俺達もその流れに乗って歩く。

 

「ちょっと待ってください!」

 

「わっ殺せんせー!」

 

「夏はまだ終わりませんよ!」

 

 殺せんせーの言葉に全員が首を傾げる。

 

「これ、やりますよ!」

 

「「「手持ち花火?」」」

 

「そうです、みんなでやれば楽しいですよ!それに青春ぽいですよね!」

 

「ここでやるの?殺せんせー?」

 

「いえ近くの公園が22時までだったら大丈夫なようなのでそちらでやります。家の人が心配するのでしたら帰っても大丈夫ですが、先生の速さで皆さんを無事に家まで送り届けますのでそこはご心配なく」

 

 ああ、それなら時間については心配ないな。帰る時間さえ親に連絡を入れておけば後はそれに合わせて送ってもらうだけだし。

 後は家に帰るだけと思った矢先のサプライズだったので俺は心が小躍りしているのを感じた。

 

 

 

 

「皆さんくれぐれも危険な方法で楽しむのはやめてくださいね!先生が譲歩できるのは二刀流までです!」

 

 公園に移動し、バケツなどの準備を終えた途端に世間体を気にする殺せんせーの注意説明が入る。そんなこと言われなくても人に向けて遊ぶ人はE組にはいないと思うけど。

 何はともあれ花火がスタートする。打ち上げ花火のように迫力はないが手持ち花火にしかないメリットもある。身近っていうのとやはりこのような感じで友達らと楽しめるというのが一番の良さに思える。

 

「南雲君、火のお裾分けしてもらっていい?」

 

「あっ神崎。いいよ、ほら」

 

「ありがとう」

 

「手持ち花火なんていつぶりだろう」

 

「私も。たぶん小学校高学年の頃にはもうやってなかったかも」

 

「俺もそのくらいかな」

 

「同じだね」

 

「ああ。そういえば神崎は今日誰と回ったんだ?」

 

「片岡さんとかの女子メンバーで回ったよ」

 

「そっか。…今言うタイミングでもないけど浴衣似合ってるぞ」

 

「ふふっありがとう。着てきた甲斐があったよ」

 

「俺も次に祭りに行くときは甚平とか着ようかな」

 

「南雲君だったら絶対似合うよ」

 

「そう?」

 

「うん。…今度は一緒に回りたいな、祭り」

 

「夏も終わるし来年以降になるな。たぶん」

 

「そっか…」

 

「そのときまで地球があるかもわからないけどね」

 

「きっと…あるよ。きっと」

 

「そうだといいな。あっ火のお裾分けしてもらっていいか?」

 

「うん。どーぞ」

 

 それきり会話もなくなって俺はふと周りのE組のみんなを見てみると各々楽しんでいたので何だか安心した。大きな声を出さない辺り周辺住民への配慮もしっかりと出来ている。

 

「ふぅ」

 

「おわっ!…ってなんだ前原か。ビックリさせるな」

 

「いやずっと近くにいたよ」

 

「そうなの?打ち上げ花火のときにはいなかったような…」

 

「ああ、あのときはみんなと少し離れた場所で見てたから」

 

「なるほどね。それで溜め息なんてどうした?岡野と回ったの楽しくなかったのか?」

 

「いや楽しかったよ。でもそうじゃなくて――」

 

 前原はバツの悪そうな顔をしてその先の言葉を言わなかった。

 

「言いにくいなら言わなくて大丈夫だぞ。どうせ女絡みで岡野に怒られたとかだろ」

 

「当たらずといえども遠からずって感じ。まあその内話すよ」

 

「おう」

 

「なんか男の子っていいね」

 

「そうか?神崎?」

 

「うん。全部言わなくても通じあってるっていうか…上手く言えないけど」

 

「いや全然そんなことないぞ。この前目で会話して俺は前原にクレープを買ってきてくれと頼まれたと思ったら自販機で飲み物を買ってきてくれだったし」

 

「ふふっ、なにそれ」

 

「いやいや本当。な?前原?」

 

