砲流改虎は仮面ライダーである   作:シュワルツシルト半径

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氷川君が香川県を謎肉県にしようとしてるので初投稿です。
氷川ォ!やめルルォ!うどん県だズォ!ヴォイ!
香川県ォ!逃げルルォ!

ちなみに作者の推しは球子ちゃんです(鋼鉄のブルーウォーリアー)
あとカズミン


第25話「偽りのフレンドシップ」(後編)

 

◇

 

「うし!先ずはコイツだっ!」

 

ノーブルシャッターに蝦蛄フルボトルをセットする。

 

『KaiserTurn!』

『Finale!Finale!Finale!』

 

「ハアァァ……。」

 

恐竜の咆哮が混じった荘厳な待機音が鳴り響く。

気合いを溜め、ノーブルシャッターを構える。

ノーブルシャッターの回りに蝦蛄のオーラが現れ始める。

 

『CretaceousBeast!』

 

「オリャアァァァッ!」

 

ノーブルシャッターを突きだし、蝦蛄のエネルギー体を改虎へ突進させる。

渾身の一撃は流石のメガトンエレファントアームも防ぎきれず、吹き飛ばされる。

 

「こうなったら……コイツしかねぇな!」

 

藤色とオレンジ色のボトルを取り出す。

妖怪フルボトルのムジークフルボトルだ。

 

『YOKAI!』『Musik!』

『BestMatch!』

『Are you ready?』

 

「ビルドアップ!」

 

『不気味なオーケストラ!ホラームジーク!Yeah…』

 

ホラームジークフォーム。

複眼は妖怪の爪と、指揮棒で表されている。

妖怪の不可解な力と、ムジークの音の力で敵を翻弄するフォーム。

 

「さぁ、オーケストラを始めようか!ハァッ!」

 

改虎が右腕を翳す。

すると、改虎が7人に増えた。

七人ミサキの能力である。

 

「まじかよ!ズルいぞ!」

「うるせぇ!」

 

7対1、圧倒的に竜が不利だ。

が、竜は諦めない。何か策があるのかと思った改虎であったが_________。

 

「だったら……一気に倒す!」

 

『Ready Go!』

『DynamicFinish!』

 

その場から動かず、回し蹴りをする。

やはり竜は力技が似合う、と思う改虎であった。

 

「グアァァァッ!」

 

分身が倒され、残った本体を叩かれる。

竜は追い討ちと言わんばかりにリボルバーフルボトルをノーブルシャッターにセットし、グリップエンドを引っ張る。

 

「友よ、最後の時だ!」

 

『Finale!』

『CambriaBeast!』

 

銀色の銃弾が発射され、改虎を撃ち抜こうとする。

しかし、その時に改虎はそこに居なかった。

これには流石の竜も困惑する。

 

「どこ行った!?」

「ここだ!」

 

竜の真上から声がする。

 

クラッシュ・トライアルフォーム。

クラッシュもビルドと同じくトライアルフォームに変身できる。

現在のトライアルフォームは、ワシ車庫。

複眼はワシの顔と車庫のシャッターで表されている。

ワシの高速飛行能力と、車庫の攻撃吸収能力が合わさった、長期決戦タイプ。

 

「空飛ぶなんてズルいだろ!こっち降りてこいよ!」

「断る!」

 

空からの攻撃に、為す術がない竜。

たが、ある事に気付く。

高架下なので改虎が低空飛行しか出来ないという事だ。

シャットのジャンプ力は一飛び約50m。

つまり________。

 

「届く!」

「うおっ!?」

 

竜に捕まり、地面に落下する改虎。

 

「どうやら………後は必殺技で決着を着けるしかないようだな。」

「だな。よっしゃ、行くぜ!」

 

タイガーキャノンへビルドアップし、ボルテックレバーを回転する改虎。

同じく、竜もボルテックレバーを回転する。

 

『『Ready go!』』

 

『VoltexFinish!Yeah!』

『DynamicFinish!』

 

「とりゃぁあああーーーーっ!!!」

「オラァアアアッ!」

 

二人の声が響く。

エネルギーがぶつかり合い、火花が散る。

 

そして、この勝負の勝者は_______。

 

◇

 

相討ちとなった。

だが、彼らの顔は清々しかった。

 

「ハァ……ハァ……やっぱ強ぇわ、改虎。」

 

「………お前こそ、強くなってんじゃねぇか。でもやっと_________。」

「お前の事が分かった気がする。少しな。」

 

「いや少しだけかよっ!」

 

竜がツッコミを入れる。

 

「ま、何はともあれ……改めて、これからも宜しくな、竜。」

「あぁ、宜しく、改虎!」

 

友情を確かめ合う様に拳を合わせる。

ところで、一連の様子を見ていた友奈と銀はというと。

 

「うぅ………いい話だなぁー…グスッ……。」

「ホントに……あー、目から汗が……。」

 

◇

 

夏の日差しが照り付ける8月。

そんな空の下、運動部が汗を流しながら精一杯部活に励んでいる。

 

「よーし!行くぞー!えいえい!」

「おー!」

 

サッカー部の練習試合。そこに竜が駆り出された。

運動神経が格段に良い竜は、頻繁に運動部の助っ人として呼び出される。

因みに竜と改虎は、元々はバスケ部であった。

 

そして、竜に与えられたポジションは_______ゴールキーパー。

ゴールを守る、最後の砦である。

 

「しゃっ!やってやんぜ!」

 

試合開始から十分程経った所だろうか。

竜のチームのゴールに、ボールがシュートされる。

が。

 

(あれ?止まって見えるぞ?まさか____樹海化!?)

