今回は覇王龍さんのオリジナルベストマッチを登場させています。
活動報告でオリジナルベストマッチ案をくださった覇王龍さん、ありがとうございます!
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タイガーキャノンが全体的に鋭利なデザインとなったタイガーキャノンスパークリング。
リークへ向かって跳ぶ、と同時にバーストバブルを発生させる。
速度が文字通り飛躍的に上がる。
常人では見えない程の速度でリークに突っ込む。
「テリャァ!」
「グッ!?」
リークを殴る。ショックバブルを発生させ、衝撃を増す。
これには、リークも調子を崩された。
「何だ、このフォームは……。」
「俺の…覚悟のフォームだ!」
その後もリークを圧倒する。
正に反撃する余地がない、スピードとパワーを兼ね備えたフォームである。
「こんなフォームを隠してたとはな………。」
リークが余裕の態度を崩す。
その隙も見逃さず、改虎は怒涛の攻撃を続ける。
「ダァ!フッ!ドリャァァ!」
「グッ……へっ、容赦ねぇな。」
「これで最後だ……先生。」
『Ready Go!』
『SparklingFnish!』
空高く跳び、ショックバブルとバーストバブルを大量に発生させる。
そして、バーストバブルを利用し、高速で蹴りを繰り出す。
「ハァァァァァァァ!!!」
「グッ、ヌアァァァァァァァァ!」
スパークリングフィニッシュを受け、変身解除されるリーク。
かなりのダメージを受けたのか、服が所々敗れている。
「………はっ、だらしねぇな、俺。」
槍太は自嘲する。
それは生徒に負けた情けなさか、それとも________。
改虎と竜が駆けつける。その胸中は複雑だった。
膝を付いている槍太に歩み寄る。
「……………戻って来てください、俺達の元へ。」
改虎が手を差し伸べる。
しかし_________。
「……戻る訳ねぇだろ、バーカ。戻れる訳ねぇだろ……。」
差し伸べられた手をはね除ける。
その態度とは裏腹に、表情は哀しみを表していた。
「……俺達はいつでも待ってます。」
「…………フッ、好きにしろ……アディオス。」
煙に巻かれ、槍太の姿が消える。
空には、晴れ間が出ていた____________。
◆
「そんな……園田先生が……?」
先日の出来事を勇者部全員に話す。
驚愕する者、涙を浮かべる者、反応は様々だった。
「なあ、改虎……お前、リークの正体知ってたんだよな?」
「あぁ。」
改虎に詰め寄り、胸倉を掴む。
目には涙が浮かんでいた。
声を震わせながらも叫ぶ。
「何で言ってくれなかったんだよ!?俺達、仲間だろ?!仲間も信用出来ないのかよ_________!」
「竜、止めなさい……きっと、改虎はあたし達を気遣って……言えなかったのよ。」
「ッ……。」
風に止められ、改虎を離す。
竜もそんな事は頭では分かっている。
分かっているのだが___________。
「すいません、少し外の空気吸ってきます……。」
◇
「ここは………何処だ?」
仰向けに寝転がっている槍太。
辺りを見回すと、妙に禍々しい装飾がしてある。
(おかしい、何で俺はこんな所に__________。)
「やっと来てくれましたね~、園田先生~。」
「ぇ?……まさか、その声________。」
◇
「はぁ……。」
ベンチに座り、頭を抱え込む竜。
改虎とは10年来の親友だ、その性格は分かっている。
「でも、なー………。」
だからこそあんな事を言ってしまったのだ。
心配しているから__________。
「何ぼーっ、としてんのよ、竜。」
「夏凜先輩…?」
夏凜も竜の隣に座る。
竜が、改虎の性格を語り出す。
「改虎は……昔っから正義感が強くて、こんな俺でも友達になってくれる、優しいヤツなんです。」
「でも、悩みを自分で抱え込む体質で…大きな問題にぶつかっても、誰にも相談せず自分で解決しようとするんです。」
「俺もその性格は理解してるはずなんですけど……。」
「……感情を抑えられなかった?」
夏凜からの問いに頷く竜。
「改虎も…竜の気持ち、分かってると思うわ。きっと。」
T-レックスフルボトルが、仄かに光った。
◆
「俺は竜の親友失格です……アイツだって、俺の事心配してくれてるのに……いっつも迷惑かけて……最悪だ。」
拳を握り締め、俯く改虎。複雑な感情が頭を支配する。
その目には、未だ迷いがあった。