「そんなこともあったなあ。たしか7月の終わりだったよな」

 

「そうそう」

 

「みなさん!お待ちかね〆の線香花火ですよ!」

 

 気付くと殺せんせーが準備した手持ち花火が無くなっていて定番の線香花火をやるみたいだ。

 1人2本ずつ線香花火を手渡されて火をつけると先程の盛り上がりとは打って変わって、しんと静かになった。磯貝が誰が一番長く火がついてるかなと呟いたのが聞こえ、みんなはより落とさないように大事に線香花火を持ったように見えた。

 俺は移り変わっていく火を見ながら、最後まで落ちなかったら願い事が叶うんだっけと考えていた。

 

「あっ落ちちゃった」

 

 たぶん倉橋の呟きだったと思う。それから立て続けに火は落ちていったようで、ついには俺の線香花火の明かりも無くなっていた。

 

「一番長く火がついていたのは岡野さんですねぇ。では皆さん、最後の1本に点火する前に線香花火について学びましょう。皆さんは線香花火に段階があるのはご存知ですか?――」

 

 そう言って殺せんせーは説明をし始める。曰く、起承転結の物語があるものらしい。燃え方によって名前が変わるみたいだ。

 

 点火をしてすぐの段階の丸い火の玉、それが「蕾」。花を咲かせる蕾のように酸素を取り込みながら大きくなっていく。

 パチパチと小さな音を立てて火花が散り出す、この段階を「牡丹」というらしい。

 牡丹の段階での火花とは打って変わって勢いが強くなる、これが「松葉」。普通の花火と比べて線香花火は小さいのに堂々した様子で飛び散る火花は他の花火にないものだと殺せんせーは言った。

 松葉で激しくなった火花はやがて大人しくなっていく、この状態を「柳」というらしい。

 火花が1本ずつ儚げに落ちていく「散り菊」。やがて火花は分裂しなくなり火の玉は落ちるか燃え尽きていく。

 

「――以上のように5段階で分けられています。次は今教えたことを少し意識して風流を感じてみてください」

 

 俺達は線香花火に火をつけると1本目のときより、じっと火の一点を見ることに集中した。

 誰かが「まだ蕾だ」とか「牡丹に変わった」など段階を口にする。

 俺も心の中で先程の殺せんせーの説明を反芻して火花を見ていた。

 ――気が付くと俺以外のほとんどは火の玉が落ちてしまったらしくこちらを見ていた。

 

「純君と凛香ちゃんの線香花火長いね」

 

 どうやらもう1人いたらしい。

 

「うん。良いのに当たったかも」

 

「俺も…あっ」

 

 俺の火の玉はおそらく柳の段階で落ちてしまったが凛香のは大人しく、それでも絶え間なく燃え続けていた。

 ずっと続くかに思われた線香花火だったが先程の説明にあった通り、火花は1本、また1本と少なくなっていきやがて燃え尽きた。散り菊という名に相応しい情景に俺のみならず、全員が小さく感嘆の声を漏らした。

 

「落ちないで燃え尽きるの初めて見た」

「俺も」

「私も」

 

「線香花火に何か願ったのか?」

 

「…ううん、なんにも。ただ綺麗だなって」

 

「ヌルフフ、これがいわゆる日本の"侘び寂び"ですねぇ。…線香花火も終わって、これで本当に皆さんの中学校生活最後の夏休みが終わりました。先生はとても…いえ、言葉では表現できないくらい良い夏休みでした。皆さんはどうでしたか?」

 

 殺せんせーの言葉に全員が無言で頷いた。まだ十数年しか生きていないが今までにない、最高の夏だったと思う。

 

「皆さんも同じ気持ちで安心しました。あまり遅くなっては明日の学校に響きますので送っていきますよ」

 

 比較的家が近く、家族にしっかりと連絡出来ている人は歩き、若しくは自転車で帰ることになった。それ以外の人は先生がマッハで家に送るらしい。

 

 殺せんせーにさよならを告げて帰路につく。家の方向が同じ人を見ると岡野と矢田の2人だった。

 