 

次の瞬間、辺りは樹海と化した。

 

◆

 

「どうなってんだ!?」

 

あまりに唐突な樹海化現象に、狼狽する改虎。

転生する際、神(を自称する者)に多少の誤差はあると聞いてはいたが、さすがに原作から離れすぎている。

だが、樹海化してしまった以上、バーテックスを倒すしか方法はない。

 

だが、向こうに見えたのは、竜が仮面ライダーへ覚醒した際に出現した人型バーテックス。

その時から数は減り、三体しか現れていない。

 

「改虎君!」

「友奈先輩、多分アイツら、前のと同じ奴です!早く倒しましょう!」

 

友奈と改虎が、それぞれ変身しバーテックスへ向かって行く。

その途中で、全員と合流する。

 

「青いヤツ……アイツ先に倒した方が良さそうだな。」

「弓持ってるから遠距___って危なっ!」

 

いつの間にか近付いてきていた乙女座の人型バーテックスに攻撃されかける銀。

休む間もなく、蟹座の人型バーテックスが反射した射手座の矢が勇者達を襲う。

 

「これじゃ近付けねぇ!あのコンビ厄介だな!」

「だったら防御力高めればいいだろ!」

 

『Elephant!』『Heater!』

 

「ビルドアップ!」

 

『エレファヒート!Yeah!』

 

「銀先輩!俺がヤツの攻撃を引き受けます!その隙に、部長と一緒に攻めて下さい!」

「それって…改虎がダメージ受けちゃうじゃん!」

「そうよ!部員を危機に晒すなんて、部長としても容認出来ないわ!」

「大丈夫です!今の俺、超硬いので!」

「…………分かったわ。銀!行くわよ!」

「……了解!改虎、頼んだ!」

 

銀と風がバーテックスに向かって行く。

バーテックス達は、風達に狙いを定める。

が、改虎にスレイクラッシャーで撃たれた事で、改虎に狙いを改める。

 

「こっちだ!」

 

射手座が改虎に矢を放つ。

複数展開された反射板が、死角からも改虎に襲いかかる。

しかし、その矢は改虎に届く事は無かった。

 

「改虎一人じゃ寂しそうだったからな!助太刀してやる!」

「……へっ、最高だ!」

 

竜と背中を預け合う。

改めて友情を確かめ合えたから完全に信頼しあっている。

再びスマホを取り出し、残りの部員に指示を出す。

 

「東郷先輩と樹は部長達の援護をお願いします!」

「分かったわ。」「分かったよ!」

「友奈先輩と夏凜先輩は追撃を!」

「OK!」「了解!」

「竜、あの弓矢野郎倒しに行くぞ!」

「おう!」

 

的確な判断を飛ばし、バーテックスを追い詰めていく。

そして、風と銀がバーテックスを斬る。

 

「「喰らえぇーーっ!」」

 

渾身の一撃を喰らわせる。

バーテックス達も即座に反撃しようとするが、樹と東郷の援護で失敗する。

そして、友奈と夏凛が追撃し、撃破。

 

『『Ready Go!』』

『VoltexFnish!』『DynamicFnish!』

 

「とりゃあ!」「オラァッ!」

 

残る射手座のバーテックスを必殺技で倒す。

 

「おぉ、すげぇな、ホントに倒せちまったよ。」

「戦略考えるのは得意だからな。」

 

樹海化が解除され、元に戻っていく世界。

そんな中、改虎達を見つめる者が居た。

 

「へぇ~、あれがスタークさんの言ってた勇者と仮面ライダー、ねぇ。」

「予想以上に厄介そーだな。」

 

◆

 

部活動後、かめやに寄る勇者部。

店内には、ツナ義ーズの曲が流れていた。

 

「いや~、改虎が指示飛ばしてくれなかったら今頃、私達どうなってたんだろうなー。」

 

かめやでうどんを啜りながら、銀がそう言う。

竜は相変わらずのプロテインうどんである。

 

「というより、改虎の作戦立案能力が高い事が意外だったわ。」

「ちょっ、意外ってどうゆー意味ですか?!」

 

夏凜の放った言葉に改虎が食い付く。

と、仕事中の惣一郎がちょっかいを出す。

 

「いや~、二人共、すっごいラブラブなアベックにみえますねー。」

「「!!??」」

 

突然のからかいに、改虎は飲んでいた水を真上に吹き出し、夏凜はむせる。

 

「ハァ…ハァ…いきなり何言い出すんですか惣一郎さん!?」

「そうですよ!ホントに驚きましたから!」

 

「ハハッ、すいませんすいませーん。」

 

絶対に心が籠っていない謝罪をした後、仕事に戻る惣一郎。

その後も、先程の影響か、改虎と夏凜は一切目を合わせずにうどんを食した。

惣一郎の犯した罪は重い。

そう感じた竜であった。

 

◇

 

「これでバーテックススマッシュのデータ集めは完了だ……。」

 

スタークが口許を歪ませる。

仮面の下で分からないが。

 

壁に備え付けてある丸(・)い(・)パ(・)ン(・)ド(・)ラ(・)パ(・)ネ(・)ル(・)から、ボトルを一つ抜き、装置に装填する。

その装置の中には、星屑が一体入っていた。

 

「さぁ、破滅を始めようかァ!」

 

狂った様に笑うスターク。

血にまみれた茎は、確実に勇者達に近付いていた。

 

 

 

 




因みにライダー組が良く助っ人に呼び出されるのは
改虎→文化部(主に科学)
竜→運動部
です。

後改虎は夏凜ちゃんとラブラブなアベックと言われて嬉しかった模様。
黒塗りの高級車に追突しろ。
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