今回竜がまた覚醒します。
「仮面ライダークラッシュである俺、砲流改虎達勇者部は、突然現れたバーテックススマッシュ達と戦闘を開始する。だが、レオが仲間のバーテックススマッシュを吸収し、パワーアップしてしまう。そして、辺り一面を焼け野原へと変え……!」
◆
「殲滅、開始。」
焼け野原と化した樹海で、装甲を纏ったレオが宣言する。
今まで言葉を発する事がなかったバーテックスが口を開いた事に驚く勇者部。
「しゃ、喋った!?」
「意味分かんねぇ、どうなってんだ?」
が、その驚きはすぐに恐怖へと変わる。
気が付くと、レオが竜を片腕で持ち上げていた。
あまりの出来事に、思考が一瞬止まる。
「………え?」
投げ捨てられ、ぐったりと倒れる竜。
呼吸はしているが、意識がない。
「ちょっと!竜!大丈_____改虎!?」
風が言い切る前に、改虎が飛び出す。
親友を傷つけられ、いてもたっても居られなくなったのだろう。
「……今すぐ土に還してやる。」
「フン、愚かな人間が。我々に楯つく気か。実に面白い。」
いつもの改虎からは想像もつかない冷酷な口調。
それすらも、レオは嘲笑う。
自分達が頂点に立って居るかの様に。
人間を取るに足らない物と見下す様に。
「仕方ない、力の差という物を見せなければならないか……。」
呆れた口調で改虎を睨み付けるレオ。
そしてその場からいなくなったかと思うと、改虎を地面へ叩きつけていた。
「カハッ……。」
「クズが。これが力の差だ。」
改虎を見下し、蹴り飛ばす。
得体の知れない力に、恐怖する勇者達。
だが、友奈と銀は違った。勇猛果敢にレオへ立ち向かって行ったのだ。
「「はああああああっ!」」
「
レオは歯牙にもかけず、回し蹴りで友奈と銀を吹き飛ばす。
「ぁ……。」
「ガッ………。」
「友奈ちゃ_____!」
東郷がそこまで叫んだ時、レオは膝蹴りを入れていた。
有り得ない、どうなっているのだ、といくら思考しようと、答えは出なかった。
◇
「ん……あ……?」
竜が暗闇から目を覚ます。
身体の所々が痛む。が、竜には目に映った光景が、それ以上の衝撃を走らせた。
(改…虎……?!)
親友の改虎が倒れているのだ。
さらに辺りを見回す。
(友奈先輩…?銀先輩!?東郷先輩まで___!)
勇者部の仲間が倒れているのだ。
そして今、風と夏凛が火球で一蹴された。
(嘘、だろ。こんな事って……!)
そして竜は気付く。レオが樹を狙っている事に。
体を動かそうとしたが、痛みで立ち上がる事すら出来ない。
(また、助けられねぇのかよ…!)
父親が消滅してしまった事を思い出す。
あの頃はスタークへの憎悪で頭が支配されていた。
ただスタークへの復讐を考え、暴走する事さえあった。
しかし、改虎が、勇者部の皆が、それを変えてくれたのだ。
その大切な勇者部を、今まさに壊されようとしている。
(……んな。)
竜が立ち上がる。淡く体が黄金に光る。
(……けんな。)
黄金の光が強くなり、粒子が漂う。
そして、竜は吠える。
「ふざけんなァーーーーーッ!」
衝撃波を放ち、樹を手に掛けようとしていたレオを怯ませる。
これには流石のレオも驚愕する。
「何…?あれ程いたぶってやったのに、何故動ける?」
「うるせェーーー!!!」
さらに竜は吠える。
正義の炎を燃やし、吠える。
レオへと走り、金色のエネルギーを纏ったストレートパンチを繰り出す。
油断し、仁王立ちするレオ。
「フッ、この程度の攻撃など取るに足らな______ガァッ!?」
「ドラァァーーーッ!」
だが、その油断が命取りだった。
竜の渾身のストレートパンチをモロに受けてしまう。
次の瞬間、シャットカイザーがドライバーから外れ、変身が解除される。
そして、竜の手にボトルが握られた時、ボトルが変化した。
金色のクリアモールドボトルと、T-レックス、トリケラトプス、ステゴサウルスが融合した様なキメラが描かれたエングレーブ。
そして、「D/F」と表記されたキャップ。
「覚悟決めろよゴラァ……!」
シャットカイザーを拾い、ダイナソーフルボトルを挿す。
すると、シャットカイザーも形状と色が変わる。
頭部はTレックスにトリケラトプスの角、上部や尻尾にステゴサウルスの
『Roar up!』
『ShutKaiserQuake!』
地響きと恐竜の咆哮、独特な機械音が混ざった待機音が鳴り響く。
『Are you ready?』
「……変身!!!」
『Roar up Kaisers!Get KaiserQuake!Yeah!』
今ここに、仮面ライダーシャットクエイクが現界した。
◇
「何だその姿は!?」
新たな竜の姿に、レオが驚愕する。
頭部のフリーズエヴォレックスはグランドエヴォダイナーへ。
シャットの首回りを覆っていたレックスガードスカーフはダイナライドレイザーへ。
両腕のレックスラッシュアームは、それぞれ、右腕はステゴブレードアームへ、左腕はトライセラホーンアームへそれぞれ変化。
各所に存在していたブリザードダウンクレストは消滅。
進化前のシャットとは似ても似つかない姿となった。
「……ハァッ!」
レオへ跳躍し、トライセラホーンで貫く。
その後も、パンチのラッシュを浴びせ続ける。
さらに、レオを片腕で持ち上げ、ふっ飛ばした。
「デリャアアッ!」
「グッ…!ならば……。」
高速移動し、竜の懐に入るレオ。
しかし、それすらも竜に防御され、膝蹴りを入れられてしまう。
「何っ!?」
「今の俺は___」
竜に強く蹴り飛ばされるレオ。
圧倒的な力と威圧感の前に、精神が折れかける。
「___勝利しか見えねェーッ!!!」
ボルテックレバーを回転する竜。
拳を掌にぶつけ、気合いを入れる。
もうレオには、反抗する力すらなかった。
『Ready go!』
竜の背後に恐竜型エネルギーの大群が現れた。
そのエネルギーを纏い、レオへ飛び蹴りを喰らわせる。
『QuakeDynamicFinish!』
「オラアアアアアア!!!」
「馬鹿な!この…我々がァァァ_____ッ!!!」
断末魔を上げ、消滅するレオ。
人類を見下し、自身こそが頂点だと高をくくった怪物は、人類に敗北したのだ。
そして____樹海が元の世界へ戻って行った。
はい、竜がパワーアップを遂げました。
シャットクエイク、名前はカッコいいですよね。
さぁ、次回か次々回でゆゆゆアニメ一期時点が終了します。
園田先生は戻ってくるのでしょうか?
新たなライダー、敵も登場します。
お楽しみに!
お前が勇者部顧問に戻らないのは勝手だ。
けどそうなった場合、代わりに顧問を引き受けるのは誰だと思う?
____三条だ。
アイツはお前がヴェノムリークだった事に負い目を感じているはずだ。
だから、お前が戻らなきゃ自分から顧問になるだろう。
けど、今のアイツは教員免許を持っていない。
そうなれば、讃州中学のヤツらはよってたかってシャットを責める。