「そんな事ないよ!」
「……え?」
友奈が叫ぶ。それは正真正銘、本物の心からの叫びなのだろう。
親友がいる者同士だからこそ、言えるのだ。
「竜君は……確かに、さっきあんな事言っちゃったけど、それって改虎君を信頼してるから……じゃないのかな?」
「……………。」
何も言えない改虎。
少し、頭の中が晴れた気がした。
◇
とある高架下。そこに、二人の少年が相対する。
「……竜、ごめん。俺、竜の気持ち全然分かってなかった。」
「………あぁ。」
「正直言って、俺は竜の事全然分かってないのかもしれない。だから、三条竜___________。」
「決闘を申し込む!」
高らかに宣言する。
対する竜は__________笑っていた。
まるでこうなる事を分かっていたかの様に。
「面白れぇ!良いだろう!その決闘、受けて立つ!」
そのころ高架の柱の陰では。
勇者部が固唾を飲みながら様子を伺っていた。
「大丈夫かな?改虎君と竜君、ケンカしそうだよ?」
心底心配そうな口調で見つめている友奈。
しかし、心配する必要はない、と友奈に答えるのは銀であった。
「だーいじょうぶだって、友奈!友情を確かめ合うにはあー言うのが一番なんだからさっ!」
「うーん……。」
いまいち納得出来ない友奈。
そして、ついに決闘が始まろうとしていた__________。
◆
『Orca!』『StunGun!』
『BestMatch !』
『Are you ready?』
スナップライドビルダーが形成され、改虎がショートボクシングの様なポーズを取る。
それは、さながら強敵の前に立ったヒーローの様に。
『ShutKaiser!』
『Are you ready?』
こちらにもスナップライドビルダーが形成され、竜は肩を軽く回した後、拳を掌にぶつけ、改虎と同じポーズを取る。
それは、さながらヒーローの前に立ちはだかる強敵の様に。
「「変身!!!」」
二人の声が、重なった。
『電閃のオーシャンキラー!オルカサンダー!Yeah!』
『Reborn Up King!Get ShutKaiser!Yeah!』
◇
「はぁぁぁーっ!」
まずは改虎が右腕に装着されたシャチ型の三ツ又の槍・オルカトライデントを構えながら竜に突っ込む。
オルカサンダーフォーム。
複眼はシャチとスタンガンで表されている。
青と黄色の配色をしたフォーム。地上戦も得意だが、水中では無双の強さを誇るフォーム。
三ツ又の槍・オルカトライデントは、スタンガンハーフボディの『CRSエレクトリックショルダー』の機能で電気を流し、攻撃力を高める事が出来る。
「ッ!」
その突撃を、竜はノーブルシャッターで受け止める。
勢いでふっ飛ぶが、その最中にグリップエンドを二回引っ張る。
『Finale!Finale!』
『JurassicBreak!』
「でりゃあぁぁぁーーー!」
T-レックス型のエネルギーを飛ばす。
それをオルカトライデントで弾くが、少々ダメージを受ける。
「グッ……やるじゃねぇか、竜。なら!」
『Elephant!』『Heater!』
『BestMatch!』
『Are you ready?』
灰色と赤のハーフボディが生成される。
「ビルドアップ!」
『高熱のメガトンファイター!エレファヒート!Yeah!』
「おぉっ、重心が……。」
エレファヒートフォーム。
複眼は象の顔と、ヒーターの本体と温風で表されている。
右腕の巨大な象の足を模した『メガトンエレファントアーム』と左肩のヒーター型ショルダーアーマー『CRSヒートバーストショルダー』が特徴のフォーム。
右腕のパンチ力は47.3tと、驚くべき力だが、熱を加える事によって性能は上昇し続ける。
また、熱の力を使うフォームにボイラーチーターがあるが、あちらはスピードと火属性重視。
こちらは防御力とパワー、熱を重視したフォームである。
「オラァッ!」
竜が飛び蹴りを仕掛ける。
が、メガトンエレファントアームによって防がれる。
「硬っ!?」
「ふふふ、ソレッ!」
予想以上の防御力に驚く竜。
その隙に、左腕で竜を投げ飛ばす。
「いってぇ……よーし、お前がそう来るなら、俺だって策はあるんだぜ?」
「え?」
竜が取り出したのは、
「さーてと、反撃開始だ!」
のわゆ読破しました………。
あんタマころしたスコーピオンもう許さねぇからな~?
という事でヴェノムリークぶっ潰してきます。