「祭り、楽しかったね」

 

「そうだな」

 

「明日から学校か~!」

 

「ちゃんと朝起きるんだぞ」

 

「失礼な!ちゃんと起きるよ!」

 

「ならいいけど」

 

「南雲君こそしっかり起きれるの?」

 

「イージーだな」

 

「イージーなら大丈夫そうだね。…ひなたちゃん大丈夫?公園で花火をしたときからずっと元気ないけど」

 

「…うん、大丈夫」

 

「そういえば前原も大人しかったな」

 

「前原君も?」

 

「うん。なんか考え込んでいる様子だった」

 

 俺の言葉で誰も喋らなくなってしまった。地雷を踏んでしまったか?

 3人の間に流れた沈黙を破ったのは岡野だった。

 

「…前原に告白しちゃった」

 

「「…え?」」

 

 俺が告白されたわけでもないのに心がドキッとした。

 

「打ち上げ花火のときに前原からせっかくだし2人で見るかって言われてさ、それで2人きりで花火を見たんだけど…。――自分の中で好きって気持ちが抑えられなくて…それで好きって伝えちゃった…」

 

 岡野の言葉に適度に相づちを打つ矢田。勝手なイメージで女子はこういうとき盛り上がるイメージだったが、当事者である岡野が神妙な雰囲気なので聞く立場である俺達も真面目に話を聞いている。

 

「前原君はひなたちゃんの言葉に何て返してきたの?」

 

「『少し考えさせてほしい』って、それきり会話もなくなっちゃって」

 

「そっか…。ひなたちゃん、すごいね」

 

「…ああ、勇気出したな」

 

「…うん、ありがとう」

 

「良い返事だといいな」

 

「…そうかな?大丈夫かな?」

 

「無責任なことは言えないけど…、前原のあんな様子初めて見たからさ。だからってわけじゃないけど…」

 

「ありがとね、南雲君」

 

 またも沈黙が流れる。無責任な言葉を言えない俺と矢田はそれ以上何も言えず、対して岡野は何を言えばいいかわからない様子に見えた。

 

「あっ南雲君、私達こっちだから」

 

「送ってかなくて大丈夫か?」

 

「うん、ありがと」

 

「わかった。じゃあまた明日学校で」

 

「また明日ね」

 

 2人と別れたあとの帰り道、俺は"変わる"ということについて考えた。

 今回では人の気持ちだ。変わっていくものだとわかっているが普段はそんなこと考えない。しかし目に見える変化が起きてから初めて人はその変化に気付く。岡野が前原に気持ちを伝えたように。

 2人は恐らく、いや確実に今のような仲の良いクラスメートという関係ではいられない。より仲が深まるか、それとも別れるか。友達のままだとしても今回の出来事が必ず尾を引いてしまう。

 ――恋愛って難しいな。「自分の好きな人が自分のことを好きになってくれる」、言葉にするとそれだけのことなのに。

 

 ふと我に返ると腕や服に夏の濃い空気がまとわりついていることに気が付いた。それに外には微かに火薬の匂いが混じっている。

 どこかで俺達と同じように小さな夏を燃やしている人達がいたんだなと思った。




ついに人間関係が変わり始めます。

そして読者の皆様には申し訳ないのですがしばらく投稿することが出来なくなります。
理由としましては私生活が多忙になるからです。今年からフットサルを始めたんですが思いの外ハマってしまって本職である野球やバスケがおざなりになりかけています。

そして本日5月24日にはDARK SOULS REMASTEREDが発売されます。当然トロコンはするのですがRTA勢として走らなければなりません。
RTAだけならばまだいいのですが、全装備・全アイテムの回収もします。経験者ならばわかると思いますが作者は亡霊の刃マラソンが一番嫌いです。

個人的な理由で投稿が遅れるのは本当に申し訳ないのですが夏休みも終わってキリがいいので良いタイミングなのかなとも思っています。
時間が空きますが楽しみに待っていただけたら幸いです。
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